Quantcast
Channel: So-net blog 共通テーマ 本
Viewing all 53333 articles
Browse latest View live

1コマ漫画誌「EYEMASK」47号完成 HPにて発売開始

$
0
0

eyemask47hyoshi.jpg 弊社発行の1コマ漫画誌「EYEMASK」47号が完成し、下記にて、発売を開始した。 蒼天社ホームページ発売開始頁 http://www002.upp.so-net.ne.jp/sohtensya/eyemaskshinkansyokai.htm 1コマ漫画誌「EYEMASK」47号 内容(敬称略) 特集 はせべくにひこ 特集 復活 蓮見旦 巻頭 多田ヒロシ 漫画執筆者(掲載順) 二階堂正宏 所ゆきよし 矢野徳 モロズミ勝 タッド星谷 西田淑子 坂井せいごう 森本清彦 マッド・アマノ 橋本勝 クミタリュウ 相澤拓 高木ひとし 倉田新  評論執筆者(掲載順) 小野耕世-マンガ家たちと中国・ハルピン旅行 竹内オサム-戦前漫画と戦後ストーリー・マンガの影響関係-四コママンガの重要性- 水野良太郎-「マンガ」とは何か 再論「カートゥーン」と「カトゥーン」趣味的分類なら人の数ほどの呼称が必要 小山昌宏-今、「原発マンガ」に触れ、語ることの意味 私たちは無常観を乗り越え、現実社会と向き合う力を育んでゆけるだろうか? 長谷川久子-漫画太腕繁盛記7エターナルシティ『永遠の都』 投稿漫画執筆者(掲載順) 佐藤忠史 のざわゆきお 酒井芳徳 短詩執筆者(掲載順) 来空 市原虎児 木村昭佳 野谷真治 ISBN978-4-921214-18-0 C0079 ¥1000E A5判/174頁/定価 本体1000円+税 ◆下記へ、ご注文下さい。 発行・蒼天社  〒259-0124 神奈川県中郡二宮町山西854 TEL&FAX 0463-72-6601 郵便振替 00290-4-24104 蒼天社 sohten@abox23.so-net.ne.jp http://www002.upp.so-net.ne.jp/sohtensya/ 発売開始頁 http://www002.upp.so-net.ne.jp/sohtensya/eyemaskshinkansyokai.htm ◆書店からのご注文 発売・開発社 〒170-0005 東京都豊島区南大塚3-44-4
TEL:03-3983-6052 FAX:03-3983-7678 直販書店には、今週から、届ける予定です。 富士山マガジンサービス等の登録は、順次行ないます。 よろしくお願いします。


冴えない彼女の育てかた5巻&ドラマガ連動特典 小冊子

$
0
0

n2271.JPG
ドラゴンマガジンと冴えない彼女の育てかた5巻の同時購入特典の小冊子 とらのあなにて

ファウスト博士

$
0
0

 「ファウスト博士」 トーマス・マン作 関泰祐・関楠生訳 (岩波文庫)  ある文献学者が語る、天才作曲家アドリアン・レーヴェルキューンの物語です。  トーマス・マンの晩年の傑作で、亡命先のアメリカで執筆されました。  現在、岩波文庫から出ています。初版は1974年。  もともと1952年~54年に、岩波現代叢書から出たものの改訳です。

ファウスト博士〈上〉 (1974年) (岩波文庫)

ファウスト博士〈上〉 (1974年) (岩波文庫)

  • 作者: トーマス・マン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1974/08/16
  • メディア: 文庫
 ファウスト博士の物語ではありません。架空の音楽家アドリアンの伝記です。  表紙の作品紹介を読んで、私は初めてそのことを知りました。  さて、アドリアンは音楽の道に進むため、ライプチヒへ旅立ちました。  案内者によって娼婦の館に連れて行かれ、そこで一人の娼婦に出会いました。  病気治療で町を去っていた彼女を、アドリアンは追い求め、探し当てました。  そして、彼女が与えた警告を無視して、行為におよんでしまうのです。  これが、アドリアンの人生に、決定的な意味を与えました。  それは、悪魔との血の契約だったのです。  悪魔的な想像力を発揮する一方で、破滅に向かってひた走るアドリアン。  最後の大作「ファウスト博士の嘆き」を完成させると、・・・  さすが、「魔の山」のトーマス・マンです。この作品も、強烈でした。  脱線しながら続くおしゃべり、感情だけが空回りする議論など、マン節も健在。  そして、興味深いのは、二重の時間。  「物語の内容が演ぜられている時間」と「語り手が活動している時間」です。  この二つの時間は照応していて、「アドリアン」と「ドイツ」は重なります。  悪魔の取引を受け入れて、狂気によって破滅に向かう「アドリアン」。  ナチス政権を受け入れて、暴走によって破滅に向かう「ドイツ」。  ナチス政権に抵抗していたマンは、亡命先のアメリカでこれを書きました。  物語の語り手が至る所でドイツ批判をやっている理由が、そこにあります。  ところで、この作品から、タルティーニの「悪魔のトリル」を連想しました。  ムターによる演奏がオススメ。悪魔的な美しさがあります。
カルメン幻想曲~ヴァイオリン名曲集

