東野圭吾さんの小説「宿命」のあらすじと感想なんかを書いた記事です。
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今回ご紹介する本は東野圭吾さんの「宿命」です。
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東野圭吾さんの作品全てに共通しているのですが、読み終わって作品を振り返ると「タイトルが秀逸で物語の世界観を一言で表現しているな」と毎回強く感じるのですが、
今回の「宿命」はタイトルの秀逸さが私がこれまで読んだ本のなかで文句無のナンバー1です。それだけ、結末にも驚くし、「タイトルやべぇー」って純粋に感嘆してしまいました。
ちなみにこの作品、文庫化された際の謳い文句が「宿命を読まずして東野圭吾は語れない」だったそうです。確かに…この文句間違ってないですよ!!
さて、そんな「宿命」の簡単なあらすじです。
幼馴染であった和倉勇作と瓜生晃彦の二人が主人公。
学力、運動神経共に優れた二人は小学校時代からお互いを意識して、競い合っていた。
また、勇作には高校時代に付き合っていた女性がいたが、勇作自身の諸事情により別れ余儀なくされた過去があった。
その後、社会人となりお互いが違う道を歩んでいたのだが、『とあるきっかけ』で晃彦に再開すると、彼の傍に妻として立っている女性は、正しく高校時代に勇作が付き合っていた女性だった。
※『とあるきっかけ』が物語の軸となる殺人事件であり、その事件を担当したのが、警察官になった勇作で、その容疑者の家族こそが晃彦だった。
殺人事件をきっかけに再会した二人の前には、またしても目に見えない「宿命」が立ちはだかる。
こんなことをいっては問題かもしれませんが、本作品の事件そのものは東野圭吾さんの他の作品と比べてもとりたて驚愕するような物凄いものではないと思います。
どちらかというと淡々と解決に向かうって感じです。
ただ…何度も書きますが、その背景に潜む二人の「宿命」の結末が非常に衝撃的です。
読み終えたら必ずタイトルを見返したくなる、そんな一冊です!!
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小説 宿命(東野圭吾) あらすじとアサキの感想
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