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『セントレイン戦記1』森田季節

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辺境の領主である王族の少年の主人公のところに従兄弟の王女が逃げ込んできて、国土統一のための闘いに乗り出すという話。ファンタジーの戦記物であるが、ちょうど群雄割拠の状態から話がスタートしている。展開は意外と早いが、結構、伏線もあるので、そんなに単純な話にはならなさそうである。戦記物としては、戦術や戦略重視である。続きに期待したい。


『無能力者のオービット・ゲーム1』翔田大介

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超能力が普通の世界で、無重力下で超能力を駆使して行われるオービット・ゲームの養成学校に無能力であるのに入学した少年が主人公の話。最近は割と多いが、学園でのチームバトル物であるが、設定は色々と工夫されているし、SFであるのは多少珍しい。キャラクターの配置などはテンプレート的ではあるが、ストーリーは上手く構成されていて、面白い。既に続きが出ているが、3巻も期待したい。

The Enormous Crocodile

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■英文多読に挑戦(554冊目)

0140365567The Enormous Crocodile
Roald Dahl Quentin Blake
Puffin 1993-06-01

by G-Tools
Author : Roald Dahl Series : YL=3.3、単語数=2859、ページ数=40、☆4.0 [2回目] 茶色く濁った大きな川に住む巨大なワニがランチにジューシーな子供を食べようと あれこれ策略をめぐらす。 しかしジャングルの動物達がそれを阻止しようとして、とうとう最後には・・・ ・・・ Dahlの作品はKindle本が時々バーゲン価格になるので、 気付いた時に買っていたらいつの間にかそれなりの数になっていました。 いつかまとめて読んでみようと思っていたのですが、 新年になってお日柄も良いので (?) この辺で始めることにしました。 レギュラーで読んでいるシリーズもあるのでオンリーではありませんが、 しばらくは優先的に読んでいきたいと思います。 どうせなら以前読んだ本も読み返そうと思ってこの作品から始めたのですが・・・ 前回私はYL2.5にしていますが、改めて読み返してみるととんでもないですね。 未だにあやふやな単語がいくつかありますよ。(^^; レベルは修正させていただきましたが、 当時は見栄を張ってちょっと低めに付けていたのかな。 と言うよりも、あまり成長してないなあ。(^^ゞ ここまでの合計。554冊、単語数=6629206 <関連リンク> ・INDEX - Roald Dahl ・WEB SITE - The Official Roald Dahl Website にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
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『裏窓クロニクル』友桐夏

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謎めいた魔女に関わる話から始まり、ある一族というか、もっと広がりを持っているのだが、関連する人々の物語と言うべきか。連作短編になっていて、一応、ミステリー的には構成されている。今回はある種メタな仕掛けもあるので、どこまでが本当なのかという点もあまり明らかではないが、全体としては非常に緻密に構成されている。ボリュームも結構、あるが一気に読ませる。基本的には少女の物語であるのは、この作者の特徴か。

『未来探偵アドのネジれた事件簿』森川智喜

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元タイムパトロール隊員と共に、主人公の探偵が様々な依頼をこなすという話であるが、時間旅行も使うところが特徴である。話は、時間操作を伴うので、かなり複雑ではあるが、上手く構成されている。しかし、タイムパラドックスがないとしても、時間旅行を使って、事件を解決するのは色々と矛盾があるような気もするのだが、基本的にはコメディーなので、そこら辺はどうでも良いのだろう。

『WORLD END ECONOMiCA Ⅰ』支倉凍砂

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月面都市を舞台にした経済物というか、株式市場物。原作はノベルゲームだからか、ストーリー自体は割と、スロースターターで、かなり分厚い。月面都市が、一種の純粋な資本主義として描かれていて、実学しか需要のない世界として描かれているあたりは、ある意味、現実を反映しているのだが、そこら辺が単なる設定なのかというのはちょっと気になる。話のかなりは、株式市場での取引がメインで、市場心理的なものも描かれているのは面白い。ストーリーはそれなりの区切りで終わっているが、続きに期待したい。ただ、話のオチをどのように用意しているのかが、あまり見えないところは多少、不安も残る。

