December 7, 2014, 5:44 am
居住地がどれほど年収に影響するかを明らかにした一冊。
産業のない地域の大卒より、イノベーション産業が栄えている都市の高卒のほうがはるかに年収が高い。居住地は、大卒・高卒の壁を超える影響度で年収に影響するのだ。
【目次】
1. なぜ「ものづくり」だけではだめなのか
2. イノベーション産業の「乗数効果」
3. 給料は学歴より住所で決まる
4. 「引き寄せ」のパワー
5. 移住と生活コスト
6. 「貧困の罠」と地域再生の条件
7. 新たなる「人的資本の世紀」
本書のネタになっているのは米国での調査結果。
冒頭で書いたように、年収は住んでいる場所に左右される。
理由もきちんとあって、地域の外からお金を稼いでくることのできるイノベーティブな職が多い地域では、イノベーティブな職に有る高給取りが稼いだお金が地元で消費されるので、地元にある普通の職業(理容師・コック・清掃員など)にも恩恵が回るのだ。
日本の理容師がフィリピンの理容師より技術が高くなくても高い稼ぎを得られるのと同じ現象が、地域間でも起こっているのだ。
ここまではアタリマエのことだが、本書が凄いのは、そうした地域間格差の拡大を言い当てているところ。
コンピュータが発達して、だれでも出来るような仕事が機械かアウトソーシングによってどんどん先進国からなくなっている現在だと、他の地域から"外貨"を稼いでくることが出来る仕事は、非常に創造性の高い一部職業に限られてしまっている。
そうした創造性の高い職業ではプロフェッショナル同士の議論・意見交換が欠かせないので、そうした職業に従事する本当のプロは一部の地域に固まって住むことになる。このプロセスを通じて、地域間の勝ち組と負け組がはっきりしてくるのだ。
例えば、「
採用基準」で京都大学の学生が使いにくいと書かれていたのは、本書で述べられているような現象の結果の一つだろう。
本書で書かれていることは、かなりはっきりとしつつ有ることであり、皆内心ではわかっているここかもしれない。だが、ここまではっきりと、かつ、背景のの理論までわかりやすく書かれている本書は、読んでいるだけで将来の姿がよりはっきりと映しだされてくる。
その経験には、本書の値段なりの価値が確実に存在する。
最後に日本人として気になったのは、住む都市が重要なのは理解できたが、都市の中でどこに住むかによっての影響がどのくらいかというのは気になるところ。
本書で言う都市の規模は、サンフランシスコ-サンノゼ都市圏と言った規模。日本でいうところの東京-横浜都市圏といったレベルだ。
東京の小岩に住むのか、練馬に住むのか、渋谷に住むのかと言った違いは言及されていない。
広い米国と違って、狭い日本に住む身としてはその点はやや気になった。
☆☆☆☆☆(☆5つ。満点)
他のBlog反応はこちら。
http://hanwashi.blogspot.jp/2014/05/blog-post_26.html
http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20140903/1409676932
http://agora-web.jp/archives/1595452.html
http://okmtnbhr.seesaa.net/article/406041185.html
http://blogs.yahoo.co.jp/kawai4414/64811107.html
http://irvin.s12.xrea.com/blog/archives/2014/08/post_385.html
http://kogure.exblog.jp/20003431/
本書の結論に従うと、日本でなら間違いなく東京に住むべき。
とは言え、世界ランキングをつけると東京の順位は決して上のほうじゃないのが絶望的ですね……。
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December 7, 2014, 5:57 am
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December 7, 2014, 6:00 am
「背守り 子どもの魔よけ」
著者:佐治ゆかり/夫馬佳代子/鳴海友子/三瓶清子
編集:住友和子編集室/村松寿満子
発行:LIXIL出版
野球少年であった。
小学生の高学年の頃から、試合で使用するユニホームや練習着のポケットの裏側の、外から見えない部分に刺繍を入れていた。
