【爆笑する組織 会社を強くするだじゃれ仕事術/鈴木ひでちか/14年9月初版】
家や職場を、笑いがあふれる楽しい場所にしたいですよね。でもそう簡単にはいかない。
そうできない理由は何か。笑いのセンスがない、自分に余裕がない、プライドが邪魔する。そんなところが原因でしょうか。
笑いのセンスを磨くには、自分に合った笑いを取り入れるのがいい。ダウンタウンが面白いなら、彼らのDVD見るとか。面白いと思う人のマネをする。
自分に余裕をつくること。これは人生の目標のひとつです。お金であったり、時間であったり、ポジションであったり。どうしても自分と他人を比較しちゃうので、劣ってると感じちゃうと余裕がなくなる。
釣りバカの浜ちゃんみたいに、マイワールドをつくるのが手っ取り早いかも。あとは断捨離、いわゆる禅の境地。これも難しい。やっぱり「余裕」を得るというのは、人生の大いなる目標です。
プライド。いいかっこしようと思わなければいいのですが。いいかっこしようと思うのは本能なので、これもなかなかどうして簡単に捨てれない。
「人を喜ばせよう」という心境に達した人や、組織の生産性を上げる必要があるポジションについた人は、みんなの緊張を溶かして、リラックスした組織にすべきという本。
ビジネスシーンでだじゃれを効果的に活用してる人の共通点は以下の2つ。
・目的意識を持ってだじゃれ(ユーモア)を意図的に使っている。
・それにより、周囲にポジティブな影響を生み出している。
上司が意図的にユーモアを発揮することの効用は以下の5つ。
①だじゃれ(ユーモア)は、チームに適度なリラックスした雰囲気をもたらす。
②だじゃれ(ユーモア)は、メンバーとの距離を縮めて、相手の本音を引き出しやすくする。
③だじゃれ(ユーモア)は、メンバーの気持ちをポジティブにして、前向きなチャレンジを引き出す。
④だじゃれ(ユーモア)は、楽しさを共有して、チームに一体感を生み出す。
⑤だじゃれ(ユーモア)は、笑いをもたらすことで、メンバーの創造性の発揮を手助けする。
言われなくてもわかってることばかりと思いますが、あえてメモしました。著者いわく、今日のビジネスの現場はかつてないほど乾ききっていて、ゆとりや潤い、すなわち''あそび''を求めているとのこと。みなさんの職場はいかがでしょうか?
以下に読書メモを。
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<だじゃれとオヤジギャグの違い>
一言でいうとオヤジギャグは自己中心的、だじゃれには「愛がある(相手中心)」。オヤジギャグは自己満足。
「オヤジギャグを言う人(煙たがられる人)の共通点」
・思いついたら片っ端から口にする
・場所や状況をわきまえない
・急に会話に割り込んでくる
・しつこい
・ドヤ顔をする
・聞こえないふりをしてもお構いなしにかぶせてくる
・周りが迷惑そうな顔をしても、嬉しそうにしている
・仕方なく愛想笑いをするとさらに調子に乗る
「ギャグハラ」
偉い人が、その立場を使って、若い人たちに対して、笑うことを強要する嫌がらせ。
「だじゃれを言う人の特徴」
・場の雰囲気をよく見ている
・周りがよく見えている
・ムードメーカーである
・日頃から気持に余裕がある
・頭の回転が早い
・どのような状況でも臨機応変に対応できる
・その人がいると場がパッと明るくなる
相手が緊張している、深刻に考えすぎている、場の空気が重たくなっている。そんなときこそ、身体を張ってユーモアでその場の雰囲気を和ませ、周囲との関係を円滑にすることができる。それがだじゃれの真髄。
<日本語はだじゃれ向き>
日本語には母音があいうえおの5つしかない。これは世界的に見てかなり少ないほうで、フランス語は13、英語は31も母音が存在する。また子音は日本語が15、フランス語が20、英語は22ある。日本語は母音と子音の組み合わせが少ないことから同音異義が発生しやすく、音節が必ず母音で終わることから、似通った音をつくりやすい構造になっている。
<サーバントリーダーシップ>
上に立つ人が偉いのではなく、むしろ、メンバに対する奉仕・支援のスタンスを大切にする。それによって、一緒に働くメンバの協力姿勢や主体的な貢献意識を引き出すリーダーシップ。
上下が逆さの逆ピラミッド組織。お客様に最も近い立場にあるメンバー層、現場スタッフが最上位にあり、それを支えるように管理職、経営陣がある。
本社はサポートオフィス。本社はメンバが働きがいのある職場となるように支援する裏方。
<古川機械金属のブランディング、予算100万円で広報がとった手法>
事前準備としては、ホームページや会社案内のリニューアル。予算外。
(⇒一般的にはホームページのリニューアルコストは5~8百万円前後でしょうか。)
「世の中一般で自社の事を知らない人」「とくに10~30代の古川機械金属を知らない若い世代」が広報のターゲット。
たった100万円でどうやったら世の中のたくさんの人に自社のことをアピールできるのか。広告代理店の営業担当と相談したどり着いた答えは「電車のドア広告」。
電車のドア広告は、通常路線単位での契約が基本だが、当時消えゆく運命にあったJR中央線、山手線、埼京線、横浜線での6扉車輛限定のドア広告が特別価格で募集されていた。両開きになっているドアの左右に貼られるのが特徴のドア広告。「ドアの左右で対比させて、何か面白いことはできないか」
熱い議論が繰り返された結果、降りてきたアイデアが「古川気合筋肉」のフレーズ。社名をもじった一発逆転のキャッチコピー。社内決済は役員は反対したが、社長が「カネをつかってやるならこれだろう」と承認された。
プロモーション効果の拡大を狙ってTwitterの活用を行う。同社の電車広告を見て、何かしらツイートした人がいたら、それに返信・リツイートすることで「古川気合筋肉」の拡散を試みた。実際に広告の掲載が始まると、「何だこれ?面白い」といったツイートが写真入りでTwitter上を飛び交った。電車広告に関するツイートを見つけては、「古川気合筋肉」名のアカウントでコメント。こうして自社名をじわじわ浸透させた。
笑って幸せになろう♪
しかめっ面してたらロクなことがない♪
簡単なことだ♪
笑うとすべてがうまくいく♪
ランディニューマンでLaugh and be happy♪ あいかわらずいい歌うたいますよね。
関連図書:
【コーポレートブランディング格闘記/石井淳蔵、横田浩一/07年3月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2013-08-31
【10万人に愛されるブランドを作る/中田華寿子/12年5月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2013-07-20
【GROW本当のブランド理念について語ろう/ジム・ステンゲル/13年1月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2013-07-16
【ハーバード流宴会術/児玉教仁/12年12月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2013-02-16
【間抜けの構造/ビートたけし/12年10月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2013-01-12
【超入門 失敗の本質/鈴木博毅/12年4月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2012-09-08
【それ、パワハラです/笹山尚人/12年7月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2012-09-04
【採用基準/伊賀泰代/12年11月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2012-12-25
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