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2014年・今年の10冊

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年末に開催している、今年読んだ本から10冊を選ぶひとり企画の2014年版をお送り致します。 今年はヨーロッパミステリ祭(※イギリスは勘定に入れません)で幕を開け、特にドイツ語圏の傑作に多数めぐり逢いました。名作ミステリの新訳などもちょこちょこ手を付けていった年でもありました。 『第三の警官』を筆頭にへんな小説も豊作ですが、ダイ・シージエについては「笑い」「詩情」の両面から2冊入賞とせざるを得ませんでした。 短篇中篇にも印象深い作品が多かったです。年末ぎりぎりに飛び込んできたジャック・ヴァンス「奇跡なす者たち」が次点でした。 個人的には長年そろそろ片付けたいと思っていた与謝野晶子訳源氏物語をついに撃破したことが思い出部会です。 ヘニング・マンケル『殺人者の顔』 ダイ・シージエ『孔子の空中曲芸』 マルティン・アマンスハウザー『病んだハイエナの胃のなかで』 ネレ・ノイハウス『深い疵』 フラン・オブライエン『第三の警官』 バンジャマン・ペレ『サン=ジェルマン大通り一二五番地で』 ダイ・シージエ『月が昇らなかった夜に』 デイヴィッド・ベニオフ『卵をめぐる祖父の戦争』 アダム・カバット監修『江戸マンガ(1) 芋地獄』 レオ・ペルッツ『ボリバル侯爵』 中二病大賞:ステファノ・ベンニ「オレロン」(『海底バール』所収) 最優秀コナン・ドイル賞:タニス・リー「世界の内にて失われ」(『死せる者の書』所収) では皆さん、良いお年を。


金のギター (サリー・ウェントワース) R-0727

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R-0727-a.jpgR-0727-b.jpg ハーレクイン・ロマンス R727 著者  サリー・ウェントワース 訳   原 淳子 発売日 1990月1月20日 ページ 156ページ ISBN  4833507277 内容  「ミス・シェリー?」その声にストームは顔を上げ、     怒りをこめて目の前の男を見た。     コンサートツアーを香港で終え、疲れた体を休めるために     インドネシアのタルナに住む兄夫婦を訪ねてきたというのに、     見知らぬ土地の何もない空港に四時間も待たせるなんて。     しかも迎えに来た男ルーク・バリンジャーは、     遅れてきたことを謝ろうともしない。     さえない小型飛行機のパイロットのくせに、なんて無礼な男なの!     怒りをぶちまけたストームだったが、事実を知って驚いた。     ルークが兄の会社の社長だったなんて! Amazonの紹介ページです。

金のギター (ハーレクイン・ロマンス)

金のギター (ハーレクイン・ロマンス)

  • 作者: サリー ウェントワース
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 1990/01
  • メディア: 新書

2013年集計

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放置してた2013年の48冊目以降も書いときます。(^_^;; 川原礫作品2冊。 アクセル・ワールド 15 ソードアート・オンライン 13 賀東招二作品1冊。 甘城ブリリアントパーク 2 大黒尚人作品1冊 フルメタル・パニック! アナザー6 石踏一榮作品3冊 ハイスクールD×D 15~16 電蜂 水瀬葉月作品4冊。 鮎原夜波はよく濡れる 1 藍坂素敵な症候群 1~3 神永学作品2冊。 天命探偵 真田省吾4 「フラッシュ・ポイント」 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 「いつわりの樹」 松岡圭祐作品7冊 万能鑑定士Qの推理劇 1~2 特等添乗員αの難事件 1~3 万能鑑定士Qの短編集 1~2 雨木シュウスケ作品17冊 鋼殻のレギオス 15~25 聖戦のレギオス 1~3 レジェンド・オブ・レギオス 1~3 グイン・サーガシリーズ 2冊。 グイン・サーガ・ワールド 8 宿命の宝冠(宵野ゆめ作品) 47冊+39冊。 という事で、2013年は86冊でした。 ここのところ全く書けていませんが、 来年はちゃんと記録つけたいところです。(^^;;

2014年12月購入書籍

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《ひ と こ と》
今月は以前から期待してたレジーナブックスの文庫版が発売されたので即買い。
なんですが、最近文庫化の事を考えるとレジーナブックスの既刊が買い辛くなりました。
買った途端、文庫化(書き下ろし付)じゃ泣くに泣けない(-_-;)
新刊は買ってますけどね。文庫化のサイクルが最近早い気がするんだよね~

1年で文庫化はちょっと早くない?書き下ろしだけでなく修正版って最早違う本だよね???
その本は特に欲しい本ではないので買わないけど…。

所で、最近知った事実!
レジーナブックス(&文庫)のロゴマークって意味があったんだね^^;

指輪マーク(宝石ピンク)⇒恋愛:性描写なし / 指輪マーク(宝石赤)⇒恋愛:性描写あり
翼マーク⇒異世界トリップ / 剣⇒剣と魔法

まぁ翼マークの異世界トリップ、剣マークの剣と魔法でも恋愛絡んでるのもありますが…

今月発売の新刊3冊の内2冊は指輪(宝石赤)。 がっつり18禁シーンありです。
個人的には(性描写は)なくてもいい……。



まずはNL文庫から―――
『宮廷恋語り 金の妃と春嵐の出会い』
新王の『金銀の妃』候補を集めて選抜大会(?)的なお話です。
よくある花嫁選び物ですが、事件が絡んだりしてお話自体は長いです。
ただ、一次・・選考にヒロインが合格…段階で物語が終わってるんだけど??

えっ!?これで終わり????Σ
二次選考もあるっぽいんだけど、まさかこれで終わり!!?????

