ビブリア古書堂の事件手帖4 著者:三上延 点数:75 謎のベールに包まれていた栞子さんの母親がいよいよ登場。 栞子さんと、本に纏わる謎解きバトルを繰り広げる。 これまでの評判どおり、本に関する絶大な知識を披露するのだが、 その力量たるや、あの栞子さんを翻弄してしまうほど。 結局、栞子さんが勝利をおさめるのだが、物語を盛り上げるための、よき悪役となっていた。 その他にも、これまでの話を今作の伏線として巧く使っていたり、 最初からよく考えられた構成になってる点に感心。 あとがきに「そろそろ後半戦」とあったが、まだ半分も残っているというのは嬉しい限り。 個人的には、大輔くんと栞子さんの恋愛話に偏らないことを祈る。
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