December 6, 2014, 5:56 am
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December 6, 2014, 6:00 am
「杖(ものと人間の文化史 83)」
著者:矢野憲一
発行:法政大学出版局
矢野憲一(やのけんいち)氏の作品。
1938年三重県伊勢市に生まれる。国学院大学文学部日本史学科卒業。1962年伊勢神宮に奉職。現在、神宮禰宜、神宮司庁文化部長、神宮徴古館農業館長。
著書:『魚の民俗』、『魚の文化史』、『鮫』(ものと人間の文化史35)、『鮑』(同62)、『枕』(同81)、『伊勢神宮』、『伊勢神宮の衣食住』、その他。
本書は、杖の起源や歴史、杖の民俗学、現代の杖と使い方、材質や用途ごとの杖の紹介、杖に関することわざ・方言・地名・名前などが紹介された書き物である。
多くの文献や絵巻物などの資料、取材を元に、様々な角度から杖、ステッキについて書かれている。
杖は日本の文献では「御杖(ミツエ)」という神聖のものとして古事記に初めて登場し、日本書紀では尊い神に接近して奉仕する人という意味で「御杖」が使われているという。
神仏の杖としては、仏教で僧侶や修験者が持つ「錫杖(しゃくじょう)」について詳しく説明されている。
また、旧約聖書の出エジプト記に出てくるモーゼの杖、ギリシャ神話では医薬、治療術の神であるアスクレピオスの杖やオリンポス十二神の一人であるヘルメスの杖が紹介されており、モーゼの杖は蛇に化し、アスクレピオスの杖やヘルメスの杖には蛇が絡み付いているというように、神聖な動物、冥界の動物とされた蛇が関係するという点が興味深い。
杖は行事や祭礼だけでなく、葬送、刑具、遊びの道具、舞楽など、様々な用途で使われたそうだ。
江戸時代になると実用以外のアクセサリーの一種として「余情杖」「化粧杖」と呼ばれる杖が流行、明治時代には若く健康な人でも太い杖を持つ風習が生じ、やがて洋風のステッキに変わっていったという。
現代も用いられる杖にまつわる話として、西国巡礼の巡礼杖、四国八十八ヵ所の遍路杖、富士登山の金剛杖が紹介されている。
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December 6, 2014, 6:13 am
週刊文春2014ミステリーベスト10 が掲載された12月11号が発売されています。
この号、「原色美男図鑑」と銘打って、斎藤工のヌードが掲載されている、というのが話題のようですが、そちらは特段注目しているわけではないので...でも、Tシャツ&黒ブリーフで三輪車というのには笑わせてもらいましたが。
さて、日本編ベストスリーは、
第1位 米澤穂信
「満願」 (新潮社)
満願
- 作者: 米澤 穂信
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/03/20
- メディア: 単行本
第2位 下村敦史
「闇に香る嘘」(講談社)
闇に香る嘘
- 作者: 下村 敦史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/08/06
- メディア: 単行本
第3位 麻耶雄嵩
「さよなら神様」 (文藝春秋)
さよなら神様
- 作者: 麻耶 雄嵩
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/08/06
- メディア: 単行本
週刊文春は伝統的に乱歩賞が強いので、今年の受賞作
「闇に香る嘘」が2位に入り込んでいますね。
ちなみに、ミステリマガジン2015年1月号の2014年ミステリ・ベスト・ランキングで3位だった連城三紀彦の
「小さな異邦人」(文藝春秋)は第4位になっています。
海外編ベストスリーは順に、
第1位 ピエール・ルメートル
「その女アレックス」 (文春文庫)
第2位ケイト・モートン
「秘密」 (上) (下)(東京創元社)
秘密 下- 作者: ケイト・モートン
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2013/12/21
- メディア: 単行本
第3位
「ゴーストマン 時限紙幣」 (文藝春秋)
ゴーストマン 時限紙幣
- 作者: ロジャー ホッブズ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/08/08
