神奈川大学図書館(横浜キャンパス15号館)にて、 展覧会「AN ENCHANTED FOREST おとぎ話の森」が 2015年3月28日まで開催中です。 鴻池朋子さんの「まっすぐにむかってくる夏 たくさんのいきものの 糞のにおいがする」絵本『みみお』より(2001年)が展示されています。 12月9日からは「狼頭巾」『いま読むペロー「昔話」』工藤庸子 訳・解説より装画(2013年)も展示されます。 12月13日(土)15:00~17:00には 朗読+ライブ+トーク 「赤ずきん」の森・ことば・おと 出演 工藤庸子(仏文学者)+小島ケイタニーラブ(音楽家)+伊藤豊(音楽プロデューサー) があります。 すべて無料。 神奈川大学の学外の方も入場できます。 詳細はこちらをご覧ください。 ⇒ http://www.kanagawa-u.ac.jp/library/organize/exhibition/details_11805.html
AN ENCHANTED FOREST おとぎ話の森 展覧会
投資を始める前に読んでおきたい漫画。
投資初心者はもちろん、
投資経験はあるが、なかなか結果が出せていない人に、
ぜひ読んでもらいたいのがこの一冊です。
お金に関する概念が、ガラッと変わりますよー
お金とはなにか?という本質的なことを知らない人は多いですから、
これがわかるだけでもメリットがあります。
そして読むと、投資に対する勇気がでますw
何だか投資したくなりますw
勝てそうな気がしてくるから不思議ですw
実は私もこの漫画を読んでから、
投資に対する姿勢が大きく変わりました。
もっと前に読んでおけばよかったなー
いやいやまだまだ遅くない!
これから活かせば良いのだから。
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曹操の詩と魔弾の王と戦姫
11月の読書まとめ1。
フレデリック・ダネイ&マンフレッド・リーのコンビによる エラリイ・クイーン・シリーズの一つだが、 提供されたプロットに従って シオドア・スタージョンが代作したという『盤面の敵』。 タイトルはチェス盤を挟んで対面している(はずの)対戦相手の意。 正統派ミステリだと思ったのに……(苦笑)。 詳しくはこちら。
11月の読書まとめ2。
広告を目にする度、 手を出さずにいられなくなってしまう率の高い 光文社古典新訳文庫。 今回は有名過ぎて オチやら何やら既知の『ドリアン・グレイの肖像』。 非常に面白かったが、 機会があったら昔の翻訳版も読んでみたい。 詳しくはこちら。
11月の読書まとめ3。
原著は1960年刊行。 ジェンダーの問題をSF風味のオブラートにくるんで描いた長編。 両性具有者たちの理想郷が描写される……が。 詳しくはこちら。
シチュエーションCD「添い寝羊CD特別編文哉」と「relacion dulce vol.1お酒のチカラで知るカレの新たな一面」が届いたよ
予約していたシチュCDが、届いた。 今晩は本を読むから、聴くのは明日だろうな。 ・添い寝羊CD 特別編 文哉/honeybee×BlackButterfly 添い寝CDシリーズと羊でおやすみシリーズのコラボCD。今回は、近藤隆さん演じる文哉
・relacion dulce vol.1お酒のチカラで知るカレの新たな一面/BlackButterfly BlackButterflyの新シリーズは、20歳以上推奨シチュCD。深澤祐真役は、木島宇太さんrelacion dulce vol.1 お酒のチカラで知るカレの新たな一面
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: BlackButterfly
- 発売日: 2014/11/28
- メディア: CD
今日購入した本は
年収が10倍アップする 超金持ち脳の作り方
