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浄土教の非神話化:「無量寿経」四十八願の社会学的解釈

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『浄土教の非神話化』
沢井信順(浄土宗)
山喜房佛書林(1997)
地上に実現すべき設計図 金色になる⇒肌の色による差別のない 人間こそ、ゴキブリよりしたたかな生き物 世界中を宝樹から見える⇒テレビか 第45願は学問の自由 四十八願の中には、武器と貨幣がない 日本では、死後、霊は天に上り、山に行って留まり、 正月やお盆など折々に家に帰ってくる。 そして年月を経ると個人の霊は先祖霊と融合し、やがて神となる。 ☆☆☆☆☆ 難易度2/5 推薦度5/5 漢訳とサンスクリット訳と著者の現代的意訳。 四十八願を理想国家建設論として読む。 法蔵菩薩が国際主義者みたいでこれって、 旧ソ連の憲法じゃないか(笑)って気もする。 菩薩=活動家としているが、 国民はみな菩薩なのだから国民でよいのではないか? 衆生=子ども、菩薩=大人とするればどうだろう? 第32願は美術豊かな芸術の国にしたいと解すればどうだろうか? 第41願はユニバーサルデザインと解釈したらどうか? 霊と輪廻転生の弊害と虚妄について指摘しているのも好感が持てる。 輪廻転生は支配者に都合のよい宗教観なんだな。 ・今日の一言(本文より、世界人権宣言) All human beings are born free and equal in dignity and rights. They are endowed with reason and conscience and should act towards one another in a spirit of brotherhood. すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利について平等である。人間は、理性と良心とを授けられており互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。 모든 인간은 태어날 때부터 자유로우며 그 존엄과 권리에 있어 동등하다. 인간은 천부적으로 이성과 양심을 부여받았으며 서로 형제애의 정신으로 행동하여야 한다. 人人生而自由,在尊严和权利上一律平等。他们赋有理性和良心,并应以兄弟关系的精神相对待。


剣神の継承者IX 特典イラストシート

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MF文庫刊 著/鏡 遊 イラスト/ みけおう 剣神の継承者IX の特典イラストシート 剣神の継承者IX (MF文庫J)

第四百三十一話_short Xデイ

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 クリスマスが終わってしまったのに気づかなかった。いままでそんなことは決してなかったのに。

 毎年年の瀬になると世間は華やいで、クリスマス時期をピークに盛り上がっているのを私は毎年冷やかな目で眺めていた。子供が小さかった頃には私だってクリスマスのお祝いのようなことをやっていた時期はある。それは子供たちには世間並みの幸せを感じさせてあげたいと思っていたからだ。そして、そういうことこそが幸せがカタチになったものだと信じていたからだ。

 だが、子供が一人立ちし、夫婦だけの生活になると途端にクリスマスのようなイベントも意味を失い、私たち夫婦は世間が騒げば騒ぐほど寂しさを感じる年の瀬を過ごすようになっていった。

 そもそもクリスマスなど古来の日本にはなかったし、クリスチャンでもないのにキリストの生誕を祝うなどというのは馬鹿げている。以前からそういう風には思っていた。だが、そんな屁理屈はともかく、楽しい催事だと思えばいいじゃないかと自分をだまし続けて来たのだ。

 だが私は気づいてしまった。

 デフレを伴う不景気が続き、アベノなんとかというまやかしのような言葉で景気が回復するとは思えない状況の中で仕事を失い、妻も病に冒されて逝ってしまったいま、私は世の中に蔓延するまやかしや悪事を世間に告発し、ほんとうに幸せな未来へと導かなければならないと気づいたのだ。

 そのための第一歩を踏み出す日、XデイはXマスから一週間後。その日のために準備を重ねてきたのに、昨日Xマスが終わって既に秒読みが開始されていることに気づかなかったとは!