カルメン幻想曲~ヴァイオリン名曲集

  • アーティスト: ムター(アンネ=ゾフィー),サラサーテ,フォーレ,ビエニアフスキ,タルティーニ,ラヴェル,マスネ,レヴァイン(ジェイムズ),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/10/26
  • メディア: CD
 昨年末、私は地元の書店で、「ファウスト博士」を三冊一緒に購入しました。  しかし、現在は品切れです。  実は昨年末、同時に「ワイマルのロッテ」も二冊一緒に購入しました。  そして、この本も下巻が品切れです。  これら名作は、常に文庫本で手に入るようにしてほしいものです。  品切れの本は、人にオススメしにくいので。  さいごに。(初登山)  今年の初登山に行きました。登山といっても、歩行は往復1時間ほど。  寒かったけど、天気が良くて気持ち良かったです。 CA3K0064.jpg

PR: PC新機種を安く入手できる新提案「レンタル」のススメ

$
0
0
サポート終了間際の自宅XPマシン。導入コストを抑えて最新PCが手に入る新サービス

青山店の洋書バーゲンの収穫

$
0
0

WishListにある本は見当たらず、これは大丈夫という作家の未読であることが確実な作品を2冊。

Cold Hit (Shane Scully Novel)

Cold Hit (Shane Scully Novel)

  • 作者: Stephen J. Cannell
  • 出版社/メーカー: St Martins Mass Market Paper
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: マスマーケット
A Stolen Season (An Alex Mcknight Novel Series)

A Stolen Season (An Alex Mcknight Novel Series)

  • 作者: Steve Hamilton
  • 出版社/メーカー: Minotaur Books
  • 発売日: 2007/08/28
  • メディア: マスマーケット

☆ゆきむら殺人事件

$
0
0
ゆきむら殺人事件 第二章喧騒の中のキッチン(4) 作 元川 芹香 「どうしてバカ里が怒鳴ったの!もし、ウラテンがいなかったら、この店とっくに潰れていると誰もが思っているでしょうに」 いつもはクールな富田が、少し興奮気味の口調で堺に対して聞いた。 「ことの発端はワークスケジュールの管理らしいの。あの日は近くで盆踊りがあって、帰り客ですごく忙しくなった。キッチン内は、店長に佐々木さんと、新人2人でパニック状態だったらしいの どうにかオーダーの峠を超えたところで、店長はいつもと変わらずにワースケ通り上がったみたい」という。山崎は話半分で、あらかた想像がつき待ちきれずに話を接いだ。 「なるほどね。大体の察しがつきました。新人にはまだ、営業のことしか教えてないのだろうから、佐々木さんが全て残り作業を一人でひっかぶったって訳ですね」 「山ちゃん、ご名答!あんまり頼りにならない新人を上げた後に、キッチンのラストラインで入ったバイトの白石君と二人で話しながら締めの作業していたとき、店長、入って来るやいきなり・・・ 『佐々木、お前何やってるんだ。俺に喧嘩を売っているのか!なんでワースケ通り上がらないんだ。お前がそうだから、この店の人件費がかかるんだよ。社員だったら、人の管理を徹底しろ』 と真っ赤な顔で怒るだけ怒ってキッチンを出ていったんだって」 堺の話を聞いて、怒り心頭に発した富田は、ますます中里が許せなくなった。 「何がワースケ通りよ。客数があがればラインが伸びるのは当然のことでしょうが!大体地域の行事も把握せずに、新人2人を同時にぶち込んだワースケ引いたの誰なのよ、自分でしょうが。 ホントなら、『半人前3人を抱えて良くやった』ってウラテンを誉めてやるべきだろうが、後始末まで押しつけられて。本当に可愛そうよ。完全にパワハラだわ!よーし、私が地区長に談判する」 <つづく>

