
太田雅子(心の哲学)
勁草書房(2010) 閉包性: 物理現象の原因は物理的なものしかありえない ディヴィドソン:行為の理由は行為の原因である。 本書は説明からの因果関係の擁護を目指している。 スーパーヴィーニエンス supervenience 付随性or随伴性 トロープによる心的因果の擁護 タイプとトークン:分類の目印と個別的の特徴 トロープ説:性質をある時点における対象がもつ個別者と見なす 心的説明と物理的説明は共存できる 心と行動に厳密な法則性があると自由が失われる 理論として認めるにしては日常心理学はその他の科学理論に比べて正確さに欠ける 心的因果が息づいていると思われる日常的な行動説明がどうして成り立つのかを考える 心の因果性を選んでそれを見合う存在論を模索した エピフェノメナリズム:たまたま発生するだけ ☆☆☆☆☆ 興味深い心の哲学の論文。 因果関係の階層性の問題、 心的現象は物理現象よりも大きな単位なので 心的現象は物理現象と因果関係を持たない、 物理現象の因果関係もスケールの大小がある、 心的か物的かは叙述の密度の問題である。 宵の明星と明けの明星は同一であるというとき、 存在としては同一、現象としては別のもの。 行為の説明をすべてモノに置き換えて説明しないのは、 話が通じやすくて便利という以外の強力な要因があるはずだというが、 そんなものはない。 物理的説明は人間行動の説明に不便すぎるから心的説明を用いる。 心的因果の意義はその便利さにある。 心的説明は物理的説明にとってかわることができるが 応用性がなく不便なので使わない。 ・今日の一言(本文より、ディヴィドソン) 因果関係とは出来事同士に成り立つ個別的な関係である。 인과관계란 사건 간에 이루어지는 개별적인 관계이다. Causal relations are the individual relations between events. 因果关系是在事件之间所成立的个别的关系。