 いや、そんなことはどうでもいい。Xマスなど! 私にとって重要なのはXデイだ。大晦日のその日、私はあの繁華街のあの場所で、世間をあっと言わせるのだ。Xデイまであと僅か。世間のあほども、見ていろ。

 世間への恨みつらみと幸せへの想いはどんどん膨らんで、衣装も小道具も用意できているのだが……しかし、肝心の中身、つまりその衣装を着て何を言い何をするのかがまだひとつとして考えつかない。Xデイまでに間に合うのだろうか? 私は少しだけ不安になってきた。  

                      了


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「江戸の流刑」 : 文化の伝播者であり、犯罪者であり。その二つをそれぞれの島にもたらした

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★あらすじ

日本における流刑の歴史は記紀の時代に遡る。若き皇女、軽大娘(かるのおおいらつめ)は同母兄の木梨軽太子との近親相姦の罪により流罪となり、四国の伊予の湯(道後温泉)に流された。さらには、かの壬申の乱の後、破れた左大臣・蘇我赤兄、大納言・巨勢臣比等が流刑に処せられ、修験道の祖である役小角が伊豆大島に流された。古代では、流刑は一般庶民に対する罰ではなく、政治犯への刑であった。それは「大宝律令」によって初めて成文化された。また、流刑地は島とは限らなかった。 江戸時代になると交通網の発達により、流刑地は海を隔てた島となった。各地で定められたが、江戸の場合は「御定書百箇条」によって大島、八丈島、三宅島、新島、神津島、御蔵島と決められた。行き先は罪の重さによって決められ、
  • 近流 大島・新島 主に軽犯罪者
  • 中流 三宅島 主に破廉恥犯
  • 遠流 八丈島 主に思想犯
とされた。 江戸時代、島送りの流人は自分で生計を立てる"渡世勝手次第"を原則とした。八丈島では各村がくじ引きで引き受ける流人を決め、流人を村に連れ帰って五人組に預けた。彼らは畑を耕すなり、学のあるものは島の指定に学問を教えたり、医術の心得のあるものは医者となって暮らしを成り立たせた。また、国元からの仕送りも主な収入源であった。 だが、八丈島は火山灰地であったことと、風害・塩害によってたびたび飢饉に襲われた。飢餓に備えて備蓄された食料は、島民に分配するだけしかなく(それも足りなくて餓死者を多く出したことも)、流人には充てられなかった。元禄年間の飢饉では、国元から充分な金銭を送られていた永見大蔵(大名の弟であった)が餓死した。金はあったものの、いくら金を積んでも食料を売ってもらえなかったのだ。(千両箱を枕に餓死していた、との話も) 流人の中には江戸の文化を伝え、島の発展に貢献するものも少なくなかった。だが、時代が下ると"単なる"凶悪犯が流されてくるだけとなり、島での再犯事件も跡を絶たなかった。島の人びとは厳罰(八つ裂きや、生きたまま断崖絶壁から突き落としたり)をもって望んだ。しかし、江戸の治安をよくするため、そして牢獄があふれかえるのを解消するために幕府は流人を送り続ける。島の人びとはそれ自体を止めることは出来なかった。

★基本データ&目次

作者小石房子
発行元平凡社(平凡新書)
発行年2005
ISBN978-4582852691
  • 第一章 流刑の歴史
  • 第二章 流人の罪状
  • 第三章 島流し
  • 第四章 島の生活
  • 第五章 再犯に対する仕置きと島抜け
  • 第六章 江戸流人列伝

★ 感想

八丈島旅行(八丈島旅行記 : まとめページ(目次))に行くに当たって選んだ"参考書"の一冊。と言っても、読んだのは帰ってきてから。旅の前には「茄子の樹―八丈島の豊かな自然と歴史と民俗を歩く」を読んで全般的な知識を得て、帰ってきてから少々ディープな話をもって復習をした形です。 米の余り採れない八丈島に、サツマイモによる酒を伝えたのも流人の一人。彼は"島のバッカス"を讃えられ、碑も建っている(八丈島旅行記 : 歴史民俗資料館、ふるさと村、島酒の碑)。近藤富蔵は八丈島の歴史書を残している。 でも、一方では凶悪犯による殺人事件も多かったようだ。島の人びとの気持ちはどうだったのだろうか。規模や意味合いはずいぶんと違うが、十字軍遠征による"文化交流"や、民族大移動などを経験している欧州・中近東の人びとも同じような体験・想いをしたのかなぁと感じた。自分たちの意志とは関係なしに知らない連中がやって来て、良いことも悪いこともしてくる。それにいかに関わるのか、難しい話だ。もちろん、受け入れるしかないのだろうが。。。 ゆったりとした時間が流れる感じの八丈島だったが、百年あまり前まではこんな苦労をしていたんだなと思うと、あちらこちらで見てきた景色がまた違った意味を持って思い起こされてくる。 さらに話は脱線するが、でも、異文化コミュニケーションってこういうことなのかも知れない。流刑の歴史自体、興味深いものだったが、色んなことを考えさせてくれる一冊だった。
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作家・香月日輪さん、死去。「地獄堂霊界通信」「妖怪アパートシリーズ」など

