* 甘栗と戦車とシロノワール, 太田忠司, 角川書店, 9784041001684
太田忠司の新シリーズ、高校生探偵・甘栗くんものの第2弾である。
実は第1弾を読んでいないのだが、装丁と裏表紙の釣り書きを見て買ってしまった。
いわく、「元気になれる青春探偵ミステリ!」。
・・・なのですが、ちょっと看板に偽りありだなぁ、と。
確かに、ストーリはなかなか面白い。少々エキセントリックな脇役やら、主人公の生活スタイルの描写、タイトルにもなっているコメダコーヒー店の名物だとか、なんだかんだの肉づけもうまくいっていると思う。
なのですが、要するにこれ、ばっちりハードボイルドものなんですね。巻末にチラと引用されるチャンドラとか、一人称が「私」だったり、後から考えてみると、もう作者は明らかに意識して書いている感じだ。
そういうのは別に嫌いというわけではないのだが、ちょっと看板に偽りあり、かなと。それほど大部でもなく最後まで一気に読めるので、逆に読み始める前の印象と違うのがクローズアップされたり。
まぁそんなこと気にせずに読んで楽しめればよいという話もあるので、、、編集者か出版社の問題なのかも。
ところで甘栗君の愛車、Giant Escape R3。実は同じのに乗っている(色は違うけど)。時速18kmがまぁまぁの速度って、さすが高校生若い、という感じだが。(笑)
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