December 22, 2014, 12:07 am
BBCのドラマ「SHERLOCK」を見たら、すっごくおもしろかったので、原作を読んでみました。
ドラマの元ネタをひろいながら、あらすじを書いていくので、ネタバレしたくない人は特に後半は読まないでね。
4個の短編からなっている。
1 瀕死の探偵
ハドソン夫人がワトスンのところにやってきて、ホームズが死にそうだという。
あわててワトスンがかけつけると、様変わりしたホームズがベッドで苦しそうにしていたが、ワトスンに近づくなという。
自分は東洋のめずらしい伝染病にかかっており、治療法はないというのだ。
そして、病気に詳しい人物をワトスンに連れてきてくれと頼む。その人物はカルバートン=スミス氏というスマトラ島の農園主で、素人だが、病気について一番詳しいという。自分はこのスミスともめたことがあって、相手は嫌がるかもしれないか、どうにかして連れてきてほしい。そして来るときは別々にできてくれるようにともいう。
ワトスンは訳が分からなかったが、ともかくホームズのいうことを聞くことにする。
スミス氏は最初いやそうにしていたが、ホームズが瀕死の状態だと聞くと、訪問を承諾する。
先に帰ったワトスンをベッドのそばに隠すと、スミス氏がやってきて、ホームズに病原菌いりの小箱を小包で送ったのは自分で、以前ホームズのおいと自分がもめて、甥が死んだときも、同じように始末したがホームズが気付いているようなので、殺そうとしたのだと告白する。
それを聞いたとたんホームズは病気のふりをやめる。呼び寄せておいた刑事たちがスミスを逮捕。
証人としてワトスンもでてくるようにいわれる。
小包のしかけに気が付いたホームズは、これを機会にスミスをはめることを思いつき、3日間飲まず食わずで重病人のふりをしたのだという。
自分は仮病の論文がかけると豪語し、ハドスン夫人をだますのが最初の関門だったという。
2 フランシス=カーファックスの失踪
冒頭でホームズが、ワトスンがトルコ風呂にいったと指摘して驚かす、いつものパターンでスタート。
その後、フランシス=カーファックス嬢の失踪の話になる。
伯爵令嬢であるフランシスは名家の生き残りで、有名な宝石をもっている。中年にさしかかった夫人で、独身のまま気ままにくらしている。
2週間ごとに元の家庭教師に手紙を書いていたが、それが途絶えたので、その夫人と親族がホームズに調査を依頼してきたのだ。
ホームズが取引先の銀行を調べたところ、最後から2番目の小切手はかなりの金額がローザンヌで振り出され、その後に元のメイドに50ポンドを降り出したのが最後だ。それはフランスモンペリエにあるリヨン銀行で現金化されている。
ホームズは忙しいので、ワトスンに調査にいってほしいというので、ワトスンはローザンヌにむけて旅立った。
滞在したホテルの支配人によると、40に近いが美しい貴婦人で、従業員の評判もよく、メイドもホテルの給仕頭と婚約していて、人気者だった。
楽しい滞在だったようだったが、ある日野蛮な、色が浅黒くて背の高い顎髭の男が訪ねてきて、その後あわてて出発したのだという。
行先はわからないように工夫されていたがワトスンはクック旅行者の支所長から聞きだして、行先のバーデンに向かうことにする。
レディは滞在中にシュレンジンガー夫妻と知り合いになり、布教活動に熱心な博士の信仰心にうたれて、行動をともにするようになったようだという。
シュレンジンガー夫妻は、博士の容体がよくなったのでロンドンに戻り、レディも同行したという。出発の数日前にメイドのマリーが泣きながら「ひまをとる」といってやめていった。滞在中の費用はレディの分も含めてシュレンジンガー博士が支払った。また、ローザンヌで現れた野蛮な男が1・2週間前にレディを探しに来たという。
ワトスンはメイドに会うためにモンペリエに出発する。ホームズからシュレンジンガー博士の耳について調べるように電報が届いたが、出発後だったので調査できなかった。
メイドによると、ローザンヌから主人が立ち去ったのは、野蛮な男の精だと思う。バーデンではやめる間際には自分が不正をはたらいているかのような態度をとられたという。いずれにせよ結婚してひまをもらうつもりだったので、そうしたのだという。50ポンドは女主人からの結婚祝い。