『3Dプリンターで世界はどう変わるのか』

$
0
0
今年の年明け、火星への片道旅行の候補者絞り込みの話が話題になった。2024年から衛星打ち上げ開始予定とのことだが、何もないところでスペースコロニーを形成するんだから、コロニー建設のための建材をどうやって調達するのか、疑問に思った人も多いのではないだろうか。地球から全部持っていけるのならそれに越したことはないが、地球上での重力を考えたら建材を搭載したロケット打ち上げには相当なコストがかかりそうだし、それに使用する燃料も馬鹿にならないだろう。 打ち上げのコストをできるだけ抑制しようと思ったら、地球から持っていく建材の点数はなるべく少なく抑え、火星上で現地調達できるものは火星で加工するなりして建設に用いるのが理想的だろう。今から10年もすれば、そういった技術もかなり確立されていくのではないだろうか。今脚光を浴びている3Dプリンターの性能がもっともっと上がり、使用できる材料がもっとバラエティに富むものになれば、月や火星で材料を現地調達し、その材料を加工して建材にし、組み立てるという一連の流れを全て月面や火星上で完結する仕組みが出来上がる。夢のような話だ。 そこで、本日ご紹介するのは、3Dプリンターの可能性に関する入門編的書籍である。
3Dプリンターで世界はどう変わるのか (宝島社新書)

3Dプリンターで世界はどう変わるのか (宝島社新書)

  • 作者: 水野 操
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2013/10/10
  • メディア: 新書
内容(「BOOK」データベースより)
いまや連日メディアで報道される注目の技術・3Dプリンター。数千万円もの企業用から、10万円台のモデルも出現、個人にまで普及をみせ始めている。患者それぞれに合わせた臓器すら出力可能になると予測され、世間では「魔法の箱」とまで謳われるようになった。しかし、その「魔法」のカラクリと実態を理解する者はあまり多くないのではないだろうか。本書では、3Dプリンターの仕組みはもちろん、これまでの進化のプロセスや、現状のメリット・デメリット、今後可能になるかもしれない技術までをわかりやすく解説。世界が注目する技術の「過去」「現在」「未来」のすべてをひもとく一冊である。
3Dプリンターで何ができるか、その可能性と目下の限界、課題など、いくつかの論点を整理されているコンパクトな1冊である。3Dプリンターなら何でもできるという万能説をとらず、安いプリンターが登場しているからといって安易に買わないように戒めているところには、その道の専門家としての良心も感じる。編集側の作業が芳しくなかったのか、全体的に誤植が目立つが、それを割り引いても読んでみる価値はある本だと僕は思う。 幾つか印象に残る記述をここに列挙しておこう。
3Dプリンターを積極的に使っていこうと考えるのであれば、単純にフリーの3Dデータをダウンロードして出力してみるのも良いですが、まずは3Dデータに対するリテラシーを身につけることが、活用の早道です。(p.132)

3Dプリンターで造形する場合には、3Dプリンターが偉いのではなくて、3Dデータが偉いのです。(p.131)

3Dプリンターでものを作るためには、何でも良いのですが、作るためのモチベーションが実は必要なのです。また、日頃から何かを作っているのか、ということも重要なポイントです。(p.144)
安易に3Dプリンターに飛びつくなと言っている。購入する以前にそれを使って自分が何をやりたいのかを考えておかないと、年1回年賀状印刷のために「プリントごっこ」を購入し、その後宝の持ち腐れになってしまうような事態に陥るのだろう。冷静な目が必要だ。著者も、3Dデータを用いたモデリングのスキルを身に付けよと主張している。 次のポイントは、繰り返しになるが使える素材の問題だ。
3Dプリンターを使用するための材料が限られているところにもってきて、さらに使用する機会に応じて用いる材料に縛りがあるのが現状です。(p.136)

現時点では、3Dプリンターを利用するユーザーが使用する材料の量は、ほかの加工方法で使用する材料の量と比較するとかなり少ないため、特に大手素材メーカーが参入するには市場が小さすぎるのです。(p.186)
積層方式で使える素材が限定的だというのも現時点での制約だと思われる。よく言われる例えが、『スタートレック』シリーズで出てくる、コーヒーや食べ物をその場で作り出してしまう装置なのだが、実際のところ、積層方式で使われる素材は今のところ2種類しかないらしい。1つ目の論点とも絡むが、3Dプリンターでできるモノの幅は広く、ユーザーの希望に応じていろいろなものが製作可能だが、そのひとつひとつが個々の小さなニーズに応えるもので、大口の需要が確保できるようなものではない。大量生産は難しいから、新たな素材の利活用の可能性をもっと掘り下げていこうという素材メーカーのインセンティブはなかなか働かないということなのだろう。 だからといって、その将来性に疑問を呈するつもりはない。ペットボトルとか、砂漠の砂とかが素材として使えるようになったら(砂漠の砂については、既にそうした実験は行なわれている)、すごいことになるだろうなと個人的には思う。 この年末年始、3Dプリンターを実際に持っている弟とその可能性について話をした時、「まだまだ」と言っていたのが印象的だった。それを理解するために読んでみることにしたもので、弟の言っていた論点は非常によくわかった。ただ、その将来性には目を見張るものがあり、せめて工学系を目指しているうちの長男には3Dデータへのリテラシーは十分に持って欲しいと感じる。 本書でも紹介されている渋谷のFabCafe、一度見学に連れて行ってやりたいなと思った。 http://tokyo.fabcafe.com/

