『幻肢』原作本予定
392 恋占い
393 藤色のカクテルドレス
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394 おやすみ、夢なき子
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395 スパイ失業
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「ヤマザキマリのリスボン日記」「テルマエ戦記」ヤマザキマリ著:「テルマエ・ロマエ」以前の日記。モーレツイタリア家族文章版も。そして「テルマエ・ロマエ」がヒットしてから。
読書を楽しむ「恋する創薬研究室」
誰かがおせっかいを焼くという片思いの男女の恋愛相談事務局物語 片思いしている男がいて 片思いしている女がいて また、片方で少子化で国が歴史の中に埋没してしまうと考える ひとがいて なんとか結婚させるためにおせっかいをすることを 目的として恋愛相談事務局を立ち上げる。 敏江は夫を亡くし、いまは夫の家族と一緒にマンションに住んでいる。 敏江は買い物の帰りに家族のひとり智輝と一緒になり彼が誰かに 片思いをしていると会話から察した。 そして、彼女は恋愛相談事務局に赴くことを決意する。 帝國薬科大学の研究生花奈は恋愛相談事務局からメールを受取り 学内にあるその場所へ出かけた。 担当者の早凪が内閣府の支援を受けた組織だと説明し自分の片思いを 告白する。 相手は同じ研究室の助教授北条智輝だった。 このとき花奈は早凪から北条智輝も片思いをしているらしいと知らされる。 それでも花奈は、自分の片思いを叶えるためにお願いする。 研究室に戻ると同僚の女性から恋愛相談事務局へ行ったことを質問され 女性も北条智輝が好きだということを知り女の戦いの火蓋が切られる。 そして、花奈に脅迫文が届けられる。 「お前はこの世にいてはいけない存在だ」 北条智輝は、脅迫文を見て犯人探しに協力する。 そして、また花奈に対し今度は注射針と脅迫文が届いた。 キャンパス内でも不審な人物が目撃された。 花奈は北条智輝と帰りが一緒だった夜、凶器を持った人物に襲われるが 怪我はなかった。 敏江が住んでいるマンションでは家族の長がリビングで倒れていたのを 敏江が発見したが息子にお前が犯人だと言って監禁される。 敏江は、この家では浮いた存在になったいた。 しかし、家族は警察には届けなかった。 事件は密室で起きた。 この事件は北条智輝が真相を明らかにし実は事件でもなんでもない ことが判明した。 こどもがいたずらをして偶然に倒れて頭を打ったことがわかった。 警察に届けなかった真相も判明した。 息子がベランダで大麻を栽培していた。 この事件があって北条智輝の片思いの相手も誰だったのかわかった。 そして、敏江は結婚相談事務局に北条智輝の片思いの相談の取り消し をする。 花奈には同僚から北条智輝が実験でウィルスが付着した針を間違えて 指に刺したと言う報告を受ける。 そして、見舞うと北条智輝から「好きだ」と告白される。 なかなか良くできた物語で告白で終わるかと思うと、そんなわけはなく 延々と続いてやっぱり振られたかというところで花奈がダメな研究員から 一人前の研究員に成長していくという手の込んだものでした。
ティル・オイレンシュピーゲルのゆかいないたずら
図書館で借りた"New Year's Eve Concert 1992(Berliner Philharmoniker, Claudio Abbado)"に"Till Eulenspiegels Lustige Streiche"(ティル・オイレンシュピーゲルのゆかいないたずら)がありました。題のとおり愉快で明るいな曲です。で、息抜きにその元になった物語を絵本で読んでみました。 11のエピソードが収録されています。両開きにすると、左側に文章、右側に絵が描かれている構成になっています。読むだけならさすがにすぐに読んでしまいます。 絵はLisberth Zwerger(リスベート・ツヴェルガー)、オーストリア出身の絵本画家だそうです。絵から受けた印象では、「ゆかいな」なかに「ずるかしこい」ティルの様子が描かれています。こういう絵本の挿絵も、よくよく見ると色々な発見があるのが面白いところで、よくできた作品というのはどこかに謎探しのおもしろさを提供してくれているものだと思います。 たとえば、この絵本の絵は全て額縁のように正方形の枠取りがしてあります。そして全ての絵でことなる枠を使用しています。絵のイメージといえばそれまでですが、寓意的な意味があるのではと思って探ってみるのが面白いのです。 今回は絵本で少数の話でしたが、岩波文庫からも出版されているようなので機会があれば読んでみたいと思います。訳は本書も岩波文庫も阿部謹也ですが、岩波はどのような訳になるのかみてみたいのもあります。
地域を変える市民自治
