岡田秀文/光文社/お薦め度 ★★★
月輪(がちりん)龍太郎シリーズ第二弾
わらべ唄ー欲しや欲しやなに欲しや 旦那さんの首欲しやー見立て殺人。続いてお嬢ちゃんの首、だるまさんがころぶから、居候の首欲しや、ふたりでさって逃げていく・・・
黒龍荘の主、政界の黒幕とささやかれる漆原安之丞。四人の妾との同居生活。わらべ唄の通り、首なし死体で発見される。秘書の魚住から捜査の依頼をうける探偵、月輪、それに付き合う語り手の杉山潤之助。
主に続き、ふたりの妾、居候が殺され、漆原の友人の医師と妾が出奔。黒龍荘に残るは魚住と妾の喜代だけ・・・
最後の最後にこのふたりも殺され、「そして誰もいなくなった」。
謎解きもアガサ・クリスティ風?週刊文春では高評価だったのに「看板に偽りあり」!?