一応、ラスト数行のナレーション(?)でその後の結末は見当がつきますが
なんとなく中途半端的なモヤモヤが残った(・_・;)

是非とも続編に期待したいものです。(あるよね?あってほしいなぁ…)

『仮面伯爵とお嬢様 駆け落ち相手はストーカー!?』
どうも私は溺愛+執着…が過ぎて最早ストーカー?的なヒーローが好きなのかも^^;
勿論イケメン(←超重要)、愛故に(暴走)…というのが前提条件ですが(笑)

このお話のクリストハルトヒーローがまさにソレ! 周りまで巻き込んで大暴走Σ
一番の被害者は王太子(ヒロインの幼馴染みでクリストハルトの従兄弟)かもしれない……。
何気に苦労性の王太子(笑)

+++++

『4番目の許婚候補 Manami & Akihito 5』
とうとう完結で大団円です。
まなみの正体が彰人さんにバレた後の5話目『新たなる火種』では
最初の頃から引っ張ってた彰人さんに対するストーカー(?)的な問題も解決。

今作はほぼ書き下ろしで、その後WEBに発売直前まで急遽掲載という形だったのですが
この5話目はいわば単行本の‘書き下ろし‘に該当する部分にあたりWEB掲載無し。
が、出来ればその書き下ろし部分は婚約発表含むドタバタ(&ラブラブ)な話の方が良かった

因みにWEB掲載版では
5話目前(まなみの正体が彰人にバレて、喧嘩?して仲直り)でENDマーク。
エピローグもあったのですがそっちはWEBだけで本編削除に伴いごっそり削除(>_<)
その辺りも番外編としてWEBの方で再掲載してほしい……

WEBでは本編は削除されてますが番外編で近未来(婚約時代)の話が何作か掲載されてます。
本編連載中からのもあって‘パラレル‘の記載もありますが完璧未来編!
ただし思いっきり「18禁」なのでご注意を(笑)

『鋼将軍の銀色花嫁』
ヒロインの境遇を鑑みればお話自体はシリアステイストだとおもうのだけど
ヒロインの鈍感さや初心うぶ過ぎる故の純真さに加え
お相手の将軍様がヘタレ過ぎなのも加味(?)されて、ややコメディ仕様にもなってたり

そのお陰であまり重くなり過ぎず読めました(^v^)

ヒロインを長年虐げていた父親も最終的に因果応報な結果になりスカッとした♪

■■■■■■■■■

さてここからはBLになります。
『猫の国へようこそ』
猫耳に尻尾、そして『猫の国』…という事でハートフルなお話かと思ったら
(いえ、ハートフルはハートフルなんですが)
少々ミステリー要素も加味されていて面白かったです♪

基本、犬派な私ですが猫もいいなぁ…と思った。 猫と人間の絆に少しウルっときました(ρ_;)

『摩天楼に眠る獅子』
攻め×攻め…というのはわりと好き♪ が、私なりの拘りがあってリバはNG!
後、物語の攻めが受けた・・・事があるのもあんまり好きではなく…
この話はその両NGワードがないので良かったです(^v^)

攻めvs.攻めの対等な関係が萌えます。元々男前の受けは大好物♪

『金豹と黒豹の求婚 ~月夜に甘く誓いのキスを~』
表紙絵見た感じでは`3人で幸せになりましょう(所謂3P)`的なお話かと思ったのですが
残念ながら(えっ?)まさかの固定CP。
いえ、固定CP好きですけどね。そっちの方が健全だし(笑)

+++++

新書『恋でせいいっぱい』
とことん男運・・のなかった受けが最終的に極上の男をGETする話(笑)

過去受けが付き会ったのは3人(♂)
3人目の元彼は攻めと知り合う直前まで付き合ってた元上司
はっきり言ってうぬぼれ屋の小心者。

書き下ろしで登場した受けの1番目の元彼……
超自己愛(?)が強く自分以上の男はいないと思い込んでるイタタタなタイプ(+o+)

共通してるのは受けが未だに自分に惚れてる…と思い込んでた事ですね。
どこから来るんだ?その自信…と小一時間ほど問い質したい(笑)

どちらも攻めに(精神面で)コテンパンにやられましたが(爆)

こうなると2番目の元彼も気になる…やはり自己愛とうぬぼれが強い痛いタイプ?
その辺り続編で是非読んでみたいものです。(痛いもの見たさ・笑)

+++++

コミックス。 『八犬伝 ―東方八犬異聞― 14巻』
色々と謎解きの巻!以前からそこかしこに散らばってたフラグ回収の巻ともいう(笑)

信乃と莉芳の繋がりでは、以前からそうじゃないかなぁ、そうに違いない、きっとそうだろう!
という予想(?)がはっきりし
毛乃と荘介(と蒼)の関係性とかも明らかに…(毛乃が蒼の心臓奪った云々の件など)
まぁ蒼の出番はなかったですが(笑)

その代り(?)新たな事件。
すっかり脇役で話に絡んでこないだろうと思っていた浜路の女学校の先輩
‘るり様‘が事件の渦中に!?

解決編は次巻に持ち越し。

『ダイナマイト・ダディRリターンズ
かなり久しぶりのシリーズ再開(?)です。が
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キャラの顔(絵柄?)が変わってる気がする。性格も………。
うん。きっとキャラの年齢が上がってるからだよね。年取ったから顔も性格も変わったんだ!
と思っておくことにします(笑)

***********

今年ももう最後です。早いなぁ一年過ぎるの……
なんだかんだで今年大量の本を購入。しかもラノベがBL上回ってる気が^_^;
なんかね、BLが年々衰退しているような気もしないではないのですが
来年は盛り返してくれる事を期待します!