メイドと別れたワトスンは道で野蛮な男に出会い格闘になって殴られそうなところをフランス人に助けられるが、なんとそれはホームズだった。
実はロンドンを離れてよくなったので、先回りしたのだという。
そして野蛮な男を呼び寄せて紹介した。彼はグリーンと名乗り、フランシスを愛していたが粗暴な行いをしたため、フランシスからも避けられ、アメリカにわたり成功した。本国に戻ってフランシスを探していたのだが、バーデンから先の行方が分からないのだという。
ベーカー街にもどると、ホームズはシュレンジンガー博士の左耳の形がぎざぎざだったことを突き止め、彼がオーストラリアの悪党で、孤独な夫人の宗教心につけこんでは騙すのだといいう。レディは彼に監禁されている可能性が高いという。
そこまでは分かったが、それ以上の情報が得られないまま1週間が過ぎたころ、ようやくシュレンガーとおぼしき人物がレディの宝石を質にいれたと情報が入った。ホームズはグリーンを呼び出して、顔が知られていない彼に、同じ質屋を見張るように依頼する。
数日後、今度はシュレンジンガー博士の夫人が宝石をもってきた。グリーンは後をつけ、葬儀屋で棺桶をたのんでいることや、彼らの家をたしかめるとホームズに報告に戻る。
レディの身に危険がせまっていると判断したホームズは、令状をたのんで発行をまたずにシュレンガー博士の家に踏み込むが、棺桶をあけるとレディではなく老婆だった。ホームズたちはシュレンガー博士が読んだ警官によって外に追い払われてしまう。
一度引き上げたホームズだが、棺が普通より深かったことに気が付き、翌朝、葬儀のため運び出される棺を強引にあけさせると、クロロホルムの綿にくるまれたレディがあらわれた、老婆の上に寝かされていたのである。
ワトスンの手当てでレディは息を吹き返し、ホームズは大失敗をするところだったと胸をなでおろすのだった。
ただし、悪党どもは逃げてしまった。
シュレンガー博士一味は、救護院から瀕死の老婆を身寄りだといって引き取り、死亡したところで医師をよんで証明書をかかせ、特注で深く作った棺に二人分の死体をいれて正式な手続きで埋葬してしまおうとしたのだった。
3 悪魔の足
冒頭は、ワトスンがホームズが有名になるのをきらっていたのに、引退後突然「コーンウォールの恐怖」を発表しないのはなぜかと手紙をもらって困惑するところから始まる。
ホームズがオーバーワークで医師から休養を命じられ、イギリス南西部のコーンウォール半島に滞在していたときのことだった。
ふたりがのんびりと散歩や研究にいそしんでいると、一番近い町のラウンドヘイ牧師が相談にやってきた。彼は考古学の知識があってホームズとも知り合いになっていた。
牧師によると、昨夜、彼のところに下宿している、マーティマー・トリジェニス氏の兄弟が発狂し、妹が死んでいるのが見つかったというのだ。
昨夜、マーティマーは兄妹の家にいってカード遊びをしたのだが、10時すこしすぎに帰った。
翌朝、モーティマーが散歩していると、急病人のところに向かうという医者にあった、それが兄弟の村だったので、モーティマーも同行した。着いてみると、妹は椅子に座ったまま恐怖の表情で死んでおり、二人の兄弟が歌ったり、笑ったり、叫んだりして妹のまわりをうろついていた。発見したのは家政婦のポーター夫人で、起きてくると3人がこの状態だったので、窓をあけてから男の子をつかって医者を呼びにやらせたのだという。
部屋にはろうそくの燃えさしと暖炉の燃えかすがあり、モーティマー氏が部屋をでたときのままで、そのまま消えたのだろうととのことだった。また、モーティマー氏によると、一度兄弟が庭になにかいるようだといったが、確かめもしなかったし、帰りにも怪しいことはなかったという。
モーティマーは悪魔の仕業という。
ホームズは家にもどり、モーティマーが家をでた直後に犯罪が行われいたので、彼の足跡をこっそり調べたが、彼が家に戻った形跡はないという。
そこにトリジェニス家の親戚だという、ライオン狩りの名人で冒険家リアン=スダンデールが現れる。
アフリカに出発する予定だったが、ラウンドヘイ牧師が電報をくれたので、戻ってきたのだという。捜査の進み具合を聞くが、手がかりがないときくと帰っていった。
翌朝、モーティマーが兄弟と同じ死に方をした。現場にかけつけたホームズは芝生をしらべ、テーブルにあったランプの傘についていた物質を削げ落として持ち帰った。
