ＢＬ小説「魔法使いの約束」　（谷崎 泉）

【あらすじ】
「恐れてばかりじゃ…本当に失ってしまうから…」
諦めた医師への道に挑戦すると決め、新たな生活を始めた瞳。そこにはかけがえのない仁の支えがあった。十二月、つましい暮らしの中でささやかなプレゼントを見繕い、家族で迎えたあたたかなクリスマスイブ。しかし、仁を狙う組織は新たな人間を送り込み、引き渡しの期限を切ってきて―。（二見シャレード文庫より） -------------------------------------------------------- 作品お気に入り度　★★★☆☆ 挿絵お気に入り度　★★★☆☆ 感想。。。 “魔法使いの・・・”シリーズ、最終巻です。 絶対ハッピーエンドになる、って思っていても、物語途中、瞳と仁の別れの場面はジーンとさせられました。 どういう風に再会するのかなって思っていたら・・・ 仁らしかったね（笑）！ １巻からずっと謎だった仁の仕事や事情もはっきり分かりスッキリです。 ポール達も戻ってきたし、最後は大団円で、なんだかとっても気持ちよく読み終えれた大満足な物語でした。 仁の父親の再登場は無かったものの、結果的にこの物語に登場してくるキャラクター皆んな、“良い人”だったのでそれもワタシ的には良かったな＾＾ 瞳の弟達も、最後まで印象変わらず、やんちゃで大食いで（笑）、可愛かったです。 仁との関係をひた隠ししていた瞳だったけれど、実は弟達や花村には早々にバレてたっていうのも“お決まり”ではあるものの、やっぱり微笑ましかった＾＾ 彼らの６年後の様子も読めて良かったな。 きっとこの先も瞳と仁は仲良く幸せに過ごしていくんだろうなーっていう想像図が浮かぶ読後感でした＾＾ ***** シリーズ既読感想 ・魔法使いの告白 ・魔法使いの食卓