七星降霊学園のアクマ 05 ゲーマーズ購入特典ブロマイド
第十章 番外編 ~ そのいち ~
第十章 番外編 ~ そのに ~
2013年後半の5★和書(その4)
第十章 番外編 ~ そのさん ~
『擬態の失踪 模倣の消失 1』01/05/2013/04244
気晴らし読書『地球移動作戦』
『地球移動作戦』(上)(下)
著 者:山本弘
発 行:早川書房
発行日:2011/5/15
文 庫:(上)321頁・(下)317頁
※左の表紙は単行本のもの
年明け最初の投稿なので、読んで明るい気持ちになる本を紹介したいと思います。
いちおう「気晴らし読書」という触れ込みですし…
ちなみに、この作品も同居人のばたおさんに貸してもらったもの
「BOOK」データベースの紹介では
「西暦2083年、超光速粒子推進を実用化したピアノ・ドライブの普及により、人類は太陽系内のすべての惑星に到達していた。観測プロジェクト“クリーンアップ計画”により発見された謎の新天体2075Aの調査のため、深宇宙探査船DSS‐01“ファルケ”が派遣される。船長のブレイドをはじめとする搭乗員たちによる観測によって、この星は24年後に地球に迫り壊滅的な被害をもたらすことがわかった。迫る厄災の報を受けた地球では、様々な対策案が提唱される。ブレイドの姪である12歳の天才少女・風祭魅波はACOM(人工意識コンパニオン)のマイカとともに、天体物理学者である父・良輔が発案・提唱した驚くべき計画の実現を決意するのだった…。著者入魂の本格長篇宇宙SF。」
とあるように、
SF小説なので、科学的な設定がいくつか有り、例えば「ミラーマター」(鏡像物質)や「ピアノ・ドライブ」(未来の画期的推進システム)といった」ものが登場します。
高校の頃、物理で0点近くをさまよった私としては、!?なのだが、それはフィクションだし、深入りを避けて読み進めることに。
なぜなら、そうしないと、せっかくの人間とACOMが織り成すドラマを味わうことなく、本書を投げ出してしまいそうだったので…
設定自体は非常に緻密で、科学に造詣が深い又は関心が強い方なら、どんどん深入りしてよりリアリティを感じることでしょう。
しかし、ラインもスマホもボカロも言葉でしか知らない私でも、今日の日本のIT状況を踏まえた設定なので、「あるある」の連続で、西暦2083年は、本当にこんな世界・日本になっているのでは、と思うほど。
これだけのものを僅かなページ数で平気で終わらせてしまう、なんと贅沢なと思ってしまう場面に幾度となく遭遇しました。
例えば、「科学」に関する話題以外でも、「良心的無神論運動(CAM)」などは出色の出来栄えで、著者の宗教への深い理解を感じさせます。
作中のイスラム教徒のふとしたつぶやきもまた然りで、読み飛ばすことはできませんでした。
CAMに触れているのはわずか一頁未満ですが、現実の社会運動として登場して欲しいと思うほど。
文庫上下巻で合計600頁超の長編をつらぬくのは、「大きな力と正しい意思がひとつになって、世界は初めて変わる」(著者あとがき)という信念
軽い気持ちで、気晴らしに読み始め、本当に気が晴れる作品でした( ゚ー゚)♪
※本書は東日本大震災以前に出た本の文庫化なのですが、震災を思わせる描写があり、震災に便乗したという誤解を避けるために、印税を義援金として全額寄付するとのこと。
『地球移動作戦』文庫版印税を全額寄付します
※著者は、こういう学習会のゲストもされているようです。どんな発言をされたんでしょうか。「ネット右翼」と真逆の立場の私としては興味津々
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関節運動等の呼称について 2
世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方
ハーバード、オックスフォード…世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方
- 作者: 福原 正大
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2013/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
『ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣2』
その鏡は嘘をつく
