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チーム 党場瞬一 箱根駅伝

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夢中で読んでしまった。 通勤電車の中。 朝のマクドナルド。 昼は、日比谷公園で。 映画化された小説だと思う。 映画は、どこかのネットカフェで見たような気がする。 箱根駅伝。 10位以内に入れた場合、翌年、また出場することが出来る。 10位以内に入れなかった場合、翌年は、予選会で10位以内に入れないと、 箱根駅伝には出場出来ない。 予選会とは、20キロメートルのコースを、 各校12名が走り、上位10名の合計タイムで競う。 この小説は、予選会が駄目で、自校としては出場を逃したが、 関東学連選抜として出場したチームの物語。 関東学連選抜とは、予選会で落選した学校から、各校上位2名を選び、 作ったチーム。 走るということは、とてもデリケートな動作だということを知った。 ちょっとした障害を避ける為に、バランスをくずし、足に少し違った負担がかかっただけで、 足の筋肉に異常が発生し、激痛が走る。 痛みを我慢して走ることは、とても辛い。 悪化して、二度と走れなくなってしまうかもしれない。 個人競技なら、棄権すればいい。 しかし、 駅伝は、 たすきをつなぐ競技。 チームで走る。 一人が棄権したら、チーム全体が棄権することになる。 痛みに耐え、必死に走る。 そこにドラマが生まれる。 寄せ集めのグループが、いつしかチームとしての意識を持ち始める。

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