高校時代の読書スタイル

$
0
0

 ふと思い出しました。高校生の頃は小説などを読んでいて、わからない言葉(もちろん日本語の、ですww)に出くわすと、その度に辞書を引いて言葉の意味を調べ、それを文庫本の余白に0.3ミリのシャープペンシルで書き込んでいたことを。

 そんなことをしているものだから、読書は遅々として進まず、その頃の私の読書歴は寂しいものとなっています。それが今も尾を引いていおるのか、読書スピードは上がりません。

 どうしてそのような面倒なことを始めたのかということも考えてみると、国語の勉強のためになるとかなんとかいうことを読んだか聞いたかしたためだったと記憶しています。

 まあ、省みますに、それによって確かに語彙は増えたような気はします。気のせいかもしれませんが。(笑)


PR: 2014年4月9日XPサポート終了によるリスク回避

$
0
0
XPサポートが終了する前に、個人ユーザーが費用を抑えて最新パソコンへ移行する方法

お前の番だ! 2

$
0
0

「神前に、礼!」  鳥枝範士の大音声が道場に響くのでありましたが、是路総士の正坐からほんの少しこの発声までに間が空くのは、鳥枝範士が是路総士の入場の不手際に顔を顰めてから気を取り直すまでの時間が挟まるからでありました。とまれ、その号令に見所の上に設えられている榊の葉も瑞々しい神棚に向かって、是路総士始め下座に居並ぶ門下生が一斉に恭しく座礼をするのでありました。それが済むと是路総士は神前真正面から横にやや外れた位置に膝行で移動して、下座に並ぶ門下生一同の方に向き直って威儀を正すのでありました。 「総士先生に、礼!」  鳥枝範士の声に、門下生一同が「押忍!」の気合の入った発声と伴に是路総士に向かって律義に首を垂れるのでありました。ここまでくると万太郎の気持ちは全くの平静に戻って、寧ろその眼球には稽古に対する意欲的な光沢すら揺蕩っているのでありました。 「稽古始め」  是路総士の合図の声にまた一斉に門下生が「押忍!」と返して、間髪を入れず鳥枝師範がすっくと立ち上がるのでありました。是路総士は静かに見所に退いて一段高い見所の内から稽古を見守るのであります。見所に退く時に是路総士はまた少し躓くのでありました。  門下生の前に出ると鳥枝範士は万太郎を指差すのでありました。万太郎は即座に立って鳥枝師範の方に進み出るのでありました。 「ではこれから、座取りの腕一本抑え表技、を行う」  鳥枝範士は門下生に向かってそう云うのでありましたが、範を垂れると云う意味で万太郎を相手にこの技を皆の前で先ずやって見せるのであります。  この腕一本抑え表技と云う技は相手が正面を手刀で打って来た時に、その腕を取って相手の肘肩をつめながら前に出て俯せに倒して肘を圧迫制圧する技であります。常勝流武道体術の基本中の基本とされている技で、この技の中に常勝流武道の精髄が漏れなく籠められていると云われている技なのでありました。その、座取り、と云うわけでありますからお互いに正坐した状態から攻防を始め、座った儘で技を施し終わると云うものであります。  因みに常勝流武道には剣術と体術があるのでありました。遡れば斯道を創始した初代宗家である是路殷盛と云う名前の剣士が明治初頭の人で、これからは剣術よりは体術の時代であると覚悟し、艱難辛苦の末に剣術の理合いを生かした精妙な体術を創始し、体術を表技、剣を裏技として、何時如何なる場合であろうと常に吾が勝つと云う気概を「常勝流武術」と云う流名にこめたものが、一子相伝に今日まで伝えられたたものであります。それが戦後に「常勝流武道」との改名はあったものの、当代宗家の是路搖歩総士に伝えられたのでありました。また因みに戦後の改名の件は是路搖歩総士の発案になるのであります。  鳥枝範士と万太郎は畳一間の間合いで対峙した後にお互いに一足進んで正坐すると、頃あいから万太郎が鳥枝範士の眉間を目がけて満身の力を手刀に籠めて打ちこむのでありました。鳥枝範士はその万太郎の打ちこんだ手刀を同じく手刀で受けるのでありましたが、鳥枝範士の手刀が手首に触れた瞬間、万太郎の腕に雷に打たれたような痺れが走るのでありました。腕ばかりではなくその痺れは瞬時に肩から肋骨にまで伝わるのでありました。 (続)

酔った 食った! 沖縄裏道NOW!