- メディア: 単行本
こちらはミステリマガジン2015年1月号の2014年ミステリ・ベスト・ランキングとまったく同じです。
この3作がぶっちぎりだったのか、なかなか興味深いですね。
本格ミステリベスト10と、このミスも楽しみです。
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December 6, 2014, 6:15 am
元刑事が殺された。後頭部を千枚通しで一突き。伝説の暗殺者、百舌の手口だ。闇の彼方から百舌が帰還したのか?それとも、警察の汚濁に基づくあの事件を知っている者が始末されていくのか?いまわしい記憶に怯える女刑事・倉木美希の前に第二の殺人が起こる!野に下った大杉良太も友のために立ちあがる。警察の腐敗を告発し、サスペンスの極限に挑む逢坂剛の大ヒットシリーズの最新長編。(Amazonより抜粋)
『MOZU』の出演者が表紙になっていた前3作の続きですが、メインキャラクターが減ったためか、別シリーズのような印象を受けました。
ドラマの影響か、主人公が美希になりちょっと迫力に欠けますが、600ページもあったとは思えないほすぐ読み終わってしまったので、自覚している以上に夢中になって読んでいたのかもしれません。
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December 6, 2014, 6:29 am
佐藤多佳子さんの小説「一瞬の風になれ」のあらすじと感想なんかを書いた記事です。
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今回ご紹介する本は佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」です。
※Amazonへのリンクとなります。
またまた僕の大好き青春小説をご紹介させていただきます!
お話しの舞台は高校の陸上部!
いや、もうワクワクしてきました…笑
主人公の神谷は中学生までサッカー一筋で部活に励むごく一般的な青年だった。
しかし、そんな神谷の身近に、スポーツにおいて非凡な才能を持つ二人がいた。
その一人が神谷の兄貴。神谷がサッカーを始めるきっかけともなった兄の存在は大きく、その技術も超一流。
将来のサッカー界を背負う可能性まで秘めている兄に憧れてサッカーを続けていたが、自分には残念ながらそこまでの才能がないことを悟ってしまう。
サッカーを続けたい気持ちはあるが、兄と自分を比べてしまうと、どうしてもこれ以上サッカーを続ける気持ちが湧いてこない…
そんなタイミングで、高校生となった神谷はもう一人の天才・一之瀬との再会を果たす!
彼は中学時代、陸上で全国大会の常連選手だった。
その美しすぎるフォームに一目ぼれした神谷は、陸上部への入部を決心する。
青春の舞台をサッカーから陸上へとシフトさせた神谷!
初めて取り組む陸上の奥深さにもがきながらも、ひた向きに努力を続ける神谷に、栄光のゴールは訪れるのだろうか!?
いやぁ~やっぱり青春ものはイイですね!
アサキのオススメポイントはこちら!!(いつにも増して気合が入ります)
① 流れるような展開の良さ!無駄な心理描写が一切なく、テンポよく物語が進行していくので気持ちよく読み進めることが出来ます!
② 忘れちゃいません。恋愛要素!青春小説に恋愛は付き物ですからね!これがまた、爽快感MAXのいい感じで、物語の素晴らしいアクセントになっているんです。
③ 陸上という競技の奥深さが読者にもしっかり伝わる!全体的なテンポは非常に良いのですが、要所要所でしっかりと競技の説明が加わっているので、陸上に一切縁がなかった方でも全く問題なく物語の世界に入り込むことが出来ます!
これまでにも青春小説は色々とご紹介させていただきましたが、僕的ランキングではこの「一瞬の風になれ」が青春部門ではぶっちぎりの1位です!!
他の本をご紹介するときにもそんな風に書いていますかね…笑
とにかく!!
高校生×陸上
この組み合わせが青春ものとして最強であることは間違いないです!
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December 6, 2014, 6:34 am
確実に稼げる Amazon輸入 副業入門
下手なせどり塾や商材よりマシですよ!