『ガンゲイル・オンラインⅠ ソートアート・オンライン オルタナティブ』時雨沢恵一

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『ソードアート・オンライン』の外伝だが、これは別の作者が書いている。しかも、舞台は作中に出て来た銃がメインのゲームになっていて、主人公の女子大生がチームを組んで、大会に出るという話である。というわけで、バトルがメインの話になっている。キャラクターの設定は一捻りしてあるが、ストーリー自体は単純である。バトルシーンは上手く構成されていて、一気に読ませる。話は一旦、完結しているが、続きに期待したい。

『筐底のエルピス -絶滅前線-』オキシタケヒコ

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鬼を狩る組織に属する主人公の少年と、その相方の少女が珍しい鬼に出会い、別の組織も動き出すという話。和風の現代物ではあるが、設定は意外にSF寄りで、また、かなりスケールが大きくもなっている。とはいえ、それ以外のところはこの手の話としては割と、標準的ではあるが、非常に上手くまとまっている。話は切りの良いところで終わっているが、続きに期待したい。

『虚構戦役の戦導師 英雄部隊覚醒』田尾典丈

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クラス毎、ゲーム世界に飛ばされた主人公の少年は指揮官として、シミュレーションRPGに似た世界において、クリアを目指すことになるという話。この手の話だと、飛ばされる先はRPG的な物が多いのだが、これはちょっと異なる。とはいえ、育成要素があるので、割と似たような感じではある。ロードの回数に制限が設けられているので、緊張感はかなりある。最後はあまり予想していなかった結末であるが、続きを出すには良い方法であろう。続きに期待したい。

『姫騎士征服戦争』深見真

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姫騎士である主人公は、敵の姫騎士を集める姫騎士これくしょんを目標として、敵国の姫騎士を集め始めるという話。設定はかなり変だが、話自体はこの作者としては割と普通に展開している。設定自体は結構、凝っている。今のところは、一発ネタ的ではあるが、この先はどういう展開にするのだろうか。話は一応、まとまっているが、続きは充分出せるので期待したい。

『異世界のF35 新・護樹騎士団物語』夏見正隆

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F35のパイロットである主人公は、雲南省へ極秘の偵察飛行を行うように命じられ、不思議な物と出会うことになるという話。タイトルから分かるように、『護樹騎士団物語』の外伝というか、前日譚に当たる話である。実は、既に『イグドラジル』と言うのが出ているが、それは未完で、無かったことにされているようである。こちらは、現代物で、『レヴァイアサン戦記』に近い雰囲気である。本編の方はどうなってしまったのかと言う気もするし、ちゃんと完結するかどうかも不安であるが、続きに期待したい。

『開門銃の外交官と、竜の国の大使館』深見真

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召喚機兵を呼び出す力を持たずに生まれた主人公の少年は、外交官の少女の警護官となり、竜神族の国に向かうことになるという話。アクションもそれなりにあるが、基本的には外交というか、交渉がメインの話である。本格的なファンタジーで、設定もかなり作り込まれている。話は完結しているが、続きも出せそうなので期待したい。

あんまり……

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 朝井リョウ『世界地図の下書き』読了。

世界地図の下書き.jpg
 なんというか、やっぱり『桐島、部活……』の感動はない。  児童養護施設の話、というところで、いろいろ工夫して書いているし、ちゃんと取材もしているのだと思うけど、いかせん面白くはない。ちょっと無理かなあ、このストーリー展開。でも、これは突き詰めてみると恋愛小説なのかな。

(39) Let it fall

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(39) Let it fall
let it fall.jpg

copyright
2010 by Maryann Cocca-Leffler
Published by Scholastic Inc.
Cartwheel B
OOK

Let It Fall

Let It Fall

  • 作者: Maryann Cocca-Leffler
  • 出版社/メーカー: Cartwheel Books
  • 発売日: 2010/07
  • メディア: ペーパーバック







My book report :
Children enjoy autumn, beautiful nature and happy events with their parents.
But winter is coming.  Children are waiting for their first snowflake.

I marked 6 words in this book.
W20.5cm-H22.4cm, 40 pages
(6/40=0.15)


My summary :
It’s autumn. Children are back at school.
Children play with colored leaves.
They enjoy the country fair, hiking and others.
They love trees of orange and autumn sky.
Then soon winter is coming.