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脳機能学者であり、実業家でもある 苫米地英人さんの著書を読みました。 年収が10倍アップする 超金持ち脳の作り方 苫米地式もっとも簡単に金持ちになれる方法が 紹介されていました。 なるほどと思ったので紹介したいと思います。 【スポンサードリンク】 苫米地さんによると、 もっとも簡単に金持ちになる方法とは、 「現在お金持ちだと言われている人と同じことをする。 もし、出来るなら世界のお金持ちの一歩先を行く。」 という方法だそうです。 当たり前だけどなるほどと思ってしまいました。 具体的には・・・ 今世界のお金を動かしている ベネフィッシャルオーナーファンドの投資のメンタリティ を知ることだそうです。 彼らが買うものが、数年後数十年後に 必ず莫大な利益を生むそうです。 本物のベネフィッシャルオーナーファンドの人たちの 動きを調べるのは難しいようなので、 運用実績の良い投資家の動きをみると 間接的にそれを知ることが出来るそうです。 なかなか難しそうですが、 とりあえず、世の中の動きの観察から 始めてみようと思います(*゚▽゚*) 【スポンサードリンク】
11/28発売文庫ピックアップ
ウロボロス ORIGINAL NOVEL: タツヤ篇 (新潮文庫)
- 作者: 杉江 松恋
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/11/28
- メディア: 文庫
ウロボロス ORIGINAL NOVEL: イクオ篇 (新潮文庫)
- 作者: 杉江 松恋
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/11/28
- メディア: 文庫
11/28発売ノベルピックアップ
さん
昼休みに書籍部で: 文庫化。 しゃばけシリーズ第11作。
しゃばけシリーズ外伝。 文庫オリジナル。 「五百年前の判じ絵」 yomyom Vol.32 「太郎くん、東へ」 小説新潮 2010年11月号 「たちまちづき」 yomyom Vol.16 「親分のおかみさん」yomyom Vol.22 「えどさがし」 yomyom Vol.25 に掲載されたもの プレミアム限定版も出ている。 完結、か。新世紀エヴァンゲリオン (14) (カドカワコミックス・エース)
- 作者: 貞本 義行
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/11/26
- メディア: コミック
Only Enchanting
Flavian, Viscount Ponsonby は、負傷して戦地から戻ってきました。心身ともに傷つき床に就いているFlavianに、婚約者は婚約破棄を言い渡し、Flavianの親友の伯爵と結婚してしまいました。そのことによって傷ついたFlavianは、戦友(Survivor's Clubのメンバー)の屋敷ににて静養してある程度の回復を得て普通の生活を送れるようになりました。 昨年、Flavianの親友だった伯爵が亡くなり、未亡人となった元婚約者の喪が明けたら、Flavianと交際を再開して結婚する という話が両家の間で持ち上がります。(Flavianの家族は、負傷のためFlavianの言動がまともではないため、婚約者を怖がらせてしまったことが破断の原因と思っていますが、事実は違います。)すでに、元婚約者にたいしても思いが消えているFlavianには結婚の意志はなく、なんとか逃れようと考えています。 Mrs.Agnes Keeping は、年の離れた夫を亡くしてからは未婚の姉と二人で暮らしています。姉が、Darleigh 子爵夫妻に音楽を教えている関係から、子爵夫人のSophiaと親しくなりました。Sophiaが、開いた舞踏会で Viscount Ponsonbyにダンスに誘われます。Sophiaの口添えで自分が壁の花にならないよう誘ってくれたと思うAgnesですが、思いがけず話が弾み なんと恋に落ちてしまいます。 Flavianも、Sophiaに言われてダンスに誘ったMrs. Keepingのことを忘れることができません。舞踏会では、そのまま別れた二人ですが、今年はSurvivor's Clubの集まりをDarleigh 子爵邸で開くことになり、二人は再開します。