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「地獄堂霊界通信」シリーズ、「妖怪アパート」シリーズなどで有名な、作家・香月日輪さんが2014年12月19日午前5時26分に大阪市内の病院で亡くなりました。まだ51歳の若さでした。 香月日輪さんとはどんな作家だったのか紹介したいと思います。 【プロフィール】 ペンネーム:香月日輪 名前:本名不明 生年月日:1963年(月日は不明) 出身地:和歌山県田辺市 デビュー作:「ワルガキ、幽霊にびびる!」(同作品で日本児童文学者協会新人賞を受賞) 【作品】 妖怪アパートの幽雅な日常(1) (YA! ENTERTAINMENT) 地獄堂霊界通信 1 (アフタヌーンKC)桜大の不思議の森 (徳間文庫) 『妖怪アパートの幽雅な日常』 (講談社 YA!ENTERTAINMENT、全10巻+3冊) 『地獄堂霊界通信』 (ポプラ社、15巻 / 講談社ノベルス、8巻) 『エル・シオン』 (ポプラ社、3巻) 『ファンム・アレース』 (講談社 YA!ENTERTAINMENT、全5巻) 『大江戸妖怪かわら版』 (理論社、6巻) 『下町不思議町物語』 (岩崎書店、1巻) 『ネコマタのおばばと異次元の森』 (全1巻) 『この先、危険区域』 (全1巻) 『Twinkle ひかりもの』 (ポプラ社、1巻) 他作家とのアンソロジー 『僕とおじいちゃんと魔法の塔』 (角川文庫、既刊6巻) 『全裸男と柴犬男』 (講談社X文庫ホワイトハート、1巻) 『桜大の不思議の森』 (徳間文庫、全1巻) 小学生の時は「地獄堂霊界通信」シリーズを図書館で読んで、 中学・高校生で「妖怪アパートの優雅な日常」シリーズを読んでいた世代としては 51歳という若さで香月日輪さんが亡くなられたことが残念です。 「君の人生は長く、世界は果てしなく広い。肩の力を抜いて行こう」 妖怪アパートの幽雅な日常シリーズの有名なセリフです。 このセリフが心に響いた人は多かったのではないでしょうか? 独特な世界観・宗教観を持ち、 腐女子を公言し、 ちょっと大人気ない発言をして 2chで叩かれることの多かった作家さんですが… 私はその大人げのなさがあったから、 思春期の子どもたちの心に響く作品が書けたんだと思います。 香月日輪さんの新しい作品が、今後読めないことが残念です。 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

氷 作者: アンナ・カヴァン 出版社/メーカー: バジリコ

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氷

  • 作者: アンナ・カヴァン
  • 出版社/メーカー: バジリコ
  • 発売日: 2008/06/04
  • メディア: ハードカバー

12/26発売文庫ピックアップ

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特装版 艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!4 (ファミ通文庫)

特装版 艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!4 (ファミ通文庫)

  • 作者: 築地 俊彦
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!4 (ファミ通文庫)

艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!4 (ファミ通文庫)

  • 作者: 築地 俊彦
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
B.A.D.チョコレートデイズ(4) (ファミ通文庫)

B.A.D.チョコレートデイズ(4) (ファミ通文庫)

  • 作者: 綾里 けいし
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
開門銃の外交官と、竜の国の大使館 (ファミ通文庫)

開門銃の外交官と、竜の国の大使館 (ファミ通文庫)

  • 作者: 深見 真
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金8 (ファミ通文庫)

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金8 (ファミ通文庫)

  • 作者: 鳳乃 一真
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
おいしいサンドイッチの作り方 スタンバイタイム (ファミ通文庫)

おいしいサンドイッチの作り方 スタンバイタイム (ファミ通文庫)

  • 作者: やのゆい
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3) (ファミ通文庫)

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3) (ファミ通文庫)

  • 作者: 野村 美月
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
ナイトウィザード The 3rd Edition リプレイ 壊れた世界の聖約(2) 流れる星の下に (ファミ通文庫)

ナイトウィザード The 3rd Edition リプレイ 壊れた世界の聖約(2) 流れる星の下に (ファミ通文庫)

  • 作者: 菊池 たけし
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
クトゥルフ神話TRPG リプレイ 御津門学園ゲーム部の冒涜的な活動 (ファミ通文庫)

クトゥルフ神話TRPG リプレイ 御津門学園ゲーム部の冒涜的な活動 (ファミ通文庫)