家でワトスンと二人で持ち帰った物質を燃やしてみると、一瞬で恐怖に恐れわれ、二人は命からがら外に逃れ出る。
ホームズは、部屋に最初に入った人がみな気分が悪くなったことと考え合わせ、この物質が原因と推理。
スダンデール氏を呼び出して、彼がモーティマーを殺害した現場を見たとウソをいうと、スダンデールは真相をうちあける。
彼はモーティマーの妹ブレンダを愛していたが、妻がわかれてくれないので結婚できないでいた。
モーティマーが使った物質は、スダンデールがアフリカから持ち帰った薬で<悪魔の足の根>と呼ばれている、罪人の罪の有無の判定に使うものだという。以前モーティマーに話をしていたとき、彼がこっそり持ち出して、兄弟につかったらしい。
モーティマーは、スダンデールはアフリカに行ってしまっていると油断していたが、スダンデールのことを知っていた牧師の電報で彼は戻ってきてしまい、ホームズに別の犯人の可能性を確認した後、モーティマーの罪を確信して殺したのだという。
すべてを打ち明けられたホームズは真相を胸にしまうことを約束したのだった。
4 最後の挨拶
めずらしく、映画のオープニングみたいに、国際スパイが湾の側の邸宅で、暗号文書の到着を待つシーンから始まる。
戦争前夜のヨーロッパで繰り広げられるスパイ合戦という感じ。
ドイツ人のフォン=ボルグはスポーツマンで、イギリスの社交界をわかりあるいて、スパイ活動をしていた。
その評価は高く、一等書記官フォン=ヘンリンク男爵は、彼の仕事ぶりを褒め、4年間の活動をねぎらう。
すでに家族は脱出しており、今夜彼の有能な部下アルタモントが海軍の暗号をもってきたら、彼も脱出する手はずだった。
ボルグによればアルタモントはアイルランド系アメリカ人で、反英感情が強く、仕事はきっちりしているという。
ワインにうるさい男なので、トカイ・ワインを用意して待っているのだという。
アルタモントが現れないうちに書記官はロンドンへ帰っていった。
書記官を送って外にでたボルグは屋敷には老婆の召使マーサしか残しておらず、明かりがついているのが彼女のいる部屋だという。マーサは編み物をしたり、猫をなでたりしている様子が見える。
書記官が帰って、ボルグが屋敷に戻るときには明かりが消えていた。
ボルグが書斎でかばんに書類をつめていると自動車の止まる音がしてアルタモントが現れる。
アルタモントはうまくボルグに書斎の金庫をあけさせ、次は仲間が次々とつかまって自分も危ないといいたてる。
その後ようやく取引になるが、ボルグが500ポンドと引き換えに受け取ったのは「養蜂の実用書」であった。
次の瞬間彼はクロロホルムをかがされていた。
アルタモントの正体はホームズで、外務大臣と首相のたのみでスパイをあぶりだす捜査を2年もやっていたのだ。
まず、シカゴでアイルランド系の秘密結社に入り、活躍してスカウトされるように仕向けた。
ボルグのもとでこっそり偽の情報を流し、彼のうでききの手下5人を刑務所送りにした。
マーサも彼の手下で、書記官が帰るのを待って明かりを消して合図を送ったのだった。
ワトスンは、今夜の運転手を頼まれていた。
2人はトカイ・ワインで乾杯すると、ホームズが引退してから、ここに現れるまでのことを話す。
2人は書類をかばんに詰めると、抵抗するボルグを車にのせて出発する。
ホームズは500ポンドの小切手を早く現金化しないと支払停止になるかもと話す。
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December 22, 2014, 12:14 am
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December 22, 2014, 12:32 am
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December 22, 2014, 1:00 am
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December 22, 2014, 3:00 am
おばけは怖いけど、お化けになってみたらどうかな?
