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小説「妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず」 (榎田 ユウリ)

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妖奇庵夜話  その探偵、人にあらず (角川ホラー文庫)

妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず (角川ホラー文庫)

  • 作者: 榎田 ユウリ カバーイラスト:中村 明日美子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2013/06/21
  • メディア: 文庫
【あらすじ】
突如発見された「妖怪」のDNA。それを持つ存在は「妖人」と呼ばれる。お茶室「妖〓(き)庵」の主、洗足伊織は、明晰な頭脳を持つ隻眼の美青年。口が悪くヒネクレ気味だが、人間と妖人を見分けることができる。その力を頼られ、警察から捜査協力の要請が。今日のお客は、警視庁妖人対策本部、略して“Y対”の新人刑事、脇坂。彼に「アブラトリ」という妖怪が絡む、女子大生殺人事件について相談され…。大人気妖怪探偵小説、待望の文庫化!!(角川ホラー文庫・角川書店より)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 作品お気に入り度 ★★★☆☆ 挿絵お気に入り度 ☆☆☆☆☆※挿絵なし *非BL作品 感想。。。 単行本でも持っていますが、カバーイラストが明日美子さんというのと文庫でもう一度読み返したくて購入しました。 やっぱり良かったです、この物語。 てか、BLじゃない榎田さんの作品も好きです。 最初、ビックリするくらいウザいというか、暑苦しいというか、そういう印象の新米刑事・脇坂が、意外にもこの物語の緩和的役割をしてくれるようになり、最後はなんだか憎めない存在に。。。 伊織が脇坂を突っぱね切れない複雑な気分がなんとなく分かります(笑) 事件はちょっとゾっとするものでした。 結局、善にも悪にもなれる人間の心の弱さをついた事件でもあったかも。 ただ「座敷わらし」は絶対助かると思っていただけに、まさかの展開にショック。 座敷わらしの余韻が最後まで残って、ただただ辛かった・・・。 鱗田も味わいある刑事だし、伊織と同居してる芳彦やマメも可愛くて大好き。 伊織の本当の力も明かされていないし、青目も気になる存在だし。 まだまだ彼らの物語を読みたいです。 次巻は単行本は未読なので、文庫版で読もうと思います。 長くシリーズ化されるといいな^^ あ、でも女同士ってやっぱ、怖いや>< て、ワタシも女だけれど、この物語に登場してる外見ばかり気にするタイプの女友達はいないはず。。。たぶん^^;

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