まさか、カフカの描く悪夢のようなような世界に暮らすことになるとは思わなかった。
いや、まだ止められる。
▼青空文庫:審判 DER PROZESS フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳
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誰かがヨーゼフ・Kを誹謗(ひぼう)したにちがいなかった。なぜなら、何もわるいことをしなかったのに、ある朝、逮捕されたからである。
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秘密保護法という悪法による社会では、密告が奨励されることだろう。
誰もが疑心暗鬼になり、互いを信頼できない。
まさに分断され、統治されるのだ。
自分が助かるために、他人を売る。
21世紀の日本がそんな社会になるとは思っていなかった。
審判 [ フランツ・カフカ ]
▼AZ::Blog 特製ブックカバー#2 カフカ「審判」
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