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kobo Touch(コボタッチ)の特徴 100万以上の作品を無料ダウンロード!各社の最新電子書籍リーダー検索も!
koboは、世界190カ国900万人以上から愛用される電子ブックで、 この誰にでも使いやすい1台から、読書の新しい楽しみ方が広がって行きます。 ■ 新しい読書の愉しみ方 ■ 〇ポイント1 出張や旅先など、こまめに充電ができないお出かけ先でも大丈夫! コボ・タッチは1回の充電で、最長約1ヶ月、読書をお楽しみ頂けます。 〇ポイント2 屋外で液晶画面を見ると反射して、よく見えない事もありますが、 コボ・タッチの電子ペーパーなら、そんな心配は無用! 太陽の下でも文字がくっきり見えて、快適な読書が出来ます。 〇ポイント3 コボ・タッチには2GBのメモリを内蔵しているので、 約1000冊以上の本を入れて持ち運べます。 〇ポイント4 目に優しい電子ペーパーだから、長時間の読書でも目が疲れません。 〇ポイント5 フェイスブック(Facebook)にアップできるので、 お気に入りの本や感想を書いて伝えよう! 〇ポイント6 コボ・タッチは、ワイヤレス機能を搭載しているので、 いつでもどこでも電子ブックの購入ができ、 パソコンやスマートフォンからの購入もできる! 〇ポイント7 電子ブック以外にも、PDFやJPG、GIF形式のファイルの 閲覧が可能です。 --------------------------------- ■ 世界240万冊をアナタの手に ■ 『吾輩は猫である』やシェイクスピアの名作等々、 世界を代表する100万以上の文学作品が無料でダウンロードができます。 また、koboイーブックストアでは、日本語で約3万冊、 日本語以外の言語も含めると240万以上のタイトルの電子ブックがラインナップ。 いつでもどこでも読みたい時にダウンロードすることができます。 -------------------------------- ■ 薄さ10mm、重さ185gが本棚になる ■ タッチスクリーンで簡単な操作ができ、 文字の拡大・縮小も自由に調整可能。 メモや辞書など便利な機能もあるので、言葉の意味や単語を調べたりに便利。 --------------------------------- ■ 多彩なソーシャル機能 ■ Reading Life機能を使えば、どんなジャンルをどれくらい読んでいるかなどが、 記録でき、自分の読書生活を知ることが出来ます。 また、ある条件をクリアするごとに「バッジ」が獲得でき、 そのバッジをフェイスブックにアップし自慢することも可能です。 ==================== ★各社の最新の電子書籍リーダーを調べる ソニー、パナソニック、シャープ、マウスコンピューター ==================== ■ 楽天トラベル ラッキーくじ ■ ※最高10000ポイントですよ! -------------------------- ■ 楽天ラッキーくじ ■ ※最高10000ポイントですよ! --------------------------- ■ 楽天ブログ ラッキーくじ ■ ※最高2000ポイントですよ! --------------------------- ■ 楽天カブくじ ■ ※最高1000ポイントですよ! --------------------------- ■ 楽天オークションくじ ■ ※最高1000ポイントですよ! --------------------------- ※月に数百ポイントなら貯まりますよ!