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引用
内容紹介
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ノウハウ本はこれ、個人的には一押しです。
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December 6, 2014, 6:41 am
まずはAmazonさんの紹介ページから。
探偵を休業し、ミステリ専門店でバイト中の葉村晶は、
古本引取りの際に白骨死体を発見して負傷。
入院した病院で同室の元女優の芦原吹雪から、
二十年前に家出した娘の安否についての調査を依頼される。
かつて娘の行方を捜した探偵は失踪していた―。
今年読んだミステリの中でも相当上位に入る作品。
葉村晶シリーズは未読でしたが、このキャラは好きだ。
過去作も是非読んで見たいです。
失踪人といえば聞こえはいいですが、状況から
考えれば、おそらくは亡くなっている・・・だろうなという感じから、
また依頼人の姪からもそれとなく調査を・・・という話。
しかし葉村自身は調査を進めていく上で、自分がこの仕事を
好きであることを改めて認識させられていきます。
20年前に芦原志緒利を調査した探偵岩郷克仁の調査書は
ほぼ完璧であったにも拘わらず、彼は失踪してしまった。
さらにナニカの事件を追っているようなイヤミな当麻警部が
登場し、彼女にスパイをせよという。
探偵業法違反をちらつかせつつ。
失踪人探しから始まった葉村の「探偵」復帰最初の仕事は、
さらなる失踪人探しと裏カジノの一斉摘発に係る関係者スパイ。
そして20年の間に失踪人芦原志緒利の元から消えている関係者探し・・・・
最初遺品整理で死にそうな目にあった葉村でしたが、
その後も次々と死にそうな目にあっています(笑
葉村自身は名探偵というよりも、まさに「調査員」という感じ。
全てを見通す、というより、推理し調査し、推理に誤りがあればそれを
軌道修正し、さらに調査を進めていく、堅実に調査を進め、事実と推理とで
真実を暴いていきます。
ラストは実のところは、あまり鮮やかな解決には至っていません。
救いは岩郷さんが発見された事くらいでしょうか。
しかしミステリ書店店主の富山が最後に明かしたとある件は、
僕の中で彼を大きく見直すきっかけとなりました(笑
彼女の「探偵」業が「合法」で出来る事になったので、
今後の活躍も是非読んでみたいものです。
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December 6, 2014, 7:00 am
東日本大震災の福島第一原発で何が起きたのか、そしてその後東京電力や官僚がどう動いたのかを、詳しく知ることのできる、とてもよい一冊です。
文庫本にしては分厚く、600ページ以上もありますが、それだけ念入りに調査・取材された結果がここに凝縮されていて、読みごたえがあります。
この本を読んで、私がまず率直に感じたこととしては、
①当時のメディアの報道が、いかにいい加減であったか
②東京電力のどうしようもなさもさることながら、経済産業省もそれに劣らず相当悪質だ
という2点に集約されます。
①については、
・日本テレビが福島第一原発の爆発をテレビで伝えたのが、その事実を知ってから1時間後であったことについて、日本テレビ自身がその後今日に至るまで、その是非について何の検証も行っていない。
・海水注入の中断を当時の政権が指示したのではないかと疑われている件は、実際は官邸内に詰めていた東電幹部が、場の空気を(勝手に)おもんばかって判断したものだった。
・鉢呂経済産業相の辞任のきっかけとなった、放射能云々についての発言が、各社全くバラバラであり、何が本当かわからないだけでなく、それを真っ先に報じたのが、その場にいなかった報道機関(産経)だった。
・原発事故後のエネルギー政策の方向性について、将来的な原発ゼロを打ち出したい首相官邸と、原発推進の姿勢を変えたくない経済産業省との間の暗闘について、メディアは殆ど報じていないどころか、ろくに裏も取らずに官僚の巧妙な誘導に安易に踊らされる報道も多かった。
など、メディアの調査報道力の衰えぶりが随所に感じられます。
②については、
・経済産業省内の電力自由化論者や発送電分離推進派が、事故当時にはことごとく左遷されていた状態だった。
・原発に関する世論がどうであろうとお構いなしに、自分たちの権益・利害だけを考えて、官僚たちはひたすら突き進んでいる。
