おいらがパソコン通信を始めたのは1996年の春。
同じ年に So-net が商用プロバイダとしてサービスを開始し、秋にはおいらもインターネットの世界に参入したが、日本のインターネットはまだ本当によちよち歩きの時代で、電子メールやチャットや電子会議室(今のミクシィのコミュニティのようなもの)などの文化は、全てその前のパソコン通信時代に花開いたものだ。
のちにミクシィが成功したのは、ワールドワイドなネット世界の中で、あえて紹介を必要とする会員制を採り、パソコン通信時代の雰囲気を復元したものだったからである。
さらに時代をさかのぼり、1985年、10メガ(ギガではないよ!)のハードディスクが40万円もした時代に、大分県で産声を上げたパソコン通信ネットが「コアラ」。その歴史を綴ったKindle本(電子書籍)がこれだ。
今も別府のお友だちの多くが利用するインターネットプロバイダとして成長し、おいらが加入している別府八湯メーリングリストのホストサーバもコアラである。
別府の人たちとの交流が始まったきっかけは、1997年、おいらがインターネット上に開設したばかりのホームページ「とし博」に別府旅行記を掲載し、それがコアラの会議室で話題になったからである。
今でこそ別府温泉は首都圏のテレビでも頻繁に紹介されるようになり、地獄蒸し、とり天、貸し間などの専門用語も理解されるようになってきたが、バブル崩壊後、東京から来た夫婦が7泊8日で別府を巡り、そのレポートが当時はまだ珍しかった個人のホームページから世界に向けて発信されたことは大事件だったようだ。
ホントはタブレットで読むべきなのだろうが、Amazon KindleというAndloidアプリを使えばスマホでも読めるというので、さっそくインストール。
スマホのメモリ容量を確保するため、AppMgr というアプリを使って、Amazon Kindle本体はSDカードに移動。
下の写真は移動後なので「携帯端末に移動」という元に戻すためのボタンが表示されている。
Amazon Kindleを起動。
アマゾンで買い物をしたことがある人なら、登録しているメールアドレスとパスワードでサインインすればKindle本の購入が可能だ。
さっそく購入。
スクリーンショットだとこうなってしまうが、読むときは上下がこんな風に切れてしまうわけではない。
2本指スワイプで拡大が可能。これならおいらでも裸眼で読める!(笑)
まだ読んでる途中だが、おいらのFacebook友だちも大分県人が圧倒的多数で、また彼らの情報発信力がすさまじいことについて、その県民性を知る上でも非常に参考になる。
おいらが7歳から20歳まで育った徳島県にも共通する土壌はあるはずなのだが、1年中いいお湯が湧いている別府と、県外からの観光客が1年のうち4日しか来ない徳島との差はあまりにも大きい(-_-;)。
実際、おいらは徳島にUターンする気持ちは1ミリもないが、晩年は温泉のある場所に住みたいという気持ちも含め、別府に役立てることがあればそのために生きたいとは思う。