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青木理というジャーナリスト

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今年の3月末までTBSラジオにDIGという番組があり、金曜日は青木理が担当でした。その番組を聞いて私は氏の考え方に深く共感いたしました。DIGは終わってしまいましたが、私は氏の発言を出来るだけたどっています。残念ながら氏はツィッターもフェイスブックもブログもありませんから、大変です。どうやらテレビには定期的に出演しているようですが、私はテレビをもっていません。ポッドキャストでアップされる氏のコメントを聴いています。
私は氏の著書を一冊も読んでいないことに気がついて、アマゾンで彼の代表作「絞首刑」を購入して読みました。
しらなことが満載。第一に日本で執行される死刑が「絞首刑」だったなんて!
「絞首刑」の第一部では死刑執行に携わる関係者の業務や思いが書かれています。これを読むのは厳しかった。ということはこの関係者の方々の重たい任務に思いを馳せて辛かったです。
第二部は実際に死刑が実行されるまでの死刑囚の日々、そして被害者の日々、等が実際に青木理が面接や手紙の交換などを通じて語られています。
辛く重たく読むに耐えない本でしたが、やはり読んで良かったと思っています。そして青木理の「絞首刑」に向き合ったその真摯さ、そして私達に訴えたいという熱意に圧倒されました。巻末にこの本を書くために読んだ本等が列挙されていますが、その膨大な量に、ますます尊敬の念を新たにしました。
「是非読んでください」とはいえません。辛すぎますから。
特に衝撃的だったのは、極悪非道の殺人事件を犯した3人の少年の事件です。そしてまた己の罪過を深く反省し、クリスチャン洗礼を受けた死刑囚の死刑執行日がなんと12月25日だったという奇遇。
私は以前から死刑制度に反対していましたが、ますますその思いを強くしました。


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