$
0
0

酔った 食った! 沖縄裏道NOW! (双葉文庫)

酔った 食った! 沖縄裏道NOW! (双葉文庫)

  • 作者: 犬養 ヒロ 拾猫ブミ はるやまひろぶみ
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2011/04/13
  • メディア: 文庫
こちらも食べ物の本です。 夫が知人からいただいた本を、私にも読ませてくれました。 とはいっても「面白かったからおすすめ!」という感じで回してくれたわけではありません。 あくまで「読んでしまったから、お前も読む?」と、ついでみたいな感じでした。 ビミョー・・・そしてその訳は、本書を読んですぐに分かりました。 沖縄が大好きで、すでに何度か訪れているけれど、初心者の域を脱しないライター 2 人と 沖縄に行ったことがない漫画家が、沖縄を訪れていろいろなご飯を食べ 好き勝手なことを書き連ねている本です。 ボロい食堂が次々となくなってしまうのが残念だとか、 スナックでオバーみたいなねーねーにからまれてみたりとか イカ墨汁を食べて新鮮な思いを楽しんだりとかを妙なテンションで楽しんでいることを 読者に伝えようとしていますが・・・読む方はイライラします。丸 1 冊 すべて、独断と偏見やないかっ!! と突っ込みを入れたいところだらけで、 こんなの本にしてお金をもらえるなら、私のブログも今頃いい値段で売れてるわ とつい思ってしまうほど、イライラします。 (程度がよく分からない説明ですね) 自費出版なら、この内容もわかりますが・・・。 これをお金を出して買う人の気持ちが分からないです。 沖縄の食堂やスナック、おでん屋さんがたくさん登場しますが 読んでも「行ってみたい」という気分になれないのが、一番の不満です。 食べ物の本を書くなら、もっと美味しそうに書いてほしい。 「東大」の焼きてびちを「家でも作れる」と豪語しながら、 「あさぎ」のイカ墨焼きそばを持ち帰ったくせに冷蔵庫でかびさせるような 食のセンスのない人が、食べ物をお題に漫画を描いてはイカンだろ! ここまで書いて分かりました。 この本、書いている本人たちは楽しんでいるのに、 食べ物を無駄にしている感じが好きになれません。 スクガラス豆腐のスクと豆腐を分けて食べたり 肉そばの上に乗っている肉野菜炒めを別の器に移してみたり とにかく食べ方が汚い。しかも残す。子供か! いや、娘にもそんな食べ方していいと教えた記憶がないです。 こんなにイライラする本なのに、Amazon でのレビュアーの評価はとても高いのです。 沖縄に何度も訪れる人たちは、これを読んで「沖縄にまた行きたい」と思うのか・・・。 沖縄フリークのセンスって一体!?理解できません。 食べ物好きな人にはお薦めしません。 沖縄好きなナイチャーは、読むと楽しいらしいです(私は薦めないけど)

