DAYS JAPAN (デイズ ジャパン)
2014年 01月号 [雑誌]
価格:¥ 820 通常配送無料
⇒DAYS JAPAN 1月号
<商品の説明>
世界を視るフォトジャーナリズム月刊誌
DAYS JAPAN のTWより:
@DAYS_JAPAN
DAYS JAPAN 1月号表紙は
2011年3月14日の福島第一原発の様子。
海側にもくもくと流れる煙。
DAYS JAPANは事実の証拠が写真として
多々掲載されています。
すべてが保存に値する記事。
2013年12月26日 - 16:33
DAYS JAPAN 1月号
336 おとなりも名探偵
なぜ、あの会社は儲かるのか?ビジネスモデル編
【なぜ、あの会社は儲かるのか?ビジネスモデル編/山田英夫/12年7月初版】
ビジネスモデルのイノベーションに関する良書。著者は早稲田のビジネススクールの教授(専門が競争戦略、ビジネスモデル)。三菱総研でコンサルをされていたようで、文章が学者の書く固いものと違って、読みやすいです。
ビジネスモデルのイノベーションは、自分でつくるか、同業者のモデルを模倣するか、異業種にあるモデルを参考に構築するか。本書は異業種をヒントとしたビジネスモデルの構築に着目して、それを発見するための視点を提供する目的で書かれています。
サラリーマンもビジネスモデルを構築する、それぐらいの夢を持ったほうが仕事が楽しくなる。それぞれの階層に応じて、この本を参考に自社のビジネスモデルを考えてみる。考えることは楽しいし、場合によっては社内ベンチャーを任されたりして、貴重な経験が出来るかもしれません。日々忙しすぎて、そんな時間はない!という御仁も多いとは思いますが。
とにかくいろんな事例が詳細に書かれていますが、以下に一部の概要だけ列挙します。
・スター・マイカ:賃借人が住んでいるマンションを売買する「オーナーチェンジ」に特化した不動産業。賃貸に出されているマンションを買い集め、賃借人が退去した後にリフォームし、それを売却して利益を上げる。一種の裁定取引。賃貸中のマンションの価格は、空室マンションに比べると平均25%(日本の場合)安くなる。
・楽天バスサービス:空室をいかに販売するかを手がけていた元ホテルマンが、高速バスをインターネットで予約・販売するポータルサイトを始め、バス業界全体のレベニュー・マネジメントを実現した。
・スルガ銀行:ビジネスを個人サービスに特化し、他行が手がけない(できない)ような商品・サービスで利益を上げている。働く女性向けのローンや銀行員向けカードローンなど。
・コマツ:GPSとセンサーを組み合わせたシステムで、壊れる前日に予防保全する。盗難防止、中国での代金回収(遠隔操作でエンジンが停止できる)、ユーザーのコスト削減支援、需要予測etc。基本的には富士ゼロックスと同様のビジネスモデル。
・星野リゾート:旅館業から再生・運営受託事業へ進出。所有と運営の分離が普通の米国のホテル業界から見れば、星野のやりかたは当然かもしれないが、日本では新しいビジネスモデル。ゴールドマンサックスと提携し、資金はゴールドマン、運営ノウハウを星野リゾートが提供する。
旅館業においては専門職である料理人を採用することが難しい。解決策としてセントラルキッチン方式をとる。千葉県のセントラルキッチンから全国に料理を冷凍して供給する。これで素人でも料理長になれるようになった。ファミレスのセントラルキッチンとの違いは、2割は現地で作ること。地元の食材にこだわったメインディッシュとデザートで食事の評価は決まると考えている。セントラルキッチン比率が8割というのは経験則で決まった。
・パーク24:土地所有者から賃借して機器を設置。土地所有者が事業リスクを負わず土地賃貸料が得られる。
・ブリジストン:リトレッド事業(すり減ったタイヤの表面のゴムを貼り替えて再度使う)
・GEの航空機エンジン事業:航空機エンジンを売り切りからリースへ切り替え。
・青梅慶友病院:患者の家族の顧客満足を考える。
・フランスベッド:介護用ベッドのレンタル。新品のようにリオフォームする。
・トランスファーカ:無料レンタカー。回送を消費者に代行させる。多数のレンタカー会社の乗り捨てデータベースを持ち、最適な回送作業のシステムを組み、その上で回送作業を一般消費者に委ねる。
等々・・
以下にその他の読書メモを。
<レベニューマネジメント>
需要を予測して価格を変化させながら、販売量と販売価格の積であるレベニュー(収入)を極大化すること。米国の航空会社が発祥。固定費比率の高いホテル業界などでは定着している。過去のデータと需要予測から価格変動させる。バスにも同様の手法を導入したのが、楽天バスサービス。
<インテル・インサイド>
実はインテル・インサイドのブランディングは、インテルの日本法人から生まれた。その動機は新卒採用。採用活動で苦戦したインテルの日本法人は、パソコンメーカーの広告と組み合わせて、インテルブランドを広めることを企画した。「Intel In It」を東芝のダイナブックで宣伝した。この成功を見たインテル本社はインテル全社で展開することを決めた。
<タイヤのリトレッド>
