『まだ若手社員といわれるうちに知っておきたい「会社の数字」』 伊達敦 2013/07
著者はプロ経理マン。 会社での会計の基本を教える本。
ポイントは、資金繰り、採算性、借入金、投資リスク、支払条件、取引先分析、人件費、の7つ。
倒産する最大の理由は「会社にお金がなくなったから」(資金ショート)。会社にお金があれば、売り上げが落ち込んでも事業は継続できる。お金がなくなれば黒字でも事業の継続が困難になる。
会社の支払い能力を知る数字が流動比率。 流動比率=流動資産÷流動負債
流動負債は、支払手形・買掛金・短期借入金など。一般に流動比率200%以上が望ましいとされる。
採算性を示す数字が損益分岐点。 損益分岐点=固定費÷(1-変動比率)
手形で「何日サイト」という言葉が使われる。手形の振出日から支払期日までの日数を指す。
取引先の売り上げ分析に使われる手法が「ABC分析」(パレート分析のこと)。売り上げ順に並べて、累計を計算して80%までをAランク、90%までをBランク、残りをCランクとして重要顧客を絞り込む手法。
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