Only Enchanting: A Survivors' Club Novel (A Survivor's Club Novel)
- 作者: Mary Balogh
- 出版社/メーカー: Signet
- 発売日: 2014/10/28
- メディア: マスマーケット
「もりのおべんとうやさん」
もりのおべんとうやさん (創作こども文庫―もりのおはなしシリーズ)
- 作者: 舟崎 靖子
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1986/10
- メディア: 単行本
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笹の舟で海をわたる 角田光代
スノーホワイト
評価:★★
極悪探偵(笑)・三途川理(さんずのかわ・ことわり)くんの登場する
シリーズ第2弾。
前作「キャットフード」では、「化け猫」という突拍子もないファクターを
導入したミステリという、ある意味斬新な作風で驚かされたが、
今回の "びっくりガジェット" は、なんと「魔法の鏡」である。
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだーれ?」ってアレである。
質問に対して、"真実を映し出す"。
つまりこの世の中で起こっていることはすべてお見通しになってしまう。
「○○を殺したのはだーれ?」「それは△△です」ってわけで、
これさえあればどんな事件もたちどころに解決してしまう・・・はずだ。
化け猫が孤島の屋敷に誘い込んだ人間を
キャットフードにしてしまおうという、
という前作が「注文の多い料理店」なら、
今回はタイトル通り「白雪姫」がモチーフになっているのだろう。
ヒロインは襟音ママエ(14歳)。
ものすごいネーミングだが本名ではない。
実はさる国の王様のご落胤で、つまり王位継承権第一位。
しかし本人はそれを知らず、巷で普通の中学生として暮らしていたりする。
ただ、彼女が一般市民と違うのは、
母親の形見である「魔法の鏡」を持っていること。そして彼女は、
その鏡を使って「私立探偵」を開業していたりするのである。
本書は、彼女のもとに舞い込む事件を扱った短編3つによる第1部と、
200ページほどの中編からなる第2部との二部構成。
SFやファンタジーの世界におけるミステリでは、
その世界の設定や登場するアイテムの説明が欠かせないが
本書では第1部がその役割を担っているのだろう。
「魔法の鏡」なるものの使用法に始まって、
鏡にわかることとわからないこと、
鏡にできることできないことが明らかにされていく。
またここでは三途川の宿命のライバル(?)ともいうべき
緋山燃(ひやま・もゆる)くんも前作に続いて再登場する。
そしてメインとなる第2部では、
ママエを亡き者にして、玉座を奪わんとする
"悪いお后さま" が登場(彼女もまた「魔法の鏡」を持っている)、
三途川理と組んでママエ暗殺計画を始動させる・・・
というわけで、双方とも不思議アイテム「魔法の鏡」を
持ち合っているわけで、ここからどんな物語を作り出すか、
というのが本書のキモなわけだが・・・
本書は第14回本格ミステリ大賞を受賞したとのこと。
しかもデビュー2作目での受賞は最速らしい。
まあ確かに、「魔法の鏡」が実在することを前提にした犯罪計画や、
敵味方の駆け引きなど、とてもよく考えられていると思う。
(時として論理展開が難しすぎて???なときもあるが)
そういう部分が "本格ミステリ" として評価されたのだろうが・・・
ただ、私の評価はあまり高くない。
評価しないというより、好みでない、と言った方が正しいかな。
本格ミステリというものが虚構性の強いものであるのは
百も承知しているのだけど、
本書の "虚構性" は私にはちょっと "軽すぎ" るように思う。
"ライト感覚のミステリ" ではあるのだろうけど、
いささかライトに過ぎるんじゃないかなあ・・・というのが私の感想。
前作「キャットフード」の感想で私は「パズル」って表現したんだけど
今作は何だろう・・・「ゲーム」かなあ。