ちょっと古いけど
第七十五話_short ストレス性
恥ずかしい話だが、最近オネショをするようになった。そう、あの子供がする夜尿症というやつだ。いい大人なのに困ったことだけど、医者に言わせるとストレスによるものだという。
布団の中で眠っていて尿意を催す。
トイレに行かなきゃと、慌ててトイレに行って用をたすのだが、それが夢なのだ。気がつけば敷布団がビショビショに濡れている。こんなのありか。
昼間、デスクワークをしていて尿意を催す。気分転換も兼ねてトイレに行って小用ををたす。ああスッキリ気持ちがいいと思った途端、しまったと思う。これは夢だ。また布団の中でやってしまった。
だが気がつくと布団の中ではなく、まだデスクワークの途中だった。椅子から小便が垂れ落ちている。
これも夢なのか? それとも......。
了
黒田官兵衛についての新書4冊を比較
「死刑囚の最期 -生への執着編- 第一章 『死にたくない』 死刑囚 勝田清孝」
まず初めに少しだけ書かせてください
私は 「死刑」 という刑罰に対して肯定派です
たとえどんな理由があろうとも 『正当防衛』 以外で人を殺めた場合
極刑以外での罪の償いはできないと考えています
それは殺めた人の数に限らず また犯人の年齢に関わらず極刑にされるべきだとも考えています
ときどき 人を殺めた被告人に対して 『精神鑑定』 といったものをとり
犯行当時に責任能力があったか否かを調べる措置をとりますが
私はこういった措置をとること自体が間違っているのではないかと思っています
犯行当時 どんな状態だったにしろ人を殺めた事実に変わりはなく
殺めた理由についても 大概が身勝手なものばかりだからです
以前にも 「死刑」 という刑罰について私の意見を書かせていただいたことがあります
「死刑廃止運動」 をされている方々に対しての意見も書かせていただきました
気になる方・または私の意見を読んでみたいと思われた方は
「死刑」 という刑罰へのチナリの意見
をクリックして読んでみてください
最後にもう少しだけ書かせてください
私は 「死刑」 という刑罰に対しては肯定派ですが
実際に死刑囚への刑が執行されたというニュースが報じられたとき
その死刑囚がどんなに凶悪な事件を犯していたとしても
何かとても虚しい気持ちになり ずっとその犯人のことを考えてしまいます
それは死刑囚とはいえ ”尊い命” がこの世から消えてしまったという事実を突きつけられたからという思いと
それに加えて
「ほんの数時間前までは まだ生きていたんだよな」
という思いが湧き上がってくるためだと思います
例え どんな人間であれ 人が亡くなってしまうということは とても悲しいことです
それでも私は 「死刑」 という刑罰はなくしてはいけないものだと考えています
チナリより <(_ _)>
私は記事としてお書きする以上
”責任” を持って書かせていただいております
記事を読んでくださる方の中には
”死刑廃止派” の方もいらっしゃることと思います
もし そういった方から記事への批判コメントが書かれたとしても
私はすべてを承認させていただいたうえで
私自身のコメントとともに返させていただきます
ただ 自分の感情が入ってしまったからなのかどうかは知りませんが
初コメントに対して
私のことを ”お前” 呼ばわりされる方がおられます
ネット上における匿名性を利用しているので
そのような強気発言ができるのだとは思っていますが
初コメントをお書きになられる場合は
例え批判コメント・反対意見のコメントだとしても
できるだけ失礼に当たらないようコメントをされるのが筋だと思います
私は批判意見をお持ちになられる方がおられることをわかってお書きしています
もし 批判コメントや反対意見などをお書きになられる方がいらっしゃいましたら
せめてそのくらいのマナーを守ってお書きください
<写経、点訳、著書の印税寄付・・・ 無慈悲 (むじひ) な連続殺人鬼は最期まで命を乞うた (こうた)>
勝田清孝
─ 事件概要 ─
1948年生まれ
23歳のときに前科を偽って (いつわって) 消防署員に合格
真面目な仕事ぶりに評価は高かったものの 私生活では車に女と金遣いが荒く
その工面のために空き巣や強盗殺人を繰り返した
1977年8月20日
当時 関西で放送されていた人気の素人出演番組 『夫婦でドンピシャ!』 にて
番組の司会者 「夫婦でドンピシャ!
この番組は4組のご夫婦が出場いたしまして問題は5つ!