それではよいお年をお迎え下さい。来年がいい年でありますように

―――(独断と偏見による)今月のおススメ
〇 文   庫 〇
『白桜四神 秘密の恋は六花のごとく!』 『葉桜白拍子咲く 花こんこん』
『仮面伯爵とお嬢様 駆け落ち相手はストーカー!?』
------------
『猫の国へようこそ』 『嘘つき溺愛ダーリン』
〇 新   書 〇
『恋でせいいっぱい』
〇 単 行 本 〇
『4番目の許婚候補 Manami & Akihito 5』 『賢者の失敗 2』
〇 コミックス 〇
『八犬伝 ‐東方八犬異聞‐ (14)』

 ■□■□■ ライトノベル&ティーンズラブ ■□■□■□
            ◇◆◇   文   庫   ◆◇◆
         ◇◆◇   単  行  本    ◆◇◆
 ■□■□■ ボーイズラブ ■□■□■□
            †*†*†     文     庫     †*†*†
       †*† NOVELS †*†
               〇●〇 COMICS 〇●〇
八犬伝 ‐東方八犬異聞‐ (14) (あすかコミックスCL-DX) LOVE STAGE!! (5) (あすかコミックスCL-DX) ダイナマイト・ダディR (GUSH COMICS) G・DEFEND(46) (冬水社・ラキッシュコミックス)
2014年12月購入書籍一覧 小説~文庫~(12月新刊) コバルト文庫 破妖の剣6 鬱金の暁闇22 /前田珠子・著 ★★★ ビーンズ文庫 宮廷恋語り 金の妃と春嵐の出会い /響咲いつき・著 ★★★
白桜四神 秘密の恋は六花のごとく! /伊藤たつき・著 ★★★★☆
葉桜白拍子咲く 花こんこん /河合ゆうみ・著 ★★★☆ 
新シリーズ? ルビー文庫 恋人は魔性系 /川琴ゆい華・著 ★★★ ソーニャ文庫 獣―けだもの― /仁賀奈・著 ★★★ X文庫 ホワイトハート 薔薇の乙女は運命を知る /夜光花・著 ★★★ B-PRINCE文庫 愛玩の恋愛革命 /青野ちなつ・著 ★★★ 冷酷皇帝の寵花 /月舘あいら・著 ★★★☆ ショコラ文庫 ヘンゼルと魔王の家 /鳩村衣杏・著 ★★★ レジーナ文庫 騎士様の使い魔1 /村沢侑・著 ★★★ 文庫版書き下ろし付   ダリア文庫 幼なじみは魔界の王子 /神香うらら・著 ★★★ ルチル文庫 猫の国へようこそ /杉原理生・著 ★★★☆ 嘘つき溺愛ダーリン /間之あまの・著 ★★★★★ 凛と恋が鳴る /真崎ひかる・著 ★★★ フルール文庫 ブルーライン 摩天楼に眠る獅子 /ゆりの菜櫻・著 ★★★★ 攻め×攻め B`s-LOG文庫 悪魔で騎士 愛されすぎて逃亡中! /あすか・著 ★★★★
なりゆき斎王の入内 ~この恋路、乱れがはしき~ /小田菜摘・著 ★★★☆
カクテルキス文庫 今宵、神様に嫁ぎます。 ~花嫁は強引に愛されて~ /高岡ミズミ・著 ★★★★ 花丸文庫 キスと小鳥 /間之あまの・著 ★★★ 一迅社文庫アイリス 聖鐘の乙女 スイーツをめぐる冒険 /本宮ことは・著 ★★★★ (本当の)完結 仮面伯爵とお嬢様 駆け落ち相手はストーカー!? /中咲きつか・著 ★★★★☆
魔術学院の恋愛事情 /香月航・著 ★★★★
プリズム文庫 甘い苦悩はホテル王のてのひらの上で /松幸かほ・著 ★★★ アズ文庫 鳳凰の愛妾 /鹿能リコ・著 ★★★  ガッシュ文庫 ライオン王子とマタタビ彼氏 /高月まつり・著 ★★★ 金豹と黒豹の求婚 ~月夜に甘く誓いのキスを~ /真先ゆみ・著 ★★★★ オレ様淫魔の嫁迎え /今井真椎・著 ★★★☆ エバープリンセス 猫かぶりな伯爵令嬢 /若月京子・著 ★★★☆ ルルル文庫 浪漫邸へようこそ ~初夏の嵐~ /深山くのえ・著 ★★★☆
守護姫さまの花嫁修業 /市瀬まゆ・著 ★★★☆
  *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
小説~新書~(12月新刊) リンクスロマンス 魅惑の恋泥棒 /かわい有美子・著 ★★★ 悪魔侯爵と白兎伯爵 /妃川螢・著 ★★★★ スピンオフ 恋でせいいっぱい /きたざわ尋子・著 ★★★★☆ *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
小説~単行本~(12月新刊) アリアンローズ シャルパンティエの雑貨屋さん1 /大橋和代・著 ★★★☆ ETERNITYエタニティブックスBlanc 4番目の許婚候補 Manami & Akihito 5 /富樫聖夜・著 ★★★☆ 完結 レジーナブックス(ロゴマーク:指輪/赤) 鋼将軍の銀色花嫁 /小桜けい・著 ★★★☆ 王と月 /夏目みや・著 ★★★☆ 異世界トリップ レジーナブックス(ロゴマーク:翼) 賢者の失敗2 /小声湊・著 ★★★☆ 異世界トリップ *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*
コミックス(12月新刊) ASUKA COMICS CL-DX 八犬伝 ―東方八犬異聞― 14巻 /あべ美幸・著 ★★★★☆ LOVE STAGE!! 5巻 /蔵王大志・著 ★★★ GUSH COMICS ダイナマイト・ダディRリターンズ /桜川園子・著 ★★★ ICHIRACI COMICS G・DEFEND 46巻 /森本秀・著 ★★★★
赤字はライトノベル&TL(基本♂×♀)緑字はジャンル不明(恋愛要素があまり無い)
それ以外は全てBL(♂×♂)になります。
青字は文庫化(新装版)された物です。
※レーベル名の前には基本ティーンズラブ(過激な性描写あり)です。


★は面白度(全て個人的偏った主観によるものです・笑)
最大5個 ★⇒1 / ☆⇒0.5

ありがとうございました。

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いつもお世話になっております。 毎日、多くのご訪問を頂き、感謝しております。 来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。 良いお年をお迎えくださいませ。

