月が現れる
古い月がめくられる音がして
新しい月が現れた
カレンダーの月のことだ
古い月は折りたたまれ
蘇るとすれば記憶の中
古月と新月の間に
ぎざぎざした音が響きわたり
呼びおこされた古い歴史
深い記憶の日々
過去の贈り物は
宇宙を形成するひとつの魔力
繰り返される日々は
新しい月が現れては消える
遙かな未来への月の足跡
古い月を紙飛行機にして
力いっぱい飛ばす
あらゆる永遠に向けて
※昨日は、アロマ香るプラネタリウムと、天体観測へ。天の川を目蓋に映し、月と土星に接近。 詩が先なのだけど、自然と天文に触れることが決まっていたみたい。不思議。