・省として原発推進の旗は降ろさないという唯我独尊ぶりの最たるものが、原発の「やらせ」説明会。
・原発政策見直しのための審議会や検討会に関して、自分たちに都合のよい人選をゴリ押しして、しばしば大臣や官邸ともめるどころか、時には無視してまで突き進もうとしている。
こんな調子なので、経済産業省の役人が一体誰のために働いているのか、よくわからなくなります。
そして、この本について、私の中で一番強く印象に残ったのは、ペーパーテストの点数で積み重ねてきたエリートの知識・能力というのは、こういう想定外、不測の事態では殆ど何も役に立たない、ということでした。
それが、この前代未聞の大事故で、一気に露呈した感じがします。ただ右往左往するだけで、打つべき対策を何も提案できない、東京電力や原子力安全保安院のトップエリートたちは、その最たるものだったと思います。
私自身も、彼らエリートには全然足元にも及ばない存在ではありますが、いわゆる世間でいうところの進学校とよばれる高校に通い、たまたま多少ペーパーテストの点がよかっただけで、大学に進学できた人間です。社会に出てからは、人間としての生きる力、考える力がいささか足りないのではと思う場面もしばしばあります。
小中学生の一斉学力テストの点数に一喜一憂したり大騒ぎする県知事さんも一部にいたりしますが、そういう人たちにもよく考えてもらいたい、そんな一冊ともいえます。
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December 6, 2014, 7:10 am
Amazon個人輸出はじめる&儲ける超実践テク103
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December 6, 2014, 8:00 am
・うちの執事が言うことには3/高里椎奈 角川文庫
3冊め。
今回も、本編が3つに、幕間の話が1つ。
1つめは、七夕の頃の話。
お祖父ちゃんが大好きな、孫の話。
すぐに解決。
お母さんが亡くなった時のことが出てきて、ちょっと切なくなった。
2つめは、柱時計に助言してもらう話で、ちょっと怪談。
こっちはお祖母ちゃんことが出てきて、ちょっと切なくなった。
使用人は、主人に気づかれることなくお仕事をするのね。
気づかれないのが、当たり前。
3つめは、幕間なんだけれど、本編的な話。
犯人が人質を取り、屋根の上に登る。
実は、4つめの話に繋がっている。
今回は、2つめの話も、4つめの話の布石になっている。
ということで、4つめの話は、みんな辞めてしまう話。
うーん、赤目くん、とうとう本性を現したか。
幼い頃にあったことで、花穎に恨みを持っていた。
なるほどね。
でも、ここまでやるとは……。
帯に「
いよいよ最高潮!!」と書いてあったんだけれど、この巻が終わるの?
ラストにお父さんと鳳が帰ってきてさ。
花穎は、どっちを選んだんだ?
このまま当主?
それとも、研究?
当主のような感じだけれど、こんなふうに終わっちゃうなんて。
もっと読みたかったよ。
これで終わり?
初回限定で、書き下ろしSSのリーフが挟み込まれていた。
二人もいつか、お父さんと鳳さんのような、主人と執事になるんだろうか。
その日はまだまだな気がするが…・笑
★★★☆
シリーズはこちら↓
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December 6, 2014, 8:04 am
サン・テグジュペリさんの小説「星の王子様」のあらすじと感想なんかを書いた記事です。
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今回ご紹介する本はサン・テグジュペリさんの「星の王子様」です。
※Amazonへのリンクとなります。
このお話し、児童文学としタイトルは以前から知っていたのですが、ちゃんと読んだのは大人になってからでした。
驚きました…これは児童文学という括りでは到底収まらない、いや、大人こそが読むべき素晴らしい本だと思います。
ここからは、簡単なあらすじです。
主人公の「ぼく」は飛行機の操縦を誤ってサハラ砂漠に不時着してしまいます。
辺りに人の気配は一切なく、食料も1週間分の水だけ。そんな孤独の極地の様な場所で「ぼく」は一人の少年と出会います。
話していくうちに、その少年はなんと他の小惑星から来た王子様であることがわかります。
王子様は色々な惑星を旅しており、そこで出会った様々な人達との経験を「ぼく」に話してくれます。