21世紀の資本 今年も本当にありがとうございました。 

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ラジオを拝聴していて 最近よく耳にする書籍です。 世界的に売れている見たいですね。 明日は、晴れますが、 風が冷たく 厳しい寒さになりそうです。 今晩は雨が降りそうですね。 来年もマイペース更新で継続する予定です。 また、インフルエンザや風邪症候群、急性胃腸炎などが流行していますので 風邪を引かれないように新年をお迎えになってください。 皆様も健康で良いお年を! 発売日: 2014年12月 著者/編集: トマ・ピケティ, 山形浩生 出版社: みすず書房
【楽天ブックスならいつでも送料無料】21世紀の資本 [ トマ・ピケティ ]

翻訳しても伝わる文体

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イェーツの自伝小説「まだらの鳥」 ヘッセの「愛と知」 並行して読んでいる 名作の文体の薫りを味わう 薫り立つ滲み出る文体 古典的名作には翻訳の壁を越えても 薫り出る気品がある 文体は翻訳しても伝わるものだ

当ブログにおける、このライトノベルがすごい!2014年版

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皆様、明けましておめでとうございます。昨年も当ブログを見ていただきありがとうございました。昨年はサボりまくって殆ど更新しなかったのですが、2015年は更新頻度を上げていこうと思っております。今年もよろしくお願いします。

さて、いつ止めようかと思いつつ毎年やっている、その年に読んだラノベの中で面白かったものをおすすめするこの記事です。2014年に私が読んだものなので、発売が2014年以前であることもありますので御了承いただけると幸いです。

なお、私が読んだラノベは81冊でした。一時期に比べるとだいぶ少なくなりました。とはいえ、1ヶ月で2冊くらいしか読まなかった月もあったはずなので、自分の中では「意外と多い?」という認識だったりします。ただ、やっぱり少ないですよね。

そんな中でも「これは!」と思うような作品があったので、それを紹介しようと思います。なお、ランキング形式とはしておりません。順番は、単に読んだ順番です。

それでは、追記でご紹介しようと思います。 

〈完結作品〉

“藤壺

“藤壺" ヒカルが地球にいたころ……(10) (ファミ通文庫)

  • 作者: 野村美月
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/04/28
  • メディア: 文庫
“藤壺” ヒカルが地球にいたころ……(10) (ファミ通文庫)

“藤壺” ヒカルが地球にいたころ……(10) (ファミ通文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
  • メディア: Kindle版

ヒカルの思い残した気持ちに答えるために是光くんが奮闘するシリーズが、無事完結しました。ヒカルの死にまつわる謎が明かされて、ヒカルが成仏して、という展開は分かっていたのですが、是光とヒカルのやりとりを楽しめるのはこれで最後なのか、とやはり寂しいものがありました。

主人公の是光は、どちらかといえば直情馬鹿系統だと思うのですが、彼の真っ直ぐさ、優しさが楽しいシリーズでした。 彼の人間性に触れて、それぞれに闇を抱えたキャラが救われる、と言う展開が気持ちいい作品でした。約一名ほど、救われすぎてキャラが変わってしまった人もいましたが。

“文学少女"シリーズ共に、作者を代表するシリーズの一つに数えられる、よいシリーズでした。

 

ゴールデンタイム (8) 冬の旅 (電撃文庫)

ゴールデンタイム (8) 冬の旅 (電撃文庫)

  • 作者: 竹宮 ゆゆこ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/03/08
  • メディア: 文庫
ゴールデンタイム8 冬の旅 (電撃文庫)

ゴールデンタイム8 冬の旅 (電撃文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/04/10
  • メディア: Kindle版

竹宮ゆゆこさんのシリーズも完結しました。こちらは、前作『とらドラ!』同様、アニメと原作がリンクして完結でした。如何に出版社が彼女の作品を大切にしているか、と言うことなのでしょうか。『とらドラ!』の方は、ラストの展開がアニメと原作で少し変わっていましたが、こちらは一緒でしたね。

ラノベ作品といえば、高校が舞台で高校生が主人公で、と言うのが多い中、大学を舞台にしたのは面白い挑戦だったと思います。年齢でいえば、2,3才しか変わらないと思うのですが、このシリーズでは恋が成就してから、というのが描かれたのが面白かったです。 

1巻と最終刊の表紙は構図がほぼ同じ。しかし、香子の表情が全然違っているのも面白いですね。最終刊、なんと慈愛に満ちた笑顔になっています。  

 

氷結鏡界のエデン13 楽園現奏―エデン・コード― (富士見ファンタジア文庫)

氷結鏡界のエデン13 楽園現奏―エデン・コード― (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 細音 啓
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
  • 発売日: 2014/03/20
  • メディア: 文庫
氷結鏡界のエデン13 楽園現奏―エデン・コード― (富士見ファンタジア文庫)

氷結鏡界のエデン13 楽園現奏―エデン・コード― (富士見ファンタジア文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
  • 発売日: 2014/03/25
  • メディア: Kindle版

細音啓さんのシリーズも完結しました。細音啓さんの作品は、まぁ色々あってネタにされることもありましたが、質は本当にいいんですよね。で、もっと多くの人に読んでもらっていいと思うのですが、どうなんでしょう。

さて、求め合うのにふれあうことができない、という悲劇から始まったシリーズ。最終的には、世界を救うには彼女が封印を延長するか、彼が自分を犠牲にするか、という悲劇にまでいたりました。しかし、最終的にはお互いが手を握れる未来が来たことがうれしかったです。個人的にうれしく思うのは、ゼアドールさんと彼女が幸せになったこと。また、凪とイリスが再会できたのも(予告と違った形でしたが)よかったな、と。様々な苦しみがあった分、幸せに溢れたラストは大満足でした。

 

〈新シリーズ〉

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)

  • 作者: 野村美月
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/05/30
  • メディア: 文庫
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1) (ファミ通文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
  • メディア: Kindle版

この後でも出てくるのですが、2014年にライトノベルを読んでいて思ったのが、ライトノベルという枠組みの中であえて難しいテーマと向かい合っている作品が多いな、ということでした。 