今思えば、結構物騒な言葉だったかもしれない。
制服の仕立て屋やスポーツ店などにお願いするのだが、かなり金額が掛かったと思う。
中学生になると、女の子にお願いして野球のボタンの縫い糸の色を変えて縫ってもらったりした。
要は士気を高め、良い結果を出すためや、つらい練習から逃げないための験担ぎだったかと思う。
本書は「背守り」についての書き物である。
背守りとは子供の着物の背中につけた、魔よけのお守りのことをいう。
日常的に着物を着ていた昭和戦前まで、全国で見られていたらしい。
病気や不慮の事故で子供が命を落とすことが今よりはるかに多かったため、母親や身内の者が思いをこめて縫い付けた手仕事であるという。
背縫いのない子供の着物に、わざわざ縫い目をつけた糸じるし。井戸や囲炉裏に落ちた時に、神様がその紐や布をつかんでくれるのを祈りつけたといわれる紐と小裂。
帯に下げられた守り袋、迷子札なども掲載されている。
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December 7, 2014, 6:14 am
<裏表紙あらすじ>
類稀な推理力を持つ友人の音野順のため、推理作家の白瀬白夜は仕事場の一角に探偵事務所を開設する。しかし当の音野は放っておくと暗いところへ暗いところへと逃げ込んでしまう、世界一気弱な名探偵だった。依頼人から持ち込まれた事件を解決するため、音野は白瀬に無理矢理引っ張り出され、おそるおそる事件現場に向かう。新世代ミステリの旗手が贈るユーモア・ミステリ第一弾。
引きこもりがちな探偵とそれを放っておかない友人、という組み合わせは、坂木司の引きこもり三部作(
「青空の卵」 、
「仔羊の巣」 、
「動物園の鳥」 、いずれも創元推理文庫)を思わせますが、作風が全然違います。引きこもり三部作を気持ち悪いと思ったあなたも大丈夫です。かくいうぼくも、あちらは相当気持ち悪いなー、と思いながら読みましたが、こちらはユーモア・ミステリという体裁も手伝ってか、気持ち悪くはありません。
ただ、探偵のあまりの気弱ぶりに、違う意味でいらいらするかもしれませんが(笑)。
「踊るジョーカー」
「時間泥棒」
「見えないダイイング・メッセージ」
「毒入りバレンタイン・チョコ」
「ゆきだるまが殺しにやってくる」
の5編収録の短編集です。
北山猛邦といえば、やはり素っ頓狂なトリック、しかも物理的なトリック、というイメージでして、そういう路線は近頃だとレアものだったりするので結構好きなんですが、短編だと窮屈だろうなぁ、とちょっと心配しながら読みました。
いやいや、短編でも、北山猛邦は北山猛邦でしたね。安心。
冒頭の「踊るジョーカー」のトリックの馬鹿馬鹿しさ(褒め言葉です)たるや、もう傑作というしかありません。こんなの絶対うまくいかないぞ、という自信ありますが、いいんです、いいんです。北山猛邦が短編でも北山猛邦だとわかって安心できましたから。
「時間泥棒」は、単なる「時計泥棒」です(笑)。物理的、物質的なトリックが出てこないので、北山猛邦にしては珍しいタイプの作品かもしれません。
「見えないダイイング・メッセージ」は堂々としたタイトルに感服。このダイイング・メッセージは誰にも気づかれないんじゃないだろうか、と思うので、被害者はこういう形ではメッセージを残さないような気がしますが、ミステリ的には美しいメッセージだと思います。前例や類例を思いつきません。素晴らしいアイデアです。
「毒入りバレンタイン・チョコ」は、被害者だけにどうやって毒入りチョコレートを食べさせたのか、というミステリではよくあるテーマを扱っていますが、うーん、そう来ましたが。突っ込みどころ満載のトリックで、うまくいかないこと必至だと思われるんですが、図入りで説明しているその図のせいでさらに突っ込むポイントが増えちゃうというお茶目なところがポイントです。見れば見るほど、うまくいきそうもないトリックだなぁ。
「ゆきだるまが殺しにやってくる」のトリック、気に入りました。これは、うまくいきそうなトリックです。これって
日本の某名作( Amazon.co.jp にリンクを貼っています。ネタばれを気にしない人はクリックして確かめてください)へのオマージュ的なトリックですよね!? こういう継承ステキだと思います。
トリックに無理があることも含めて、愛すべき作品集だと思います。
シリーズ化されているので、今後も読んでいきたいです。
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December 7, 2014, 6:16 am