「悪人」by吉田修一
もう一冊 読んでいたのですが
こちらを先に読みました。
映画を見たわけではないのですが 映画を見ているような小説でした。
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2010/5/5 お接待
昨日はお接待の日。ヨメと自転車で回った。 私が住んでいる地区では観音様で行われる。ヨメは朝5時半に握り飯を作る手伝いに行った。今年の当番に当たっているのが西の地区だった。西地区の女性陣が集って、公民館で大釜でご飯を炊き、せっせと握ってパックに詰めて観音様まで運ぶらしい。お年寄りのおばさんたちは観音様で昼ごろまで、お参りに来た人たちにお握りのパックを渡したりお茶の接待をしたりする。 9時過ぎに観音様にお参りをした。Nのおばさんをはじめ知り合いばかりなので少しやりとりをして、お握りのパックを2つもらった。ヨメは3つもらった。 そのあと、神浦に行った。ここも道中に幟を立ててにぎやかだ。いつもは人通りのない集落が大勢の人でにぎわっている。お参りしてお握りをもらった。ひっきりなしに車や徒歩で人々が集まってくる。 帰ろうと坂道を登ったところで、歩いて神浦までお参りをしているHのおばさんたちの一団と会った。 「森へ行きんさい。下田へ行きんさい」などと教えてくれたので、気が変わってUターンして坂道を下った。 島の北側の海岸道路を自転車をこいで進んだ。顔に当たる風が心地よい。森のお大師様にも人々が三々五々お参りに集まっていた。お参りをしてお握りとモチが入っているパックをもらった。 こうなったらと、自転車で下田を目指した。下田ではイヨカンをもらった。道の駅の辺りで昼飯を食べることにした。日陰を探して石段に座って二人で3パックの握り飯を食べた。
2010/5/8 自転車で買物
平野のJAスーパーに買物に行った。日差しが強いので島の北側を走るルートを選んだ。 峠を自転車を押して越えると、まっさかさまに落ちるような急坂を風を切って下る。神浦の集落を抜けて、山陰になった道を右手に海を見て、涼風を受けながら走る。ゆるやかな下り坂なので平野へ行くにはこの道が走りやすい。 平野の集落の入り口に無人販売所がある。今が旬の柑橘、ナツミ1袋200円を買った。 JAで買物をしていると見たような顔。和田中学で同級だったHさんだ。「こんにちは」と挨拶をすると、向こうも誰だかわかったようだ。鮮魚コーナーで、コウイカ200円があったのでHさんに訊いてみたら、 「うもぅないかもしれんよぅ」と言ってから、「へじゃが、新しいけぇ刺身にして食うたらええかもしれんよぅ」と付け加えた。で、買った。 土曜日は卵が安い日なのでJAに来る。明日は母の日なので1パック49円だった。普段の土曜は98円なので格別安い。ヨメはうれしそうだった。 スーパーを出たところにある無人販売所で、よく育ったキュウリの苗1本50円を売っていた。まだ1本しか植えてないので買った。 帰りはリゾートホテルがある片添のほうの道を通って帰った。
2010/5/17 運動不足
自転車で遠出をしようということになった。向かったのは島の南側を通るルート。片添へ抜ける坂道は途中まで自転車に乗っていくが、途中からは歩いて自転車を押す。 去年取って食べた辺りでヤマモモはまだかなと様子を見る。まだ実は青いようだ。熟れるのは6月中ごろだろう。寝屋川の駅前にもヤマモモの木があった。寝屋川はいろんなところにヤマモモの木が植えてあった。 坂道を登りきったら一気に下る。風を切って走るのは気持ちがいい。若返るような感じだ。下りてからは、椰子の木の道を走って行く。道が上りになったところで、今まで行ったことのないわき道に入ってみた。白木山への登山道だ。 途中で自転車を置いて二人で歩いた。野イチゴが真っ赤に熟れているのを取って食べてみた。甘い。ヨメにもやった。 シダの薄緑の新芽が重なり合って生えている。シダがこんなに美しく見えたのは初めてだ。 タラの木が道路わきにいっぱい生えている。春先に誰かが取るのだろう。ほとんどのタラの木の幹の先端が鋭い刃物で切られていた。横のほうから伸びた葉が茂っていた。 遠くを眺めると、はるか下のほうに青い海とリゾートホテルが見えた。だいぶ登ったようだが、まだ頂上まではありそうだった。道が途切れたところで引き返した。
