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- 作者:
- 出版社/メーカー: オリコン・エンタテインメント
- 発売日: 2014/12/27
- メディア: 雑誌
人生とは理不尽なもの。耐えて忍んで生きるべし
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Clik here to view.2015年最初のブックレビューです!いつもは年末に1年間のまとめエントリーをあげるのですが、昨年は読んだ数が少なかったので全部が被ってしまうということでスキップすることにしました。ということで、新年最初は藤沢周平作品です。藤沢周平は熱狂的なファンも多くいる時代小説の大家です。そんな藤沢周平の代表作として有名な「蝉しぐれ」を紹介したいと思います。この作品は映画やテレビドラマ、宝塚などでも上演されているので小説ではないところで知っている人も多いと思います。江戸時代を舞台に下級武士の子、牧文四郎の成長を通して、友情、剣術、淡い恋、そして巨大な藩の覇権争いに巻き込まれて人生とは何かを語る傑作です。では早速あらすじをどうぞ!!
海坂(うなさか)藩の下級武士の子、牧文四郎はどこにでもいる普通の少年だったが16才の夏の日、父親が藩を揺るがす大きな陰謀に関わっていたということで多くの藩士と共に切腹を申し渡され、その日以降犯罪者の息子として生きることとなる。この事件をきっかけに父の遺言を噛みしめ、剣術に打ち込み、親友小和田逸平の明るい性格に救われながら忍耐の日々を過ごすことになる。文四郎の人生を大きく変えた事件から2年後、剣の腕を認められた文四郎は秘剣の継承と共に、事件の真相について知ることとなるがまたしても藩の派閥争いの黒い闇が文四郎を襲う。全てを知った文四郎は2年前にできなかった大切な物を守るために剣を手にし、襲撃者達と苛烈な戦いを繰り広げることとなる。
この小説は美しい自然描写を織り交ぜながら文四郎という少年の成長を描く小説ですが、普通の青春物語や成長譚とは違い、藩の権力争いに巻き込まれた結果、犯罪者の子供として生きることになるというかなり厳しい環境を藤沢周平は文四郎に用意しているように、この小説からは、
人生は、社会とは実に理不尽である
という厳しい人生訓をヒシヒシと感じます。藩の派閥争いという巨大な陰謀の前では、文四郎を含めた下級武士達の命などは所詮木の葉のような存在であり、陰謀の首謀者達にとっては道具でしかないということをまざまざと感じさせます。美しい自然描写や剣術にかける実直な姿等、青春小説らしい清々しい場面も数多く出てきて重いテーマをやんわりと隠していますが、この小説の底辺に流れるテーマは間違いなく「社会の不平等さや理不尽さ」であり、16才という人生で一番良い時期を突如奪われた文四郎の”耐えて忍んで”自らを厳しく律しながら大人へと成長するする姿は運命の不条理さに翻弄される少年の忍耐そのものです。
しかも藤沢周平はそこに更なる試練を文四郎に与えます(ヒドっ!!)。文四郎の初恋の相手であり、事件後離れ離れとなった隣の家の娘ふくを藩主の側室として文四郎の前に再び登場させるのです。ふくは文四郎よりも3才年下で、牧家を襲った悲劇とほぼ同時期に口減らしで江戸へ奥働きに奉公に出された後、藩主の側室となるという娘で、この小説のヒロインです。またこのふくにも作者は文四郎に負けない不幸を用意しています。ふくは文四郎への恋心を泣く泣く諦め奉公に上がり、藩主の寵愛から奥の権力争いに巻き込まれ流産したり、命を狙われ藩の別邸で隠れて過ごすことになるなど文四郎に負けないド不幸っぷりです。藤沢周平って厳しすぎ!!鬼よ、鬼!!