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December 7, 2014, 6:16 am
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December 7, 2014, 6:26 am
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December 7, 2014, 6:26 am
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December 7, 2014, 6:33 am
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December 7, 2014, 6:33 am
働く男は日々の中
どこかでやすらぎを求めてる
星を見上げて歌うのさ
明日も頑張ろうってさ
働く男は部屋の中
女を夢見て空を抱く
心を癒す女をさ
やすらぎの肌求めてさ
ああ
この日々はいつまで続くんだろう
ああ
この夢はいつ、叶えられるんだろう
男は時に涙ほろり
理由(わけ)もなく一人涙ほろり
あの町には何があるだろう
昔の友は夢を叶えたろうか
遠い道を歩いてきたもんだ
今じゃ夜道は一人きり
歩くだけ
ただ歩くだけだ
あの部屋へ今日も一人
帰るだけさ
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December 7, 2014, 6:38 am
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December 7, 2014, 7:00 am
内容紹介
愛娘が明かす、誰も知らない妖怪漫画家の生活
「ある日突然、妖怪なんていないと言い出した」「早起きをすると怒る」「クソの話で盛り上がる」「コンビニそうめんを愛す」……これすべて、私のお父ちゃん・水木しげるのハナシ。
水木マンガにもたびたび登場する、水木しげるの愛娘・エツコが書き下ろした、父と娘の笑いあり、涙ありの初エッセイ。
たんなるわがままな父親やんと思ってしまいましたが、
それを受け入れてるのは愛なんですね。
水木しげる大先生の娘さんが書いた大先生のエッセイです。
悦子さんって前に出て押すより引くタイプだなと思いつつ、
大先生相手だと引いてしまうよなと思ったです。
背景より日常が多く書かれた作品。
景色より時事を楽しむ本だなと。
あずきバーの話がお気に入りですね♪
日常で腕がうないというのを家族は気にしてない、
と言うより、日常の生活にハマってしまってる感じですね。
当たり前のことが「あ、そうだった」となるんでしょうね。
それにしても歯槽膿漏ならないように気をつけよ(笑)。
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December 7, 2014, 7:05 am
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December 7, 2014, 7:05 am
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December 7, 2014, 7:09 am
天変地異の霊的真相に迫る
【緊急発刊!】
なぜ、いま日本に天変地異が続いているのか。
東日本大震災、西之島の新島出現、そして、阿蘇山噴火……
たび重なる地震や火山活動の活発化の真相を探る中で、天変地異と深い関わりのある“霊的存在”が告げる衝撃の真実とは―――!?
富士山噴火との連動はあるのか!?
まえがき
1 毎日新聞コラムの「疑問」に答え、 「阿蘇山噴火の霊的真相」に迫る
2 「もう、この国も、国民も許せん」
3 政治家は「ニセ信仰」、民意も「駄目」
4 次は「富士山噴火」が用意されている
5 「“人類大洗濯計画”が始まっている」
6 「ポールシフト(地軸の移動)」はすでに起きている?
7 「われわれの結論は“人類不要説”に近い」
8 「日本は世界一、罰当たりな国だ」
9 これを伝えるのは「地球の運命」の神
10 阿蘇山だけでなく世界中に関係がある「神」の言葉
あとがき
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実に厳しい。
この霊言に出て来る存在が誰であるか?