I picked out 6 words and phrases.
It’s autumn. back at school, rake [ɪk], hayrides , piled high, snowflake [ˈsnəʊ.fleɪk]


My favorite phrases :
秋です。
Let it fall.
It’s autumn.
it is autumn.jpg



新学期に
Early mornings, crisp and cool,
meet new friends back at school.
back at school.jpg


Words I’m interested:
To collect with a rake (干し草・落ち葉などをかき集めるための)くま手.
But then…
Chilly, windy, gusty breeze,
rake, rake, rake the blowing leaves.
rake.jpg

⑤いっぱい積まれた
But then…
Brother’s stroller piled high,
cold ad tired, say good-bye.
piled high.jpg


New words for me:
A leisurely ride in an open cart filled with hay
throughout a scenic area.
《干草用荷馬車に乗っての夜の遠出》.
Hayrides, contests, jumping fun.
The winning pumpkin weighs a ton.
highrides.jpg

A crystal of snow. 雪の結晶、雪片
Hats to knit, scarves to make,
waiting for our first snowflake.
snowflake.jpg

*

怪盗ニック全仕事1

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怪盗ニック全仕事(1) (創元推理文庫)

怪盗ニック全仕事(1) (創元推理文庫)

  • 作者: エドワード・D・ホック
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2014/11/28
  • メディア: 文庫



評価:★★★

ニック・ヴェルヴェットは一風変わった泥棒。
彼が盗むのは貴金属や宝石の類いではない。
"価値がないもの" や "誰も盗もうと思わないもの" に限るのだ。

短編ミステリの名手である作者が残した
「怪盗ニック」シリーズは全87編。
そのうちの何割かは邦訳され、日本独自編集の短編集も出ていたが
この「全仕事」は、87編すべてを発表順に全6巻にまとめるもの。
その第1弾が本書で、1966~71年にかけて発表された15編を収録。

フォーマットはほぼ決まっている。

まず依頼人がニックに接触し、盗むものを示す。
当然、価値のないものがターゲットになるのだが、
依頼人がそれを盗んで欲しい理由を語ることはまずない。
ニックは報酬2万ドルで引き受ける。
(危険なものなどの場合は割り増しをするが)
盗むものの下調べに出向き、盗難計画を練る。
そのとき、新たな関係者が登場する。
(たいていは若くて美しい女性だが)
その後、ニックが盗みを実行するのだが、
ほとんどの場合、実行後に何らかのトラブルが生じ、
そして推理と機転で窮地を脱する・・・

こう書いてくると、なんだかワンパターンなような印象を
持つかも知れないが、依頼される盗みの対象は
"プールの水" とか "おもちゃのネズミ" とか
"使い古しのカレンダー" とか "博物館の恐竜の尻尾の骨" とか・・・
中には "野球チーム" とか "湖の怪獣" みたいな奇想天外なものまで
まさに、「何でも盗んでみせるぜ!」って感じ。

もちろんこれらを盗む手口もよく考えられていて
"プールの水" を盗む方法なんて、よく考えたなあって思う。

そして、"価値のないもの" を盗むことにこだわる、
依頼人の "意外な目的" も。

フォーマットは決まっていても内容はバラエティに富んでいて
読んでいて飽きさせない。
しかも、それを文庫で30~40ページほどに収めているんだから
まさに "短編の名手" といって間違いはないだろう。