野村美月さんの新シリーズであるこれは「永遠の命を手に入れてしまった少年と、その少年に惹かれる少女の苦悩」がテーマといったところでしょうか。というか、現在3巻まで出ていますが、ひたすら二人が悶々としている展開です。

永遠を手に入れてしまったが故に、共に歩むことができないことに悩み苦しむ少年。その少年の苦しみを、理由が分からないながらも助けたいと思いつつ、なかなか手を差しのべる事のできない少女。その二人の悩み、苦しみを、今回は演劇というテーマを通して解決していく様子を描いたのが本作になります。

テーマがあるからこそ、さらにいえば、難しいテーマに真っ直ぐに向かっているからこそ、面白い作品が出来上がるのだな、と思わせてくれた作品。永遠を生きる少年と、有限を生きる少女の、恋の物語。果たして一体どんな結末が待っているのか。ある程度予想はしていますが、どういう結論で読者を納得させてくれるのか、非常に楽しみな作品です。 

 

世界の終わりの世界録<アンコール>1 再来の騎士 (MF文庫J)

世界の終わりの世界録<アンコール>1 再来の騎士 (MF文庫J)

  • 作者: 細音 啓
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
  • 発売日: 2014/07/24
  • メディア: 文庫
世界の終わりの世界録<アンコール>1 再来の騎士 (MF文庫J)

世界の終わりの世界録<アンコール>1 再来の騎士 (MF文庫J)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
  • メディア: Kindle版

たぶん、純粋にランキング付けるならこの作品を2014年のトップに付けたいかもしれません。細音啓さんの新シリーズ。MF文庫Jからの登場、と言うことで、期待半分不安半分(『精霊使いの剣舞』みたいになるのではないか、という感じで)でした。しかし、読んでみると露骨なエロ成分もなく、デビュー作を彷彿とさせるようなファンタジー世界が広がっていました。

2巻の帯に「いま、最も王道を行くファンタジー」の売り文句に恥じない素晴らしい内容だと思います。この作品がヒットすることで、MF文庫Jのファンタジーの定番が変わっていけばいいな、何て思っています。 まずはシリーズが無事続いて、アニメ化を。

 

僕らは魔法少女の中 ―in a magic girl's garden― (電撃文庫)

僕らは魔法少女の中 ―in a magic girl's garden― (電撃文庫)

  • 作者: 御影 瑛路
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/05/10
  • メディア: 文庫
僕らは魔法少女の中 -in a magic girl’s garden- (電撃文庫)

僕らは魔法少女の中 -in a magic girl’s garden- (電撃文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/12/25
  • メディア: Kindle版

御影瑛路さんの新シリーズ。あれ?『Fランクの暴君』はどうなったの?(読んでない)って感じだったんですが。そっちは置いといて、こっちを読み始めたら面白かったです。

御影瑛路作品の良さは(全部読んでない私が言うのはおこがましいですが)、圧倒的に容赦のないところだと思います。その容赦のなさが本作でも発揮されていました。もう、メインの登場人物だろうが何だろうが関係なし、の展開は目が離せませんでした。

とりあえず、2巻までで一通りの形はできていますので、あまり長い作品は、と言うときにいいかもしれませんね。ただ、可愛い表紙?に釣られたら結構痛い目を見る作品です。 

 

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? (角川スニーカー文庫)

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 枯野 瑛
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2014/10/31
  • メディア: 文庫
終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? 角川スニーカー文庫

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? 角川スニーカー文庫

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2014/11/01
  • メディア: Kindle版

読書メーターで「ファンタジーは『世界の終わりの世界録』と『灰と幻想のグリムガル』を読めばそれで十分」といっていましたが、年末にその二作に匹敵する作品に巡り会えました。

まず、タイトルの付け方が今のライトノベルにありがちな会話調?で長いタイトル。「週末」ではなく「終末」なんて所に、なろう系、或いは同じレーベルでいうと『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』のような異世界に召喚されて無双ものを想像していました。

ところが、読んでみると全然違うんですよね。『この世界が終わる前に−−A』と銘打たれたプロローグ。決戦前夜、勇者パーティーの一人である主人公が、養育院でかわす約束。それは生きて帰ってくるために。しかし、そのプロローグの〆は、

「この夜から一年もしないうちに、人類は滅びた。」 

そこからはじめるのは、人類が滅びた後の世界。人類以外の種族が、人類を滅ぼした敵に抗いながら何とか生活を続けている世界。そんな中に一人取り残されることになってしまった、最後の人類である主人公と、敵と戦うための兵器として作られた少女たちの物語。

もっと軽い作品を想像していただけに、全然違う内容に吃驚。正直、タイトルから内容が全く伝わらないどころか、この作品が好きそうな層を逃していると思うのですよね。その意味で、このタイトルの付け方は成功だったのか失敗だったのか。 

俺TUEEEでもなく、コメディでもなく。運命の悪戯で出会ってしまった悲劇を背負うもの同士の物語。ものすごく好みの作品でした。派手さはないけど、惹き付けられました。全滅エンドでもおかしくない設定なのですが、どうなるか非常に楽しみな作品です。ブログで紹介していませんが、かなりおすすめです。 

 

引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている (一迅社文庫)

引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている (一迅社文庫)

  • 作者: 棺 悠介
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2013/11/20
  • メディア: 文庫
引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている (一迅社文庫)

引きこもりたちに俺の青春が翻弄されている (一迅社文庫)

  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2013/11/20
  • メディア: Kindle版

一迅社文庫から出てたので、何気なく購入したら意外と面白かったので紹介してみます。色々な理由から引きこもりになった少女たちを、主人公が救っていく、というコメディ作品。自分の年齢(30代)にしっくりくるネタが多いのがよかった理由かな、と思います。

ちなみに、このシリーズは3巻で打ち切りを喰らっております。作者の新シリーズに期待したいのですが、一迅社文庫だけにどうなることやら。 

 

放課後アポカリプス (ダッシュエックス文庫)