  • 作者: 内山 靖二郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
メカクシ団:ウォッチャーズ アンソロジー -消失少女をめぐるひと夏の冒険譚- (KCG文庫)

メカクシ団:ウォッチャーズ アンソロジー -消失少女をめぐるひと夏の冒険譚- (KCG文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
グランブルーファンタジー (ファミ通文庫)

グランブルーファンタジー (ファミ通文庫)

  • 作者: はせがわみやび
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
カイブツ×カノジョ (講談社ラノベ文庫)

カイブツ×カノジョ (講談社ラノベ文庫)

  • 作者: 浅倉 イネ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
七つの大罪 セブンデイズ (講談社ラノベ文庫)

七つの大罪 セブンデイズ (講談社ラノベ文庫)

  • 作者: 岩佐 まもる
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
フェイトフル・モーメンツ2 アナザー・セルマ (講談社ラノベ文庫)

フェイトフル・モーメンツ2 アナザー・セルマ (講談社ラノベ文庫)

  • 作者: 高橋 びすい
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
銃皇無尽のファフニール7 ブラック・ネメシス (講談社ラノベ文庫)

銃皇無尽のファフニール7 ブラック・ネメシス (講談社ラノベ文庫)

  • 作者: ツカサ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
愛・天地無用! モモノキヲク(上) (講談社ラノベ文庫)

愛・天地無用! モモノキヲク(上) (講談社ラノベ文庫)

  • 作者: 水樹 尋
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
七曲ナナミの斜めな事情4 (講談社ラノベ文庫)

七曲ナナミの斜めな事情4 (講談社ラノベ文庫)

  • 作者: 雨木 シュウスケ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
ウォーロック・ウィッチクラフト2 (講談社ラノベ文庫)

ウォーロック・ウィッチクラフト2 (講談社ラノベ文庫)

  • 作者: 神野 オキナ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫
東京アリスゴシック (講談社ラノベ文庫)

東京アリスゴシック (講談社ラノベ文庫)

  • 作者: 三門 鉄狼
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 文庫

12/26発売ノベルピックアップ

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やり直してもサッカー小僧

やり直してもサッカー小僧

  • 作者: 黒須可雲太
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 単行本
オーバーロード8 二人の指導者

オーバーロード8 二人の指導者

  • 作者: 丸山 くがね
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2014/12/26
  • メディア: 単行本
トリニティセブン 7人の魔書使い The Novel 悠久図書館と錬金術少女 (ドラゴンコミックスエイジ)

トリニティセブン 7人の魔書使い The Novel 悠久図書館と錬金術少女 (ドラゴンコミックスエイジ)

  • 作者: サイトウ ケンジ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
  • 発売日: 2014/12/30
  • メディア: コミック

『洪水』にインタビュー記事

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詩と音楽のための雑誌『洪水』(洪水企画)15号特集「近現代のやちまた」にインタビュー記事(pp61~69)が掲載されています。 全9頁にわたる長文インタビューで、わたくしめなんぞにこんなにページ数を使っていただき、なんだか申し訳ない気もしますが、自分の仕事に目を向けてくれる人がいるんだなぁと、正直、うれしい思いです。 インタビュアーは、『洪水』編集・発行人で詩人でもある池田康さん。 インタビュー記事のタイトルが「進化論から即身成仏へ ― 空海とベルクソンにまぶさびの橋を架ける」。 サブ・タイトルに、オオォ、です。 発行の日付は、2015年1月1日になっていて、一足早く正月がやってきた気分かな。 なお、詳細は、下記HPをご覧ください。 http://www.kozui.net/

「むしたちのかくれんぼ」

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むしたちのかくれんぼ (絵本・こどものひろば)

むしたちのかくれんぼ (絵本・こどものひろば)

  • 作者: 得田 之久
  • 出版社/メーカー: 童心社
  • 発売日: 2009/04
  • メディア: 大型本
虫たちがかくれんぼをするよ! オニはミイデラゴミムシ。 チョウやトンボ、バッタの組に分かれて、それっかくれろ!... 虫たちのそれぞれの特徴を活かしたかくれんぼ。 草の陰に隠れたバッタたちは、おなかが空いて思わず食べちゃったり♪ しかし、なぜオニはミイデラゴミムシ? あまり聞かない名前だけに、ついつい覚えちゃいました。 そして、今回のカマキリさんはあらぬ疑いをかけられています(笑 にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ
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年末のご挨拶