「魔法の鏡」というルールに則り、殺人の計画を立てる。
実行する、失敗する、では次の手、見破られた、
これではクリアできない、じゃあ邪魔なやつを先に消して・・・
作者は84年生まれで、26歳でデビューしてる。
本書を書いたのはたぶん29歳くらいだろう。
作者にとっては、本格ミステリもまたゲーム感覚に近いのかなあ。
いわゆる今風のライトノベルなのかな・・・とも思ったんだが
現在のラノベのミステリってどんなものなのか、
ほとんどというか全くといっていいくらい読んでないもんで
比較しようがないんだなこれが・・・
こういうテイストの作品が大好きな人もいるでしょうし
"お気に入り" ミステリのリストに入れる人もいるでしょう。
でも、私は今ひとつなじめないんだなあ・・・
フラミンゴ・ムーン (マーガレット・パージター) R-0320
ハーレクイン・ロマンス R320 著者 マーガレット・パージター 訳 相沢 次子 発売日 1984年5月20日 ページ 156ページ ISBN 4833503204 内容 南フランスで広大な牧場を営むラウルを長兄にもつセルステは イギリスに学び、同級のリサと仲よしになった。 それが縁でリサのいとこキャロルはセレステの次兄と結婚して ラウルの牧場に移り住んだが、幸せな毎日ではなかったらしい。 その原因はラウルにあったという。 かわいそうなキャロルは、里帰りの途中、夫とともに事故死し、 幼い赤ん坊がひとり遺された。 遺児の世話役をさせられているセレステから強引な呼び出しを受けて フランスへ渡ったリサの前に彼女は姿を現さず、連絡もとれない。 しびれをきらしたリサは、牧場に乗り込む決心をした。 Amazonの紹介ページです。
フラミンゴ・ムーン (ハーレクイン・ロマンス (R320))
- 作者: マーガレット・パージター
- 出版社/メーカー: ハーレクイン・エンタープライズ日本支社
- 発売日: 1984/05
- メディア: 新書
【書評】一田和樹『絶望トレジャー』
ネットセキュリティー君島悟シリーズの第4弾です。君島シリーズは全5作の予定なので、ファイナルに向けての秘密や仕掛けが満載です。
長編小説でありながら、章毎にネットセキュリティーについてのトピックスが配置されていて、短編小説集のような味わいもあります。 第1章『絶望トレジャー』はマルウェアの危険性について。 第2章『暗号遺書』はネット上における本人身元確認について。 第3章『黄昏のテイクダウン』は個人情報について。 第4章『掃除人』は忘れ去られる権利について もちろん長編として各章は直線で繋がっているのですが、これらのトピックスが第5章で有機的に結びつけられ、事件の真の意味が明らかにされます。 著者はネットセキュリティーの専門家なので、各章における問題提起は興味深く、かつ深刻で、何度もうなずきながら読みました。 ネタバレにならないように伝えるのが難しいのですが、ぼくが読んでいて、一箇所違和感がある場所がありました。 その違和感の正体を最後に知ったときの驚きは「こんな手法があったのか」と、まさに目からうろこがボロボロ落ちました。 この違和感というのは、直接的なものではなく、間接的なものですが、読者になんとなくそういう気分を持たせるのが作者の狙いと思われます。 そうすることで、そのシーンの記憶を鮮明にしてラストの驚きを強化させ、さらにあえて居心地の悪さを抱かせることで、それらが一気に開放されるカタルシス感を増幅させることに成功しています。読者としても、気持ちの良いだまされ方でした。 このテクニックは、本当に驚きました。これを具体的に説明してしまうのは非常にもったいないので、ぜひとも、読んでその技を味わって欲しいです。 ひとつ改善してほしい点を挙げると、書名だけでは君島悟シリーズであることが分からないことです。シリーズ物を第1作から読みたいひともいると思うのですが、出版社の戦略なんですかね?ヤコブの手紙 4章11~17節