天気が崩れるようだ。 しばらく雨が降ってなかったかな。 ああ、暮れに霰が降った時以来か。 生ごみはまだ余裕があるな。 雨が続くと始末に困るんだ。 まあ市の燃やすゴミに出せるんだけど、なんだかもったいない気がする。 昔の市長さんが『ゴミが宝か 宝がゴミか』という本を出してた。 ああ、改版してタイトルが少し変わったんだな。 うちにあるのは古い緑風出版の版。 あ、緑風出版から選集出てたのか。 知らなかった。 高須さん、お元気でしょうか。 労組が市民と共に戦った、いま思えば幸福な時代だったんだ。 ▼地域を変える市民自治―井手敏彦の実践と思想 ―――――――――――――――――――――― 日本で初めて自治体レベルでのゴミの分別収集に取り組み、石油化学コンビナート建設を阻止するなど、住民運動、自然保護運動、消費者運動など多面的な活躍をした元沼津市長の功績は、いまでも色あせることはない。市民として、自治体として何ができるのか貴重な教訓を与えてくれる。本書は、井手氏の足跡を辿りながら、先駆者として現実問題に取り組む姿勢や思想を様々な角度からとらえている。 ―――――――――――――――――――――― ▼本やら映画やら:地域を変える市民自治 井手敏彦の実践と思想 ▼幻泉館日録:石油化学コンビナート反対運動 ▼エコロジカルな暮し方 ゴミが宝か、宝がゴミか!? ―――――――――――――――――――――― @uttiisokotoko内田誠 1/7 12:12 昼のNHKニュース、国家安全保障局発足、トルコ首相歓迎式典、仕事始めと、冒頭から安倍総理の3連発。批判的な方向の情報は一切無し。ニュースは冒頭部分の注目度が高いことを考えれば、全体の8割くらいを占拠しているも同然。もう、名前を「安倍ニュース」に変えた方がいいんじゃないのか。 @minorucchuジャーナリスト 田中稔 1/7 16:28 東京地検特捜部は本日、市民団体による猪瀬前知事への公選法違反容疑の告発状を受理した。一方、この人はどうなのか。徳洲会の金庫番・能宗克行事務総長が執筆した回答書に「石原知事にも億単位の資金提供」と明記。 pic.twitter.com/m7t90enBL9 ――――――――――――――――――――――
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北方領土・竹島・尖閣、これが解決策(朝日新書)
『北方領土・竹島・尖閣、これが解決策』
岩下明裕(スラブ研究センター)
朝日新書(2013)
歯舞色丹のみの返還でも
係争海域の40%が日本に移管される。
台湾は沖縄が日本領であることも
公式には認めていない。
李承晩ラインで拿捕された日本漁船は、
竹島近海でなく対馬や五島列島付近だった。
根室の多数は三島返還ですら喜ぶ
60年代以前は四島返還は国是でなかった
韓国の漁民は現状の方が有利。
対馬への旅行者。韓国人41万日本人9万。
国有化以前でも尖閣防衛費に年間100億円以上。
尖閣問題の真の当事者は台湾である。
国際司法裁判所のシミュレーション結果。
北方領土は歯舞のみ、尖閣は勝利、竹島は判定不能
☆☆☆☆☆
現実的な考え方だと思うが、
おそらく日本はもっと損な判断をして失敗するだろう。
・今日の一言(本文より、張済国)
竹島問題は、日本にとっては領土問題だが、韓国にとっては歴史問題である。
독도 문제는 일본에서는 영토 문제이지만 한국에서는 역사 문제이다.
独岛问题对日本来说是领土问题、但对韩国来说是历史问题。
The Liancourt Rocks dispute is a territorial issue for Japan, but a historical issue for South Korea.
浜ちゃんの心温まる本!!
お笑いコンビ・ダウンタウンのツッコミ役、浜田雅功。
どつく・キレる・そんなイメージが強いかもしれないが、
“後輩思いの芸人”としても名が高い。
テレビスタッフや仲間に対する心配りも忘れず、美術や照明の助手さんたちの名前まで
覚えるという。意外と優しい浜ちゃんTVではキャラが怖い 。
そして、もうひとつの顔「良き父親」としての浜田雅功がいる。
妻は、タレント・小川菜摘、長男は、ロックバンド・OKAMOTO’Sのベーシスト、
ハマ・オカモトして活躍。日本人初の米国フェンダー社とエンドースメント契約を
結ぶ実力の持ち主。
次男は米国に留学中だとか。この一家に理想の家族像を見る人も少なくないだろう。
凄すぎる家族構成ですよね~。ほんとに理想です。
浜田家の日常を垣間見ることができる貴重な本 『浜田雅功ファミリーのできるまで』
(扶桑社より1996年に刊行)と『浜田家式お約束 エッ!そうくるかあ~』
(扶桑社より2000年に刊行)の2冊。妻・小川菜摘著
それは2人のなりそめから。「おもろい」「気が合う」「一緒にいても疲れない」
の3要素で結ばれ、1989年に2人は結婚。婚約指輪は0.28カラットと小ぶり。
ウエディングドレスは7万のレンタル、ウエディングケーキは友人たちの手作り。
新婚旅行はアメリカ西海岸と一般庶民の私たちは親近感を覚える。
本当に謙虚すぎるくらいです。頭が下がりますね。♪
結婚後1年ぐらいは2人っきりの生活を楽しもうと決めた浜田夫妻。
「おかえりっ!」と笑顔で迎えるのが鉄則。夕食は、週5回は菜摘さんの手料理を食べるそう
「お腹がすいたと思うとパッと出てくる料理が最高や」の信条で手の込んだ料理は必要なし。
夜12時までに帰宅できる日は、お腹がすいても食べないで帰ってくるという浜ちゃんの愛妻家
ぶりが伺える。
その後、計画通りの妊娠 菜摘さんは日々変化していく自分の体型に悲しみが増していく。
そんな妻をみて、「産んだら元の体に戻るやん。そんなん、いまだけやから、大丈夫やって」
と浜ちゃん。なんと優しい一言でしょうか?