タイヤの表面のゴムを張り替えるリトレッドは、新品より安く省資源だ。使用する資源の量は、新品を100とすると32ですむ。欧米のトラック、バスは新品とリトレッドの比率は半々。日本のリトレッド比率は15%で、ブリジストンは2015年に35%とすることを目標とした。ブリジストン社内ではカニバリゼーション(共食い)を懸念する声があったが、利益率は新品を上回る。
<オフィスグリコ>
貯金箱方式を採ることによって、代金回収の確実性は捨てた。しかし代金回収率は95%。設置数は2011年には11万台を超え、売上は40億円を上回った。30~40代男性という白地需要を開拓し、カニバリゼーションというより需要拡大に貢献した。何よりも定価で売れる仕組みは利益率面で貢献。ちなみに「置き菓子」はグリコの登録商標。
<フリーミアムの例>
アドビ:PDF閲覧は無料、PDF作成は有料
スカイプ:PC同士の通話は無料、電話への通話は無料
エバーノート:1ヶ月60メガバイトまで無料、月額450円で1ギガバイト、広告の非表示etc。初めて使う会員のうち最初の月に有料会員になるのは1%程度、1年半後には6%が有料会員になる。
ドロップボックス:1ヶ月2ギガバイトまで無料で、年間99ドル払うと容量が50ギガバイトまで拡大できる。2011年現在で5000万人いる会員のうち4%が有料会員。利益は2億4000万ドル。
<高速バス>
東京⇔大阪間が4000円
一日バスを待っている♪
給料を持って家に帰る
ぎゅうぎゅう詰めのバスだけど
おれはうれしい
バスは俺を家に帰してくれる
この季節、高速バスで帰省する人も多いと思います。実家へ帰るのは何か甘酸っぱくて、うれしいんですよね。ZZTOPの3枚目で出世作。1973年ビルボード8位のトレス・オンブレスの1曲目です♪このアルバムはカッコイイです。
Waitin' For The Bus♪若いころ
Waitin' For The Bus♪最近のもカッコイイのでついでに
337 三毛猫ホームズの失楽園
338 盗んではみたけれど
339 ゴールした花嫁
340 吸血鬼
12/28発売文庫ピックアップ

俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録! ?10 (HJ文庫)
- 作者: なめこ印
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2013/12/27
- メディア: 文庫

姉ちゃんは中二病2 へっぽこ吸血鬼vs.最強の妹!? (HJ文庫)
- 作者: 藤孝剛志
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2013/12/27
- メディア: 文庫

ネームレス・リベリオンII 氷結魔典は破れない (HJ文庫)
- 作者: 草木うしみつ
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2013/12/27
- メディア: 文庫

彼女たちのメシがマズい100の理由5 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 高野 小鹿
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2013/12/28
- メディア: 文庫

新装版 ロードス島戦記 4 火竜山の魔竜(下) (角川スニーカー文庫)
- 作者: 水野 良
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2013/12/28
- メディア: 文庫

新装版 ロードス島戦記 5 王たちの聖戦 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 水野 良
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2013/12/28
- メディア: 文庫
フェンネル大陸 偽王伝5 風牙天明
大河ファンタジー第5巻。
起承転結の "転" の部に入ったということだろう。
物語も終結へ向けて動きが始まってきた感じである。
宗教国家シスタスの大司教は、自らを唯一絶対の "皇王" と称し、
周辺国への侵攻を進めていく。
シスタスに対抗すべく、ラビッジ王リノの発案により、
小国連合の結成を目指すフェンたち。
連合の盟主と見込んだのはコンフリー国の領主・ウィル。
フェンはウィルに連合への参加を仰ぐべくコンフリーへ向かうが、
そこにはすでにシスタスの手が伸びていた・・・
中盤あたりで、ウィルの娘マリィが、フェンに対して
"王" というものの存在について語る言葉は、なかなか考えさせる。
いままで、そういう視点から考えたことがなかったよ。
今までは、成り行きだったり頼まれたりしての行動ばかりで、
シスタスの侵攻に対しても、どちらかというと
受け身の対応をしていたフェンだが、
この巻に至り、自らの意思でシスタスの横暴に対抗する意思を固める。
それがラスト近くでの「決意表明」になるわけだが、
この物語のタイトルの意味がここで明らかになった、
って考えていいんだろうか?