藩の派閥争いに巻き込まれ命を狙われるふくとその子供を救うために選ばれたのが、藩の中でも屈指の剣士に成長した文四郎というわけです。今では手の届かない人となってしまった初恋の相手ふくを守るため、私情を殺して藩の為に襲撃者達と死闘を繰り広げるわけですが、なんと苦しいことか。文四郎の心中を思うと涙が出てくるというものです。
ここまでだと読む価値のない暗い小説で終わりそうですが、この小説の真価はここから発揮されるので安心してください!!このド不幸物語の主人公文四郎は、どんなに過酷な運命にも決して挫けることなく暴挙に走ることもなく生きて、耐えて忍んでしっかりと自身に課せられた使命を果たします。文四郎の活躍で藩内の派閥争いも一気に収束し、間接的ながらも自分の父親や多くの人達を死へと追いやった事件を自分の手で終わらせることになり、20年後には郡奉行まで出世します。そんな夏のある日”おふく様”から呼び出しを受けた文四郎は、田舎の湯宿に駆けつけ20年ぶりの再会を果たします。そこで二人だけでやり取りされる昔話と今だから言える本音。そのやり取りがこの小説を不朽の名作にしたものだと思います。数ページの中に藤沢周平の世界がギュギュっと詰まっています。
人生って所詮不条理だけど、耐え忍んで実直に頑張ればきっと何か良いことが待っている”かも”。あくまでも「かも」であって、絶対に報われるというポジティブな終わり方ではないですし、ましてやハッピーエンドとは言えない小説ですが、この小説のほろ苦さが私達普通の人間の人生を等身大で見た本当の人生なのではないかと思います。どこまでも甘い小説や幸せな結末を迎える小説は沢山ありますが、ここまで過酷な人生を歩まされながらも決して自らの不運に屈することのなかった文四郎とふくの物語は誰もが望む幸せな結末ではありませんが、人生ってそんなに悪くないかもね、と思わせてくれます。ここが凄い!!
本の世界は現実逃避でついつい甘い世界に浸りたいと思いますが、実は人生の厳しさをしっかりと教えてくれるものも沢山あります。この「蝉しぐれ」もそんな小説の一つですし、何より文四郎の生き様に心打たれない読者はいないと思います。文四郎に秘剣を伝授する加治織部正(私は文四郎の人生のキーパーソンとなるこの世捨て人がかなり好きです!!)の様に全てを知っていながら傍観者として高みから見ることが出来る人もいれば、文四郎の様に濁流の中を必死でもがき生きる人もいる。でも人生の苦しさは自分だけが味わっているものではなく、誰もがそれぞれの理不尽さに苦しんでいることをしっかりと学ぶことが出来る素晴らしい作品です。
苦しい人生の中に救いを見つけるまで読者をしっかりと導いてくれる藤沢周平の緻密な物語の展開に、読み終わった時には物語の中で響く”蝉しぐれ”と共に清涼感を感じさせる、そんな素晴らしい作品です。時代小説の枠を超えた傑作、死ぬまでに読んでおくべき1冊、必読本として強力にお薦めしたいと思います。久々のスマッシュヒット作です!!
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ハーレクイン・ロマンス R787
著者 ロビン・ドナルド
訳 三好 陽子
発売日 1990年11月20日
ページ 156ページ
ISBN 4833507870
内容 オークランド空港に降り立ったとたん、
アレックスは多くのレポーターとフラッシュの閃光に取り囲まれた。
女性であることを武器に上司に取り入って銀行の取締役となり、
その上司が自殺未遂を図っても平然としているしたたかな女------
そんなレッテルを貼られ、スキャンダルの渦中にあるアレックスは、
好奇の目を逃れるため故郷ニュージーランドに戻ってきたのだ。
幼年時代を過ごした思い出の島、セバーン島。
そこに父から譲り受けた小さなコテージがある。
しかし、島の新しいオーナーである大実業家レオン・ベネトスは
なぜかアレックスの帰郷を冷たく拒絶する・・・・・・。
Amazonの紹介ページです。
2015年になって3日経ってようやく家計簿を購入しました。
昨年末も書店でいろいろ家計簿を見て回ったけど、あまりに多くどれが良いか分からず、購入するものが決められなかったけど、仕事始めの今日帰りに書店に立ち寄って細野真宏の「家計ノート」に決めた。
価格も500円で売れているようだったのでこの家計簿に決めた。
なかなか家計簿をつけることが続かず、1年続いたことがないけど頑張って1年間つけていこうと思ってます。
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】細野真宏のつけるだけで「節約力」がアップする家計ノート2015 [ 細野真宏 ]
手元にあるマンガを読まないとーーーー!!!
