【あらすじ】
東京・谷中に佇む月影寺。その片隅に建つ古い日本家屋には二人の青年と二匹の猫が住んでいる。骨董鑑定の才があるものの、今は小間物を作って細々と生計を立てている家主の白藤晴と、居候の骨董オタク・宇多蒼一郎。そんな白藤家に、銀行員の梶という男が訪ねてきた。晴の亡くなった祖父に用事があるという梶は、どうやら骨董贋作にまつわるトラブルに巻き込まれている様子。過去の因縁から骨董を忌避する晴は、なんとか関わり合いにならぬようにしていたが、事態は殺人事件に発展し…!?(富士見L文庫・富士見書房より) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 作品お気に入り度 ★★★☆☆ 挿絵お気に入り度 ☆☆☆☆☆※挿絵なし *一般文庫 感想。。。 お気に入りの谷崎さんの一般文庫本。(2014.10月刊行) 谷崎さんの書く物語はいつも面白いのでBLじゃなくても迷わず買ったのですが、正直、ちょっとこの物語はワタシには合わなかったかなぁ。 骨董に対する説明が多くて、思いのほか物語が進まない^^; なので骨董品トラブルの展開がついていけない・・・(苦笑) そして主人公・晴は何か秘密があるようなのだけれど、それが明かされるのに焦らされ過ぎなのも読んでてちょっとイライラ。 晴と居候・蒼一郎、幼馴染・国崇との3人のやりとりはBL好きならニアっぽくて楽しめる賑やかさなのだけれど、なにぶん一般文庫(BLじゃない)のでその辺りは微妙。。。 個人的に読み終えるのにとても時間が掛かってしまいました(苦笑) 谷崎さんの次作を楽しみにしています。 (読了日:2014.12.10)