今日はネクサス7での読書のお話しです。今更なところもありますし、他に詳しく検証しているサイトもありますが、一ユーザーからの視点と言うことで記事にしたいと思います。
続きは追記にて。
始めに。画像を使って紹介していますが、画像についてはデータ量が大きいため、縮小専用を用いてリサイズしています。拡大すると、文字がぼやける場合もありますが、それはそのためだと御了承ください。
さて、かく言う私ですが、始めはあまり電子書籍に乗り気ではありませんでした。その理由として、
1 実体がない(やっぱりお金を払う以上、「もの」が欲しい気がする)
2 読みにくそう
3 ラインナップが不安
などがありました。
そんな感じで、始めは電子書籍に手を出すつもりはさほどありませんでした。一応、新しいものが好きなので、興味自体はあるものの、と言った感じです。
さて、そんな折、ネクサス7を購入しました。タブレットに興味があったのと、仕事で使えそうと思ったからですが。そうなると、電子書籍はどうなのかな、という感じで試してみた次第です。寝る前にちょっと本を読みたいとき、ネクサス7だとバックライトで読みやすい、ということも後押しになりました。目は悪いですが、暗い中小さなBOOKライトで読んで、これ以上目が悪くなるのも嫌だなぁ、という所もありました。
あと、ラノベの冊数が数千、となると、部屋のスペースが本に取られてしまい困っていたのも、電子書籍に踏み切る契機になりました。
電子書籍というと、Kindle一強という印象が最近していますが、私が最初に手を出したのは、SONYのReaderアプリでした。ただのSONY好きですねwあと、出来たら日本のを応援したい、というところでしょうか。
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本はこんな感じで表示されます。自分でカテゴリーを作って、分けることも可能。
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こんな感じで、レーベルごとに分けたりしていました。
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何となく買ってみた電子版。
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電子媒体だけあってか、結構イラストがキレイに表示される、という印象です。
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文字の表示。Readerのアプリは、デフォルトで表示画面のロック機能が付いているのが便利だと思います。寝っ転がって読んでいると、思わぬ時に横表示になって、ということもあるので、ロックできるのは、小説を読んでいるときは結構重要な機能だと思います。
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文字を一番大きくしてみました。それでも、結構文字数が入っているかな?
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一番文字を小さく。こうなると、あんまり読みたくありませんねw
自分の好きな文字の大きさに出来るのも電子書籍のメリットだなぁ、と思います。私は、少し大きめにしておいて、一目で画面を見渡せるようにしています。
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ページめくりも紙のように出来る(カール)のもポイントですね。他には、スライドとフェードがあります。ただ、スライドは味気ないし、フェードはプレゼンならともかく読書にはイマイチなので、カールにしています。
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マンガ。電子書籍は、データが壊れない限り日焼けなどがないのも一つのポイントかな、と思います。
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ただ、マンガは見開きがあるので、一ページ表示だと限界が出てきます。こんな時は、画面の固定を外して横で見るといいのですが。
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リサイズの影響でぼやけていますが、見開きのページがちゃんと合わさっていないですねwここはちゃんとして欲しいかなぁ。アプリによっては、ちゃんと見開きがあわせてあるものもあるみたいです。
さて、マンガも紹介しましたが。実はリーダーとほぼ同時にKindleアプリも使い始めていました。そして、「ラノベはReader」「マンガはKindle」という感じで使い分けていました。
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これはアップデート後の仕様変更でこんな表示に変わってしまったのですが。
KindleはAmazonが展開していること、セールを頻繁に行っていることで電子書籍のトップに立っているようですが、実は私はあまり好きではないです。暫く使っていたのですが、どうしても気になるところがあって、購入冊数が増える前に利用を控えつつあります。
その最大の理由が、表示とソートです。
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Readerでは、自分でコレクション(フォルダのようなもの)を作って本を分けることが出来るのですが、Kindleはそれが出来ません。購入したものは、ソートのルールに従って、ずらっと並ぶことになります。
これがネックでした。10冊くらいだったらまだ気にならないですが、100冊を越えてくるとどうなるんだろう。使いにくくなることしか考えられず、利用を控えることになった次第です。
