地縛記憶2: 京都、地脈の乱れ(第40回)
「いえ、それは分かりません。 ただ、犯人は、忍者の装束を身につけ、そのドアから入って来ると、素知らぬ顔で、二人の茶碗に毒物を入れて、同じドアから、外へ出ています」 佑太の細かい説明に、毛利の顔に、驚きの色が浮かんだ。 「先生、そんな、犯人が幾ら忍者みたいに行動したとしても、害者の眼の前でそんな大胆なことが出来ますか?」 「いえ、二人はその時、この部屋にはいなかったのです」 「いなかった?」...
View Article老黄CD 梁 烏
周樹人先生に捧げる 朱塗りの入り口の「好新村酒家」では、水がたたく音の後に歓声があがっていた。 珠江の河口に養殖池を持つ特約の漁業公司から、金褐色の甲羅を持つ亀が遂に入荷した。誰もが手にとって鈍く光る甲羅をなぞっている。料理長の蔡はさかんに肛門を突ついて臭いを嗅いでいた。...
View Article261-22 .昔の人は健脚やな〜 〜「 銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)」を読了 #感想部 #rvpl
天満天神繁昌亭 / Kentaro Ohno (年間50冊の進捗 50冊/365日×262日目(9月19日)ー22冊目=▲13.89冊)#mhks(本) 銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)作者: 高田 郁出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2010/08/05メディア: 文庫 ☆この夏、大阪の本屋さんでは、この本が大量に積まれていました。...
View Article●2013英国の旅(7) 2日目(エディンバラ市街)ロイヤル・マイル2
前回も、メイン通りであるロイヤルマイルでしたが、 今日はこちらを少しだけ歩きまして、エディンバラ城へ向かいます。 ひたすら撮った景色の写真のご紹介。 エディンバラ城に向かいます 再びScottish Central Library(推定)。 何か、ハウス食品の世界名作劇場なんかで 「無機質な都会の街中」とかで出てきちゃいそうな、 地味さです…。...
View Article約束の花嫁 (パトリシア・ウィルソン) R-0975
ハーレクイン・ロマンス R975 著者 パトリシア・ウィルソン 訳 三好 陽子 発売日 1993年1月20日 ページ数 156ページ ISBN 483350975X 内容 ジェイムズ・サンダスン------自信に満ちた冷酷無敵の支配者だ。 父の共同経営者だったが、ビジネス界で彼を知らない者はいない。...
View ArticleC.M.B.森羅博物館の事件目録(3)
C.M.B.森羅博物館の事件目録(3) (月刊マガジンコミックス)作者: 加藤 元浩出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/08/17メディア: コミック 前回「C.M.B.森羅博物館の事件目録(2)」 (月刊マガジンコミックス)の感想をアップしたのは今年の7月25日(リンクはこちら)。 「C.M.B.森羅博物館の事件目録(1)」...
View Article心に響く
太宰治の「人間失格」を読みました。青空文庫で。先日「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読んでいる最中に、何かに語り口が似ているなぁとこの「人間失格」を思い出して久しぶりに再読しました。前から子どもの頃のエピソードの描写が好きでしたが、今回は大人になってからの描写もかなり心に響きました。なかなかすごい本だなと改めて思いました、やはり長年読み継がれるものはそれなりの良さがあるのだと思いました。物語の内容も...
View Article「差別語からはいる言語学入門」 : こういう見方もあるのかと納得させられることばかり
★ あらすじ差別語糾弾運動に違和感を覚えた著者は、言語学の観点からこの課題を問いなおすことを思い立つ。その運動は、ある大学教授が教授会を批判するのに「教授会は特殊部落である」と雑誌に書いたことがきっかけで起こった。雑誌は自主回収となる。それ以降、メディアは「差別用語集」を作り、"対応"するようになる。...
View Article今日の到着(購入)記録(新刊)
hontoから予約本&購入本が届きました。 四月は君の嘘(7) (月刊マガジンコミックス)作者: 新川 直司出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/09/17メディア: コミック ボールルームへようこそ(5) (月刊マガジンコミックス)作者: 竹内 友出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/09/17メディア: コミック ゴールデン・デイズ 1 (白泉社文庫 た 8-10)作者:...
View Article『ガソリン生活』伊坂幸太郎
ガソリン生活作者: 伊坂 幸太郎出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/03/07メディア: 単行本 望月家の兄弟は、偶然女優の翠を車に乗せることに。その翌日、彼女は交通事故で亡くなるが、その事故は不可解なもので…?物語の語り手は、望月家の愛車・デミオ。デミオから見た人間たちの刺激的な日常を描く。楽しかった―!...