何だかもう一捻りあるような気もしてるんだが・・・
さて、言葉遣いについては前にも書いたことがあるけど
だんだん気にならなくはなってきた。
でも、許容範囲というのはある。
今回も「マスター」と「バケツ」はまあ許そう。
でも「シビア」と「ストップ」はNGだよなあ・・・
ガソリン生活 伊坂幸太郎
「図説 本の歴史」 : 本、紙、文字(フォント)の歴史が概観できます
★ あらすじ
紙が発明・普及する前、「本」は木簡・竹簡や石碑という形をとっていた。木簡・竹簡は、短冊状にしたものを何枚も紐で綴じ、簀の子のようにして「本」にした。紙が発明されても、最初のうちは同様に巻物形状が主流だった。それが、蛇腹式に折りたたんで綴じた「折本」が生まれ、やがて現在のような冊子体となる。 活字による印刷の発明というとグーテンベルクの名前が浮かぶが、その70年前には既に朝鮮で活字による印刷・出版が行われていた。その技術は日本にも伝えられている。朝鮮の場合は銅を使った活字が作られていた。 洋の東西を問わず、最初は宗教の啓蒙・伝播のために印刷物は使われ、その"マス・メディア"としての力を発揮していった。やがてヨーロッパでは大航海時代を迎え、各国の産物と共に知識も一気に広まっていく。それを強力に推し進める力となったのが印刷術であり、知識をコンパクトに持ち運べるものにした「本」である。 その後、産業革命は出版も産業の一つとして発展させ、大量の「本」を世界に供給するようになった。一方で、豪華な装丁を施した古書はコレクションの対象となり、稀覯本収集の愛書家も多い。 そして現在。電子書籍の登場によって「本」は新たな時代へと歩み始めている。★ 目次
- 1章 書物という仕組みは
- 本とはなんだろう 旅のはじめにあって
- 紙という舞台 この最強のメディア
- 簡と碑 紙以前の素材
- 巻子と冊子 偉大な発明
- 製本と判型
- 本の設計 ページレイアウト
- 書物と図像 多様な関係
- 2章 本が揺り籃から出る
- アルファベットを書く 書体の工夫
- 漢字の書体
- インドの文字
- アラビア文字とコーラン
- 仏典 大蔵経の来た道
- 百万塔陀羅尼と日本の仏典
- 四書と五経 儒教のテクスト
- 朝鮮の印刷と出版
- 多言語対訳聖書 キリスト教とユダヤ教
- ヨーロッパ中世の写本
- アレクサンドリアと長安
- 3章 書物にみなぎる活気
- グーテンベルクの存在
- 大印刷時代の展開
- プランタン印刷所とネーデルランド
- ヨーロッパの図書館
- 禁書と焚書 受難の足跡
- 検閲 書物と権力
- 書物を翻訳すること
- 行商される書物
- 博物誌と旅行記 驚異の書
- 啓蒙と「百科全書」の時代
- 辞典 ことばの案内図
- 版画 銅版と石版の登場
- 印刷職人の仕事
- 書斎の人びと
- イギリスの挿絵本 絵本隆盛前夜の話
- 装丁の技
- 中国小説の栄盛
- 日本の文庫と図書館
- 江戸の貸本屋さん
- キリシタン版と駿河版
- 「解体新書」と西洋の身体観
- 浮世草子から読本へ
- 本のみやこ 京都とヴェネツィア
- 4章 本の熟成した味わい
- 本は権利のかたまり 著者権と著作権
- 本の文明開化 本木昌造と福沢諭吉
- 新聞の今昔
- 読書人はどこにでも
- 国際ブックフェアの繁栄
- 地図とガイドブック
- 学校と教科書
- 本を読む子どもたち
- 産業となった出版
- 愛書家のコレクション
- ベストセラーが大衆社会をささえる
- 本を読む場所はどこに
- 雑誌の栄光、編集者の工夫
- 本の売られ方さまざま
- 5章 書物はどこへゆくか
- 神田神保町 どっこいそれでも古本は生きている
- デジタル化の衝撃
- 本の未来形 終わりにあたって
★ 感想
