この本の著者の長谷川雅一さんを知ったのは、動画サイトで、楽器系の動画を探していたのがきっかけだった。 ギターが弾けて、”ラジオヤジ”の名で、今流行のビデオブロガーもやっているらしい。 起業についての動画を見て面白かったので、本も買ってみた。
さて、この長谷川雅一さんは、高卒でギターの専門学校を卒業して以来、一度も就職したことがないそうだ。 就職していないといっても、ニートやフリーターだった訳ではなく、自分で仕事を創って稼いできた人。 キター教室、学習塾、パソコン教室、印刷業、パソコンショップなど、手がけたビジネスは50種を超える。
そんな著者のアドバイスは、実践的で、初めは副業として、なるべくお金を掛けずに小さなビジネスを始める事をすすめている。 資格や技能はあった方がいいが、必須条件ではなく、アイデアと、とにかくやってみる実行力が重要だそうだ。 常に商人の目で、ビジネスの種を探す事が必要。
本書では、具体的な起業例として便利屋、お掃除代行業、リサイクル業、などが紹介されていて、チラシの描き方や電話の対応も丁寧に説明されている。 正直、この通りに起業して生活していけるかは、疑問だが、ヒントにはなると思う。
自営業のよさは、好きな仕事だけを、自由に働けて、いつでも休める、事だそうだ。 そんな生活ができたらいいなーとは思う。 でも、自分には無理。 いや、無理だと思っていては何事も始まらないのだろうな。
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