尖閣列島を舞台にした小説。
かなりのリアリティがあり、この小説のようなことになるのでは
ないかという懸念があります。
したたかな中国は、魚釣島に軍隊を上陸させる計画を実行に
移そうとしていました。
この動きを日本でも一部の人間が察知していて阻止すべく事前
準備をしていました。
その時期は、日本が政権交代の真っ最中で行われる公算が
強く、双方の関係者は軍事作戦による駆け引きを裏で行って
いました。
小説の中では、中国国内でチベット問題が騒がれ政府はこの
ことを嫌い、国民の目を外に向けさせるために尖閣諸島上陸を計画し、
アメリカに対しては米国債の手放しをすると脅し、このことで
アメリカは日本が思っているほど介入できず
また、中国を旅する日本人旅行者が麻薬所持で拘束され政府は
尖閣上陸を阻止できないという最悪の事態に追い込まれます。
そして、尖閣喪失という結果を招くことになりそうです。
読者は、防衛ということを考えさせられることとなります。
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読書を楽しむ「尖閣喪失」
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