放課後アポカリプス (ダッシュエックス文庫)

  • 作者: 杉井 光
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 文庫
放課後アポカリプス (ダッシュエックス文庫DIGITAL)

放課後アポカリプス (ダッシュエックス文庫DIGITAL)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: Kindle版

ライトノベル市場自体頭打ちかやや縮小傾向の印象を本屋さんを見るに付け思うのですが、新レーベルは相変わらずできております。新潮nexは自称「ライトノベルではない」そうなので、今回のランキングにいれませんでしたが、ダッシュエックス文庫からは、杉井光さんの新シリーズをいれてみました。記事で野村美月さんの読み切り押していたのは誰だ、と言われると耳が痛いのですが。

とある高校に通う主人公。その高校の生徒は、水曜日になると鐘が聞こえてきて怪物との戦いの世界に送り込まれる。主人公は、ある日から戦いに参加することになって、と言う世界。ここだけ見るとありがちな設定なのですが、ラストまで読むと、ちょっとひねっているのはさすがは杉井光というところです。

何気なく始まった戦い。しかし、気付けば主人公たちに絶望しか待っていない、という展開が恐ろしくも有り、どうなるか気になるようでも有り。この物語の解決の鍵は、出ていますが、それがどう物語の解決に繋がるのか。また、どうしてこのような悪趣味な世界が生まれたかも謎ですし、色々と気になることが多く、早く続きが読みたい作品です。

もっとも、杉井作品だと『楽聖少女』も『生徒会探偵キリカ』も続きを楽しみにしていますが、続きが出ない……。  

 

この恋と、その未来。 -一年目 春- (ファミ通文庫)

この恋と、その未来。 -一年目 春- (ファミ通文庫)

  • 作者: 森橋ビンゴ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/06/30
  • メディア: 文庫
この恋と、その未来。1 -一年目 春- (ファミ通文庫)

この恋と、その未来。1 -一年目 春- (ファミ通文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
  • メディア: Kindle版

『東雲侑子』シリーズから2年ぶりらしい、森橋ビンゴさんの新作。今回のテーマは、人間が好きになるのは心なのか、肉体なのかをテーマに、性同一性症候群という難しい題材を取り扱った意欲作。

性同一性症候群の少女(心は男)と同室になった主人公。その彼女と接するうちに、いつの間にか好きになってしまっていた、というのが1巻の内容。題材が題材だけに、ライトノベル的な展開はありません。しかし、全シリーズを読んでいた人はそんな展開を楽しみにしていないでしょうし、問題ないと思います。むしろ、このテーマでどう展開していくのだろうか、という楽しみがありました。

正直、主人公に好意を寄せているっぽい女性がいいこなので、そのこと結ばれれば悩まなくて、苦しまなくていいのになぁ、何て思うのですが。果たして、結末は苦しいものになるのか、それとも逆転があるのか。どういう結末を用意しているのか楽しみなシリーズです。

 

〈既存シリーズ〉 

灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)

灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)

  • 作者: 十文字 青
  • 出版社/メーカー: オーバーラップ
  • 発売日: 2014/07/24
  • メディア: 文庫
灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)

灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)

  • 出版社/メーカー: オーバーラップ
  • 発売日: 2014/07/25
  • メディア: Kindle版

私的には、前述の『世界の終わりの世界録』と『終末なにしてますか?』とこの『灰と幻想のグリムガル』があれば、ファンタジー関係のライトノベルは満足です。そう言わせてくれるようなシリーズ。

何回かブログで取り上げていますが、このシリーズの特徴は主人公たちが弱いこと。確かに主人公には、主人公たり得る強力な能力がありますが、それは常時発動できるものではありません。パーティーもバラバラではないけど、まとまっている、とは言い切れない感じ。そんな主人公たちが、それでも生きのこるために泥臭くても、馬鹿にされても一生懸命に生きていこうとするところが、俺TUEEE系が勢いのある今のライトノベルにあって特異で有り、面白いと思うところです。俺TUEEEもいいけど、こういう作品もあって良いよね、というべきか。

しかし、このシリーズ7月から新しいのが出ていないんですね。作者自体、色々なレーベルで精力的に活動していますし、オーバーラップ文庫からは、この作品のスピンオフである『大英雄が無職で何が悪い』を出しているので、仕方ないのかも知れませんが。早く続きが読みたいです。 

 

とある飛空士への誓約 6 (ガガガ文庫)

とある飛空士への誓約 6 (ガガガ文庫)

  • 作者: 犬村 小六
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/08/19
  • メディア: 文庫
ガガガ文庫 とある飛空士への誓約6(イラスト完全版)

ガガガ文庫 とある飛空士への誓約6(イラスト完全版)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/08/24
  • メディア: Kindle版

2014年は、『とある飛空士への恋歌』がアニメ化されましたが、その出来の残念さに無念を覚えたのですが、原作の方は絶好調です。特に、『とある飛空士への恋歌』との関連が見えてから、これまでのシリーズの集大成というシリーズの意味合いが見えてきて、さらに物語が楽しみになってしまいました。物語は基本これまでと同じ。エリアドールの7人の物語なのですが、そこに時々ニナが出てくるだけでもうれしい。カルエルのことを諦めていない彼女の姿を見られるだけでもうれしい、そんな感じです。

5巻の別れ、6巻での戦い、と7人の運命をあざ笑うかのような展開はとにかく胸が痛かったです。その運命を救うために、自ら経つことを決めた彼女。今後は彼女の元に7人が揃う展開になりそうかな、と思うのですが。そううまくもいかないでしょうし、まだまだ厳しい展開は待っているでしょう。7人の戦いの果てに何があるのか。クライマックスに向けてますます盛り上がって行くであろう今後が楽しみです。 

 

俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件8 (一迅社文庫)

俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件8 (一迅社文庫)

  • 作者: 七月 隆文
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2014/07/18
  • メディア: 文庫
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件: 8 (一迅社文庫)

俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件: 8 (一迅社文庫)

  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2014/07/18
  • メディア: Kindle版