2014年12月の読書メーター
読んだ本の数:28冊
読んだページ数:2657ページ
ナイス数:271ナイス
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Clik here to view.みつばちみつひめ―てんやわんやおてつだいの巻の感想
くものすおやぶんで大好きになった秋山あゆ子さんの本。とにかく細部にわたりいろんなお楽しみが!!お姫様言葉も可愛いし、江戸好きな私としてはツボツボツボ!!勤務校に買ったけど、本当は自分でも欲しい…。
読了日:12月1日 著者:秋山あゆ子
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Clik here to view.みつばちみつひめ―どどんとなつまつりの巻の感想
おてんばみつひめ、またもややらかす。これ、ぜひ長く続いて欲しいなぁ…。
読了日:12月1日 著者:秋山あゆ子
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Clik here to view.ねむりひめ―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)の感想
優しい物語。某ネズミーよりこっちのが断然好き!滑らかでコクのある優しい味のスープをいただいているようです。
読了日:12月3日 著者:グリム
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Clik here to view.いっすんぼうし (日本傑作絵本シリーズ)の感想
絵が素敵!絵巻物を見ているようです。
読了日:12月3日 著者:いしいももこ
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Clik here to view.みずいろのマフラー (絵本・こどものひろば)の感想
なんか…やだ。後悔しても仕切れない感じが辛すぎる。
読了日:12月4日 著者:くすのきしげのり
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Clik here to view.こころのえほんの感想
挨拶てやっぱり大事だと自然に思える本です。
読了日:12月8日 著者:なかえよしを,上野紀子
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Clik here to view.わたしのいもうと (新編・絵本平和のために)の感想
何で読んじゃったんだろう…(T_T)いじめた子が進学して笑って学校に通っているってのが、シビアでつらくてやるせない気持ちに…。そうだよな、そんなもんだよな。いじめられた本人はもう立ち上がれないのに…
読了日:12月9日 著者:松谷みよ子
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Clik here to view.うりこひめ (松谷みよ子むかしむかし)の感想
うつくしい…絵は小さいので大勢相手の読み聞かせには向かないが、少人数なら充分楽しめる。でもね、子ども達が「うりってなに?」っていうのよ。そういえば、このうりってなんだろう?「水よりいいもの」って言うくらいだから、まくわうりみたいに甘いのかなぁ?
読了日:12月11日 著者:松谷みよ子,つかさおさむ
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Clik here to view.カゲロウデイズ 1 (MFコミックス ジーンシリーズ)の感想
アニメで見ました。この辺はまだまだ謎だらけです。
読了日:12月11日 著者:佐藤まひろ
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Clik here to view.カゲロウデイズ 2 (MFコミックス ジーンシリーズ)の感想
アニメと違うところがあった。セトの能力がイマイチ分からない。
読了日:12月13日 著者:佐藤まひろ
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Clik here to view.手ぬぐいスタイルブック ~かわいくて楽しい85の使い方~の感想
かわいい!でもこの手の柄の手ぬぐいは結構いいお値段なのよねー(^_^;)
読了日:12月14日 著者:君野倫子
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Clik here to view.ぼくたちは なぜ、学校へ行くのか。: マララ・ユスフザイさんの国連演説から考える (単行本)の感想
もっと厚くて重い本だと思ってた。これなら低学年でもいいし、読書の苦手な高学年もいける。でもなー、ノーベル賞授賞式の演説も良かったしな〜。悩む〜。
読了日:12月14日 著者:石井光太
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Clik here to view.世の中への扉 弁当づくりで身につく力の感想