2010/5/28 イワシ
朝飯を食べてすぐに庭の畑作業を始めた。ニンジン、ダイコンの種を蒔くための畝を作ろうと思ったのだ。 草を引き始めたら、気になるところが多くなって草引き作業になった。プランターやトロ箱を置いてあるあたりの草を引いて、スコップで掘った穴に放り込んでいく。出てくるミミズも草と一緒に穴の中に放り込む。ヨメも朝ドラを見終えて助っ人に出てきた。 「朝から畑をやりょうるんじゃね」と、背の高いKさんがビニール袋を持ってやって来た。「イワシゃいらんかね」と、見ると袋の中にはイワシがいっぱい入っていた。 「どこへ上がってきたん」大きな魚に追われてイワシが浜に上がってくることがある。訊くとKさんは、「波止よぅ」と言った。ありがたく頂戴した。ジャガイモの話などをして彼は帰った。 ヨメは早速洗って頭やワタを取るなど下ごしらえをした。これも穴に放り込んだ。 キュウリやインゲンの支柱を作ったり、エダマメに鶏糞をやったりして、作業を終わったのは10時前だった。 昼飯はイワシのつみれ汁、イワシの醤油煮。うまかった。
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読書の鬼
七夜の約束
■作:キンバリー・ラング ■訳:萩原ちさと ■★★☆☆☆ <概要> 「なんのしがらみもなく、ベットの上の関係を楽しもう」 エラは親友の結婚式で出会った新郎の友人、マットの言葉に戸惑った。 彼は優秀な弁護士として都会に暮らし、 かたや自分はもうすぐ故郷へ帰ろうとしている。 その引越しまでの短い間だけ夜を分かち合おうだなんて、 “愛人になれ”と言われているも同然だ。 失礼きわまりない提案だとつっぱねてもいいはずなのに、 マットほど魅力的な男性に出会ったのは初めてだったエラは、 思いがけずイエスと応えてしまった・・・・・ 甘い夜を7回過ごせば、虚しい結末が訪れるとわかっていながら。 <感想> ヒーローが求愛行動に精を出す南国の鳥(フウチョウ系w?)のように見えてしまいましたw 自分から後腐れない7日間を過ごそうと誘っておきながら、いつかヒロインにのめり込んで、その先の関係に進もうと必死に求愛するw ヒロインはヒーローと抱き合っている分にはなんら文句はないのですが 両親の身勝手な生き方がトラウマになっているのか、確かな関係を築く勇気が持てず、ヒーローにガツガツ迫られて、ドン引きパニックに陥ると言うねw 挙句、ヒーローに痛恨の一撃を食らわせるww あ~それダメでしょ~www 例え本心でもそれ言われたらさすがに凹むよぉぉ~w と、感情のコントロールがたまに利かなくなるヒロインを相手に立ち回るヒーローに 少し同情を覚えなくもなかったです。 あとは物語を読んでいると、多少、行間に登場人物の心裡みたいなものが滲み出て、読み進めながらも活字にならない心の機微などが伝わってくるものですが、 この作品、途中それが薄れてしまったのか、 なぜ、そのセリフ???? と疑問符が浮かぶ部分が多少ありました。 活字になって初めて、 あぁ、そう言うことか? とww この感想は2度目の読後に書いていますが、1度目に読んだ時、これほど読み辛かったろうかw???? と、思うほど2度目は読むのに苦労しました。 2013年11月20日発行
ついにあの事件の“真犯人”が明かされる?