プロローグというタイトルのポエムです。

$
0
0

詩を書くのが趣味なので プロローグというタイトルで書きました背中が語るプロローグ 瞳が語る未来 人は誰でも拳の中に夢がある 人は誰でも心の中に希望がある 人は皆、時間の流れには 逆らえないから 情熱を持って未来に向かって走り抜ける 未来に向かって走っている途中に 屈辱で心が傷つくときもあるだろう だけどその傷は勝利の瞬間の笑顔が消してくれる だから未来の中にいる 理想の自分をつかまえるまで走り続けよう ピリオドのない物語をつくりたい ピリオドのない伝説はチャレンジしたから生まれた ピリオドのない奇跡をつくりたい ピリオドのない魔法を唱えたい ピリオドのない伝説はチャレンジから生まれた 時間と時間の間から見えてくる 炎はいつも燃えあがらせてくれる だから僕はいつもその炎を見つめて走っている その炎は僕の不安と恐怖を 打ち消すたった一つの炎だから 僕は僕を信じて その炎を見つめて走っていきたい 人が叶わぬ夢を語る時、他人がバカとか アホとかいうのはほっとけばいい そして夢に向かって走ればいい そう人生なんて短すぎるから そう人生なんてつかのまの夢 そう人は皆、最後は死んでいく運命にある だから夢の途中でちりゆく自分をながめても それも悪くはない それならば僕はいつまでも叶わぬ夢を追いかけていこうと思う スタジアムの中には天使も悪魔もいない だけどボールの中に天使と悪魔がいる 地球と同じ形なのに呼吸1つで 天使にもなるし悪魔にもなる ホイッスル1つで天使にも悪魔にもなる 風の中を駆け抜ける1つのボールが ゴールの中に吸い込まれる時 ゴールの向こうにゴールが生まれる 風の中を駆け抜ける1つのボールが ゴールの向こうにもう1つのゴールが生まれてくる 天使と悪魔がかさなる時 スタジアムの中の 記憶に物語が刻まれる 今、話題のネットビジネスでお金を稼ぎたい方は こちらをクリックを http://charimakeigo.blog.so-net.ne.jp/2013-11-09-3 お金を稼ぐことに興味がない方はクリックしないでください 私が読んだ本のレビューのアドレスは こちらをクリック http://charimakeigo.blog.so-net.ne.jp/archive/c2304545005-1 私が書いたサッカーの記事についての 記事は私が監督ならの記事があります。 こちらをクリック http://charimakeigo.blog.so-net.ne.jp/archive/c2304284320-1

面倒だから、しよう

$
0
0

面倒だから、しよう

面倒だから、しよう

  • 作者: 渡辺 和子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2013/12/19
  • メディア: 単行本
 「置かれた場所で咲きなさい」に続く第2弾目のエッセイです。なかなか「面倒だからしよう」って気にならないですよね…。でも、渡辺さんはだからこそあえてやろうって思って行動しているそうです。偉いな~。尊敬しちゃう。  今巻では、禅の修行をされていた相田みつをさんの言葉とクリスチャンの星野冨弘さんの言葉が紹介されています。星野さんはクリスチャンだからシンクロするのはわかるけど、相田さんは禅ですよね?ってことは仏教。宗教は違えども基本的な考え方とかって相通じるものがあるんですね~。

小玉歩さんのクビ億のレビュー

$
0
0

小玉歩さんのクビ億のレビューという本を読んで 思ったことです。レビューをどうぞ ネオヒルズ族が最近メディアで騒がしい この2013年に現れたニューヒーローなのか? 自分なりに検討したです。 結局わからなかったです。 残念ですが理由は与沢翼さんの本を読んだのですが レベルが高すぎてわからなかったです。 今年の一月に購入したのですが 最近言っている意味が理解できるように なってきました。 私は本当にニューヒーローは小玉歩さんだと思ってます。 小玉歩さんのクビ億という本があります。 クビでも年収1億円という本でブレイクしたのですが こっちの本だと思ってます。 この本のいいところは黄金のルールを書いてあって 僕はこのように成り上がっていきましたと 具体的なところ初心者はこっちの方がいいでしょう。 なによりレベルが落とされていて 本当にわかりやすくすばらしい本です。 この本の本質は自分の中で簡単なところから 攻略していきましょう。という本です。 例えば今の世の中どんなビジネスでも インターネットマーケティングを 攻略することが大事です。 フェイスブックが得意という方なら フェイスブックから攻略してもいいです。 もちろんYouTubeから攻略してもいいのです。 つまりあなたがもっとも得意な分野で 簡単だと思える攻略できる方法で勝負するのが 一番いいと思えるのです。

本格ものも

$
0
0

 貴志祐介『硝子のハンマー』読了。

硝子のハンマー.jpg
 こんな本格推理ものも書く人だと知らなかったので、いつ怖くなるのか、怖くなるかと思いつつよんでしまった。最初のうち、すごく簡単に解決してしまう事件かと思っていたら、全然そうではなくて、この590ページの大長編が無駄なくきっちり書き込まれている。結果として、かなり面白かったんですけど。

日本が誤解される理由

$
0
0

日本が誤解される理由 (イースト新書)

日本が誤解される理由 (イースト新書)

