グッドルーザー球磨川 著者:西尾維新 点数:70 「めだかボックス」という少年漫画のノベライズ。 そもそも本体を知らないので、純粋に単体小説として読んだ。 「行為をなかったことにできる」、「相手を意のままに操れる」など、 固有のスキルを持った高校生が、強大な力を持つ神のような存在を相手に、 それほど緊迫感のないゲームを繰り広げるという、いかにも西尾維新らしい話。 前半(上巻)は知的ゲームな展開で面白かったのだが、 後半(下巻)はキャラの個性で魅せようとする展開だったので、 漫画版を知らない読者にとってはイマイチ。 主人公とヒロインの掛け合いは面白かったが、漫画を読みたいと思わせるほどでもなかった。
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