Quantcast
Channel: So-net blog 共通テーマ 本
Viewing all articles
Browse latest Browse all 53333

BL小説「妄愛ショコラホリック」 (川琴ゆい華)

$
0
0

妄愛ショコラホリック (白泉社花丸文庫 か 7-3)

妄愛ショコラホリック (白泉社花丸文庫 か 7-3)

  • 作者: 川琴ゆい華 画:北上れん
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2013/05/21
  • メディア: 文庫
【あらすじ】
三軒茶屋でカフェを営む佐倉頼朝の前に、突如舞い戻った由利高晴。超イケメン&世界一のショコラティエとなったその男は、昔、頼朝がバレンタインにこっぴどく振った、冴えない後輩だった。驚愕の独善解釈で十有余年想い続けていたという高晴は戦慄もののド変態で、疎遠中も謎のルートで頼朝の写真や物品を蒐集、コレクション部屋を作り、それを守る番犬の名前はヨリトモ(アフガンハウンド)――か、完全に病気である! はたして頼朝は一途な男の妄愛を躱しきれるのか!? 2013年5月刊。(白泉社・花丸文庫より)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 作品お気に入り度 ★★★☆☆ 挿絵お気に入り度 ★★★☆☆ 感想。。。 発売当初から気になっていた本。 レビュー評価も高かったので思い切って読んでみる事にしたのですが、想像以上に面白くて楽しかった! 高晴の変態&ストーカーぶりが極めてすぎてて、もう最高でした。 ここまで極めたら凄いな、っていうのと、キモすぎる~っていうのと・・・。 もう際々のボーダーラインなのですが、それでも“凄い!”が勝るのは、川琴さんのあとがきにも書かれていたように、高晴は自分を"変態"だとこれっぽっちも思ってないところと、あと、根はすっごい誠実な青年である事が読んでてヒシヒシと感じられるからだと思います。 2人の関係が変わっていく様子も、高晴の好き好きモードに押し切られて・・・というんじゃなく、頼朝の感情が徐々に変化していく様子がとても丁寧に書かれています。 なので2人がくっついた時もとても自然に受け入れて読み進められました。 高晴がなぜそこまで頼朝の持ち物や頼朝の近況を理解していたか・・・の影の協力者(?)がまさかの健斗っていうのもビックリだったけれど(灯台下暗し!)、でも、憎めない友人。 健斗に関しては一層の事、ミッシェルとくっ付いちゃえ!と思って読んでいました(笑) 根っからイヤなキャラも登場しないし。 頼朝にちょくちょく、ちょっかいを掛けていた我妻も、最後は“情”を優先する良い人だった。 とにかく高晴の何があってもへこたれない頼朝への思いは必読(笑)! 最高に楽しいBL本でした! 良かったです!!

Viewing all articles
Browse latest Browse all 53333

Trending Articles