第五部「ジャン・ヴァルジャン」。1832年6月5日、パリの共和主義者はいっせいに蜂起し、市街戦を展開する。その中にはマリユスへの嫉妬を抱えながら、傷ついた彼を助けるジャンの姿もみられた。やがてコゼットとマリユスは結婚。その翌日ジャンはマリユスに自分の素姓を明かし、コゼットと疎遠な生活を送りはじめた……。時代の趨勢と永遠の愛を紡ぐ大長編小説、怒濤の最終巻。(Amazonより抜粋)とうとう読み終わりました。 面白かったです。『レ・ミゼラブル 映画版』も、小説版も面白かったです。小説の方でも縮小版が出ているようで、そちらは読んだことないのですが、きっと同じぐらい面白いのでしょう。映画のテーマも重かったですが、肉付けされている部分がより重いです。1862年に出版され、150年ものあいだ多くの人に読まれ、映画やミュージカルにもなった理由が本当によく分かります。 あとがきで、「文学専門の批評家は大衆小説の通俗性に帰して、この小説の芸術性を否定する」と書いてありました。批評家の判断基準はよく分からないので何とも言えませんが、どこか納得いかないですね。 iBooks で原書も簡単に入ることですし、いつか、ぜったい、フランス語で、読んで、みます...。
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レ・ミゼラブル (5)
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