Amazonとしては、読むものだけを端末に保存。あとはクラウド管理、というふうに考えているのかも知れませんが。ただ、クラウド表示にしても、この様な感じなので、買えば買うほど見つけにくくなる、となるような予感しかしません。検索すればいいのかもしれませんけど。でも、せっかくならキレイに分けたいですよね。
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こんな表示の仕方もありますが、根本的な解決になりませんね。
あと、ソートがきちんとされないのも困ります。例えば、上の画像は作者別で表示しています。『暗殺教室』1、2巻が並んでいますが、
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3巻が別のところにあるのです。 理由が分からなくて困ります。
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タイトル別に並べると、こんなことになりました。『暗殺教室1』『俺物語1』『暗殺教室2』『俺物語2』と全く意味が分からないことになっています。それなのに、『HUNTER×HUNTER』はきちんと並べられているのがまた。
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これは作者別表示ですが。『となりの怪物くん』が1巻、10巻、2巻、3巻……と並んでいます。お前はWindowsかと。これだと、『ワンピース』を揃えたらどうなるのか、とちょっと怖くなります。
読むことに関しては、さほど不満はないだけに、この表示は早急に何とかして欲しいのですが。はてさて。
マンガ表示。
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Kindleはズームが、と別のサイトで見た気がしますが、私はズームを使わないので気になりません。
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ページのめくりがスライドしかないのは寂しいところ。味気ない気がするんですよね。マシンスペック的には一番優しいのかも知れませんが。
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見開き表示。間に白い線が入りますが、一応ずれはなさそうです。
小説は全然買ってないのですが、セールで買った本があったのでそれを。
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これくらいの大きさで読んでいました。
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メニュー。背景の色を選べるなら、ページめくりも、と言う気がしないでもないです。ただ、背景の色が選べるのは地味に嬉しいです。
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文字の大きさを最大にしてみました。大きいw
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一番小さくしてみました。読む気はしませんが、これくらいならまだ。
しばらくはこの二つを利用していたのですが。ただ、Readerストアがいつまでやってくれるのか、という不安。そして、ReaderのiOS向けアプリがなかったこと(iPad miniのレティナモデルが出たら、乗り換えるつもりだった)。Kindleの表示に不満があったことで、別のアプリを探すことにしました。
そこで選んだのが、紀伊國屋が展開している「kinoppy」でした。
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kinoppyを選んだ理由ですが。まず運営が紀伊國屋であること。ラノベ読むなら角川が運営している「BOOKWALKER」が良かったのかも知れませんが、どれだけ長くサービスを続けてくれるか、と考えたとき、実店舗で本屋も運営しているkinoppyがいいのではないか、と思ったわけです。
あと、本を本棚のように並べることが出来るのも、地味に嬉しいです。棚は任意に増やすことが出来、自分で棚の名前をつけることが出来ます。また、棚の中でも自分の好きなように本を並べることが出来ます。さながら、実際に本棚に本を並べるようなことが出来るわけです。
同じ棚に並べている本が多くなると、少し横を縮めて、表示数を増やすことが出来るのも地味に嬉しかったり。
ちなみに、私は今実験的に読んでない本は一カ所にまとめ、読み終わったときに☆〜☆×5まで分けた棚に並べるようにしています。ただ、これだとシリーズごとに並ばないことになるので、今後変更するかもです。評価自体は、別にすることが出来るので。レーベルごとか、作品ごとか、作者ごとか。こういう風に考えるのも楽しいです。
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使い始めたときは電撃文庫はないし、GA文庫はないしで物足りない面もあったのですが、少しずつ配信が始まって、本格的に電子書籍に移行できそうだ、と考えているところです。とはいえ、電撃文庫はまだまだ持っている弾に対して、配信している作品が圧倒的に少ないのですが。
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kinoppyには、標準の文字の大きさが設定してあります。それがこれ。適度な大きさで、どんどん読み進めることが出来ます。このおかげで、最近読んだラノベの冊数が増えているようにすら感じる次第です。
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一番大きくしてみました。あんまり大きくないですね。
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一番小さくしてみました。すでに豆粒ですwこれは無理。
最近では、マンガの方も購入しています。
