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井川意高(いかわもとたか)大王製紙の前会長が、11月15日、「熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録」(双葉社)というタイトルの本を出版しました。
「エリエール」などの商品で知られる大王製紙の創業家のプリンスとして、東大卒業後、債務超過の関連子会社を立て直し、本社復帰後も利益の拡大につとめるなど会社にとって多大な貢献があった人物。
しかし、2011年、関連会社から不正に借り入れた100億円あまりをカジノなどでの豪遊で使ったとして背任容疑で逮捕され、今年6月には実刑が確定。現在、服役中での出版となります。
週刊誌が報じた「闇の交友録」という見出しに芸能人戦々恐々、しかし...
儲けもだすかわりに交遊も盛んで、政財界、芸能界のお歴々の皆さんとも交流があったと報じられていますが、今回の懺悔録の中で名前のでている芸能人は、市川海老蔵さん、藤原紀香さん、山下智久さんなどですが、Amazonのレビューを読んでみるとそんなに驚くような内容ではなく、客観的に出会った状況や交流の状況が書いてあるようです。
そんな中で、ほしのあきさんについては、月に1、2度食事に行くような関係だったと書かれていて、他の方よりは親密だったようです。ほしのさんといえば、ペニーオークションなど、お金がらみの不祥事で失敗しているのでここでまたこうした本が出て、仕事復帰はより難しくなるでしょうね。
日本でのカジノの営業はいいのか、悪いのか
芸能人との交流はさておき、100億円の大半はカジノで負けてしまった借金の返済に充てられたわけですが、今現在、日本でのカジノ営業を解禁しようという政治的な動きがありますね。
いやぁ、ほんとうに大丈夫なのか心配です。こうした場所には必ずと言っていいほど「怖い人」が必要になります。アウトローな人がカジノに来たときに、その人たちをいかにコントロールするか。
そのために運営側に「輪をかけて怖い人」を配置していかないといけないという事態になりはしないか心配ですね。
それとも、海外のカジノで大負けされるより、日本国内で遊んでいただいたほうがよいのか、いろいろ考えるべきポイントはあるようです。
いずれにしても、自らが苦労して立て直した会社の名誉や収益を損なってまでもはまり込んでしまうギャンブルには、皆さん気をつけましょう!
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