昨年の12月に松江市教委が、
原爆に対する悲惨さと
平和の大切さについて描いた漫画、
「はだしのゲン」に対し、
市内の小中学校の生徒に
貸し出し禁止要請を出した。
なぜ「はだしのゲン」が
いきなり貸し出し禁止になって
しまったのか。
その原因は、
「はだしのゲン」の漫画内にある
過激な描写にあった。
松江市教委によると、
その過激な描写とは
小学生や中学生に悪影響を
及ぼすものらしい。
勝手に生徒たちだけで
「はだしのゲン」が
読まれることが禁止され、
教師の許可なしでは、
閲覧すらできない状況だ。
ちなみに「はだしのゲン」は、
原爆による悲しみを
子供たちに知ってほしいとして、
私たちの中学校でも
「映画」で見る機会があった。
正直な感想を言うと、
「一度見ただけで
ほぼ記憶に刻まれ、
もう二度と見たくはないもの」だった。
ただ、平和の大切さを
本当に知ることができたし、
多少過激な描写があっても、
これからの日本を背負う若い世代に
もっと見てほしいと思った。
「はだしのゲン」の漫画については
私は読んだことはないが、
貸し出し禁止にされるのは
少し違うような気もする。
むしろ、
子供たちの「原爆に対して
考える機会」が与えられないのが
残念で仕方ないという声も。
松江市教委の「はだしのゲン」
貸し出し禁止の方針が
これから変わるのかどうかは
まだ分からないが、
今を生きる小中学生が
平和の大切さを
本当に知ることができたら、
それで十分だと思う。
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