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羽鳥書店の2014年の営業は本日が最終日です。 今年1年ありがとうございました。 2014年は以下の5冊の本を刊行いたしました。 並河 進 『Communication Shift――「モノを売る」から「社会をよくする」コミュニケーションへ』 広告は社会のために何ができるか ソーシャルプロジェクトの経験と、広告の最前線で活躍する12名のクリエイターとの対話から、 ヒト・モノ・コトをつなげる仕組みをうみだす「広告とコミュニケーションの未来」を切り拓く。 http://www.hatorishoten.co.jp/103_113.html 原 研哉 編 『みつばち鈴木先生――ローカルデザインと人のつながり』 デザインが地域の魅力を引き出す ミツバチのように全国各地を飛び回り地域とクリエイターを結びつける “みつばち先生”こと鈴木輝隆教授の活動を一挙に紹介するローカルデザインの「教科書」 http://www.hatorishoten.co.jp/103_114.html 成田亨 『成田亨作品集』 決定版作品集! ウルトラ、マイティジャック、ヒューマン、バンキッドから、 モンスター大図鑑、特撮美術、後年の絵画・彫刻まで。 未発表作品、実現しなかった幻の企画案も含む、全515点一挙収録。 「成田亨の仕事は、「芸術って何だ」という根源的な問いに肉薄する!」 ── 村上隆 http://www.hatorishoten.co.jp/103_115.html 尾形一郎・尾形 優 『私たちの「東京の家」』 暮らすことは、コンセプチュアルアートのようなもの 異文化の鬩ぎ合いと自然の威力が生みだす、 この世の特異地点を求めて―― 写真家・建築家・現代美術家である二人が世界から集めてきたイメージは、 自宅「東京の家」に再構築され、増殖してゆく。 写真とエッセイでつづる、誰も見たことのない、建築とアートのあいだ。 生きて変容するアートの記録。 http://www.hatorishoten.co.jp/103_116.html 蓮實重彥 『「ボヴァリー夫人」拾遺』 文学批評の金字塔『「ボヴァリー夫人」論』の刊行前後の講演および著者による『ボヴァリー夫人』の要約を収める。 http://www.hatorishoten.co.jp/103_119.html 2015年は1月5日(月)より営業を開始いたします。

スペインの家族 (パトリシア・ウィルソン) R-0841

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R-0841-a.jpgR-0841-b.jpg ハーレクイン・ロマンス R841 著者  パトリシア・ウィルソン 訳   三好 陽子 発売日 1991年6月20日 ページ 156ページ ISBN  4833508419 内容  相次いで両親を亡くし、悲しみに包まれていたケイトのところに     一人のスペイン人が訪ねてきた。 ディエゴ------     彼はケイトの、血のつながらないいとこだった。     ケイトの母の養母が、ディエゴの祖母なのだ。     母は養母のもとを飛び出し、イギリスに来て結婚した。     スペインの家族とは音信不通の状態で、     八年前に一度、ケイトを連れて里帰りをしたきりだ。     その短いスペイン滞在は、十七歳のケイトに苦い思い出を残した。     祖母が孫娘に会いたがっているから一緒に来いと突然言われても・・・・・・。     行くものですか。 私のおばあさまとは思っていないもの。 Amazonの紹介ページです。
スペインの家族 (ハーレクイン・ロマンス)

スペインの家族 (ハーレクイン・ロマンス)

  • 作者: パトリシア ウィルソン
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 1991/06
  • メディア: 新書

龍淵灯さんの作品が Book Shortsプロジェクトの第2期で優秀作品に選定されました!

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龍淵灯さんの作品が Book Shortsプロジェクトの第2期で優秀作品に選定されました! 〔龍淵灯『猫島』〕 http://bookshorts.jp/20140223ne/ 〔Book Shortsプロジェクト] http://bookshorts.jp/ Book Shortsプロジェクトでは、おとぎ話や昔話、民話、小説(※パブリックドメインの作品のみ)などをもとに創作した1,000字以上10,000字以内のショートストーリーを募集しています。 龍淵灯さんの『猫島』は宮古島のマムヤ伝説を下敷きにしています。 優秀作品に選ばれるだけあって、伝説の単なる再構成ではなく、現代的なテーマ付けやアレンジがなされた質の高い掌編に仕上がっています。 ( マムヤ伝説はこちらから。上から4つめです  → http://miyakojima-kids.net/R-densetsu.html ) 最優秀作品に選ばれれば、賞金100万円に加えて、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2015での表彰、ショートフィルム化、FM放送局J-WAVE(81.3FM)でラジオ番組化などメディアへの露出が一気に増えます。 仲間からの快挙を後押しするために、ぜひともFaceBookやツィッターで応援してください!