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『七つの大罪』の配信も始まったおかげで、電子書籍に移行。
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見開き。ぴったり合ってますね。これはいいかも。
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ページめくりは、やっぱりカールにしています。指が触れる場所でカールの仕方が変わるのは芸が細かいです。本当に本をめくっているような錯覚すらしそうです。
そして、kinoppyのアプリの強みに、Dropboxとの連携機能があります。
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とりあえず、私は青空文庫をEPUB形式に変換したものをドロップボックスに放り込んでいます。iOSのkinoppyだと、テキスト形式でも読み込めるのですが、Android版ではうまくできず、暫定的にこのようにしています。
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ただ、自分でEPUB形式に変換していると、表紙を作らないと上から2段目のような状態(表紙がないので、どれがどの作品か分からない)状態になってしまうのは困りものです。
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なぜか、自分で作った同人誌を読んで悦に浸ってみたりもしましたw
さて、こんな感じで電子書籍を便利に利用しています。
利用してみて、場所を取らないのはやはりいいですね。普通の本だと、とりあえず後で読もうと思って積んでいたら、どこに行ったか発掘しなければいけなくなった、という事もあるのですが、電子書籍だとそういうこともありません(もっとも、もっと冊数が増えるとどうなるか分かりませんが。検索があるから大丈夫だと思いたいところ)
ただ、もちろん不満もあります。
まずは値段。個人的には半額にしろ、とまでは言いませんが、紙の本と値段が全く同じ(電撃文庫とかガガガ文庫のイラスト完全版とか)というのは、どうなのかなぁ、と。輸送費とかかからない代わりに、サーバー維持費がかかるのか?とも思うのですが。MF文庫などは、450円で販売しているので、不満を感じてしまいます。ジャンプコミックスが350円くらい、とか、もう少し安くできないのかな、と思ってしまいます。
また、紙の本の発売とタイムラグがあることも人によっては気になるところかも知れません。この辺は出版社ごとに違っているようなので、一概には言えませんが、例えばジャンプコミックスだと、紙の本の発売から3ヶ月後になっています。講談社は1ヶ月くらいかな?ちゃんと調べていないのですが、『惡の華』がそれくらいだったような気がします。
ライトノベルもまちまちです。自分が買っているところでの実感では、講談社ラノベ文庫、MF文庫J、オーバーラップ文庫は早いような印象です。講談社ラノベ文庫が1ヶ月後くらいで、MF文庫Jとオーバーラップ文庫は3週間後くらいでしょうか。ただ、十文字青さんの『一年十組の奮闘 3』を買おうと思ったら、まだ出てなかった(紙の本は4月発売)ので、一概には言い切れないのかなぁ、と思っているところです。
富士見ファンタジア文庫は3ヶ月後です。『デート・ア・ライブ 7』は同時発売をしてくれましたが、アンコールはそれがなく、待ちの状態。
電撃文庫はまだ展開シリーズが少ないのでよく分かりません。
そして、一番気になっているのが、ファミ通文庫。元々、押しているシリーズしか電子書籍化していないイメージが合ったのですが、リリース間隔がイマイチつかめません。『覇剣の皇姫 アルティーナ』を買おうとしているのですが、2巻がまだ出ません(紙の本は2月に発売済み)。1巻は電子書籍版が出るまで半年かかっているので、2巻が8月に出たら、半年後発売なのかな?と思うのですが。ただ、半年はあまりに長すぎる……。
こんな感じで、電子書籍版のリリーズタイミングは各社に任せられているような状況のようです。私は、「どうせ紙で買っても積んで読まないんだし」と開き直って、電子書籍版が出るまで待つようにしています。
ただ、『氷結鏡界のエデン』『不完全神性機関イリス』のような大好きなシリーズは、すぐに読みたいので、紙の本で買うようにしています。あと、電子書籍で出ていないシリーズは当然紙を購入です。ただ、「もしかしたらそのうち電子書籍版が出るかも」と思うようになったので、電子書籍版をリリースしているレーベルの作品で、ちょっと読んでみたいなと思うような作品は、タイトルだけチェックして電子書籍版が出るのを待つようになりました。
という訳で、完全に電子書籍に移行、という訳には行きませんが、かなり電子書籍に移行出来ている、というところです。仕事に行くとき、旅行に行くとき、「どの本を持っていこうかな」ではなく「読みたいものを全部持っていって、好きなものを読める」というのは、本読みにとっては幸せなことだと思います。『フレフレ少女』のマンガ板で、主人公が合宿先に少女小説を200冊持ち込む、という展開があったと記憶していますが、今なら端末一つに200冊入れることも可能なんですよね。興味があって読み始めたものの面白くなかった、と言うときはすぐに別の作品を読み始めることも出来るのも、ポイントが高いと思います。
電子書籍を使い始める前は、「本は紙が一番」なんて思っていたのですが、今は「便利に利用していけたら」と思うようになりました。今後の問題として、絶版はあるのか?やストアが終わったときにどうなるかといったものがあります。ただ、個人的には一度読んでしまえば何回も読み直したいと思う本はそんなにありませんし、死ぬまでに一度は読み返したいと思う本はありますが実際問題次々出版される本を楽しんでいたら、読み返すこともそんなにないかな、と思っています。なので、「読めなくなったらその時はその時」の精神で楽しんでいきたいと思っています。