そして、その旅の最中にこの地球に来て、「ぼく」と出会うまでの間に起きた事柄も王子様は話してくれます。
そのお話しは、一匹とのキツネと出会いのお話しでした…
今回はオススメポイントではなく、アサキのお気に入りワードを3つ紹介します。
① 「きみが夕方の四時に来るなら、ぼくは三時から嬉しくなってくる。そこから時間が進めば進むほど、どんどん嬉しくなってくる。そうしてとうとう四時になるともう、そわそわしたり、どきどきしたり。こうして、幸福の味を知るんだよ」
王子様が地球で出会ったキツネに「真の幸福とは何か」を教えて貰った言葉です。
② 「人間たちはもう時間がなくなりすぎてほんとうには、なにも知ることができないでいる。なにもかもできあがった品を、店で買う。でも友だちを売ってる店なんてないから人間たちにはもう友だちがいない」
王子様が地球で出会ったキツネに「友達とは何か」を教えて貰った言葉です。
③ 「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」
王子様が地球で出会ったキツネに「人生とは何か」を教えて貰った言葉です。
僕はこの言葉を一生忘れない自信があります。それ程、インパクトが強かったです。
3つ上げてみて思ったのですが…キツネ大活躍ですね!
て、そんなことはどうでもイイんです。笑
何が言いたいかって、このお話しには、とにかく名言が随所に散りばめられているので、一言一言を大切に読んでいただきたいという訳で…
読んで絶対に後悔することのない素晴らしい作品だと思います。
とても短いお話しなので、気になった方は直ぐにチェックしてみて下さい!!
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December 6, 2014, 8:53 am
人生・組織・国家の未来を開くクリエイティビティー
「考え方」には、人生を変え未来をつくりだす無限のパワーがある!
いかなる局面からも成功をつかみとる。
どんな失敗も、成功に変えてゆく―――
未来を積極的に切り拓く「勇気」と「発想法」を、伝授。
ポジティブ&クリエイティブ頭脳のつくり方
▽企画のヒット率を高めるには
▽著者が、年間100冊以上の本を書ける秘密
▽組織において「創造するカルチャー」をつくるには
▽クリエイティブな人が、組織の中で注意すべきこと
▽組織のすべての人間が、経営マインドを持つには
▽学問において創造性を高めるには
まえがき
1 「失敗」を「成功」に変える「創造的考え方」
2 組織における「創造するカルチャー」のつくり方
3 現代の学問・教育の「創造性」を高めるには
あとがき
---------------------
人間は、大きく分けると、公務員的な人と、自営業的な人に分かれるかもしれない。
今まで、日本の公教育で一貫して創ろうとしていた人材は、ほとんど公務員的な人と言ってもいいかもしれない。
組織の歯車として、変な動きをせず、うまくかみ合わさって回る事が大事な点である。
会社組織も、官僚組織も、公務員、大学の教授に至るヒエラルキー、まあ大部分が公務員的人材が主流を占めていると言ってもいい。
公務員的人材が、それ程劣っているわけではないのですが、時代の方向性として、これから求められる人材は、自営業的人材というか、クリエイタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!的な人材だと考えます。
というのも、戦後の大量生産の時代が終わり、今後は、何か新しいモノや、サービス、システム等、今まで無かったやつを、じゃんじゃん生み出していかないと経済が回らないのだよね。
今まで、何を創るにも、人手が多数かかりましたが、機械化、自動化、コンピューター化等が進んで、第一次産業、第二次産業は、どんどん比率は減っている。
生活必需品産業だけでは、これからの先進国はもちません。
金融も、上がった、下がったで儲けるのも、さほどクリエイティブとは言えないかなあ。
昔に比べると、人々のお金の使い道も、だんだんと変化しているだろう。
旅行したり、映画を見たり、おいしい物を食べたり、新しい服を買ったり、昔に比べて余裕あるお金の使い方になっていると思うが、まだこれも過渡期的な状態であるのは明白で、今後、もっと試行錯誤的なお金の使い方をする時代が来るだろうな。
まあ、あまり倫理に反する事はよくないので、人々は、更に高度な幸福を求めて経済を回らせるようになる。
当然、人々の心の苦しみや悲しみを取り除くことも、人々のニーズになっていくので、あの世の解明や、霊界通信の原理等も、超必要事項になりますわね。