ブラックホールに近づいたらどうなるか?

ルカによる福音書 3章21~38節

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<イエスが宣教を始められた時はおよそ30歳であった。イエスはヨセフの子と思われていた。ヨセフはエリの子、ソレカラサカノボルト、マタト、レビ、メルキ、ヤナイ、ヨセフ…エニシュ、せと、アダム。そして神に至る。<23.24.38節)> マルコによる福音書は「そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。水の中から上がるとすぐ、天が裂けて“霊”が鳩のようにご自分に降って来るのを、ご覧になった。すると、『あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者』という声が天から聞こえた。」と主イエスの洗礼が語られる。 主イエス洗礼のときに降った天の声「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」はマタイ、マルコ、ルカ福音書とも記されている。この箇所を説教で聞いた時「この御言葉は福音書を読むたび、心にいつも響いて聞こえます」と牧師が語られたのを思い出す。 終末が近いというのに、律法に従うことが出来ずに罪を重ね、ヨハネの洗礼によってその身を清めてもらおうと順番を待つ群衆に交じって、全く罪を持っておられない神の子イエスがその列に加わられた。 「私こそ、あなたから洗礼を受けるべきなのに、あなたが私のところへ来られたのですか」と、畏れをもって言うヨハネに「今は、止めないでほしい…」と主イエスはお答えになった。そこで、ヨハネは主イエスの言われる通りにした。 洗礼を受けられ、主イエスが救い主としての活動を始められるにあたって、主イエスの系図が記される。ユダヤ人にとって家系は非常に重要なものであった。彼らは救い主がダビデの家系から出ると信じていた。マタイ書の1章はアブラハムで始まる系図だが、ルカ書はヨセフから始まって、アダムに遡り、最後は神に至る。 主イエスはヨセフの子、つまり一人の人間の子であると思われているが、実は神の子。主イエスはもともと神の子であるが、その神の子がアダムの子孫として人間となってこの世にお生まれになり、救いの御業を行われたのだと、著者ルカは伝えたかったのだろう。 主イエスに洗礼を授け、人々を悔い改めに導き洗礼を授けたパプテスマのヨハネは、他にもさまざまな勧めをして民衆に福音を告げ知らせた。しかし、ヘロデは自分の結婚について、また自分の行った事についてヨハネに責められたので、彼を牢に閉じ込めた。 天使からの祝福を受け、誕生が予告されたヨハネ、主イエス。父母の充分な愛のもと育っていただろうに、二人の人間としての生涯は間もなく終わる。主イエスは復活されるが、ヨハネが復活したという話はどこにもない。子どもを神に献げるとは何と辛いことか。 日曜日はお近くの教会で礼拝を http://www1.ocn.ne.jp/~church/japan.htm どなたでもどうぞお越しください。お待ちしています。

寂愁

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スポンサーリンク さびしゅうごぜえます 三十の恋は さびしゅうごぜえます もうすでに子どもでもなく 汚れた身でごぜえます 生活が、真っ先でごぜえます 狂えねえのでごぜえます けれど悶え、 ふるえ、おののき・・・・・ おのれのいんきさに 嫌気がさすのでごぜえます たすけて・・・・・たすけて・・・・・ この肚に・・・・・ああ! あなたよ! こうべをもたれてはくれまいか? さらさら髪に・・・・・ くちずけさせてくれたまえ! われ詠う きみのこころの ゆくままに・・・・・ スポンサーリンク