目次を見て分かるとおり、本だけではなく、その材料たる紙や、印刷術、文字(フォント)、そして流通・消費に至るまで、広範囲な話題が満載。一つの話題で二・三ページ。そして「ふくろうの本」シリーズらしく、写真や絵も一杯。軽く読み進めることができ、本の歴史を概観するのにぴったり。 ただ、全ての話題にそれなりについて行こうと思うと、かなり広範な知識が必要となり、博学の人でなければ厳しそう。無理をせず、面白いなと思ったものだけを突っ込んで行けばよいでしょう。巻末に参考文献も若干ですが載っているので、さらに深い知識をと思ったら、こちらに当たることができます。 それにしても、宗教とメディアの関係は深い物があるんだと改めて認識させられた。グーテンベルクの聖書は有名だが、仏典も、アラビア文字のコーランも、インドのブラーフミー系文字によるバラモン教典も、印刷された「本」によってそれぞれ広められていったのだから。 ことに興味深かった話は「多言語対訳聖書」。ヘブライ語、ギリシャ語、ラテン語、アラム語(カルディア語)で書かれた対訳文章が一ページに形良くレイアウトされている。多民族(多言語)を相手に布教をしようという意気込みが強く、強く感じられる。一方で、コーランはアラビア語からの翻訳は副次的な物で、アラビア語で音読されるものとし、そのままの形で他国にも布教を押し進める。両者の違いが非常に分かりやすい形で現れているのだ。 「本」の歴史は人の文化の歴史でもある、ということがよくわかる一冊だった。
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気がつけば2013年も終わり
2013年 今年読んだ本ベストテン
大晦日に当たり、恒例のベストテンを挙げる。
とにかく今年は本が読めなかった。
理由は、ずっと前にも書いたけど「ヤマト2199」のせい。
完結したのが8月だったけど、
何だかんだ言ってディスクが届いた10月上旬くらいまでは
何も手につかない感じで、本もろくに読めなかった。
実際、10月が終わった時点で66冊と、記録を取り始めてからの最低ペース。
こりゃ頑張っても年内には80~90冊くらいしか読めないかな~
なんて思ってたんだが、なんと11月に入ってからは
自分でも驚くほどのハイペース。終わってみれば108冊も読めたよ。
2ヶ月で42冊も読んだわけで、計算してみたら3日で2冊読んでる。
まあ、この2ヶ月に読んだ本は300ページ前後の薄い本が多かったからなぁ。
能書きはこれくらいにして、発表に移りましょう。
ベストテンとはいいながらいつも30位まで発表してるので
今年も前例に従って・・・
第1位 MM9 -destruction- (山本弘/東京創元社)
第2位 マルドゥック・スクランブル〔完全版〕全三巻 (冲方丁/ハヤカワ文庫JA)
第3位 天地明察・上下 (冲方丁/角川文庫)
第4位 ARIEL 全10巻+外伝1巻 (笹本祐一/ソノラマノベルス)
第5位 彗星狩り・上下 星のパイロット2 (笹本祐一/ASAHI NOVELS)
第6位 Rのつく月には気をつけよう (石持浅海/祥伝社文庫)
第7位 ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント (朱川湊人/光文社文庫)
第8位 銀河乞食軍団 黎明編 全4巻 (鷹見一幸・野田昌宏/ハヤカワ文庫JA)
第9位 去年はいい年になるだろう・上下 (山本弘/PHP文芸文庫)
第10位 月の恋人 -Moon Lovers- (道尾秀介/新潮文庫)
第11位 温かな手 (石持浅海/創元推理文庫)
第12位 氷海のウラヌス (赤城毅/祥伝社文庫)
第13位 名被害者・一条(仮名)の事件簿 (山本弘/講談社ノベルス)
第14位 トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ (深水黎一郎/講談社文庫)
第15位 ガーディアン (石持浅海/光文社文庫)
第16位 彼女らは雪の迷宮に (芦辺拓/祥伝社文庫)
第17位 三百年の謎匣 (芦辺拓/角川文庫)
第18位 天使のナイフ (薬丸岳/講談社文庫)
第19位 花と流れ星 (道尾秀介/幻冬舎文庫)
第20位 龍神の雨 (道尾秀介/新潮文庫)
第21位 奇面館の殺人 (綾辻行人/講談社ノベルス)
第22位 不思議の扉 時をかける愛 (大森望/角川文庫)
第23位 たんぽぽ娘 (ロバート・F・ヤング/河出書房新社)
第24位 鷺と雪 (北村薫/文春文庫)
第25位 時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ
(大森望/ハヤカワ文庫SF)
