【あらすじ】
東部最大規模の警護会社P3S。新入りのジュンはそこで、看板スターであるグレイ・ラブストックと最悪の出逢いを果たす。グレイはジュンのことをレディ呼ばわりした上に、なんとしてでもP3Sを辞めさせたいらしい。けれど、ジュンは気づいていた。いつの間にか、グレイのことばかり考えている自分に。そんなときグレイのパートナーとして初めての任務を言い渡される。任務は順調に思えた矢先、ジュンは卑怯な罠にかかってしまい!?ボディガードシリーズ、文庫になって復活! 書き下ろし『ティーカップ』収録。(SHY文庫・大洋図書より) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 作品お気に入り度 ★★★★☆ 挿絵お気に入り度 ★★★★☆ 感想。。。 たけうち りうとさんの作品は好きなのでいろいろ読んでいるのですが、このシリーズだけは既に廃刊だった事もあり、中古本でも手に入れづらく未読のままでした。 なので今回の新装版復活はめちゃくちゃ嬉しかったです! しかも挿絵はワタシのお気に入りの絵師さん(北畠 あけ乃さん)♪ 発売前からテンション上がっていました^^ 感想アップは随分後になってますが、購入後、積み本棚には置かずすぐに読みましたよ。 もうめちゃくちゃ面白かったです! ・・・と言っても、正直、最初はグレイの捻くれた感情表現が分かり辛く、小洒落た会話のやりとりも、ん?今のはどういう意味だ?って思う部分もあって、一読した後、時間を置かずにすぐ再読しました。 うん、何か掴めた!って実感出来たら、グレイの言動が全部可愛くて仕方がなかったです。 ホント、分かり辛いなー^^; 最初こそ戸惑っていたジュンだったけれど、グレイに対してとても気長に対応していたジュンは凄い! そういうジュンだからこそ、グレイの思いは届いたのね^^ 起こる事件もその展開も、まるでハイレベルなハリウッド映画を観ているようなドキドキハラハラ感。 2度読みしてても緊張したーっ。 そしてジュンが拉致された一連の状況は何度読んでも辛い>< ノーランは弟にはとても優しい兄だったんだろなと思えるので、あの結末はなんとも言えない気分だった。。。 ジュンやグレイの他、P3Sの面々がまた個性的で楽しかった。 ランディ、オーター、ウラジミール、レーナ。 そしてちょろっと登場してきたトム・ショルティ。 ほどよくBL風味が効いていてとにかく面白かったです。 シリーズ続編も新装版で発売されるらしいので、とても楽しみにしています♪ 書き下ろしはジュンがP3Sに来る前に、すでにジュンに一目惚れしてしまったグレイがなんとかP3Sを追い出そうとオーターに厳しい訓練を頼んでる話でした。 グレイとオーターの噛み合わない会話が面白かったです。 余談ですが、ワタシの脳内ではジュンの声は福山潤くんになってしまうのですけれど(^^)