なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか (中公文庫) 工藤 美代子 by G-Tools |
「殉愛」差し止め訴訟
「浅草弾左衛門」(塩見鮮一郎著)を入手
郊外型古書店で、塩見鮮一郎著「浅草弾左衛門」3冊を入手した。残念ながら、資料編は無かった。 帯には、「関八州穢多頭弾左衛門直樹の波乱の生涯 天保から維新にむけて激流を生き抜き、反差別の闘いの渦中で悲運の死を遂げた弾左衛門直樹の実像に迫る」と、ある。 穢多・非人という差別された人々とその暮らしに興味がある。なぜだろうと思う。 子どものころ読んだ椋鳩十の作品中に「山窩」と呼ばれる人々のことが取り上げられていた。詳しく記されていたわけではないが、町に住む人々とはチガッタ生活をいとなみ、チガウがゆえに特別に見られてしまう。そういう人々のことが描かれていた。 まあ、人の興味は、得体のしれないモノで、それが、こうした本をとおして耕されていくのだろう。 ************ 松岡正剛 千夜千冊 1284夜 浅草弾左衛門|全3冊 http://1000ya.isis.ne.jp/1284.html
空
日本の未来について話そう−日本再生への提言−
なかなか読書熱が上がらず、進みが悪かったのですが、 本日読破いたしましたのは「日本の未来について話そう−日本再生への提言−」。 マッキンゼー・アンド・カンパニーが責任編集で小学館から発行。 帯に記載されている「世界をリードする65人が執筆!」とコメントに 惹かれて購入。(本体価格1,900円+税) 提言は9つの章からされており、いずれも日本に対しての 厳しい意見ばかり。しかし、それでいて簡単ではないが 前向きな意見・提言がされています。 読む人によっては、それは理想論・机上論だという人も いるかもしれません。 何かしなければいけないのではないか、という焦燥感が 湧き上がってくる提言も多く、また世界的視野で語られているため、 自分なんかに・・なんて思うこともしばしば。 ですが、『終わりに』という内容で最後にマッキンゼー・アンド・カンパニー 日本支社長のエアン・ショー氏がこう締めくくっています。 「市井の個々人の小さな選択で(中省略)、あるいは幾千もの会社の 中間管理職の日々の行動で、目的地を目指すことができる。」と。 とはいえ、内容は企業の社長・体制への提言、イノベーションの推進、 労働資源の活用、教育方針とお堅い内容ですのであしからず。
ファラオのキス (ステファニー・ハワード) R-1160
ハーレクイン・ロマンス R1160 著者 ステファニー・ハワード 訳 富田 美智子 発売日 1995年4月20日 ページ 156ページ ISBN 4833511606 内容 “考古学者の助手を至急求む------ エジプトにて四週間の仕事。 まれに見る高給を保証” デクスター・ロスの求人広告に目をとめた瞬間、 ハリエットは心のなかで叫んだ。 これこそ問題の解決策だわ! 彼女は経営しているダンス学校の修理用に貯めておいたお金を、 信じていた恋人にだましとられていた。 学校を再開するには、自分で修理代を稼ぐしかなかったのだ。 さっそく求人広告に応募したハリエットは、面接を受けに行った。 ところが通されたオフィスにいたのは、漆黒の目の、 高価そうなスーツを着た長身でたくましい男性。 とても“考古学者”とは思えない。 彼女は不意をつかれた。 Amazonの紹介ページです。
湖と山の間
彩芽ちん雑誌・書籍情報 「Zipper 2015年1月号」(発売中)
彩芽ちん雑誌・書籍情報 「スカパー!magazine ヨムミル!12月号」(スカパー!契約者限定冊子)
2014-11-23
初野 晴さんの「千年ジュリエット」を読了。 ーコンクールを終えたチカとハルタ達吹奏楽部の次の舞台は文化祭。だが、チカとハルタが憧れる草壁先生に女性の来客が。草壁の恩師の孫娘だという彼女が持って来た謎とは……。ー 文化祭という一大イベントを控えてざわつく学校という、独特の雰囲気がなつかしく思える。 「エデンの谷」は、草壁の恩師の孫娘である真琴が持ち込んだ謎。祖父が遺した高価なピアノの鍵を探すこと。類いまれなる音楽センスを持ちながらピアニストにならなかった真琴と、同じく指揮者にならなかった草壁。吹奏楽部で音楽に親しんでいるチカ達に、真琴は「音楽で食べてゆくこと」の厳しさを語るが、まさにその通りだと思う。