第26位 双面獣事件・上下 (二階堂黎人/講談社文庫)
第27位 微睡みのセフィロト (冲方丁/ハヤカワ文庫JA)
第28位 エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ
(深水黎一郎/講談社文庫)
第29位 甘栗と戦車とシロノワール (太田忠司/角川文庫)
第30位 星のパイロット (笹本祐一/ASAHI NOVELS)
上位30作にはミステリが14作、SFが13作、それ以外が3作。
まあ私の読んでる本の割合通りの内訳だね。
それぞれの本の内容紹介は、ブログ内検索で探して下さい。
いちおう全部の本について記事があるはず。
2013年も今日で終わり。
今年一年、何とか無事に過ごすことが出来ました。
こんな駄文の垂れ流しのようなブログでも、
予想以上に多くの方に見に来ていただいて、感謝感激です。
何事にもぐうたらな私が、なんとか続けてこられたのも
皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。
それでは皆さん、よいお歳を。
ぼくの「このミス」2013
Sショート「ねえ、パパ。」
『2時間でわかる「三国志」と古代中国』読了
霜柱 2013-12-31
アップル帝国の正体 後藤直義・森川潤著 文芸春秋刊
おそろしいアメリカの力だ。ソニー、松下、東芝、シャープ、三洋電機といった家電会社が旗をかかげ、家電王国と言われた日本はどこへいったのだろう。今やジョブズという天才にほしいままにされ、流通経路まで剥奪されている。シャープが三重県の亀山に液晶専門の工場を作ったのはほんの最近だったような気がする。わずか4~5年で世界のそれも最先端の工場がアップルの下請けに成り下がるとは。大量の注文を、それも相手の技術力をみての発注は当然のことながらその注文がなくなると、それまでの設備投資が無駄になり、その会社は立ち行かなくなる。
アップルとて例外でない。ジョブズ亡き後、すでにその兆候は表れつつある。日本のメーカーはその間にアップルのような独創的な技術開発によって、再び往年の家電王国を築けるか。
水沢あきと「彼女と僕の伝奇的学問3」を読みました
とある大学の民間伝承研究会のメンバーが活躍するシリーズの
第三弾です。今回も大変な事件に巻き込まれる、というか
事件に向かっていってるというか。
今回の舞台は岩手県遠野市です。
「遠野」と言えば、柳田國男の「遠野物語」の舞台ですね。
メンバーの一人、早池峰雪希が突然大学を去ってしまい、雪希の
妹(と名乗っていますが定かではない)から助けてほしいと
いう連絡が研究会に入ります。
仲間の一大事ということで、すぐに遠野へ向かいますが、
そこでは謎の集団が現れたり、土地の奇妙な言い伝えが
あったり。
そして、そこで雪希がその謎の集団から教祖のように扱われている
ことがわかり、真実を探るべく研究会のメンバーが奔走します。
その土地に伝わる伝承について外の人間が干渉するというのは
どうかな、と前の作品を読んだときに考えたのですが、
今作については別の意味で伝承について考えるところがありました。
「遠野物語」また読んでみようかなぁ
☆34冊目☆
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82。
結果は…82冊。
去年はベスト3を選んだのですが、
今年は記事にしなかったけれどよかった本を、
だだだ、とあげていきたいと思いますよ。

- 作者: 山下 貴光
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2012/07/19
- メディア: 単行本

- 作者: 有川 浩
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/11/15
- メディア: 単行本
表紙買い。
寿命1日と引き換えに何を消しますか?
人見知り仲間! めっちゃわかる。
西さんの軽妙な文体が楽しい。
ラストがとても切ない。
来年も100冊目指したいですが…。
ちょっと疲れてきたし冊数読んだからって意味あんのかと思い始めた。
それでは皆様よいお年を。