長男・次男2人の出産に立ち会い、「ヒッヒーフー」と一緒になって出産を経験する。
つらそうな奥さんにあえておどけた言葉をかける浜ちゃん。
加えて、事前に分娩室での位置関係まで決めていたという徹底ぶり。
最後に、「先生、どうもありがとうございました」と泣きながら、
お礼を言い、その後はいつもと変わらぬ顔で『笑っていいとも!』に出演。
本当に仕事は仕事でわりきってますよね。
そして…。生まれたばかりの長男に心臓病の疑いがあると医師にいわれ愕然とする妻に
「たとえ、どんな病気だったとしても、オレとオマエがついているやんか。
一生懸命育ててやるしかないやろ」と励ます。なかなか言えませんよ。
2人目が生まれる前には、「郁未(長男)にとって、両親の愛情を一人占めにできる最後のチャ
ンスを作ってやろう。仕事があるから一泊しかできへんけど、連れてってやろうな…」
と旅行につれていく。
学校での子供同士のいさかいに対し、「相手の立場とか気持ちがわからん人間には、友だちがで
きない――そいでやなあ、友だちのいない人生ほど、不幸な人生はないで」と諭す。
子どもを怒ったときは、自分が悪いと思ったこと、これからどうしたらいいかを、
子供自身で考えさせ、自分の言葉でお父さんに話すようお母さんが促す。
中々このような事できませんよね~。感情的につい・・・・。反省。
浜田家には「仕事の3大ルール」があるそうです。
(1)家庭を最優先にする
(2)泊まりの仕事は極力避ける
(3)夫の休みの日には妻の仕事は絶対に入れないようにする
休みが1日だけの日は、忙しいお父さんを労わって菜摘さんは子ども達に
「お父さん、たくさん寝かせてあげようね」と声をかける。
しかし子ども達とできる限り一緒にいたい遊びたいという浜ちゃんの性格もあって、
お昼すぎたあたりでじっとしていられず、子ども達を遊びに誘う。
なんと家族思いの浜ちゃん!!
行くのは、「コンビニ」「本屋」。子ども達にとっては、お父さんと一緒に歩けたら十分だそ
う。何やらこそこそと「おとこ同士の約束な!」と3人で話しながらでかける姿を見送るのが菜
摘さんは大好きだったとか。
そしてプリンやヨーグルトを山ほど買って帰ってくるのがお決まり。
浜田家のようにお父さんの仕事が忙しくて、子どもとの接点がない家庭では、
お母さんの演出の腕が見せどころ。「ちゃんと見てくれている」「褒めてくれてたよ」。
子どもがやったことに対し、間接的でもそんな言葉の積み重ねが父親という存在への尊敬や共感
に繋がるという。
家のこまごまとしたことはお母さん、大きな決定や判断はお父さんが担当。
そんな『浜田家式お約束』には、「菜摘の悩み相談室」という形で、
子育てママたちのさまざまな相談に菜摘さんが答えている。
「あとがき」には、夫・浜田雅功が妻・小川菜摘に贈った言葉が綴られ、
「ほんまにごくろうさん」という言葉がやけに響いた。
浜田家は家訓「おもしろくなきゃダメ」通り、笑いの絶えない暖かい浜田家であり続けるんだろ
うなと思わせてくれると同時に、浜田家の活躍ぶりに合点が行く。一冊です。
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黒いダイヤモンド [book]
マーティン・ウォーカー/東京創元社/お薦め度 ★★★★
警察署長ブルーノ・シリーズ第三弾
フランスの片田舎、ワインしかり、山鴫しかり、黒いダイヤモンドことトリュフしかり、なんとも豊かなサンドニ村。
狩猟仲間のエルキュールから、トリュフ市の扱い商品の中に中国産のトリュフが混じっているので調査してほしいと依頼を受けるブルーノ。
そんな矢先、エルキュールが無残な姿で殺される。ブルーノも一緒の狩猟最中に・・・
さらにブルーノ友人のヴェトナム人夫婦がやっている料理屋台が何者かによって襲撃され、家族は雲隠れする。
エキュールの書斎で付箋をした蔵書、ファイルを読み進むうちに、彼はかって秘密警察官だったことがわかる。しかもヴェトナムにもいたことが。
フランス国内におけるヴェトナム人組織対中国人組織の抗争、元秘密警察官殺害、村長選挙の候補者たち、中国トリュフ混入事件・・・重層する事件に村で唯一の警察官が立ち向かう。おまけに自身の恋の行方も絡んで実に愉しいシリーズ第三弾、わたしのお気に入り!