好きの延長だったり周囲より技術があるからと音大に進んでも、卒業する時には自分が進む道が閉ざされる厳しさ。果たして草壁に何があって高校の吹奏楽部顧問になったのか非常に気になるが、ピアノの鍵の謎もなかなか面白かった。 「失踪ヘビーロッカー」は今作品の中で一番笑えるお話。タイトルもとても巧いなと思う。甲田君の機転の利かせ方も良かったが、タクシーの運転手さんが面白い。彼は意外なところで再登場して驚いた。キャラクターの使い方が本当に巧いなと思う。 「決闘戯曲」は演劇のお話。西部開拓時代、第一次世界大戦時代、そして現代。決闘を生き残った一族の物語だが、彼等は皆右目が見えず、左手が使えないという共通点があった。絶望的に不利な状況なのに生き残れたのは何故なのか。真相を知ると「ああ、そうか!」と思うが、全く思いつかなかった。 表題作である「千年ジュリエット」は実に切ないお話だ。「ジュリエットの秘書」という恋愛相談のサイトを立ち上げた女性達。年齢も職業も様々な彼女達がいる場所は病院だ。残された時間の少なさを知る彼女達は、サイトに寄せられた相談事に答えることを楽しみにしていた。そして「私」はかつて病院に慰問に来てくれたサックス奏者の少年に会う為に、高校の文化祭を訪れる。 この本に収められている作品はどれも「誰かに残すもの」だ。祖父から孫へ、先輩から後輩へ、父から子へ、そして死に逝く者から生きる者へ。千年経ってもなくならないものは、寿命のある人間が目にすることはできない。しかし、何かを受け継いで歩き出す者は必ずいるのだ。顔を上げて歩き出す人の姿を見ることができて、悲しかったけれど読後感はとても良かった。
今日の到着(購入)記録(新刊)
今日、アニメイトで予約していた本を取りに行ってきました。
LOVE STAGE!! (5) オリジナルアニメDVD付き限定版 (あすかコミックスCL₋DX)
- 作者: 蔵王 大志
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/11/21
- メディア: コミック
春樹コーナー
なれる!SE12巻 アーリー?リタイアメント
なれる!SE (12) アーリー?リタイアメント (電撃文庫)
- 作者: 夏海 公司
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/10/10
- メディア: 文庫
「和風探索 にっぽん道具考」GK道具学研究所/山口昌伴
矢上教授の午後
宙を見上げて、もういちど星たちの物語を。
多くの方のご協力を得て第2集をお届けすることができました。「かぐや」帰還の夜から6年、第1集にて掲載された衛星たちもみんな引退してしまい、「現代萌衛星図鑑」は"現代"ではなくなってしまいました。当たり前のことですが、この本で語る衛星達は、皆10年や20年や30年前に「それが何の役に立つのか」と叩かれ、それでもかたくなに実績を積み上げてきた人々が育てた結晶です。ものすごく早いサイクルで結果を求められる世情の昨今、本誌を通して少しでも何かを読み取ってもらえたら、それに勝る喜びはありません。人工衛星や探査機にまつわる数々のドラマや誕生の背景。そして「彼女たち」が成し遂げてきた数々の偉業。そこに込められた想いに触れることができる一冊。読み終えたとき、ふと宇宙(そら)に思いを馳せたくなることでしょう。 絶対の自信を持ってオススメします。ぜひお手元に! 前作「現代萌衛星図鑑」と「第2集」、そして同人誌版。 余談ですが、同じ宇宙モノだけに、TVアニメ「プラネテス」の最終話エンディング「Planetes」なんか聴きながら読むと涙腺がよりヤバくなってオススメです(笑)。あとはそうですね、最近のだと「人格を持った船」つながりで「蒼き鋼のアルペジオ」の「Innocent Blue」(Amazonデジタルミュージック)なんかもイイ感じに重なるところがあってBGM代わりにオススメ。 「船」と「擬人化」って相性良いのかもしれませんね。
(著者あどがきより引用)
宮部みゆき 「荒神」
最近年齢的にも目が疲れてしまうし、全然本を読んでいませんでした。久しぶりに一気に読了。タイトルはこうじん。と読ませるようです。