良い本だった。何度もウルっと来た。うちもダーリンの弁当の卵焼きを作る係や、ご飯を研ぐとか、釣った魚を捌くとかはやらせてるけど、全部を任せる気にはならない。お片づけしないんだもん…。こう言う機会があれば踏ん切れるかもしれない。嫌いな物を長い時間関わる事で好きになるのは我が家でも経験がある。釣りするようになって、魚食べるようになった。安全を自分で確認するからなのか。
読了日:12月14日 著者:竹下和男
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Clik here to view.へなちょこの感想
友達関係の中で本当によくありがちな事。でも以外と根が深いのだ。二人とも素直でいい子だから、落ち着きどころがいい。それにしてもこの絵。素敵だわぁ。
読了日:12月17日 著者:くすのきしげのり
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Clik here to view.ええところの感想
後ろ向きな私は「え?それだけ?」とか言っちゃいそうだが。あいちゃんはちゃんと前向きにとらえていていい子だなぁと思う。一生懸命考えるともちゃんもいい子だなぁ。ほんっと絵がいいのよねぇ。レターセットとかあったら買ってしまうかも知れない…。今はなつかしい少女雑貨とかの絵を思い出す。レトロっぽさの中にあるこの色使い。本当に素敵。
読了日:12月17日 著者:くすのきしげのり
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Clik here to view.哈日杏子(ハーリーキョウコ)のこだわり台湾案内 (私のとっておき)の感想
つい先日行ってきた台湾が消化不良だったので借りてみた。もう一度行きたいなぁ。でも、観光客には行きにくそうだな(^_^;)
読了日:12月17日 著者:哈日杏子
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Clik here to view.世界中のひまわり姫へ―未来をひらく「女性差別撤廃条約」の感想
平等では無く、対等でありたい。小学生には難しいなぁ
読了日:12月25日 著者:小笠原みどり
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Clik here to view.そのこの感想
何も知らない人がいきなり読むにはちょっと不親切かな?別に背景とかの説明があってもいいと思う。フェアトレードについても、何がどう違うのかの説明ないとスルーしてしまいそう。フェアトレードのチョコ大好きです。美味しいもの。あの値段払う価値はある。だから積極的に買う。そして生産者の懐が肥え、私の腹も肥える。あ…
読了日:12月25日 著者:谷川俊太郎
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Clik here to view.かつて魔法少女と悪は敵対していた。(2) (ガンガンコミックスJOKER)の感想
次回進展しそうな2人。周りもだんだん熱く(暑苦しく?)なってきました。2人だけでも幸せですが、周りも突っ走って欲しいな。ベラトリックスの妄想いいよね〜。フォーマルハウトの活躍が少なくて残念。白夜ちゃんの胸も良いよね( ̄▽ ̄)
読了日:12月26日 著者:藤原ここあ
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Clik here to view.自分はバカかもしれないと思ったときに読む本 (14歳の世渡り術)の感想
「 バカは作られる」って言うのに納得。「努力は比例しない」「頭にも熟成期間がある」にも納得。娘は読みたがらなかったけど、部分的に進めてみよう。「『銀河鉄道の夜』の普通じゃない読み方」も面白かった。
読了日:12月26日 著者:竹内薫
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Clik here to view.僕とおじいちゃんと魔法の塔 (6) (角川文庫)の感想
偶然にも読んでる最中に香月さんの訃報が入ってきました。残念でなりませんが、こちらの内容も…。えー!結局金かよ!と思った。エスペロスが出しちゃダメだと思うんだよね。じゃ、誰が出すかって話にはなるんだけど。英美のお金の使い方の意識の切り替えだとしたら、そこはそうじゃない気がした。「僕の一ヶ月のお小遣い」ってジュニア小説でそれしたらダメな気がする。現実ってもっと厳しいし。妊娠3か月じゃお腹は目立たないよ…とか。エスペロスの活躍が見事だっただけに最後の雑さが惜しい。
読了日:12月26日 著者:香月日輪
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Clik here to view.この音とまれ! 7 (ジャンプコミックス)の感想
前の話を見事に忘れてました(^_^;)先生の過去チラリ。部活モノって大会になると、どれも同じ感じになりがちだけど、先生も話でちょっと締まった感じ。鳳月が救われた感じで嬉しいです。そして、哲生が足らん。
読了日:12月28日 著者:アミュー
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Clik here to view.ましろのおと(12) (講談社コミックス月刊マガジン)の感想
ユナちゃん久々の登場。しょっちