ストレイヤーズ・クロニクル ACT-3 著者:本多孝好 点数:70 三部作の最終話(と思われる)。というのも、ラストがはっきりしないから。 一話目では、敵だったアゲハが今作では仲間になり、 依頼主(オーナー)だった渡部はラスボスになった。 この流れがキチンと説明されていれば納得感もあるが、 当初の方向性を見失っているように見えるので、これが目的地だったのかどうかがわからない。 また「渡部を倒せばすべてが収まる」というなし崩し的なオチもイマイチ。 だったら初めから渡部をやっつけてれば良かったじゃん、と思わずにはいられない。 そして「主人公以外は皆死んでいく」というお決まりの展開にもため息。 せっかく良い設定、良いイラストを配していて、 本多孝好の看板シリーズになりそうな気配があっただけに、とても残念。
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