View Articleりすの本446
本日の栗鼠。菓子袋に描かれたリス。 りすの本第446弾。りすが主役の本。絵本。 くいしんぼのりす 平田良一作 いもとようこ絵 金の星社 いきなりネタバレ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ くいしんぼのりすがうさぎにからかわれねずみに エサを横取りされ、森を追われ、向こうの森でオコ ジョに狙われモモンガと仲良くなり、また元の森に 戻って木の実を集め、あたたかい巣できのみにう...
View ArticleDas Allgemeine und Besondere fallen zusammen: das Besondere ist das...
491. Das Allgemeine und Besondere fallen zusammen: das Besondere ist das Allgemeine, unter verschiedenen Bedingungen erscheinend. (Johann Wolfgang von Goethe...
View Article燃えろ!新日本プロレス 2013年 9/26号
シリーズ延長第1号は厳選リクエスト特集。 1974年4月26日 猪木VS坂口 ワールドプロレスリング初代オープニング収録。 猪木のウラカン・ラナが珍しい。 初対決は柔の猪木、剛の坂口といった印象。 坂口のパワーが際立っていた。 1977年10月25日 猪木VSチャック・ウェップナー 猪木はオープンフィンガーグローブを着用。 飛び込みながらの左フックが時々ヒットする。...
View Article東雅夫編『おばけずき 鏡花怪異小品集』(平凡社ライブラリー)
恐がりのくせに怖い話大好きでおなじみ泉鏡花の、怪異にまつわる小品ばかりを集めた一冊です。小説に限らず随筆・談話・さらにこの中のどれとも言いがたい百物語部門まで設けられています。...
View Article夏目漱石 月が綺麗ですね 返し
夏目漱石 月が綺麗ですね 返し 9月19日は中秋の名月です。 1年で一番月が綺麗な夜は、今年も晴れました。3年連続して晴れになったそうです。 かつて小説家・夏目漱石は「I love you」を「月が綺麗ですね」と 和訳しました。とてもロマンチックな訳だと思います。 正確には夏目漱石が英語教師をしていたときに、「I love you」を 生徒が「我君を愛す」と訳した時に、...
View Articleハゲタカ
「ハゲタカ」 真山仁 (講談社文庫) 「ハゲタカ」と呼ばれる外資系ファンドの、鷲津政彦の活躍を描いた物語です。 2007年にNHKがドラマ化して、社会現象化した作品です。 2006年に講談社文庫から出ました。現在、新装版が出ています。 「ハゲタカⅡ」「レッドゾーン」と、続編も文庫化されています。 新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)作者: 真山 仁出版社/メーカー: 講談社発売日:...
View Article中国が沖縄を奪う日
中国が沖縄を奪う日 (幻冬舎ルネッサンス新書)作者: 惠 隆之介出版社/メーカー: 幻冬舎ルネッサンス発売日: 2013/08/29メディア: 新書 第一章 すでに70%完了している!? 中国の沖縄略奪計画 第二章 つぎつぎと伸びてくる侵攻の触手 第三章 中国はなぜ執拗に沖縄を手に入れたがるのか? 第四章 習近平に操られる沖縄の親中派 第五章 沖縄戦後史のウソ 第六章 知られざる沖縄の“親中”ぶり...
View Article第【序】章 with 【ドビュッシー「月の光」】
Debussy "Clair de Lune" ドビュッシー「月の光」 http://www.youtube.com/watch?v=jEc_r33ODos&feature=relatedドビュッシー:ピアノ作品集アーティスト: アース(モニク),ドビュッシー 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン 発売日: 2000/06/21 メディア:...
View Article脳のなかの天使
『脳のなかの天使』 V・S・ラマチャンドラン(神経科学) 角川書店(2013) 原題:The Tell-Tale Brain: A neurosientist's quest for what makes us huamn (お話する脳:ヒトをつくるものを求める神経科学者の探究) 生物学ではなにごとも、進化の光に照らさない限り、意味をなさない。ドブジャンスキー Nothing in biology...
View Article仕事休んでうつ地獄に行ってきた
元日本テレビアナウンサーの丸岡いずみさんが「ミヤネ屋」出演でうつ病の苦しさを語るのを見た。 番組的には、今日20日に発売となる丸岡さんの自伝本の、まあプロモーション絡みの企画だったんですが、見ていて思わず引き込まれてしまいました。 「震災うつ病」とのことで、当時の被災地取材でのストレスが原因らしい。 心身に異変を感じ、やがてうつ病と診断されて日テレを退社するまでの苦悩。。。...
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