「東京のおキツネさん」平川正枝

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「東京のおキツネさん」 監修者:竹内敏信 著者:平川正枝 発行:出版芸術社 平川正枝(ひらかわまさえ)氏の作品。 1944年2月千葉県・大原町に生まれる。 1952年8月小学校三年の時、東京・江東区へ引越し。 1962年4月東京都へ勤務。主税局職員として税務の仕事に携わる。 1996年5月現代写真研究所(四谷三丁目)・第23期の研究生となり、本科・研究科と写真を学ぶ。 2000年3月38年間勤めた東京都を退職する。 2000年5月現代写真研究所・竹内敏信氏に師事。今日に至る。 2000年6月視点展「きつね」特選入賞。 2001年4月葛飾光影クラブに所属、(モノクロ写真のクラブとして毎年作品展)。 2003年6月個展「おきつねさん」~江戸の稲荷信仰~/フォトスペース光陽1 神社仏閣や教会などがあれば立ち寄り、お参りしたり、建物や庭などを見て回ることも多いが、お稲荷さんは避けていたような気がする。 子供の頃、誰かに「お稲荷さんをお参りしたら毎日行かなくては駄目だよ」と言われた記憶があるからである。 普段は忘れているが、お稲荷さんを見ると条件反射で「毎日いかなくては・・・」と思い出していたのかもしれない。 俳人の鈴木真砂女が、信心とは関係なく、ご自身のお店(小料理屋)のあった銀座並木通り一丁目のお稲荷さんに毎晩10円の賽銭とお参りを欠かさず30年以上続けた、という話をどこかで聞いたことがある。 本書は、東京にある「おきつねさん」の白黒写真を中心に据え、稲荷信仰のお祭り、歴史のことなどが書かれた写真集のようなものである。 東京の稲荷神社は1400カ所にものぼるといわれ、その一部の個性豊かなおキツネさんを紹介されている。 子供を抱き寄せている狐、首が無くなってしまった狐、首の補修後と思われる箇所が痛々しい狐、尻尾が太く優雅な狐、金網に閉じ込められた狐など、様々な経緯があることを思わせる写真が並んでいる。 最近、仕事で毎週通る道に柵に閉ざされたお稲荷さんがあることに気づき、挨拶を始めた。 賽銭を入れるものなど何も無いが、綺麗に管理されている。 あまり人通りの多い場所ではないが、お参りをする人もおり、日によっては数人の列ができる。 若い綺麗な女性もよく見かける。 俳句を置かせて頂く。 路地住みの終生木枯きくもよし 鈴木真砂女
東京のおキツネさん

東京のおキツネさん

  • 作者: 平川 正枝
  • 出版社/メーカー: 出版芸術社
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 単行本

早雲の軍配者【戦国エンターテインメント小説を斬る!】

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2014年最後(かな?)のブログは、軍配者シリーズの1作目、富樫倫太郎氏の「早雲の軍配者」を紹介します!
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戦国時代のフィクションを多く読んできた中で、面白いなと思う小説の題材がなんとなくわかってきました。 ①忍者 ②雑賀 ③村上水軍 上記の3つは超人的な人がいてもおかしくなく、うまく実際の史実の中に入ってきて、織田信長をはじめメジャーな戦国大名に絡めることができるんですよね。 それともうひとつ。 ④歴史に名前が残っているが前半生やそもそも何をやったのかわからない人 前半生何やっていたかわからない人の代表として、明智光秀、松永久秀、雑賀孫市三なんかがいますかね?それとこの小説に出てくる山本勘助。そもそも何をやったのかわからない人の代表がこの小説の主人公の風魔小太郎。なんとこの二人は足利学校時代のご学友という設定なのです。 うん、面白いと思います。黒田官兵衛や竹中半兵衛といったいわゆる"軍師”と呼ばれる人達が出てくる前の軍師を軍配者として戦の戦略以外に何を行っていたことが理解できます。 実はまだ続編の「信玄の軍配者」と「謙信の軍配者」を読んでいないのでなんともいえないんですが?小太郎はもう出てこないのでしょうか?続編ありきで描かれていると思いますが、「え?ここで終わり?」という「スラムダンク」的な消化不良感があったのですが、、ま、続編が楽しみです! はーい、ここまでが初級編の読書感想文。このブログのご常連さんにはもう少し歴史的な解説を。 まだ読んでない方はネタバレになるかも知れませんので、ここから先はお読みいただいた後にご覧くださいませ。 この小説の後半で小太郎が仕えている北条氏綱と上杉朝興が戦った「高輪原の戦い」は実際に1524年にあった戦いで、史実では北条軍が勝ちました、太田道灌の孫が朝興を裏切り江戸城を奪ったのは事実です。ただ小説と異なり、高輪原の戦いより前です。この小説では、小太郎のもう一人のご学友、曾我冬之助が上杉軍の軍配者として北条の大軍を苦しめるわけです。 この高輪の戦いに関連して小説に出てくる城と高輪原を地図で確認しましょう。
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赤丸が北条軍の玉縄城、緑丸が上杉軍の権現山城、青丸が江戸城、ピンクが高輪原といった地理になります。冬之助は玉縄城を出た北条軍を高輪原に誘い込む戦略を立てたのですが、さすがにこれは距離が遠いような。。多摩川という大きな川も流れていますし。また、朝興らがこもった権現山城は数千の大軍がこもるには規模が小さいかも。 ちょっと時間経過と距離に無理があるんではというのが私の見解です。 私って人の揚げ足を取る嫌な人間なのかしらん? 戦国時代ブログランキング参加中!「勉強になったー」という方は応援クリックお願いします!! ↓ にほんブログ村 歴史ブログ 戦国時代へ
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最後の証人