ついにあの事件の“真犯人”が明かされる? 北関東連続少女誘拐殺人の真実を暴くノンフィクションが話題 『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(清水潔/新潮社) 何という凄まじい執念なのだ。 清水潔著『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(新潮社)を読み終えた者なら、誰もがそうつぶやくに違いナイ。 「日本の犯罪史上、最も異様な未解決連続殺人で在る の真犯人をついに特定した!」と喧伝され12月発売当初から話題騒然だった本書は、徒手空拳で未解決事件に立ち向かうジャーナリストの記録として確かに傑作であった。13年に刊行された犯罪系ノンフィクションの中では、あの尼崎事件を調査し大きな注目を集めた『家族喰い 尼崎連続変死事件の真相』(小野一光/太田出版)をも軽々と越えてベストワンに輝く本だろう。 とは言うものの、「北関東連続幼女誘拐殺人」なんて事件あったっけ? と、そもそも事件自体の存在に首を傾げる人も大勢いるかもしれナイ。無理もナイ。この事件、著者で在る清水が取材を開始するまで、警察・大手マスコミは“連続殺人”として全く取り扱っていなかったのだから。 ことの発端は2007年、清水が報通路番組の企画で未解決事件のリストを調べていたときのことだった。1996年に群馬県で起きた「横山ゆかりちゃん幼女誘拐事件」に気を留め、その周辺を調べていた清水は在る奇妙な実相に気付く。79年から90年にかけて、同じような手口の事件が群馬・栃木で4件も発生していたのだ。皆殉難者は幼女、パチンコ店で誘拐、遺体は河川敷のアシのなかで見つかるなど明らかに共通点が大量、清水はこれを同一犯による連続殺人として推測する。 だが、この仮説には致命的な欠点があった。事件の内のひとつ、90年に栃木県足利市で起こった松田真実ちゃん殺害事件については、已に殺害を自供した人物が捕まっていたので在る。逮捕されていたのは菅家利和さん、当時45歳の男性で在る。 足利市、菅家さん。そう、この事件こそ“絶対”と呼ばれていた警察のDNA型鑑定が覆され、冤罪を司法が認めたことでセンセーションを巻き起こした「足利事件」で在る。 実は菅家さんが無罪を勝ち取るのに一役買っていたのが、清水の連続殺人の取材だった。清水は5件の誘拐・殺人が同一犯のもので在ることを証明するためには、菅家さんの無罪を立証することが必要で在ると考え、疑惑の残るDNAの再鑑定を専門家に依頼し、犯人のDNAと菅家さんのものが一致することはナイことを証明さらに菅家さんの自白も、警察の過酷な取り調べで強要されたものだと看破。警察のずさんな捜査、曖昧な証言、隠蔽工作を次から次へと暴き、菅家さんを釈放へと導いたのだ。 ひとりの記者が裁判官に頭を下げさせただけでも相当なものだが、当然話はこれで終わらナイ。清水は当時の目撃証言を再検証し、複数の事件現場に現れていた不審な男の存在を炙り出す。アニメキャラの「ルパン三世」に容姿が酷似なことから“ルパン”と名付けられたこの男の身元を特定し、ついに“在る実相”まで掴んでしまうのだ。 本書で何よりも圧倒されるのは、清水の「犯人逮捕」への執着心で在る。清水は過去にも「桶川ストーカー殺人事件」でも警察よりも早く犯人を見つけ出した経験が在るのだが、こと今回の事件では「自分は冤罪を報通路するために取材するのではナイ、真犯人を捉えるためにやっているのだ」というスタンスを繰り返し強調する。殉難者家族への憐憫、警察機構への憤怒を隠さず剥き出しにしながら真犯人に迫るその姿は、「そんな感情的になったら、冷静沈着な報通路ができなくなってしまうのでは」とこちらが心配になる程度だ。 何故ここまでの執念を燃やすことが出来るのか。その答えのひとつが、実は巻末のあとがきにおいて明かされることになる。その箇所を読んだ時、清水潔というひとりの男が抱いている切実な願いに、はじめて触れることが出来るはずだ。 清水の見つけた実相を検証する捜査に、警察はまだ本格的に着手していナイ。再捜査に警察が及び腰な理由、その情けナイ姿勢についてはぜひっ本書を読んで確かめてほしいが、それでも清水の追及は止まる所を知らなさそうだ。彼は本書の最後をこのように締めくくっている。 「好いか、逃げきれるなどと思うなよ。」 真犯人よ。今夜はこの本を抱いて、震えて眠れ。 http://news.livedoor.com/article/detail/8425100/ ※この記事の著作権は配信元に帰属します