一迅社文庫初のアニメ化が決まっている本作。気付いたら、半年以上新作が出ていないのですが。アニメ化に向けてストックを貯めているところ、と好意的に解釈しておこうと思います。

このシリーズを初めて読んだときから、「一迅社文庫初のアニメ化作品はこれしかない」と期待していた作品だけに、アニメ化は素直にうれしく思います。反面、不安もあるのですが。作品自体も短いエピソードを束ねて作る、と言った形式のため、どこまでアニメに合わせられるのか、という不安はありますが、ファンとしては、これを機に作品に触れる人が増えてくれれば、と楽しみにしています。

さて、アニメ化の方にばかり話がいってしまいました。原作の方は、相変わらず楽しく進んでいます。そして、謎も少しずつ明かされています。遂に、失われた公人の記憶に迫りそうな展開になっていますが。アニメが始まる頃には新刊も出るでしょうし、気長に待ちたいです。

 

以上、13作品を取り上げました。81冊しか読んでいないのに、13作品も紹介する、と言うのは何ともおこがましい話なのですが。既存シリーズなんて、2013年も取り上げていましたし。2014年も変わらず面白かった、ということで。

今年の目標としては、とりあえず読む本をたくさん増やしたいと思います。できれば、ライトノベル以外をもっと増やせれば、何て思っています。

ブログの方は、長らく更新をサボっていましたが、2015年はブログの更新頻度も増やします。また感想記事の質を上げます。そのことで、ライトノベル作品を選ぶ参考として喜ばれるブログにしたいと目論んでいます。

2015年で7年目を迎える本ブログですが、今後もよろしくお願いします。 


マキャヴェリ「現代の君主論」とは何か

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マキャヴェリ「現代の君主論」とは何か

マキャヴェリ「現代の君主論」とは何か

  • 作者: 大川 隆法
  • 出版社/メーカー: 幸福の科学出版
  • 発売日: 2015/01/09
  • メディア: 単行本
リアリズムなき平和主義への警告 切迫した日本の政治的危機―― その打開策をリアリストのマキャヴェリに聞いてみた。 「為政者にリアリズムがなければ、国民は不幸になり、国家は亡びる」 憲法九条、集団的自衛権、秘密保護法…… 冷徹な現実主義者の目に映る、日本に迫る危機の“現実”とは? そして、いま必要とされる強きリーダーの条件とは? まえがき 1 近代政治学の祖・マキャヴェリに「現代の君主論」を訊く 2 マキャヴェリの「政治観」について 3 第二次世界大戦での日米の戦い方の違いとは 4 マキャヴェリに「現代的リーダー論」を訊く 5 現代の国際政治をどう見るか 6 もしマキャヴェリが日本の首相ならどうするか 7 「戦後七十年」に向けて日本が打つべき手とは 8 マキャヴェリの転生と日本との縁 9 マキャヴェリの目に映る日本の未来 10 リアリズムを追求するマキャヴェリの霊言を受けて あとがき --------------- 2014年が終わり、2015年になりました。 さて、今年はどんな年になるのだろうか? まあ、日本と世界の情勢を見る限り、あまり楽観的にも思えないところがあります。 もちろん、人々が幸福で、自分も幸福で、順風満帆といきたいとこですが、対策を打つべきところは打って、備えるべきところは備える必要もあろうかと思います。 この本で、マキャベリが語っているように、なかなか理想主義だけで世の中を渡っていくことは難しい。 (ちなみに、大川総裁はこの霊言の解説で映画「フューリー」に言及しています。現実の戦争の中で戦っている人々には、その戦争の善悪等、なかなかわからない、というような事で) 理想としては、あちらにもこちらにも善人ばかり、と思いたいのだがな。 ただ実際は、日本国内においても、世界においても、そうとばかり言えないところはある。 日本の近隣諸国をよく見てください。 北朝鮮は独裁国家で、中に生きている人々は、ほとんど地獄で生活しているようなものだろう。 中国では、優しさの美学など、ほとんど通用しないで、他人を蹴落として生きていくのが普通だろう。 韓国なども、上に立つ者が威張り、人格者でないことも多いだろう。 日本は今、こうした国々に囲まれて、「平和こそ何より大事」と思っているわけだが、ある程度、現実を見て物事を考える必要はあろう。 はっきり言って、今の日本は、一応、日米同盟があるから、何とか平和を維持できているのであって、もし、アメリカが、「何で日本のためにアメリカの国民が防衛戦争をしなかればならないのか?」と言って、同盟を破棄してしまったら、日本は単独で、中国、北朝鮮、韓国とやりあっていかなければならなくなります。 中国は核ミサイルを持っているし、軍人の数も日本の十倍以上はいる。 北朝鮮も軍事優先国家ですし、韓国も反日勢力が強くて、兵器体系など、日本を仮想敵国として見ているようなところもあります。 やはり理想は理想として持ちつつも、現実は現実としてやらねばいかん。 政治的には、 憲法9条改正。 防衛力、攻撃力の増強。 各種災害への備え。 こうした事をやっていかねばならんし、 国民は国民で、無神論、唯物論の反省、正しい宗教と間違った宗教の選別、これを進めていかねばならんのだ。 理想を現実のものとしたいのは山々であるが、そのためには、今後、日本人は、一山も二山も越えていかねばならんだろう。

先月読んだ外国語の本

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『诚实律师:林肯总统的律师生涯』
布莱恩·德克(歴史家)
法律出版社(2009)
(誠実な弁護士:リンカーン大統領の弁護士生活) アメリカのリンカーン本の中国語訳版。20年以上の弁護士時代について解説している。大統領としての能力は弁護士時代に養われたことがわかる。 (中国語多読65冊目。2014.12.29読了。)

『성학집요:교양으로 읽는 율곡 성리학』
이이
풀빛(2006)
(聖學輯要:教養として読む栗谷の性理学) 朝鮮時代の著名な儒学者が王に献上した性理学の入門書。退溪と栗谷が朱子と陽明学の違いに似てる。末尾に性理学の解説があってとてもわかりやすい。 (韓国語多読冊99目。2014.12.26読了。)

