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動物に魂はあるのか(中公新書)

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『動物に魂はあるのか』
金森修(フランス哲学、科学思想史、生命倫理学)
中公新書(2012)
アリストテレス: 栄養的霊魂、感覚的霊魂、思考的霊魂 デカルトは動物を情念を持つ機械とみなす 動物が思考能力を欠いたただの機械仕掛けと考えた アリストテレス主義者=逍遥学派 修道院ポール・ロワイヤル、 動物を生きたまま解剖、機械だから問題なし ラ・メトリは人間でさえ機械と述べているのだから当然、 動物も機械だと主張しているように推定できるのだが、 そうではないということである。 ラ・メトリは霊魂不要説でありデカルトとは正反対の思想 ハイデッガーの『存在と時間』は未完成のまま公刊された 文学界から好まれ哲学界から嫌われたデリダ 動物の福祉論のピーター・シンガー 動物の権利論のトム・リーガン もしもどちらかのみ助けるとしたら 重症障害新生児よりも健康なチンパンジーを助けるべきである。 動物は安い餌を高い肉に変換する機械である。 ☆☆☆☆☆ 17,18世紀フランスを中心に動物の心を考えた人たちとその分析。 よく勘違いされることであるが 心も魂も持つことができるものではない。 心も魂も命の現象であり ある場所、ある時間に起こる出来事なので それを持ったりすることはできないのである。 東京ドームが巨人阪神戦を持ったりしないのと同じこと。 ・今日の一言(本文より) 動物は機械だから生きたまま解剖しても問題ない。 동물은 기계니까 산 채로 해부해도 문제 없다. 动物是机器,所以活体解剖也没问题。 It is no problem to dissect living animals because they are machine. Animals are machine so it is no problem to dissect them while they are alive.

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