- 作者: 伊坂 幸太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/07/30
- メディア: 単行本
あらすじ
『死神の精度』で活躍した「千葉」が8年ぶりに帰ってきました!
クールでちょっととぼけた死神を、今度は書き下ろし長編でお楽しみください。
(amazonより)
まさか死神シリーズが再び読めるとは思っていなかったので
続編がでて嬉しかったです!!
娘を殺された親の話、と聞くと重い雰囲気の話を思い浮かべますが、
この作品は死神の千葉さんが人間とはズレた答えをすることで
重くなり過ぎない良い雰囲気を出していたと思います。
それなのにズシっとくるところはきちんとズシッとくる。
編集者が言った扇子から刀ではなく、刀から扇子(だったかな?)」という台詞と
看護師に刺された医者の話が印象深かったです。
「そんなことを言ったら怒るってことも想像出来ないの?」という人いるもんなぁ・・・と。
社会の理不尽にちょっとだけ痛い目を見せてくれる
すばらしい作品だったと思います。