面白かったです。宮部さんは現代物と歴史物と両方書かれますが、こちらは綱吉の時代の東北が舞台の小説。山で恐ろしい怪物が現れて。。。というお話で、色んな要素がある小説でした。怪物を巡って隣通しの藩の争い、兄妹の人生。歴史小説、ホラー小説でありながら、詳しくは言えませんが、悲しいファンタジーでもあるような。人間のさが、暗い悪しき心の吹き溜まりのようなものを描くことが多い作者らしい小説だなと思いました。でも暗いばかりではなく、同時に、ふんわりとあたたかいもの、にまりとしてしまう面白いスパイスもたくさんあるので、決してどれも暗いお話ではないのがいいところです。
読み進むうちに、あれ?っと思い浮かんだのですが、前に読んだ短編「まぐる笛」と、山の怪物というモチーフについては似ています。けれど、もっとストーリーが広がり、より深くテーマが掘り下げられた感じです。
山に暮らす貧しい人々、農民、庄屋、様々な階級の武士。その奥方。使用人たち。今回は結構登場人物が多く、最初に説明もありました。新聞連載の小説だったというのが、何となくわかりました。
実際に出てくる登場人物だけではなく、話の展開上だけ出てくる人物も多いのですが、巧くキャラクターが書き分けられています。忍び?っぽい、やじという武家の使用人や、たまたま事件に関わることになった流れ者?の宗栄、若い武士、小日向などについては、また新たに別の小説の登場人物として出てきてもおかしくないような感じがしました。それだけ盛りだくさんの感じです。
あと、主要人物ではなかったのですが、百足むかでというスパイの役回りが、なかなか意外な展開で、印象に残りました。
今、宮部さん原作の「ぼんくら」がドラマでやっており、配役もぴったりで、人間味あふれる良いドラマだなと思います。ぼんくらもそうですが、考えれば宮部さんの小説には、主人公の周りにキーパーソンとなる子供の登場人物がいることが多いですね。この小説でも出てくるのですが、その男の子が立ち直っていく過程の心理描写に、う~んと納得でした。
宮部ワールドはまだまだ広がる感じでしょうか。
IKEAよりニトリのほうが高品質と思ってる人は必読:クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道
こんなニュースが出ていたが、これを見る限り、本書で大前研一が主張する「クオリティ国家」は程遠いことがよく分かる。
トヨタ自動車は11月18日、世界初となる量産化FCV(燃料電池自動車)「MIRAI」を12月15日に発売すると発表しました。(中略)
10年前は「1台1億円」ともいわれた燃料電池車ですが、今回発売が発表されたMIRAIの販売価格は723万6000(消費税込み)。プラチナを使う燃料電池の製造にコストがかかるため、リーズナブルな金額とはいえません。しかし、経済産業省から202万円の購入補助金が支給されるので、実際の負担額は約520万円 になります。これは、トヨタの高級車「クラウン」と同等価格です。
【目次】本書で筆者が主張するのは、スイス・シンガポール・北欧諸国・ベネルクス三国・韓国といった、規模は小さいけれども世界市場での競争力が高く、国民を高所得という形で幸せにしている国々を日本も目指すべき。という主張。 従来の加工貿易立国モデルが崩壊して、高品質(だけど、驚きのない)の製造業だけで稼いでいけないことは日本人なら政治家以外は誰もが理解している。 ただ、その路線から脱却して何で稼いでいくのか?という答えを見つけ出すことができなくて苦労しているというのが現状だ。 その現状に対して、大前研一が提示するクオリティ国家という解は非常に明確だし、その解に向かって進んでいく道筋もはっきりと示されている。 ただ、クオリティ国家に必要な世界で求められる高付加価値の製品を提供するという目標に対して、現状は程遠いところにいる。 例えば、冒頭に出したトヨタの燃料電池自動車。 エコにはいいし、技術的にも価格的にもかなり頑張ったんだろうけど、プリウスみたいな小さめのセダンタイプで、大富豪には見向きもされないだろうし、一般層には高すぎる非常に中途半端な商品になってしまっている。 電気自動車ではテスラにやられた教訓を活かして、価格は10倍でもいいから富裕層を惹きつける製品を作れば燃料電池車へのあこがれを一気に換気することができたのに……。 世界で非常にうまく戦っているトヨタですら、ブランド戦略の面ではまだまだということがわかって、ワクワクするけど残念なニュースになってしまっている。 このように日本の現状からは程遠いところにある「クオリティ国家」。 政治家や現在の大企業主導では決して実現できないのかもしれないが、日本人がこれからの世の中を生きていく上で一つのモデルになることは間違いない。 