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読書『監察医の涙』

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監察医の涙

監察医の涙

  • 作者: 上野正彦
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2010/06/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
久しぶりに図書室へと行くと、借りる際のカードの更新時期となっていた。3年は早いなぁ。 で、上野正彦さんの著書は何冊か読んだけれど、書いていなかったので、少し書いてみます。 よくテレビで事件などあると、コメントを求められる、法医学のスペシャリストなお方。 監察医制度は、全ての県にあるわけではない。 ん~、この辺は色々と書きたい事もあるけれど・・。 このお方の書物からは、真摯にご遺体と向き合ってる、という気持ちが伝わるのです。 さて、この本の中には<お世話になりました>という項目がある。 この一文は老人の自殺の際の遺書になるわけだが、 それが『病気を苦にしての自殺』という事で40%。 その中でも、死に迫った病気は少ない、という。 上野氏曰く、これは表向きの数字である。 家族の問題や疎外感、が原因ではないかと。 これは、私も同感。 ただ老人は非難し抗議する事もなく、静かに死を選択する、という。 切ない。 タイトルの『監察医の涙』ですが、やはり涙してしまう事があるのだな、と思いました。 仕事とは言え、やはり苦しい、胸がしめつけられる、仕事。 自分もしっかりとしなくては、と思います。 追記*久しぶりに書くと、まとまらない・・・。

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