内容(「BOOK」データベースより)
仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。
引っ越し先の、子供の頃に少しだけ過ごした思い出の商店街で
奇妙なプレートを飾った店を見つける。
実は時計店だったそこを営む青年と知り合い、
商店街で起こるちょっぴり不思議な事件に巻き込まれるうち、
彼に惹かれてゆくが、明里は、ある秘密を抱えていて…。
どこか懐かしい商店街が舞台の、心を癒やす連作短編集。
いつもはコバルト文庫で、ファンタジー物を書かれている
谷瑞恵さんの普通(?)の小説です。
谷瑞恵さんの小説なら、どんなジャンルであれ、
面白いに決まっている!!
と、そこは、心配してなかったのですが、
男の人がかっこよくないかも・・・
と、ちょっと不安でした。
(だって、唯川恵さんの小説・・・コバルト文庫のときは、
男の子がかっこよくて、きゅんきゅんさせてくれたのに、
普通の小説では、うーんと思う人が多くて・・・。
話は、面白いけど、きゅんきゅん出来なくなって寂しいです)
読んでみると、
話も面白くほのぼのとし、男の人もかっこ良くって
良かったです。
(まあ、コバルト文庫で書かれているような、超人的?な
かっこよさではなかったですが、
逆にそれが、このお話にはあっていて良かったです)
うーん、しかし、これからは普通の小説も
どんどん書かれていくということなのでしょうか?
と、いうことは、コバルト文庫は卒業されるのかな?
もしそうなら、楽しみなような寂しいような。
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