おばけになって試してみよう!....
からかさおばけになったら雨でも平気♪
口裂け女になったら、大食い大歓迎♪
カッパになったら・・・・泳ぎはいつも一等賞!
そんなお化けになったら??と考えてみたら楽しくて怖くなくなるかもvv
そして、最後のオチ・・・これが一番おばけより怖いかな?(笑
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December 22, 2014, 3:29 am
ソニーの電子書籍サイト用の図書券を持っていて、なにがいいかなぁと思っていたら、今、年明けまで一部の雑誌のバックナンバーが108円になってた。
ファイルサイズの大きい奴は、ほぼ雑誌全体が入っていて、ちょっと興味あるけど700-800円も出すのはな~と躊躇してた雑誌のバックナンバーが激安(といってもタダ券で無料ですけど)で手に入りまました。
最近はちょっとした雑誌でも500円、普通の雑誌で700円とずいぶん高くなってしまいました。
電子書籍なので、本立に立てにくくサイズの大きいものも、場所を取らずにいつでも読めるのもいい。
雑誌のバックナンバーはなかなか手にはいらないので、定期的に108円セールやってくれるとお金出しても買うのになぁ~ やってくれないかな??
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December 22, 2014, 3:35 am
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December 22, 2014, 4:00 am
ハーレクイン・ロマンス R916
著者 ペニー・ジョーダン
訳 大林 日名子
発売日 1992年5月20日
ページ 156ページ
ISBN 4833509164
内容 無口で内気で愛嬌がない------エミリーはとても地味なタイプだ。
冒険好きの家族の中にあって、こんな彼女は両親の頭痛の種だった。
両親の期待に反して、四年前から変わり者の大おじの所で働いている。
大学教授の大おじの著作の手伝いから、家事全般まで、
多忙をきわめる毎日だ。
妹がフィアンセを伴って実家に帰っていると聞いたので、
久しぶりに帰郷したが、吹雪の中を慌てて大おじの所に戻る始末。
途中、車が大きくスリップし、溝の中に突っこんでしまった。
折よく通りかかった車に助けを求め、エミリーは道路に飛び出す。
「人を巻きぞえにして死ぬ気か!」 車の男はすごい見幕で・・・・。
Amazonの紹介ページです。
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December 22, 2014, 4:08 am
自宅近くのスリーエフで買いました
明るく笑顔で前向きに、上機嫌でいると、
いいことが引き寄せられるらしいです
いつも『上機嫌』になるコツが分かりやすく書いてあります
意識するようになったのが『圧』です
『圧』を高めると、ストレスに負けなくなるそうです
『大きな声』は得意なので、『圧』を高めたいです
逆に『圧』を下げる地獄言葉に『愚痴』があるのですが、
今日は忘れて、仕事の愚痴を言ってしまった
気をつけねば!!