体を壊す10大食品添加物 薬をやめれば病気は治る
ニーベルンゲンの指環 ジークフリート
The Ring of the Niblung; Siegfried 第2夜は男性的な物語です。前夜のワルキューレが女性的な印象だったので、この性的な対比が面白く思えます。 第一歌 森の中の洞窟 ヴェルズング族にヴェルゼがいた。ヴェルゼの子がジークムント、ジークリンデの兄妹であった。兄妹は生き別れの後に再会し、夫妻となった。その間の子がジークフリートであった。小人のミーメに育てられていて、いまや立派な英雄然としていた。ミーメが剣を作ってはジークフリートが折ってしまうを繰り返し、ミーメはごちていた。 ジークフリートは自分の父母を知らずにいた。育ての親ミーメにたずね、ノートゥングを託したジークリンデが母親であることを、そして母が出産の際に亡くなってしまったことを知る。 ミーメにノートゥングを作り直すように言って出かけるジークフリート。その間にさすらい人に扮したヴォータンがミーメを訪れる。二人の問答の中、ミーメがジークフリートを育てているのは指環を守る竜・ハーフナーを倒させるためであること、「怖れのなんたるかを知らぬ者」がノートゥングを作り直せることが語られる。 ヴォータンが去った後、ジークフリートが戻ってくる。ジークフリートがノートゥングを作り直し、ミーメはジークフリートを殺すための毒を作る。 ジークフリートは奔放な野生児として育てられました。ミーメのずるさ、たくらみが語られる場面です。 第二歌 森の奥 アルベリッヒはファーフナーが眠る森・ナイトヘーレにいた。そこへさすらい人・ヴォータンがやってくる。ヴォータンはアルベリッヒとその弟ミーメが争うこと、ハーフナーは若い英雄によって斃されるであろうことを語り、去る。 ジークフリートとミーメがやってくる。怖れを知るためにジークフリートはやってきた。ミーメは宝を奪うためにやってきた。 ジークフリートはハーフナーの心臓にノートゥングを突き刺し斃した。いまだに怖れを知ることはなかった。竜の血をなめると小鳥たちの声がわかるようになった。小鳥の導きにより、指環を隠れ兜を手にする。 小鳥の声により、ジークフリートはミーメのたくらみを知ることとなる。ミーメを切り殺し、ハーフナーが守っていた黄金にその骸(むくろ)を投げ入れ、ハーフナーの死体でもって蓋をした。 孤独になったジークフリートは友を欲しがった。小鳥からブリュンヒルデを花嫁にするように言われる。小鳥に案内されて駆け出す。 だまし合いと血なまぐさい場面が続きます。 第三歌 ジークフリートはブリュンヒルデが眠る岩山にまで到達した。ヴォータンがその前に立ちふさがる。ジークフリートはノートゥングでヴォータンの槍を折り、勝利する。 眠るブリュンヒルデを接吻で目覚めさせるジークフリート。ブリュンヒルデは兜も鎧の胸当ても外されたことで、もうかつての自分ではないと嘆く。しかしジークフリートが情熱の乙女にも怖れを感じないことを知って、ジークフリートの愛を受け入れる。 英雄が美しい女人の兜を破くシーンでは、トロイア戦記でアキレスとアマゾンの女王・ペンテシレイアの関係を思い出します。アキレウスは敵として斃した相手が女人とは知らず、兜を外してその美しさに斃したことを後悔します。 ブリュンヒルデが眠るなか、ジークフリートは兜と胸当てを外します。そしてブリュンヒルデは髪をとかれた女人として描かれます。これまでの戦士的なイメージのブリュンヒルデから、性的なイメージが強くなります。 女人の様変わりでは、フーケーのウンディーネやシェークスピアのジュリエットを思い出します。