こちらの勝田さんは消防士さんでいらっしゃいます」
勝田 「どうも・・・」
この日の放送で妻とともに笑顔で出演していた男 勝田清孝 (当時28歳)
司会者 「消防士ちゅうたらあれですな
いざ出動ちゅうことになりましたら そらもう大変でしょうな」
勝田 「そうですね・・・
でもいつもそのために待機しておりますので・・・」
司会者 「ほんまに立派なお仕事でございます
では問題にまいりましょう!」
勝田はこの5年後
拳銃強盗殺人事件を起こして逮捕される
だが・・・ それだけでは終わらなかった
1983年1月 名古屋市千種警察署 取調室にて
警察 A 「そ・・・それじゃあお前はあのテレビの出演の直後にも人を殺していたのか!?」
勝田 「まあ そうですわ
番組の録画撮りは6月やったんやけど・・・ 殺したんはその半月後くらいやったかな・・・
あと・・・8月に入ってからも1人殺してますわ」
警察 A 「わずか2ヶ月の間に2人も・・・」
勝田 「まぁ そうなりますけど・・・・・・
人を殺したんはそん時が初めてやないですから
自信っていうんですかね
自分は絶対に捕まらんと思うてましたから」
この時 勝田は取り調べの最中に逮捕容疑とは別の過去に犯したいくつもの殺人を自供し始めたのだ───
1972年9月 京都市にて
クラブホステスHさんのマンションに侵入
見つかって騒がれたため 強姦しストッキングで絞殺
現金千円を奪う
1975年7月 大阪吹田市にて
クラブ経営者の女性Yさん (当時35歳) を絞殺
遺体はYさんの車を使い 市内の溜池 (ためいけ) へ運び遺棄
現金10万円を奪う
1976年3月 名古屋市中区にて
路上でクラブママのIさん (当時32歳) のバッグを奪おうとして 騒がれたため絞殺
遺体はIさんの車で郊外の休耕田 (きゅうこうでん) に運び遺棄
現金12万円を奪う
1977年6月 名古屋市南区にて
麻雀荘女性店員のMさん (当時28歳) のマンションに侵入
犬の散歩から帰宅したMさんを絞殺
現金4万円を奪う
1977年8月 名古屋市昭和区にて
空き巣に入ろうと物色していたところを美容指導員の女性Sさん (当時33歳) に見咎められ (みとがめられ) 絞殺
50万円相当のダイヤの指輪を奪う
これ以降 勝田の犯行は銃を使ったより大胆で凶悪なものへと変化していく───
1977年12月 神戸市中央区にて
集金帰りの労金職員の男性Yさん (当時25歳) を盗んだ猟銃で射殺
現金410万円を強奪
1980年7月 名古屋市名東区にて
閉店後のスーパーに押し入り 店長の男性Hさん (当時35歳) を猟銃で射殺
金庫から現金570万円を盗む
1982年10月 滋賀県草津市にて
強盗行脚 (あんぎゃ) をするためにヒッチハイクをしようと呼びとめた溶接工の男性Kさん (当時34歳) に
隠し持っていた拳銃を見られたため射殺
現金4万円を奪う
勝田はこの8件の殺人以外にも3百件以上の強盗や住居侵入などの犯行を自供
33の罪で起訴された
警察署にて
警察 B 「それにしても勝田のヤツ
疑いもかけられていなかった殺人まで何で自白したんだ・・・・・・?」
警察 C 「それが・・・逮捕されてからずっと便秘で一週間ほとんど眠れなかったからだそうです」
警察 D 「便秘だァ・・・・・・!?」
警察 C 「それで自供したらスッキリすると思ったと言うんです」
警察 D 「ふざけてんのか あいつはッ!!」
警察 C 「まあ本人はそう言うてましたがね・・・
刑務官はあの男が毎晩寝床でうなされているのを目撃してるんです
本当はあいつに殺されたホトケさんたちが夢枕 (ゆめまくら) で自白を迫ったんじゃないですかね」
警察 D 「ああ・・・そっちの方がよっぽど信憑性 (しんぴょうせい) があるよ
それであの男は今はどうしてるんだ・・・・・・?」
警察 E 「写経に熱中してますよ
刑事部長が差し入れた般若心経 (はんにゃしんぎょう) が気に入ったらしくて・・・」
警察 D 「それで少しでも人間らしい心が戻るといいな・・・」
警察 E 「はい・・・・・・」
名古屋拘置所にて
勝田 「ああ・・・アカン
罪を軽くしてもらおう思うて ついしゃべりすぎてしもうた・・・
すぐ調子に乗るのがオレの悪いクセや
このままじゃ死刑やで・・・ どないしよ・・・」
その時 看守の足音が聞こえてきたので 勝田は慌てて写経をしているフリをした
看守 A 「精が出るな
だけどあまり根をつめると体がまいっちまうぞ」
勝田 「はい・・・でも・・・
今の私にできることはこれしかありませんから・・・」
とにかく今は反省の態度をアピールすることや
そのうち きっと方法は見つかる!!