次にエントリを書く予定の「稼ぐ力 「仕事がなくなる」時代の新しい働き方」と合わせて、日本人が将来を考える上での強力な指針になるはずだ。 ☆☆☆☆★(☆4つ半) 他のBlogの反応はこちら。 http://mame-tanku.com/archives/55551982.html http://e-satoken.blogspot.jp/2013/04/2013.html http://blog.goo.ne.jp/bigupset39/e/53ec2f3546a6230d7ff8908d7872c259 http://d.hatena.ne.jp/aso4045/20141109/1415527910 http://blog.livedoor.jp/sarugorilla/archives/52320207.html http://ikadoku.blog76.fc2.com/blog-entry-1726.html http://mayuharu21.at.webry.info/201305/article_13.html
序章 「中途半端な国」になってしまった日本
第1章 世界の変化―世界で台頭する新たな国家モデル
第2章 実例研究1―クオリティ国家の代表格、スイスを現地視察
第3章 実例研究2―「事業戦略型国家」シンガポールの工夫
第4章 実例研究3―日本が学ぶべきクオリティ国家のしたたかさ
第5章 進むべき道―日本新生への新たなビジョン「クオリティ国家」戦略
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後藤孝規のナンパテクニック
最近読んだ本
データベースより 唸る剣風、轟く剣戟!ここはアーシア、火花飛び散る刃の世界―。帝都シスイを恐怖に陥れる魔物の横行。武者修行に励む少年ヒエンは、事件の背後に強大な悪鬼たちの存在を知る。やがて悪魔の横行は、アーシア全土を巻き込むものへと発展。戦乱吹き荒れる世界を駆けるヒエンの行く手には何が待ち受ける!?剣豪、刺客に妖怪、妖魔、まとめて向かってきやがれ!疾風怒涛のアジアン・ソードオペラ、この太刀筋、全力で受けてみろ。 面白いですけど、なんで、帝都とか陰陽師とか鬼とかそういう妖とか漢字がよくあるのに、 名前が漢字ではなくカタカナというのが納得いかないですね。 アジアンテイストなのに…漢字にすると読めないとでも思ってる?名前。 読んでいて世界観がうまくはまらないんですよね。 色気で迫る?というのが、ルウイ以降の水野先生の作風だろうかとちょっとがっかりしています。 話自体は好きなんですけどね、 木霊とか、技の名前のつけとか、 技の形とか、玄武とかそういうところは結構好きなのですが。 ヒロイックファンタジーだから、カタカナが多いとか、 ヒーロー物だから女性との色ごととか。 そういう固定観念部分があるうのかな?と残念に思いました。 パーンと同じ勇者の成長物語。色気部分をもっと削ればもっと好きになったんでしょうけど。 すごく残念ですね、面白いとは思うのですが。
最近読んだ本
データベースより) 晴れて彼氏彼女の関係となった堂上と郁。しかし、その不器用さと経験値の低さが邪魔をして、キスから先になかなか進めない。あぁ、純粋培養純情乙女・茨城県産26歳、図書隊員笠原郁の迷える恋はどこへ行く―!?恋する男女のもどかしい距離感、そして、次々と勃発する、複雑な事情を秘めた事件の数々。「図書館革命」後の図書隊の日常を、爽やかに、あまーく描く、恋愛成分全開のシリーズ番外編第1弾。本日も、ベタ甘警報発令中。 いや、もう、アマアマの内容ですな(笑)。 郁のことを肉食獣と言った堂上教官、ムツゴロウさん語録は未来にも健在なのね(笑)。 図書館に来た犯罪者の手の骨を折るって軽く書くよなぁ、二つ名が2つに増えたし(笑)。 ただ今回の内容がアンコの練乳がけみたいに甘さ増量だった感じ。 重めの話もあったけど、違反用語、その言葉になる切っ掛けって考えたことないよなぁ。 直接言われるのも辛いと思う。 全体的に話は重いんですけど、笠原と堂上のアマアマ感で軽い感じになってますね。 昇進試験とか色々あるんですけど、中身が甘いので、出てくる話の重さより、 二人のラブ度に期待してしまてた感が多少あります。 そのラブ度を抜いても、面白い一冊ですね。 本に対する期待というのが読んでいて湧いてくる本でした。 堂上教官の妹さんも面白い方でしたし(笑)。 しずかじゃないしずかさん…(笑)