天空の舟 小説・伊尹伝
『史記』によると殷(商)という王朝の前に禹という人物が治めていた夏という王朝があったとされている。 また夏以外にも複数国家が存在しておりそれを統一したのが殷(商)であるとされている。 この夏という王朝をテーマにしたのが今回紹介するのは宮城谷昌光著『天空の舟 小説・伊尹伝』文春文庫(上・下)です。 このブログを開始した当初北方謙三さんの『水滸伝』から中国の歴史小説に興味を持ったと書きました。 しかし北方さんは『水滸伝』『楊家将』『血涙』といった宋という国の時代の話と 『三国志』と『史記-武帝紀‐』位しか出ておらずこれらをバラバラに読んだせいか中国の時代の流れが全く掴めず他の方の著作を読むか専門書などで中国の歴史を一から学ぶしかありませんでした。 学生時代の頃から本を良く読むほうであった私ですが勉強は大嫌いでした。 そのため必然的に某古本チェーン店に足を運んで読みやすそうな歴史小説を探すことにしました。 北方さんの著作もそうですが多少の脚色というか史実と異なる面があっても気にしていません。原点を読めるわけがないですし物語として楽しみながら歴史の勉強も出来たら良いなという程度だからです。 変なファンタジー小説を読んで空想の年表だとか国の名前を覚えるよりは雲泥の差があると思いますしね。 さて『天空の舟 小説・伊尹伝』(以下天空の舟)に戻りますが 私は本当に勉強が嫌いでタイトルに伊尹伝とついていたため井伊直助の話だとばかり思っていました(笑) そのため宮城谷昌光さんの著作は『太公望』が最初でした。 冒頭の数ページで何となく他の歴史小説に比べて読み易い感じがしたのと 『封神演義』を歴史として捉えて読めることができたので宮城谷さんの他の作品をもっと読みたいと思っていたら『天空の舟』が『太公望』よりも前の時代の話しであることを知りました。 史記に記述があるようですが神話よりも前の王朝の話しということなので 着ている服や武器などはあまり具体的な記述がないので読者の想像に任せるしかないのでしょうが天候などから運気の流れを読み取ったり祖先の霊を祀る祭祀を中心にして政治が行われていたことが窺えます。 今作の主人公伊尹も桑の木から生まれたという神童のような逸話を持ったのですが 奴隷のような扱いをうけたり諸侯同士の間で微妙な立場で揺れ動き生命の危険に晒されたりします。 しかし伊尹自身は常に冷静で天候などから気の流れを読むのが ここぞという時は機会を逃さない人物だったようです。 人心を掌握することに長けていたという面では太公望と通じるところがあるかもしれません。 ただ殷(商)による統一に大きな力を担った伊尹と商滅亡へと導いた太公望。 流石にこれ以上古い年代を扱う歴史小説は無いに等しいとおもいますし 宮城谷さんの短編集では一部もっと古い時代について書かれているようですが もし最近中国の歴史に興味を抱いたという方がいましたら この『天空の舟』から読み始めるのも良いかもしれません。
「異国のおじさんを伴う」森絵都(文藝春秋)
年末年始のお休みに読む本を探しに行って図書館で見つけました。
- 作者: 森 絵都
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/10
- メディア: 単行本
『妻が椎茸だったころ』