それを知って、この言葉の厳しさを聞いてしまえば、日本の未来も、世界の未来も、単純にハッピーとはいかない事がわかるでしょう。
幸福の科学の根本経典の一つに『太陽の法』という書籍がありますが、その本の中に、過去の文明の事も書かれています。
直近の過去の文明として、1万年以上昔、アトランティス文明があり、もう一つ前にはムー文明というものがありました。
アトランティス大陸は大西洋上にあり、ムー大陸は太平洋上にあった。
あった、というのは過去形で、という事は今は無い。
何故無いのか?というと、沈んでしまったからです。
ただ、アトランティスも、ムーも、大部分の人は、名前を聞いたことくらいはあるのではないでしょうか?
やはり1万年以上経っても、伝説の大陸という事で、名前くらいは残るものです。
阿蘇山噴火リーディングで、何でそんな事を書くのか意味不明かもしれませんが、残念な事に、もう九州の阿蘇山がどうのこうのというレベルでは無いという事です。
まあ、日本のマスコミとか日本政府の発信する事だけを、まるで宗教の信仰の如く信じている人々にとって、アトランティス大陸の沈没も、ムー大陸の沈没も、有り得ないホラ話であり、神戸の震災も、東北の震災も、そして、これから活発化してくるであろう火山活動も、単なる偶然の自然現象としてしか見ないのかもしれない。
うーむ。
霊言とかを信じられない人々にとって、自然災害も天の警告とは思えず、ただ単に、「たまたま発生する恐ろしいこと」としかとらえられないのだろうか?
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December 7, 2014, 7:46 am
まだ本の扱いがわからない赤ちゃんへの絵本、どうしてますか?
布の絵本もいいですが、お母さんとの触れ合いを大事にするなら、
この本がオススメ。
手に収まり、紙も厚いので、手を切る心配もなし!
そして、破れても、破れても、楽しいせいか、ケラケラ、キャキャキャキャ笑います。
癒しの一冊です。
贈り物にもオススメ。
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December 7, 2014, 7:49 am
『ソロモンの偽証』 宮部みゆき 著
単行本が出た時に大きな話題を呼んだ本書だが、
ずっしりとした重さに耐えかねて、
文庫が出るまでひたすら待った。
文庫にしても約500ページ×6巻という長大なボリュームだ。
クリスマス・イヴの夜、都内では珍しく大雪になった。
明けて翌日、中学校内で中学2年生の柏木卓也の遺体が見つかった。
屋上からの転落死とみられ、事件性がないことから
自殺だろうとの判断が下された。
ところがしばらくして、彼の死は自殺ではなく
同じクラスの大出俊次とその仲間による
殺人だという告発状が届いた。
そこから、物語は急展開する。
彼の死は自殺か殺人か、
告発状は誰が書いたのか、告発は真実なのか――。
数々の謎がうやむやにされようとしたが、
柏木卓也と同じクラスの藤野涼子をはじめとする
生徒たちが立ち上がる。
私たちの手で真実を明らかにしたい、
そのために裁判を行いたいと。
そして夏休み、法定はひらかれた。
判事、検事、弁護人、陪審員すべてが中学校の生徒である。
彼女たちは真実を知ることができるのか。
そして、その先にあるものは――。
物語は、柏木の同級生や兄、刑事、教師など
「事件」を取り巻く人物の視点に立って運ばれる。
その視点は違和感なく入れ替わるため、
読者は「事件」のさまざまな面をみることができる。
だが、それらすべてが真実かどうかは分からない。
謎は解けるばかりか、次第に深まっていくようだ。
中学生のメンタリティや社会背景などが表れる会話が自然で、
場面を思い描くのがたやすい。
登場人物それぞれのしぐさや口癖までも丹念に描きこむことで、
彼らの性質や環境がリアルに伝わってくる。
彼ら一人ひとりが物語の主人公になりえるほど、
さまざまな事情を抱えている。だからこそ、共感する場面も多い。
人物が多い分、読者は自分と近しい立場や年齢の人物に
共感しながら読むことができるのではないだろうか。
どんな些細な場面でもじっくりていねいに描きこまれているので
多少冗長な印象は受けるが、
一つひとつの事象ももらさず描き切りたいという