政治家だって、クリエイティブな政治家が増えないとダメですね。
幸福実現党を第一党にするくらいでないと、本当の意味で日本を変えていくことはできません。
今回は比例で出てるだけなんで、まあすぐにはできないけどさ。
もう、自民党も民主党も飽きたでしょ。
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December 6, 2014, 10:20 am
〜この世で一番好きなのは、お料理すること 食べること〜
とても人気の絵本の一つですが、このフレーズに代表されるように、
とてもリズミカルで、なんとも言えない、吸い込まれるような世界観です。
読み聞かせている大人も楽しめて、聞いている子どもも嬉しい、
何度も何度も読んでほしい、と言われるほど素敵な絵本です。
贈り物にもオススメの一冊☆
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December 6, 2014, 11:00 am
『釈尊出現の意義と浄土教』
林霊法(浄土宗、哲学)
浄土選書(1981)
トルストイの人道主義に心を満たされる
新興仏教青年同盟に参加
一年の留置場生活中に両親を失う
念仏者はこの宇宙全体と、天地自然ともに歩いている
異類助成論。この人生をもって念仏の助成しゆく異類の助業として受け取る
パウロは殉教の死を受ける
われ生くるにあらず、み仏われにありて生きたもう。
先往生人の環相の千万人力の上に生かされて生きている
保育園を作る
明治三十二年の文部省訓令が明治百年間の無宗教者天国をつくった
法隆学問寺、ケンブリッジより30数年古い
人間は生涯をかけて結論を出すこと、勝負をすることである。
椎尾大僧正の共生浄土教
日蓮の上行菩薩の自覚
☆☆☆☆☆
難易度2/5 推薦度4/5
・今日の一言(本文より、鑑真)
法のためである。たとえ渺漫たる滄海がへだてようとも、生命を惜しむべきではない。お前たちが行かぬならば、私が行くことにする。
불법을 위해서다. 가령 아득한 창해(滄海)가 가로막고 있어도 목숨을 아껴서는 안된다. 너희들이 가지 않으면 내가 간다.
为了弘扬佛法,普渡众生,远渡重洋,也不应恋惜生命。你们既然不去,那么,我去吧!
This is for Buddhism. Why are you reluctant to stake your lives? If no one wants to go, I'll go myself.
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December 6, 2014, 1:00 pm
最近のPCゲームは特典にこういった色紙が付くことが多くなってきた
以前はテレカが定番だったがすでに公衆電話そのものが絶滅危惧なのでデジタル画集とかこういったものになっている
特に先行予約の特典となってることが多く感じる
で、何のゲームかというと不明 中古ショップで見かけて買ったんで
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December 6, 2014, 1:38 pm
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エボラ出血熱はどのような病気で、どのように感染するのか?など専門家が詳しく解説 |
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December 6, 2014, 1:38 pm
• The Red Road, by Denise Mina
• The Secret Place, by Tana French
• The Silkworm, by Robert Galbraith
• The Son, by Jo Nesbø
The Son
- 作者: Jo Nesbo
- 出版社/メーカー: Vintage
- 発売日: 2015/01/15
- メディア: ペーパーバック
• Those Who Wish Me Dead. by Michael Koryta
• Whiskey Tango Foxtrot, by David Shafer
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December 6, 2014, 1:49 pm