『妻が椎茸だったころ』 中島京子 著 妙なタイトルに惹かれて、手に取った。 ちょっと風変わりで、触れるのを少しためらうけれど 一度中に入ってしまえば、あたたかくていい匂いがして、とても居心地がいい。 中島京子の小説を読むと、いつもそう感じる。 本書には、5編の短編が収録されている。 「リズ・イェセンスカのゆるされざる新鮮な出会い」は、 アメリカのオレゴンで出会った老婦人と過ごした一晩の出来事をつづる。 オレゴンの片田舎で乗るはずだった飛行機に乗れず、 途方に暮れていた左知枝は、 声をかけてくれた老婦人の家に一晩泊まることになった。 お茶を飲みながら、老婦人は自身の過去を語りだす。 5人の男性と結婚して、離婚して、不倫して……。 自由奔放な女性の恋愛遍歴のように思えた話には、 背筋が凍るような結末があった。 もっとも印象に残ったのは、表題作「妻が椎茸だったころ」。 突然、亡くなった妻の代わりに 泰平は、人気の料理教室に出かけることになってしまった。 椎茸を甘辛く煮てもってきてほしいというが、 それまで料理などしたことのない泰平は、 どうすればいいのか分からずうろたえる。 そしてふと開いた妻のレシピ帳には、 泰平が知ることのなかった妻の意外な面がつづられていた。 なんとか椎茸を用意して料理教室に向かうと、そこは個人レッスンで、 先生と二人で散らし寿司を作ることになる。 そこで、妻のレシピ帳に書いてあったことをふと口にすると、 先生は思いもかけない話をしてくれたのだった。 ほか、「ラフレシアナ」「蔵篠猿宿パラサイト」 「ハクビシンを飼う」も、それぞれ 狂気と紙一重の妄執ともいえるような人の心理を 少しずつ深みまで掘り下げていくように描き、深い余韻を残す。 いずれも、どことなく不思議で濃密な物語だ。 既視感のある設定や典型的な人物ではなく、 個人的でリアルな物事を細部までていねいに描き、 人の心の機微を浮かび上がらせる。 繊細であると同時に芯が強くてゆるがない描写に触れて、 読む楽しさを存分に味わった。
◆大和流◆ 如何なる流派か 一寸のみぞ垣間見し 即決したるは 我が運命
いのちのパレード
評価:★★
恩田陸は短編集の数が少ない。
巻末の解説によれば、連作短編集を除いた純粋な
ノン・シリーズものの短編集としては三冊目らしい。
もっともこの本は、「奇想短編シリーズ」と銘打って雑誌連載された短編を
単行本化したものなので、シリーズものと言えなくもないか。
「奇想」とあるとおり、いわゆる「奇妙な味」の作品ばかり。
各編の内容に相互の関係は全くなく、
ミステリあり、ホラーあり、SFあり、ファンタジーありと
バラエティに富んだ作品集になっている。
「かたつむり注意報」なんて
町に巨大なカタツムリの大群が迫ってくるという、
ウルトラQみたいな怪獣小説まであるんだから。
1作が文庫で25~30ページと短いので
長編の一部を切り取ったみたいな話や、
大長編のダイジェストみたいなものもある。
そのせいか、読んでる最中はともかく
読んだ後にあまり印象に残らないようにも思う。
全体的に、つまらなくはないんだけど、読み終わった後に
「ああ面白かった!」ってものがちょっと思い浮かばない。
ミステリも、あくまで「ミステリ風」、
ホラーも、あくまで「ホラー風」。
この短さで文句を言うのは筋違いだと思うんだけど、
やっぱり、もっとじっくり書き込んだものを読みたいなあ・・・
恩田陸ならこのネタでもっともっと面白く書けるんじゃないか・・・
って思ってしまうんだ。
軍師官兵衛 NHK大河ドラマ 1☆前川洋一, 青木邦子☆NHK大河ドラマ☆軍師「黒田官兵衛」
悪魔と食事を (サラ・クレイヴン) R-0333
ハーレクイン・ロマンス R333 著者 サラ・クレイヴン 訳 小林 町子 発売日 1984年8月20日 ページ数 156ページ ISBN 4833503336 内容 豪邸ハンタース・コートでの何不自由ない生活は突然崩れ去った。 父親が、共同経営者で親友でもあったジェフリーの裏切りにあい、 会社は倒産、ハンタース・コートも人手に渡った。 十七歳のコートニーは、ひそかに慕っていたジェフリーの甥、 ブレアとも憎み合ったまま、疎遠になってしまった。 あれから三年、 今は、二度の発作で、半身不随の体になった父親を支える毎日。 再び売りに出されたハンタース・コートに コートニーは足を向けてみずにはいられなかった。 輝ける夏の日、ブレアが白いばらを手折って彼女に差し出した ローズ・ガーデンにたたずむと、思わず涙がこみ上げた。 Amazonの紹介ページです。