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昼に
碧き月の下
月光(ひかり)の筋にぶら下がる
羽透かす古代(いにしえ)のむすめ等(ら)よ
肌(はだえ)を露(あらわ)に
ましろき闇へと我を誘う、
天の娼婦よ
街
むすめ等(ら)は
純白のキャミソールに下着(ぶら)を透かし
あどけなき、
悩ましき そのゆびと笑いで
肉に夢をやどし現世(うつしよ)を奏(かなで)る
午(ひる)下がり
僕は生活に追われながら
十指で空(くう)の楽器を鳴らす
僕はおんなの肌に 夢見ていたとき
―触れていた―
その呟きは部屋にとおく響いた
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