同じ作者の「サム・ホーソーン」シリーズは不可能犯罪ものだったが、
「怪盗ニック」シリーズもそれに劣らず面白いシリーズだ。

あと5巻、これからしばらく楽しみが続きそうである。


山口昌男の笑いについて

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昨日、当該ブログで、天皇の年頭所感について記したが・・・、 船曳建夫によると、平成天皇は、大江健三郎や山口昌男と同じ仲間ということになる。俗な表現でいえば「同じ穴のムジナ」のようなもので・・・ ・・・などと、まちがって、こんな文章を記し、戦前の右翼に見られでもしたら、後ろ指どころか、アイクチで刺されることになるかもしれない。天皇陛下は、シモジモと異なり、はるか高いところにおわしますことになっている。俗なものと、同属に扱うなど許されないことであった。 その点、山口昌男も天皇を同属とはみなしていなかったことを、『天皇制の文化人類学』のなかで、記している。 「教育勅語を校長先生が小学校の奉安殿から御真影とともに取り出しうやうやしく奉戴し、読み上げるとき、厳かに下を向きながら拝聴しなくてはならないということは、一人の生徒としては怖い体験であった。私は、説明のつかないこの緊張の瞬間には、笑いを抑えるのが至難の業であった。至高のものが強要されるときには、笑いの衝動で均衡を保つという変わった癖を私は持っていた」 山口にとっても、天皇は同属などでは無論なく、天皇と天皇にまつわるものは、至高に属するモノであったということである。そして、そういう場面に直面すると、自ずと笑いがでてしまいそうになってコマッタのだという。 最近、ある方が舞台に立つときに、いつも笑顔がすばらしいので、そのことを褒めると、緊張のあまりそうなるだけで、無意味な笑いなのだと言っていたが、どうもソレと近似するもので、あるらしい。

山口昌男 人類学的思考の沃野

山口昌男 人類学的思考の沃野

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京外国語大学出版会
  • 発売日: 2014/10/20
  • メディア: 単行本
上記書籍に、中沢新一のインタビューが出ている。朝日新聞(’13・3・12)に掲載した山口への追悼文に中沢は次のように記した。 「とにかくよく笑う人だった。とりわけアカデミズムの権威などを前にすると、ますますよく笑い、からかい、そのために相手を怒らせることもしばしばだった。笑う山口昌男のまわりで、世界はいつもダイナミックに揺れていた」 何年前になるだろう。NHKのETV50年記念番組で、ミヒャエル・エンデのインタビューが再放送された。その相手役は、山口である。「わたしは、ドイツ語ができないので」と前置きして、通訳を介してエンデと話しているのだが、番組中、終始山口の顔には笑みが浮かんでいた。 https://www.youtube.com/watch?v=NfZbgxoeyR8 山口は、偉そうな態度を取ることなく、だれとでも友達になってしまうような人だったようである。山口にとって、他者、世界のすべての事象が、自分より上の位置にある権威と見えたのかもしれない。それが、山口の笑いを生み、知的バイタリティーとなり、「文化人類学者」という肩書きを越えた縦横無尽の活動へ向かわせたのかもしれない。 つまり、山口は、天皇と同族どころか、誰とも、地球上のあらゆる事象とも同族ではなかったのかもしれない。もっと、低いレベルに属する、エイリアンのようなものと自らを感じていたのかもしれない。ほとんど、身についた性分としてそうであったのではないかという気がする。 ************ 赤塚不二夫さんのこと  http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2008-08-03-1
文化と両義性 (岩波現代文庫)

文化と両義性 (岩波現代文庫)

  • 作者: 山口 昌男
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/05/16
  • メディア: 文庫
道化の民俗学 (岩波現代文庫)

道化の民俗学 (岩波現代文庫)

  • 作者: 山口 昌男
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2007/04/17
  • メディア: 文庫
天皇制の文化人類学 (岩波現代文庫―学術)

天皇制の文化人類学 (岩波現代文庫―学術)

  • 作者: 山口 昌男
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/01/14
  • メディア: 文庫

るろうに剣心全巻セット 激安!!

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あけましておめでとうございます!!  さな吉です。。 お正月は結局どこにも行かずに家でのんびりです|д゚) 暇だったのでDVDをレンタルしてきました。 いいの発見!!! るろうに剣心借りちゃいました。 いやー。。。 面白い!!! 久々に家にある漫画を読みまくりましたよ。。 ネットでも全巻セットが売っていますので よかったら検討してみては!!

明日の子供たち 有川浩

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児童養護施設の話。ドラマ化されそうですね。なんとなく。 「人生は一人に一つずつだけど、本を読んだら自分以外の人の人生が疑似体験できる。そうやって他人の人生を体験することが、自分の人生の訓練になっている」 このフレーズは活字中毒者としては心強いなあと思ってメモっておきます。

ゆくとしくるとし 大沼紀子

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真夜中のパン屋さんの方です。10年近く前の本ですが、この頃からなんとなくこういう雰囲気のものを書かれていたんだなあと。

Wonderful Story 伊坂幸太郎他

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「犬」をテーマにした短編集。それぞれの作家さんの個性が出てるなあと思いました。

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