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最後の証人 (宝島社文庫)

最後の証人 (宝島社文庫)

  • 作者: 柚月 裕子
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2011/06/04
  • メディア: 文庫
<裏表紙あらすじ> 元検察官の佐方貞人は刑事事件専門の敏腕弁護士。犯罪の背後にある動機を重視し、罪をまっとうに裁かせることが、彼の弁護スタンスだ。そんな彼の許に舞い込んだのは、状況証拠、物的証拠とも被告人有罪を示す殺人事件の弁護だった。果たして佐方は、無実を主張する依頼人を救えるのか。感動を呼ぶ圧倒的人間ドラマとトリッキーなミステリー的興趣が、見事に融合した傑作法廷サスペンス。 作者柚月裕子は、「臨床真理」 (上)   (下) (宝島社文庫)で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビューした作家です。 「臨床真理」 (上)   (下) には正直あまり感心しなかったのですが、この「最後の証人」 は評判がいいので手に取りました。 面白く、楽しく読みました。 でも、傑作とは呼べないな、というのが正直なところ。 元優秀な検察官ながら正義感から辞め、今は弁護士の佐方。 塾帰りの息子を交通事故で亡くしたが、加害者が罪から逃れたことから加害者への復讐を企図する高瀬夫妻。 見事なまでに、手垢のついた題材、人物像です。何回もこういう設定読んだことありますよね。 それを法廷ミステリの形で提示して見せ、かつ、過去を振り返るカットバークシーンをちりばめる。 冒頭プロローグが事件のシーンで、すぐに法廷シーン、回想シーンと続きます。 ちょっとした趣向を作者は盛り込んでいますが、それほど効果的なものでもないので、後半であっさりと読者に明かしてしまったところは、なかなかやるな、と思いました。 そのあと、過去の交通事故の真相、そして現在の事件に切り込んでいくところは鮮やかです。このあたりの構成はいい感じです。 でも。面白かったんなら、文句言うな、というところではありますが... その真相がちょっと見え見え。親子愛とか夫婦愛とか、警察・司法システムへの批判とか、容易に見当がつきすぎて、もうちょっとひねってもらいたい。 法廷ミステリとして着地させるためにあらわれる「最後の証人」も、作者が意図したほどには盛り上がらない人物です。 弁護士佐方もパターン通り。 佐方をヒーローに仕立てるために、相手役の検事は不備が目立つし、法廷の進行もちょっと現実離れ。リアルな感じで警察・司法システムへの批判を盛り込むなら、法廷シーンは現実に即しておかないと (あまり取材されていないんでしょうか?)。 と粗は目立つのですが、面白かったんです。 新鮮味のない題材の組み合わせであっても、十分楽しめる作品に仕上がっています。組み合わせ方がよいということなのでしょう。 ドラマにすると、かなり面白くなるんじゃないでしょうか。 続けて読んでいきたい作家です。

新橋はいつからおやじの盛り場か 街ネタなんでも調査団

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 本のタイトルに惹かれて、読んでみることにしました。この本は日本経済新聞首都圏版で連載したものを再編して電子書籍化したものです。ですので、読むためには専用のアプリをダンロードしなければならず、やや面倒くさいですね(汗)。

 目次を見ると、結構キャッチーなタイトルが並ぶので、内容も面白そうだと読み始めては見るのですが、なぜかオチが今ひとつはっきりとしない。最後にすっと腑に落ちる感じがしないんですね。そう言えば確かに新聞のコラムってオチがないですよね。朝日新聞の天声◯語しかり。そう言えば新聞の文章ってロジカルじゃない文章の代表なんだと、何かのときに聞いた記憶があります。

 タイトルにもなっている、「新橋はいつからおやじの盛り場か」というのも霞ヶ関の隣だから戦後いろいろな会社が押し寄せてきた」という客観的な事実だけで終わり。なぜそのタイミングになったのかは解説ありません(汗)。

新橋はいつからオヤジの盛り場か 街ネタなんでも調査団
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