宅配買取 古着

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宅配買取 古着はありませんか? 因みにほとんどの場合、アトピーの要因のいくつかは、最適なスキンの手入れによってなくすことも可能なのです。たいていの場合、食事や生活の乱れもトラブルの原因なのですね。因みに、肌の上からケアしていくメイク用品のほかにも、飲んで効用を出すサプリもあるので活用しましょう。お肌に関してそんなに悩みの種がないかたは少ないですから、多少のトラブルがあっても自信を持ちましょう。
どっちにしろ、スキンの機能を調節することですね。極力狙った効能の具合がよいものを吟味したいですね。スキンが上がるのは徐々にですから、とりわけ時間と手数がかかりますね。
絶えずちゃんとマッサージや肌のケアを保持していくとよいと思います。しかしいくらそのメイク用品の評判がよいからといって、余分に信用しすぎるのはリスクですよ。

オレ英雄伝説 ~そして彼女は変わってしまった~ ゲーマーズ特典ブロマイド

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角川スニーカー文庫刊 著/秋水 イラスト/Ixy オレ英雄伝説 ~そして彼女は変わってしまった~ の特典ブロマイド オレ英雄伝説 ~そして彼女は変わってしまった~ (角川スニーカー文庫)

謹賀新年

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明けましておめでとうございます

  歳月の流れをとても早く感じるようになっています。これも年齢のせいなのでしょうが、少しばかり抗ってみようかとも思います。庶民にとっては、増税、物価高、年金削減などなど厳しさを増すばかり。2015年をいい年にできるよう何かやれることを考えてみようかと・・・。

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初日の出 

2014年後半の5★ペーパーバック(その1)

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明けましておめでとうございます。 今年もこんな風に更新していくつもりです。宜しくお願いします。 2014年後半に読んだペーパーバックは24冊で、中断したのが1冊。 5★献上したものを紹介しよう。

Hard Landing (A Dan Shepherd Mystery Series)

Hard Landing (A Dan Shepherd Mystery Series)

  • 作者: Stephen Leather
  • 出版社/メーカー: Hodder & Stoughton
  • 発売日: 2005/10/05
  • メディア: ペーパーバック
Norwegian by Night

Norwegian by Night

  • 作者: Derek Miller
  • 出版社/メーカー: Mariner Books
  • 発売日: 2014/05/06
  • メディア: ペーパーバック
Cell 8

Cell 8

  • 出版社/メーカー: Quercus
  • 発売日: 2011/09/15
  • メディア: Kindle版
Alex

Alex

  • 作者: Pierre Lemaitre
  • 出版社/メーカー: Librairie generale francaise
  • 発売日: 2012/05/02
  • メディア: マスマーケット
Where the Devil Can't Go (Kiszka & Kershaw)

Where the Devil Can't Go (Kiszka & Kershaw)

  • 作者: Anya Lipska
  • 出版社/メーカー: The Friday Project Limited
  • 発売日: 2013/02/07
  • メディア: ペーパーバック

☆マリーちゃんのしっぽ

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童 話 『マリーちゃんのしっぽ』 (3) 作 元川 芹 香 コケコッコー、近くの小学校のニワトリが朝を知らせる。「おはようございます!バラさん。ついに咲きましたね。とってもきれいですよ」 それは小さいく、うすピンク色の花をカナヘビはうれしそうに見上げた。「ええ!やっと咲きました。今、夏の香りを楽しんでいます」 「夏の香りって、どんな匂いですか?」 「なんだかとても薬臭いの。時々おじいさんが私にまく薬の臭いに似ているわ」 「バラさん、それは、小学校のプールの消毒剤の臭いです」 今日は花のそばにいたアブラムシをパクパク食べた。 「夏の音も聞こえます。ミーンミーンってさわがしい音は何かしら?」 「それはミンミンぜみ君たちです。そのおそろしい姿を見たら、びっくりしてしまうでしょう」 話に夢中になっていると、なっちゃんが現れた。「じーじ、早く来て。バラが咲いたよ。あっこんな所にマリーちゃん」 カナヘビはあわてて葉っぱの裏にかくれた。 「マリーちゃん、またどっかいっちゃった」 「ほう、無事に咲いたか。よくがんばったな。のどがかわいているだろう。今すぐに、美味しい水をあげよう」 なっちゃんとおじいさんは、朝の庭に水をまく。花を咲かせて3日目の朝「バラさん、何だか元気がないですね」 茶色くなった花びらの近くで、カナヘビはアブラムシをバクバク食べた。「この日差しは、体中がヒリヒリするばかり。もう疲れたわ」 「バラさん、がんばってください!もっと、もっとたくさんの夏のお友達、紹介しますから。アゲハさんにこがね虫君それから、それから…」 「ありがとう、カナヘビさん。でも、お別れみたい。この次、春にお会いましょう」 バラの頭がコクリとおれた。「夏のバラは短いな」 <つづく>


奇襲振り飛車戦法 ~その狙いと対策~ (マイナビ将棋BOOKS) 作者: 飯塚 祐紀 出版社/メーカー: マイナビ

これからの相矢倉 (マイナビ将棋BOOKS) 作者: 畠山 鎮

終盤が強くなる 1手・3手必至 (マイナビ将棋文庫) 作者: 武市 三郎

現代振り飛車はこう指せ! (マイナビ将棋BOOKS) 作者: 佐々木 慎

寒中お見舞い申し上げます

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渋谷区神南の放送局、他セクションはいろいろ あるようだ。 紅白のサザンや福山が賞賛されたりする。 ラジオ第二では元日から竹下景子が『アンネの 日記』を朗読していたりする。 しかし、サザンや福山の事務所は映画『永遠の0』 に一枚かんでいたりするんだよな。

アンネの日記 (文春文庫)

アンネの日記 (文春文庫)

  • 作者: アンネ フランク
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 文庫
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