願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころ 西行法師
自分が望むような死に方ができる人は、数えるぐらいしかいないことだろうと思う。西行法師はそのような死に方ができた人だ。
普通の人は不慮の事故だとか、突然の病とか、あるいは長引く治療とか、自分では意図しない延命治療とか、様々な理由により、自分が望まない状態で死んでいかざるをえない。
生き方についてもそのようで、自分の望み通りの生き方ができる人は少ないのではないか。自分の計らいがそのまま通ることはまずないのが世の中というものだ。
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December 6, 2014, 2:48 pm
一人っ子同盟
- 作者: 重松 清
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/09/22
- メディア: 単行本
内容紹介
あの時のぼくたちは、「奇跡」を信じて待つことができたんだ――。両親がいて、子どもは二人。それが家族の「ふつう」だったあの頃。一人っ子で鍵っ子だったぼくとハム子は、仲良しというわけではないけれども、困ったときには助け合い、確かに、一緒に生きていたんだ。昭和40年代の団地で生きる小学校六年生の少年と少女。それぞれの抱える事情に、まっすぐ悩んでいた卒業までの日々の記憶。
なんだか久しぶりの重松作品だな。作家には、ネタの仕込みの時期と本として世に作品を出す時期というのが交互に訪れるということなのかもしれない。本書も雑誌に連載されていた小説を単行本化したものだ。
想定読者は誰なのか、不思議な作品である。小学6年生の主人公の1年間を描いているという点では、想定されるのは小学校高学年なのかもしれないが、舞台は1970年代の、伝統的な市街地の郊外に団地が出来始めた頃だし、使用されている漢字も小学生が読むにしては難しい。うちの末っ子も来年は小6なので、こういう作品にはチャレンジさせたい気持ちもやまやまだけど、舞台が舞台だけに今どきの小学生にはピンとこないところもありそうだ。
当時は2人兄弟、3人兄弟が普通で、一人っ子というのは確かに珍しかった。元々その地域に住んでいた世帯は特に家族数も多かった時代で、その郊外に建ちはじめていた団地の入居者に、核家族化が見られ始めた時期だろう。ただ、それでも一世帯に子供が1人というのはまだまだ珍しく、いたとしても、兄弟を事故や病気で亡くしたか、家庭の事情で早い時期に母子家庭になってしまったか、或いは逆に両親がともに亡くなって孤児になってしまったか、要するに「わけあり」の子だったというパターンは多かったと思う。
そして、当時はプライバシー侵害に対する意識も低かったから、クラス名簿に住所や家族構成まで詳述されているのが当たり前だった。お陰でクラスメートの家に電話をかけるのは当たり前にできたし、クラスメートの両親の名前まで僕らは知っていたから、遊びに行っても友達の親には普通に接することができた。ただ、逆に住所だけ見て親はその友達のバックグランドを判断することもできたわけで、誰々と付き合うのは要注意だとか釘を刺されたこともないことはない。住んでいる場所で、昔からの住民なのか、新参者なのかが判断できる。古くからの市街地の住民グループと、最近団地に越してきたような新参住民グループとの間には、葛藤もあったに違いない。そういうものも、この作品からは読み取れる。
作品で面白かったのは、人間関係が三角形で構成できているところは比較的安定していて構成する人の心も安らぐ部分はあるが、三角形がきれいに出来上がっていない人間関係は、やっぱりどことなく落ち着かないものであるということ。典型的なのはおそらく著者が「一人っ子同盟」という言葉でつなぎ合わせたかった、主人公ノブとハム子とオサムの関係。これによって、オサムはものを盗む癖を抑え込むことができた。また、ノブとオサムについてはそれぞれの家庭の中での三角形が別に存在している。これと対照的だったのはハム子のケースで、元々母子家庭だったところに、父子2人が入り込んできて新たに出来上がった四角形が、あまりうまく機能しなかった。(ノブの家庭に元々存在していた四角形が崩れたのは事故でお兄ちゃんが亡くなったという不幸があったからだが、作品の中で描かれた1年間のうちに、家族の関係性が再構築されて、安定的な三角形になっていったという印象だ。)
なんだか、社会ネットワーク理論の事例を見せられているようだった。