『自分の年齢を勝手に決める』では、
私は一番楽しく過ごせた『27歳』を設定しています
本当は『39歳』ですが、
自分の脳を騙しちゃおうと思います(o´罒`o)ニヒヒ
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December 22, 2014, 4:51 am
-12/22 GOGO!gorikiAYAMEファイ!さんのツイッターより抜粋-
(アカウント @ikedon27)
剛力彩芽 掲載情報
『Myojo』
新春メッセージfrom『大使閣下の料理人』
http://myojo.shueisha.co.jp/
『JUNON』
LET'S GORIKI!! 番外編
剛力彩芽・高橋ひかる
http://www.shufu.co.jp/magazine/junon/
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December 22, 2014, 5:08 am
■ヒトコト感想
作者の代表作である「
謎解きはディナーの後で」的なキャラモノミステリーの新シリーズだ。今回は、キャリア系女子刑事と狂言回し役である普通の刑事、そして魔法少女というパターンだ。魔法少女だけが明らかに異色であり、作中でも際立った個性を放っている。
魔法少女のマリィが魔法を使い、あっさりと殺人事件の犯人を見つけてしまう。が、刑事事件として解決するためには証拠が必要なので、
後追いで証拠を探すという流れだ。読者は犯人の完全犯罪トリックを把握しつつも、刑事たちがどうやってトリックを解明するか、その過程を楽しむべき作品なのだろう。キャラモノなので、キャラの魅力により良い悪いがはっきりするのは確かだ。
■ストーリー美貌で美脚。傍若無人のキャリア系女子・椿木綾乃警部。実はキレ者?それともただの変態?小山田聡介刑事。魔法使い少女マリィ。待望の新シリーズSTART!謎と魔法のユーモア・ミステリー。
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December 22, 2014, 5:46 am
<今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。(11.12節)>
ローマ帝国は皇帝アウグストゥス(BC27~AD14在位)の時代、地中海ほとんどの地域を統治していた。住民登録はローマ帝国支配地域に在住する誰もが、それぞれの故郷での登録を義務付けられた。それは皇帝へ税金を納めるためになされたものである。歴史家によってシリアのキリニウス総督がAD6,7年頃住民登録を行った事が裏付けられている。
「ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。身ごもっていた許嫁のマリアと一緒に登録するためであった。ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての男の子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。」と2章は淡々と記している。
町を電飾で飾り、サンタクロースがあちこちに登場する夜ではない。「主イエスの誕生はこの世の片隅で起こった出来事でした。人々はその誕生を祝うどころか、飼い葉桶に寝かされたということによって、マリアとヨセフ以外の誰にも顧みなかったことが示されます」小野寺牧師はそう書き出される。
救い主誕生の報せは、最初に羊飼いたちに知らされた。街の城門は夜になると閉ざされる。夜通し羊の番をする者は、街に住めない城壁の外にしか住めない最下層の者であった。彼らは文字も読めず、社会に見放され、蔑まれ、差別される者であった。
神はそのような人々を選び、「あなたがたのために救い主がお生まれになった」と、その誕生を告げられた。
マタイ書には「占星術の3人の学者」が登場する。彼らは東方で輝く星に導かれ、エルサレムに、さらに星に導かれてベツレヘムへ、星は幼子のいる場所に止まった。「彼らはひれ伏して拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。」
羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。3人の学者は報告を命じられたがヘロデのもとには行かず、別の道をとって帰った。ヘロデはそのことに激怒し、ベツレヘム周辺一帯にいた2歳以下の男の子をひとり残らず殺させた。
八日たって割礼の日を迎えた時、幼子はイエスと名付けられた。これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。
日曜日はお近くの教会で礼拝を http://www1.ocn.ne.jp/~church/japan.htm どなたでもどうぞお越しください。お待ちしています。
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December 22, 2014, 5:48 am
特典ペーパーが欲しくてAmazonで予約していた本がやっと届きました~。
凪良さんのもう一冊新刊も購入した。
明日くらいに届くかな。
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December 22, 2014, 6:00 am
「絶海の孤島」
著者:カベルナリア吉田
発行:イカロス出版
カベルナリア吉田(かべりなりあよしだ)氏の作品。
1965年北海道生まれ。早稲田大学卒。読売新聞社、『オズマガジン』増刊編集長を経て2002年よりフリーに。以来、「急がない旅」をテーマに沖縄や離島を旅し、独自の切り口で綴った紀行文を単行本、雑誌上にて発表している。
著書は「オキナワマヨナカ」(アスペクト)、「沖縄バカ一代」(林檎プロモーション)、「沖縄の島を自転車でとことん走ってみたサー」(朝日文庫)、「沖縄の島へ全部行ってみたサー!」(朝日文庫)、「旅する駅前、それも東京で!?」(彩流社)など多数。
ウォーキング途中に立ち寄る喫茶店がある。
美味い珈琲を飲むために、探し当てた店である。
カウンターと小さなテーブル席がいくつかあり、いつも、奥にある離れ小島のような「一人専用テーブル席」に通される。
テーブルは、サンドウィッチなんかを頼もうものなら皿がはみでるぐらいの小さなものだが、安定性は良く、こげ茶色をしていて落ち着く。
残念なのは、外の景色を見ることが出来ないことと、オーダーを取りにくるのを忘れられることだ。
本書は「孤島」と呼ばれる日本にある島々を訪ね、島の方々を回り、土地の人と話し、宿などで供せられる貴重な食事や弁当などを紹介する旅行記である。
青ヶ島、飛島、舳倉島、鵜来島、見島、悪石島・臥蛇島、硫黄島、南大東島、北大東島、父島・母島の「島旅」が綴られている。
著者はおそらく誠実な方なのだろう。孤島での体験をありのままに書かれている感じがする。
「島旅」は「癒し」のイメージを伴いがちだが、実際に歩いてみるととても「癒し」の一言では集約できないという。
孤島によっては、行くのに時間がかかるところがある。
旅行者が時間や手間がかかると感じるように、島民も本土との行き来で不便さを感じているようだ。
その不便さをのんびりとやり過ごす島民もいれば、仕事や旅行者の影響によってストレスに感じ、島民と旅行者とでトラブルとなる場合もあるそうだ。
実際、著者もトラブルに巻き込まれているようである。
『孤島とは大海にポツンと浮かぶ島で、言いようのない寂寥感に襲われれば、そこはもう「孤島」―そんな風に理解していただければうれしい』と著者は言っている。
孤島を訪れるのは大変なことであり、島旅になれていない方は覚悟がいることと思う。
本書はたくさんの写真が掲載されており、孤島の楽しさと寂しさが表れていると思った。
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December 22, 2014, 6:15 am
豊臣秀吉の子、秀頼の生涯を描いた作品。
星新一はSFショートショートで有名だが、こういう歴史ものの作品も残しているとは意外だった。実際に読んでみると、歴史上の人物が独自の視点で描き出されていて、歴史ものといっても星新一らしいひと味ちがう作品になっている。