  • 作者: 金慶珠
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2013/12/08
  • メディア: 新書
 何をどう誤解されているのかいまいち微妙でしたが、ようは日本独特と言われている部分は多かれ少なかれ東アジア圏には形こそ違うけどあるんだよ。ってことが言いたかったみたいです。まぁVS西洋文化って考え方からいくとそうなるのかな…。それに文化の流入の歴史を考えれば当然似てくるような気がします。  読んでいて思ったのは、呉善花さんよりは中立的な立場なのかな?って気がしました。と言うか呉さんが日本に偏りすぎ??  第4章では、思想家の東浩紀さんと対談しています。そこで団塊ジュニアのことが語られていますが本当かよ?って感じでした。バブル当時思春期真っ盛りだった東さんと違って、小学生だった私は「強い日本」ってイメージは正直全然なかったな。いや小学生の段階でそんな風に思っていたらそれもそれで問題あるだろうけど。正直受けてきた感覚が違いすぎてよくわかりません。そういえば、日本車壊されていたな…くらいしか記憶ないわ。どちらかというと、グリコ森永事件や宮崎事件(子どもながらに「子どもの体に欲情する変わった人っているんだ…」って思っていました)の恐怖の方が記憶にあるかもしれないです。

うたかたエマノン

$
0
0

うたかたエマノン (文芸書)

うたかたエマノン (文芸書)

  • 作者: 梶尾 真治
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2013/11/13
  • メディア: 単行本
<内容> 地球に生命が誕生して以来、三十億年の記憶を持つ美少女エマノン。彼女の記憶が失われた!?カリブ海に浮かぶマルティニーク島に住む少年ジャンは、島を訪れていた画家ポール・ゴーギャン、記者ラフカディオ・ハーンらとともに、エマノンの記憶を取り戻すため、島の奥へと旅することに…。  著者のライフワークとも言えるエマノンシリーズ。第1弾目が発売されてから35年ですか…。長く続いているな~。今巻はSFというより冒険ものって定義の方が正しいかな?  さて、今作ではエマノンの記憶が失われてしまいます。って書くと誤解がありそうですね。正確には40年前にマルティニーク島を訪れた時の失われた記憶を取り戻す旅です。相棒は、現地の少年・ジャンと画家のゴーギャンと記者(作家?)のハーン。あと、元傭兵のギョーム爺さんの4人です。喧嘩しながらもなんだかんだ言っていいコンビなハーンとゴーギャンにうけてしまいました。そして、ハーンがなぜ日本に渡ったのかという理由もあかされます。  それにしてもここ最近、梶尾さんの作品には火山の噴火ってネタがよくでてきますが今巻でもでてきますね。マイブーム?

『新しい市場のつくりかた』

$
0
0

『新しい市場のつくりかた』 三宅秀道 2012/10 新しい市場のつくりかた  著者は東海大学政治経済学部専任講師。 製品開発論についての本。  今の企業組織は開発とマーケティングに壁があって、商品が的を外しているのではないか。口では統合を標榜しつつも、単なる技術論と印象論に陥って言葉もうまく通じない。  三菱重工のある部門が超高性能のジャイロを作ったが使い道が見つからなかった。結局イタリアのクルーザー・メーカーの横揺れ防止に採用した。超豪華クルーザーが停泊中のパーティでワインがこぼれないようにするのが目的だった。今回は偶然にも顧客が見つかったが、開発を続けてコストが成果に見合わなくなる例だという。  ミシュランはタイヤを売るためにレストランのガイドブックを作り新しいライフスタイルを提案した。これが文化開発。文化開発のコストが技術開発より有利ならば、そちらを選ぶべき。そこに新しい市場がある。  どんな工業製品も、いつかは過剰品質・過剰供給となる。裏返すと、安く値崩れしたものを買い叩いて、ふんだんに利用して価値ある商品を開発する方が有利になったといえる。  市場創造には、問題開発、技術開発、環境開発、認知開発、という4フェーズがある。多くの組織では「別の部署がやること」と割り振られており、先に進めない。  新しい問題を発明(発見)しようという人が向き合うべきは、認識する前から「すでにそこにある」対象ではなく、今はみなが当たり前と思っているが、もっと良くしたい、実現したいという妄想の世界。  小中学校でプールの水泳帽が普及しているのは日本だけ。プールでの児童の把握や指導が容易になることを、水泳帽メーカーの磯辺商店がカリキュラムにして全国に広めた。同社が開発したのは水泳帽というモノではなく、新しいプールライフだった。  組織はまだ名前がついていない現象、「未名」の対象について扱うことがきわめて不得手。実はそれこそが貴重なのである。

今日の本:『死神の浮力』(伊坂幸太郎)

$
0
0

今年一冊目に読了したのは、伊坂幸太郎作品でした。

【死神の浮力】 伊坂幸太郎

死神の浮力

死神の浮力

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/07/30
  • メディア: ハードカバー

【死神の精度】の新作です。

対象となる人間を調査して死に適するかどうか判断し、
報告するのが仕事・・・というサラリーマン的な死神。
 ・ミュージックが好きで、CDショップに異常に入りびたる。
 ・受け答えが微妙にずれている。
 ・仕事をする時はかならず雨がつきまとう。
 ・・・etc.
という、独特のキャラクターの千葉さんの仕事が
前作では短編で描かれていましたが、
今回の千葉さんは長編です。