著者の強い思いが伝わってくる。
いろいろな物事が見え始め、
自らの存在を考え始める年代にある彼らが、
学校という社会の中で、あるいは家族という関係性の中で、
戸惑い傷つきながらも、自分自身の心を見つめていく。
本書で語られる裁判とは、
彼らにとって、「事件」を通して
自分を知る作業だったように感じられた。
なかでも、検事役を演じた藤野涼子の存在感が群を抜いている。
真実を追及したいという思いにまっすぐ向き合い、
大人も舌を巻くほどの判断力で調査・分析を進めていく。
こんなに大人びた中学生がいるだろうか、とは思うが、
利用できるものは最大限に利用しながらも
自らの手で成し遂げようと必死になる姿が好もしい。
2015年3月、映画が公開される予定だ。
この長大で濃密な物語をどう映像化するというのか。
監督の力量が試されるのではないだろうか。
個人的には、一気に観る映画よりも
テレビドラマで観たいような気もする。
というのは、どの場面ももらさず再現してほしいからだ。
ともあれ、オーディションで選ばれたという
「藤野涼子」に期待したい。
<映画「ソロモンの偽証」オフィシャルサイト>
http://solomon-movie.jp/
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December 7, 2014, 11:00 am
『仏道三昧』
藤吉慈海(哲学、浄土宗、禅)
春秋社(1979)
一切皆苦はあまり強調しないほうがいい。
賤民に苦を強調すると生きる希望をなくす。
アンベートカル博士
名古屋の覚王山日泰寺に仏陀の遺骨の一部
FAS協会。禅のグループ
日域大乗相応地
すさまじきもの、老女の化粧、火のない火櫃。
清少納言
☆☆☆☆☆
難易度2/5 推薦度2/5
知人のエピソードが多い。
大乗の仏陀は歴史的人物としての仏陀を理想化し超人化したものではない。
仏陀の真理を文学的に表現したもの
小乗では仏陀以外は仏陀になれないが大乗では誰でも仏陀になれるのだから、
理想化や超人化したものではない証拠だね。
・今日の一言(本文より、仏陀)
パヤダンマー・サンカーラー・アッパマーデーナ・サンパーデーターティー
諸行無常,不放逸精進。
すべてのものは滅びゆく。放逸ならず、精進せよ。
모든 것은 덧없다. 게으르지 말고 부지런히 정진하여라.
All compounded things are subject to decay. Strive with diligence!
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December 7, 2014, 12:32 pm
うつ人もうたるる人ももろ共に如露亦如電応作如是観(にょろやくにょうさおうさにょぜかん) 大内義隆
言うまでもなく、この人は戦国時代の武将であったが、京都あるいは朝廷に憧れて独自の文化を築き上げた。結局は、部下の陶隆房によって攻め滅ぼされる。
如露亦如電応作如是観という言葉は金剛経というお経にあるらしいが、門外漢の私には詳細は分からない。この言葉の意味するところは、人生は露の如く、また雷の如く儚いものだという意味である。
その昔は人生五十年と行ったが、平均寿命が伸びた現在でも、たかだか八十年かせいぜい百年程度の人生である。地球ができてからの長さに比べれば、まことに一瞬の長さでしかない。
そんな偉大な地球に対して我々人間は非礼を働いていないか。自然が長年かけて造成した森林をむやみやたらに伐採し、先祖が長い時間をかけて作り上げてきた水田を潰したり、耕作放棄したりして、その結果保水力が衰退した。それは、大洪水となって、結局人間に跳ね返ってくるのだ。
儚い露のごとき人生だからこそ、自然の脅威を忘れずに謙虚な姿勢で生きていきたいものだ。
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December 7, 2014, 1:00 pm
艦娘型録のとらのあな特典 A5サイズでミニポスターというよりはイラストシート
これはkindle版の方が嵩張らなくていいよね
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