久しぶりに図書室へと行くと、借りる際のカードの更新時期となっていた。3年は早いなぁ。
で、上野正彦さんの著書は何冊か読んだけれど、書いていなかったので、少し書いてみます。
よくテレビで事件などあると、コメントを求められる、法医学のスペシャリストなお方。
監察医制度は、全ての県にあるわけではない。
ん~、この辺は色々と書きたい事もあるけれど・・。
このお方の書物からは、真摯にご遺体と向き合ってる、という気持ちが伝わるのです。
さて、この本の中には<お世話になりました>という項目がある。
この一文は老人の自殺の際の遺書になるわけだが、
それが『病気を苦にしての自殺』という事で40%。
その中でも、死に迫った病気は少ない、という。
上野氏曰く、これは表向きの数字である。
家族の問題や疎外感、が原因ではないかと。
これは、私も同感。
ただ老人は非難し抗議する事もなく、静かに死を選択する、という。
切ない。
タイトルの『監察医の涙』ですが、やはり涙してしまう事があるのだな、と思いました。
仕事とは言え、やはり苦しい、胸がしめつけられる、仕事。
自分もしっかりとしなくては、と思います。
追記*久しぶりに書くと、まとまらない・・・。
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