とても面白かった。やはり、千葉さんの話はいいなぁ。

死神なので、よっぽどのことがない限りは、
対象の人物(物語の主人公)は「可」の判断を下される…つまりは
死ぬ...ことになるのだけど、
それでも、その人たちは、もちろん千葉さんの正体も自分の死も
知らないで生きているわけで、
だけど、彼らの「死」に対する思いが、物語の端々で垣間見られて、
それが、いちいち腑に落ちる。
冷静なのに、温かい感情を伴っている。

「生き物の中で、いつかは自分は死ぬという事を知っているのは人間だけだ」
という言葉が出てきましたが、
「自分はいつかは必ず死ぬこと」はわかっているけれど、
「それがいつなのか」を知らないからこそ、
きっと「死」の概念をあれこれ考えられるんだろうね。
怖がったり、冷静になったり、色々・・・。


され、物語の内容ですが、
今回の千葉さんは、対象(山野辺)の娘の仇討ちの手伝いをします。
幼い娘を殺したのに、無実になった犯人(本城)と対決する山野辺夫婦を
調査する行きがかり上、かなりの活躍を見せてくれます。
人質になって痛めつけられながらも、実はまったく(死神だし)痛んでいないとか・・・、
人並み外れた(人じゃないから)聴力で、爆弾の仕掛けられた場所の手がかりになる
音を聴き拾ったり・・・、
尋常じゃない体力で自転車で犯人の車を追跡したり・・・、
なかなかの見どころでした。

ところで、伊坂さんの物語は、優しい雰囲気にあふれた登場人物が沢山出てくる反面、
割と、冷酷でサイコな登場人物も割とよく出てきますよね。
今回の殺人犯の本城しかり。
作中で、「人間の中には25人に1人の割合で、サイコパスと呼ばれる
良心を持ち合わせていない者がいる。」という話をもって説明されているように、
ほんとに冷酷で酷い振る舞いをする人物が・・・。
けど、その本城の最後はなかなかの残酷な顛末でした。
そして、それをさらっと描いているところが、伊坂流なのだろうな・・とも思いました。


さて、「死」についての主人公の思いが書かれるエピソードで、
今回一番ジンときたのは、やはり山野辺さんのお父さんの話し。
「(死が)怖くないか、先に行って見てきてやる」と、言って亡くなっていったお父さん。
カッコいいなぁ。
そして、「それ以来、(自分の)死は怖いものではなくなった。」って言う
山野辺さんも、カッコなぁ、って思いました。



そして、人間がもつ「死」というものの考え方は
精神的なものが絡んでいることが多いのと逆に、
死神がする「死」トークは、また一味違っていて興味深かったです。
千葉さんと、その同僚の死神・香川さんとの会話で、出てくる「浮力」の話。
「コップの中の水に浮かんだ氷が溶けても、水がこぼれたりはしないように、
一人の人間が死んで姿を消しても、全体として何かが減るわけではない。」
と言う部分。
それは、つまり、
「一人の死は総体としては影響がない」という意味だけではなく、
「死んでも消えない。=死んだ人のことを結構覚えてるでしょ、人間って。」
っていう香川さんの言葉、印象的でした。

浮力、か。






 

第八十三話_short 成人の儀

$
0
0

 かつてこの国には男性は元服、女性は裳着(もぎ)と呼ばれる儀式があった。この大人になるための通過儀礼は十二歳とか十五歳になる誕生日に行われていたが、いまではもっと成長してから成人の儀として行われるようになった。高齢化したのは、おそらく寿命の変化に伴うものだと思われる。

 今日は、その成人の儀が執り行われる日で、私もようやくそうやって祝ってもらえる歳になった。昨日までは未熟者として子供扱いされてきたが、これでようやく大人の一員として認められるわけだ。

「成人おめでとう!」

 先輩たちが祝ってくれている。両親はとうに逝ってしまったので、この晴れ姿を魅せられないのが残念だ。

 しかし、酒も煙草もとうの昔からやってしまっているので、いまさら感は免れないのだが、やっと大人になった実感がゆるゆると身体に立ち上ってくる。背伸びをするとぽきっとどこかの骨が鳴った。

 銀河歴205年に成人の儀を迎えた、歳六十の春。

            了

 

Viewing all 53333 articles
Browse latest View live