-この本を読めば、なまけのものという
自分の才能に感謝することになるだろうー
「なまけもの」って言葉にはけっこう
ネガティブなイメージありますよね。
でもこの本読むと、「なまけものだからこそ成功できるんだ」と
思うようになること請け合いですよ!
なまけものの自分がちょっぴり嫌だ…
そんな方にはぜひ読んでいただきたいです。
■前進型のなまけものになろう■
この本に登場するなまけものには
3タイプあります。
①前進型のなまけもの
→なるべくなまけたいという思いを出発点に、
いつも工夫しながら前へ進むタイプ。
②堕落型のなまけもの
→いつまでもダラダラして、前を進もうとしないタイプ。
③幸福型のなまけもの→
自分が怠けて成長できなくても、
ストレスを感じず幸福を実感できるタイプ。
この本では①の前進型のなまけものを目指し、
なまけものでありながら、前に進むための
57のノウハウが掲載されています。
例えば
「人を巻き込む」、
「自分に厳しくしない」、
「続けることに努力しない」、
「最初の10日に力を入れる」など、
明日からでもすぐ使えそうな具体的なノウハウが満載。
この本の面白いところが、
別に働き者を目指してるわけではない、
ということです。
この本は「なまけものは才能だ」と開き直り、
その性質をうまくコントロールしながら
「賢く怠ける」方法を伝授しているところが
すごくユニークなんですよ。
■働き者は工夫しない■
この本は、「働き者」についての評も独特です。
以下引用。
働き者であることは、必ずしも利点であるとはいえません。
むしろ「工夫」という武器を持ったなまけもののほうが
有用な存在なのです。
いわく、働き者は、コツコツ頑張ることにストレスを
覚えないため、物事を正攻法でのみ行うことが多く、
仕事の「質」よりも「量」に目を向けがちになります。
ところが、なまけものは正攻法で望んでも
簡単にギブアップすることが分かっているため、
常になんらかの工夫を考えます。
たとえばプロジェクトリーダーであれば、
自分が怠けるため部下の力を最大限に活用し、
いかにたやすく成果を挙げるか工夫します。
努力や根性でひたすら頑張り続ける働き者より、
他人の力を借りながら要領よく結果を出す
なまけもの…。
なんだかその生き方が羨ましくなってきませんか??
■総評:なまけものの人生を好転させる本■
始められない、続けられない、だらだらしてしまう。
そんなあなたの「やれたらいいな」を実現するための
きっかけになる本だと思います。