そもそも、秀吉のようなスーパースターではなく、あまりよく知られていない秀頼にスポットを当てているところ、その着眼点からして興味深いのだ。父秀吉の話ならよくドラマなどにもなっているけれど、「秀頼の生涯ってよく知らないなあ。どんな人生を歩んだのだろう?」と思わずひきつけられてしまう。
「城のなかの人」とタイトルにもあるが、本当に秀頼は、城の中でぬくぬくと育っていった人らしい。大阪城で生まれた秀頼。幼いころから、豪華な建物の中で、調度品や芸術品に囲まれて育ち、侍女たちが世話をし、何不自由ない生活を送ってきた。まさに二代目のお坊ちゃん、御曹司といったところか。
城の中の生活がすべてで、城の外がどんな世界なのかを知らない、世間を知らない若者。そんな秀頼が、秀吉亡き後、家督を継ぐことになるのだからたいへんだ。あれよあれよという間に、何もわからないまま偉い地位に担ぎ上げられてしまい、秀頼もあたふたしてしまう。政治や経済など何も知らないまま社会を動かしていかなければならない、その困惑ぶりが面白い。
天下統一がいつまでも続けばそれでも問題なかっただろうけれど、波乱の世の中である。秀吉亡き後、権力を狙って徳川家康ら周辺の人間が、虎視眈々と秀頼の立場を危うくしようとするのだ。城の中でぬくぬくしていたはずの秀頼だったが、だんだんそうも言っていられなくなった。戦が始まるようになって、ようやっと城の外の世界の恐ろしさを目の当たりにすることになる―—。
本当に城の中で育って生活して、最期を遂げていった人物だったのだなあと、こんな人生を送った人がいたのかと読んでいて、興味深かった。偉大な父親を持った子はこんな思いをすることになるのかと、二代目の目線で描かれた珍しい歴史小説。波乱万丈の生涯をたどった秀吉とはまた違った面白さがあって、なかなか読みごたえがあった。
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December 22, 2014, 7:00 am
データベースより
“高度3万フィートの密室”飛行機でとんでもない乗客(ときには乗務員)が巻き起こす騒動とはいかに?登場するのは体臭ふんぷんたる夫婦、蛇や蛸を連れた輩、座席でSEXにはげむカップル、尿をまき散らすビジネスマン…さあ、現役フライトアテンダントがご案内する地獄の、じゃなかった、痛快無比な空の旅へようこそ。
いうほどおもしろくなかった。
だから何?というのが多数。
豚とか蛇とか持ち込んできた客にはヘキヘキするでしょうけど。
けどまぁ、そういうのもあるよなというぐらいの感想です。
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December 22, 2014, 7:00 am
・コントラバスの声に抱かれて/夢乃咲実 BBN
雑誌に掲載された話を大幅加筆修正した表題作に、書き下ろしの7年後の話。
題名と、イラストレーターさんが
蓮川愛さんということで、予約購入した、この本。
作者の夢乃さんはデビューした時から知っているけれど(小説b-Boyを買っていたので)、どちらかというと、可愛い話を書く方だった。
それで、そんなには読んだことがなかったわけで。
で、この本は上記の理由で読んだ。
結論から言うと。
おもしろかった。
当たりだった。
けっして派手な話ではないし、大きな衝撃的な事件が起こるわけではない(ある程度の事件は起きるが)。
でも、攻の家弓の父に対するわだかまりが、奏の言葉と涙によって消えていくシーン。
奏の、大学生の時に襲われたことによる接触恐怖が、家弓の加害者への怒りによって救われるシーン。
家弓と副島の和解のシーン。
などなど。
いいシーンや言葉が、たくさん散りばめられていた。
それは、書き下ろしの話にも言えることで。
指輪のシーンは、思わず涙ぐんじゃったよ。
この二人は、本当にベターハーフの存在なんだなぁ。
揺るぎない、関係。
これからもお二人、お幸せに
★★★★
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↧
December 22, 2014, 7:01 am
第1章 なぜ、いまの日本では軍事学など勉強する価値がないのか
第2章 アメリカ政府と米軍は、いま、何をしたがっているのか
第3章 日本の戦力は、いったい、ナンボのものなのか
第4章 北朝鮮と韓国、日本の「敵」はどっちなんだ?
