よし、頑張ってみようか!と、いう素直な感想とともに、自分はこれほどまでには仕事に熱中できるのだろうか、と、自信をなくしました。
それほどにこの人たちは仕事を楽しみ、同時に苦悶しながらのたうち回って何かを成し遂げてきたのだろう。
私も曲がりなりにも社会人として14年程度過ごしてきました。時々、仕事に熱中しますが、四六時中、24時間戦えますか?と、言われると、答えはNOです。
それで社会人失格、人間失格か、ということになると、大方の人が失格という事になるのではないかと、今までいろんな人と仕事をしてきましたが、真剣に感じています。
故に大方ではない一部の突破した人たちが、実業家や経営者として所謂「成功者」として、他人に認められるのでしょう。
しかし、根本に、自分でどうなのか?と、言う事が重要なのではないかと中年を間近に控えて考えるようになってきたのも事実です。
こうあるべきだ!を、他人に押し付ける事がイヤになってきたというか。同時に押し付けられるのもイヤというか。
そういうお年頃にこの本を読んでしまったものですから、全面的に受け入れる事は難しいところもあります。それでも、この本を途中で投げ出さずに読み終わりましたので、まだ、私にも未練があるということでしょうか。
人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない
- 作者: 見城 徹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/04/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)