フフフ・・・ そうや 今までだってヤバイ時は何度もあったんや・・・
けど いつだって何とかなってきたやないか!
1986年3月
名古屋地裁は勝田に死刑判決を下し 弁護団はただちに控訴した
その翌年 勝田は自らの過去と犯罪について語った手記 『冥界に潜みし日々』 を出版
再び 名古屋拘置所にて
看守 B 「ほう ついに本になったのか おめでとう」
勝田 「ありがとうございます
文章なんてまともに書いたことがなかったんで えらい苦労しましたが ようやく・・・」
看守 B 「売れるといいな・・・」
勝田 「はい
この本の印税で被害者や遺族の皆さんに少しでも罪滅ぼしができればと思っておりますから・・・」
看守 B 「いい心がけだ
裁判官にもその気持ちはきっと伝わるよ」
勝田 「はい・・・・・・」
そう話すと看守 Bは行ってしまった
成功や・・・・・・!!
この本が話題になって世間の同情が集まれば簡単に死刑にはできんはずや!!
だが 巷 (ちまた) での本の評判は散々なものだった
本を読んだ男性 A 「なんだこの本は・・・・・・!?」
本を読んだ男性 B 「言い訳ばかりじゃないか」
本を読んだ男性 C 「この話をまともに信じたら
こいつがやった殺人は全部 ”弾み” や ”偶然” だったってことになるよ」
弁護士との接見にて
勝田 「何で本が売れないんや!!
先生! 出版社にもっとじゃんじゃん売るよう発破 (はっぱ) をかけてくれんか!?」
担当弁護士 「私からはそういうことは・・・」
勝田 「あんたはオレの担当弁護士やろ!!
みんながあの本を読めば判決も覆る (くつがえる) 可能性があるんや!!
あんたの手柄になるんやで!!」
担当弁護士 「・・・・・・」
1988年2月
名古屋高裁において控訴棄却 (ききゃく)
1994年1月
最高裁が上告を棄却し 勝田の死刑が確定した
名古屋拘置所にて
名古屋拘置所 所長 「点訳のボランティアをやりたい?」
勝田 「はい!
いつも接見に来てくれるキリスト教の人が教えてくれるって言わはるんです
やらしてもらえませんか!? ぜひ!!」
所長 「それは良い心がけですね」
勝田 「人の道に外れたことしたのに三度のご飯を食べさしてもろうてるんです!
少しでも人様のお役に立つ仕事ができれば!!」
こんなところで死んでたまるかい!!
こうなったらできることは何でもやったる!!
この頃 勝田は支援者のクリスチャンの女性Kさんの実母と養子縁組をしている
これによってKさんとは義理の姉弟として接見を続けた
Kさんとの接見にて
Kさん 「ずいぶん疲れてるみたい・・・
体調はどうですか?」
勝田 「それが義姉さん (ねえさん) 腰を痛めましてね・・・
長く座っていると辛いんですよ・・・」
Kさん 「点訳・・・ 毎日やってらっしゃるんでしょう?
