高橋克彦先生の『火怨 -北の耀星アテルイ-』の上巻です。
辺境とさげずまれ、それゆえに朝廷も興味から遠ざけられ、平和に暮らしていたみちのくの民。しかし、八世紀になると、黄金を求め、朝廷は陸奥へと侵攻をしてくる。陸奥を支配せんとする朝廷の大軍に、蝦夷の若きリーダーのアテルイは遊撃戦を開始した。北の将たちの熱き思いと民の希望をになって、古代東北の英雄のアテルイの生涯の大河ドラマ。
もともとは日本に広く分布していたんでしょうね。この頃は東北へと追い詰められています。そして、されに北海道へと追いやられていく。たぶん。縄文時代の日本人達なんでしょうね。もちろん、列島にもその地は残っていたんでしょうけど、どんどんと北へ追いやられ、結局朝廷が支配することになっちゃいます。
おもしろかったです。その蝦夷の英雄のお話です。アテルイというのは知りませんでしたが、坂上田村麻呂は歴史の教科書にも出てくる有名人ですし、そのライバルだったんですね。
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