<あなたがたには自分の命がどうなるか、明日のことはわからないのです。あなたがたは、わずかの間現れて、やがて消えて行く露にすぎません。(14節)> 「兄弟たち、悪口を言い合ってはなりません。兄弟の悪口を言ったり、自分の兄弟を裁いたりする者は、律法の悪口を言い、律法を裁くことになります。・・・裁きを行う方はおひとりだけです。」とヤコブは警告する。 神がシナイ山でイスラエルの民に与えられた律法は、出エジプト20章の十戒から始まり、35章にいたるまで記述されている。それは、神が望まれる人々の生き方、礼拝、相互の愛はどのようなものかを、約束の民イスラエルに教えている。 同じ律法を持ち、同じ礼拝を守り、同じ主イエスを仰ぎながら、意見が異なり、その生活が違い、互いに非難し合う。「裁きを行う方は、おひとりです。」と言ってヤコブは「隣人を裁くあなたは、いったい何者ですか」と厳しく咎める。 わたしたちの教会の礼拝も、静かに礼拝を守りたい方、子どもの泣き声のない礼拝は淋しいと言われる方。コートを着たままの方、脱ぐべきだという方、様々な声がおこっている。隣人の気持ちを汲むというのは容易なことではない。ましてや「愛」はもっと難しい。 次にヤコブは、商売をして金儲けをしようとする人たちに警告する。「あなたがたは自分の命がどうなるか、明日のことは分からないだろう。我々の生涯はやがて消えゆく露に過ぎないのだ」と言った。 「一切の計画は無駄だ。明日などない。と言っているのではありません。『主の御心であれば』という心持がないことを、戒めているのです。私たちの命を支配しておられる主がいらして初めて、確実な『明日』を期待することが出来るのです。」と白井牧師は説かれる。 「人がなすべき善を知りながら、それを行わないのは、その人にとって罪です」とヤコブは断定する。年末になり様々な所から寄付要請の便りが届く。わずかでも送金するのが正しいのだと知っていながら、こっちにも事情があるしなぁと思ってそのままにしている。 何千万年も生きている地球上に、今を同じくして生きている隣人は、どんなに見知らぬ遠くの人でもその出会いは奇跡である。そのことを思うとその隣人の苦しみを知らせる便りを、コーヒーを飲みながら「だけどなぁ・・・」といって無視するのは大きな罪だ。 驕り高ぶる人々へのヤコブの警告は、御言葉に従う道を歩む者にならせて下さいと祈ることを求めている。 日曜日はお近くの教会で礼拝を http://www1.ocn.ne.jp/~church/japan.htm どなたでもどうぞお越しください。お待ちしています。
「冬虫夏草ハンドブック」盛口満/安田守
「冬虫夏草ハンドブック」 著者:盛口満 写真:安田守 発行:文一総合出版 盛口満(もりぐちみつる)氏 1962年、千葉県生まれ。沖縄大学人文学部准教授。 沖縄を拠点として、冬虫夏草のほか、虫・ホネ・コケ・ドングリなど、様々な生物について絵・文章などで紹介している。 日本冬虫夏草の会理事。 著書に「冬虫夏草の謎」(どうぶつ社)、「ゲッチョ先生の野菜探検記」(木魂社)、「僕らが死体を拾うわけ―僕と僕らの博物誌」(筑摩書房)、「骨の学校―ぼくらの骨格標本のつくり方」(木魂社)など。 安田守(やすだまもる)氏 1963年、京都府生まれ。生きもの写真家。 信州伊那谷を拠点として、里山環境に生息する昆虫など、広く生物や自然を撮影している。 著書に「イモムシハンドブック」(文一総合出版)、「集めて楽しむ―昆虫コレクション」(山と溪谷社)、「オトシブミハンドブック」(文一総合出版 共著)など。 冬虫夏草というのは、昆虫にとりつく菌(昆虫病原菌)の仲間であるという。 きのこや黴の一種で、漢方薬などで利用されているものもあるらしい。 冬虫夏草は昆虫、害虫、地下生菌、植物の実などに寄生し、または殺して生存する。 とりつかれた昆虫などを「宿主」と呼ぶという。 本書は身近な環境で見ることができる冬虫夏草を中心に、図解解説で68種、類似種の紹介なども含めると81種を取り上げている。 発生型を4つ(地生型、気生型、朽ち木生型、菌生型)に色分けされており、和名、学名、生態写真、特徴・解説、宿主写真、標本写真、コラム・採集記などが掲載されている。 ツクツクボウシタケ、サナギダケ、オサムシタンポタケ、ヤンマタケ、ヒュウガゴキブリリタケ、タンポタケなどが紹介されている。 他に、採集の方法、標本の方法、用語解説なども興味深い。