前回の記事更新の後、仕事が慌ただしくなり、また、2014年は長期の出張が続き、なかなかブログの更新をすることができず、2015年、新たな年となった。今年もよろしくお願いします。
2015年の元旦の朝、仕事帰りに撮った初日の出がこれ。
年明け2日目の今日はしばらくの間ツンドクだった2冊を読んだ。
◯「ウイスキーと私」(竹鶴政孝)
ドラマ「マッサン」のモデルとなった竹鶴政孝氏の自伝である。日経の私の履歴書に書いた文をベースに、ニッカウィスキーから刊行されたものの復刻版がNHK出版から刊行された。本の帯にもある「顧みるとウィスキーで苦しみ、ウィスキーで喜んだ人生であった」という巻末の一言につきる。その内容は、著者の技術者としてのひたむきな姿勢、前向きな考え方、継続することの強さを感じるところである。本文の後に続く、「ウィスキーの正しい飲み方」、「舌と鼻」という筆者によるコラムも興味深く、大変よい読後感だった。
◯「非営利組織の経営」(P.F.ドラッカー)
通常の企業が売り上げ等、分かりやすい基準で評価できることに対し、非営利組織はより長期の目標が大切で、個人の能力を最大限に生かして成果を生み出すことが肝要であるという内容は示唆に富み、参考になるところが多いと感じた。
いずれも一年の計を考えるのによい本である。今年もすばらしい年になるように、仕事に、音楽に進んでいきたいなと思う年のはじめである。
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年のはじめに読んだ2冊
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