久しぶりの鬼平復活! 今回は、読む前から後ろの釣り書きを読んで大爆笑!! これは、絶対に面白い!と確信。 現に朝の通勤電車で笑いをこらえるのが必死であった・・・。(笑)
平蔵の部下である木村忠吾が行方不明になった。 平蔵たちは必死に探すが・・・なんと男色の侍によってさらわれてしまった!? 自身にさえ腰を抜かしてしまう弱虫の同心が、妻を殺されて自分の命を懸けて敵を討とうとする。 盗めを密告してまでも、息子を守りたいと必死だった母。 盗人でありながらも、実の父の店に入ろうとする盗人から父を守りたい・・・そんな盗賊の話。
今回も本当に面白くって、あっという間に読んでしまった。 特に、忠吾が男色の侍にさらわれる『男色一本饂飩』は、本当に大爆笑で、その男色の侍の様子を表す文章を読んだとたん、まさに『保毛尾田保毛男の保毛太郎侍』を思い出してしまい、一日中保毛太郎がぐるぐるしてしまいました(爆笑)。 ( ̄ω ̄;) だって、どう考えても、保毛田でしょう?! (これがわかる人は同世代ですね・・・)
「濃い眉毛、隆く(たかく)ふとやかな鼻、厚い唇、やさしげな細い眼。 そして髭を剃ったばかりの頬からあごにかけて青々と絵具を刷いたように見えるのは、よほどに毛深い体質なのであろう。」(P10より引用)
まさに保毛男でしょ!?!? もう電車の中で笑いをこらえるのに必死でした。 時折泣きそうになるのをこらえるのも大変だったけど・・・。 いやはや、本当に面白く楽しませていただいた。
既に続きに入っております。 今回も5冊連読したいものである。
おススメ度: ☆☆☆☆☆ 特に『男色一本饂飩』は10個つけてもいいくらい!