ここで作品のネタばらしをしてしまうつもりはさらさらないが、重松作品につて再三指摘しているカタルシスのなさはこの作品でも相変わらずだ。日常というものはこうやって流れていくのだろうが、だらだらしている感じが全体を通じて漂っており、エンディングもイマイチ盛り上がらない中で終わってしまった感じがする。それが重松作品の良さでもあるのだが。それにしても、作品の主題が「一人っ子同盟」になっているのに、ノブとハム子の小学校卒業を描いたエンディングの中で、「同盟」解散についてはひと言も言及されなかったのはかなり意外だった。
時折、大人になったノブが現在の目線から当時の自分を振り返るメタ分析が盛り込まれているのだが、これはもうちょっと多くしても良かったかも。解散した同盟はもう全く再会することはないのだろうか、当時の自分の見たり聞いたり、考えたりしたことが、今の自分にどうつながっているのか、今の自分はどんな状況なのか、そうしたことがもっと書かれていると、作品の印象も違ったものになっていたかもしれない。
最後にひと言だけつけ加えておくと、我が子供達が通った小学校のクラスメートの顔ぶれを見ていると、結構2人兄弟、3人兄弟等、兄弟姉妹の数が多い子が結構多いという印象を持っている。勿論、1970年代と比べたら一人っ子の割合も増えていることは間違いない。偶発的な一人っ子が多かった当時と比べて、今の一人っ子は両親がそれを選択した結果なのだろうと思うが。その一方で、子供のいない世帯も増えたと思うし、そもそも結婚自体していない単身世帯もそれ以上に増えている。従って、1970年代が伝統住宅地と新興住宅地の住民間の葛藤であったのに対し、今は子供のいる世帯とそうでない世帯との間での葛藤になっているか、或いは住民間のつながりが希薄化して、そもそもが集団的行動自体が難しくなってきた時代なのかなと思う。
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December 6, 2014, 3:00 pm
・有川浩著。
・横須賀に突如出現した無数の巨大甲殻類、通称『サガミ・レガリス』。横須賀沿岸はレガリスに蹂躙され、多数の死傷者が発生。警察、自衛隊、研究者、官邸、米軍、ミリ(タリー)ヲタ(ク)は果たしてレガリスを駆逐することができるのか。そして潜水艦に避難した子どもたちの運命は。
・有川浩の通称『自衛隊三部作』の一つだ。といってもメインは警察と機動隊になる。
・先日横須賀を旅したので、横須賀モノの小説を読みたかったのです。
週末のyogi(so-net blog yogi)
http://yogi.blog.so-net.ne.jp/2014-11-10
・横須賀駅に近づいて、海が見えたと思ったら、見知った港ではなく、あからさまな『軍港』。そんな横須賀が戦地になった、そんな小説だ。
・yogiさん以前から『若者が作品の中心人物になると、ストーリーを進行させるためにどうしても実年齢より頭が良い設定になってしまうのが不満』という話をしているんだけど、今回出てくる小中高生は、ほぼ等身大だ。多少ませてる気はするけど。で、思ったことは、『等身大の小中高生だけでストーリーを進行させようとすると破綻する』。ダメだ。泣くし、騒ぐし、遊ぶだけだし。今回はここに大人(自衛官2名)がいたから収拾がついたものの(だから作者も安心して等身大の子どもを描いだのだろう)、子供だけだったら早晩全滅しただろうなぁ。
・"状況"を作って、周辺環境を徹底的に作り込んだというだけあって、yogiさんが『この時これはどうなっているのかな』とか、『この人はどう思っているのかな』『ここでこうしちゃったらあっちはああなるんじゃないかな』ということが尽く書いてある。想像の余白がない。いわばドキュメンタリー小説だ。有川浩はこの『読者が考えそうなことを先回りして書いておく』タイプの作家だ。時々窮屈に感じる。
・女性作家の男性描写って、独特のものがあるんだよなぁ。ひぐちアサ的というか、塀内夏子的というか。ホモホモしいというわけではないんだけど、男性が読むと、『なんか違うんだよなぁ、なんか』と思う。
・作者は『おっさん萌え』小説と言っているんだけど、yogiさん的にはなかなか『燃える展開』で楽しめた。
・あと一冊(『塩の街』)も近いうちに読もうと思う。
海の底 (角川文庫)
- 作者: 有川 浩
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2009/04/25
- メディア: 文庫
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