たまには休まないと・・・・・・」
勝田 「ええ・・・ でも僕には時間がありませんから
お呼びがかかるまでに百八冊以上点訳したいと思うてるんです・・・」
Kさん 「百八冊・・・・・・?」
勝田 「はい 煩悩 (ぼんのう) の数ですわ」
しかし 勝田がキリスト教の洗礼を受けることはついぞなかった
そして 2000年─────
新しい世紀が幕を開けた
2000年11月 名古屋拘置所にて
勝田 「あ・・・痛・・・腰が・・・」
看守 C 「◯◯番 あんまりムリをするな」
勝田 「とんでもない 私には休む資格なんてありませんから・・・
あぐっ!! ううぅ───!!」
看守 C 「・・・・・・ 痛々しくてこっちが見てられんよ」
判決から間もなく7年や・・・
世の中じゃオレのことなんかもうほとんど忘れられてる・・・
そんなオレを今さら死刑にしたところで社会的には何の意味もあらへん・・・・・・
いや・・・
むしろ批判の方が強いはずや!!
オレがこうして腰を痛めるほど点訳に打ち込んでいるのはマスコミも大きく報じたからな・・・
法務大臣かて そんなオレを死刑にできんはず・・・
もしかしたら最初から刑を執行するつもりなんかなかったのかも・・・
そうや! 死刑はないんや!!
何やアホらしい
オレは今までずっとありもせん刑罰に怯えてたんか・・・
とんだ取り越し苦労や
その時 房の扉が開かれた
勝田 「区長はん・・・・・・ どうしはったんです・・・?
こんな朝っぱらから・・・」
区長 「お別れだ 支度をしなさい」
勝田はショックを隠せなかった
勝田 「で・・・でも 私は腰が・・・・・・」
区長 「心配いらないよ 刑務官に任せれば大丈夫だから・・・」
そして 勝田の両脇に刑務官が立ち 勝田の腕を取った
勝田 「痛ッ 腰が痛いんですよう・・・・・・!!
点訳のことは法務大臣には伝わってますか!?
本の印税も遺族に寄付したし 反省文も書いたんですよ」
刑務官に両脇から抱えられ 執行場に連れて行かれる時 勝田は思い出したかのように言った
勝田 「そ・・・そうや・・・義姉さんに別れの言葉を言わんと・・・」
区長 「遺書を書く時間はあるから・・・」
勝田 「僕が死んだら義姉さんはきっとショックで自殺してしまいますよっ!!
それでも僕を死刑にするんですか!?
区長さん・・・ねぇ・・・区長さん!!」
2000年11月30日
名古屋拘置所において勝田清孝の死刑が執行された───
享年52歳
死刑に立ち会った僧侶は その時の勝田の様子をKさんに次のような言葉で伝えた
「人間らしい最期でした
人間というものを感じさせてくれました」
と
妖怪アパートの幽雅な日常⑨
昨日読み終わるかと思ったけど、やはり無理だった・・・。 ということで今朝、ごろごろとベッドの中でぬくぬくしながら読了。
久しぶりだねー。実は残すところこの本を含め、シリーズあと2冊。いよいよラストスパートというところでしょうか。 夕士の高校生活も終わりに近づいている。 今回は文化祭のエピソード。
途中から、もはや夕士の話ではなくなっているとワタシは思う。 絶対に千晶の話だよね~。(笑) 白ランにはわろた。 作者の思い入れがありありとわかる。 読メのコメントでもあったけど、もはや「BL・スラッシュ」とか隠しもせずに書いちゃってるし、そういうことにはしゃぐ女子高生を書いたりしちゃっているわけだから、だんだん栗本薫の世界に行くのかしら・・・なーんて思ってみたりして(笑)。
ま、それなりにいい部分もあったしね。 千晶の語る友人の話は泣けた。病を持つ友人の生きたいと思う気持ちと死にたいと思う気持ち。 どちらも真実であり、どちらも正直な気持ちであったろう。 もしかすると母もそんな気持だったのかなぁ・・・といろいろ考えると泣けてしまったのである。 ワタシは五体満足に生きていられ、生きたくても生きられなかった人たちのことを知っている。 だから、簡単に自ら命を絶てないんだよね。 ま、そんなことを思い出させた話でありました。
最後の最後で、ラストの話への伏線が・・・。 楽しみだねぇ。 続きは来春らしい。 ということはもうそろそろか!? これは最後まで読み切りたいと思う。
おススメ度: ☆☆☆☆ 千晶の白ランにおまけ一個。(笑)