第5章 シナの、何がいちばんの脅威なのか
第6章 ロシアが「ハードランディング」続行中の理由
第7章 核攻撃と原発攻撃から国民をいかに防御できるか
第8章 靖国神社と「偽憲法」に正しく向き合う
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兵頭 二十八さんの本は、今まであまり読んでいなかったので、勉強のために読んでみました。
まず、この本は、2012年の民主党政権時代に書かれたものです。
根本的な事ですが、軍事というと、とかく兵器の性能ですとか、その数ばかりが重視されがちですが、どんなにそれらが勝っていても、政治家や官僚が駄目だと、軍事力は半分にも、十分の一にもなってしまうという事です。
民主党時代の鳩山総理など、軍事の「抑止力」という事についても、まともに理解できていませんでした。
その後の、菅総理も同じようなものですが、当時の日本は中国などから見れば、軍事力を行使しないでも、口だけで属国化できるのではないか、と思われていたのではないでしょうか。
日本とアメリカの同盟関係を切ってしまえば、日本は予定より早く属国化可能と、たぶん見ていたと思います。
だからまあ、軍事力と言っても、そこには外交力や政治力も含まれていますし、思想戦、スパイ合戦、経済力など、軍事力以前の部分もかなりある、と考えていないといけないでしょう。
日本は、技術的には核兵器を作る能力も、核弾頭のミサイルを作る能力もあるでしょう。
ただ、国内の平和勢力が、核ミサイル製造反対、日米同盟反対、憲法9条改正反対、と言い続け、それに同調し、「その通りです」なんて感じでやっていたら、自衛隊の個別の能力が、どれ程優秀でも、最後は北朝鮮や韓国にも勝てなくなる可能性は十分あるでしょうな。
要するに、兵器の性能以前の問題で、早々に負けてしまわないような対策も、軍事学の重要な視点であるということです。
それができて、かつ兵器の性能、製造力、メンテナンス力、個別の能力の向上が必要になるわけであって、総合的に対処できる力がないといけないでしょう。
はっきり言って、国立大学である東京大学の教授が、思想的問題で国防技術協力しないのであるならば、辞めてもらった方がいいと思いますね。
自分の国を守るのは、公務員であるならば当然の事でしょう。
公務員がそれを拒否するならば、民間人が独自に武装して自分の国を守るように憲法や法律を変えるしかないです。
「戦争に協力するのは嫌だ」
というのは言い訳であって、「それでは他国が一方的に攻めて来たらどうするの?」 との質問に、合理的な回答をしてもらわないといけません。
兵器の性能の差も大事だけれど、今の日本は、それ以前の極めて低レベルの議論をしつつ、匍匐前進をしている状態である事に気づき始めている人も多いのではないかね。
ま、本の内容から、かなり逸脱した話ですが。
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December 22, 2014, 7:41 am
盲目のギリシャ人美術商ハルキスの葬儀が行われる中、作り直されて間もない遺言書が金庫から消えたことが発覚。現場に招集された若きエラリー・クイーンが意外な隠し場所を指摘するが、そこにあったのは見知らぬ男の腐乱死体で…
この衝撃的な幕開けに始まり、中盤ではまたしてもエラリーが危うく犯人の仕掛けにまんまと騙されかけるちょっとした問題作です。大学を卒業したばかりの若い頃の事件という設定のおかげでこんなことも起こるわけですが、ここまで3冊ほど嫌味なくらいの名探偵ぶりを見てきたのでなかなか新鮮に楽しめました。
冒頭で紛失し、エラリーの名推理にもかかわらず結局見つからなかった遺言書問題に始まり、転がり込んだ死体の身元やら不自然なほど有能な若い女性やら謎が山積みです。クイーン警視親子と仲間たちが頭をひねり、やっと推理が固まりつつあるタイミングにさしかかった頃、新たな驚きの事実が判明するのも何とも心憎いです。大富豪とその一族の遺産問題にかかわる事件と見せかけておいて、全く違う方向からの火種が飛び込んできますからね。
お話の転がってゆく先が個人的に好きな分野だったので二倍楽しめたのですが、一体どんな世界に転がったのかはネタバレになるのでちょっとここには書けません。
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December 22, 2014, 8:11 am
朝日新聞に連載されていた天野祐吉氏の『CM天気図』傑作選。
1984年から2013年まで、時代を彩ったCMを批評している。
反原発、経済大国への違和感、貧乏暇ありの生活志向、
アンクルトリス、昭和20年代後半から30年代への郷愁、
等々、天野祐吉の優しい思想に触れることができる。
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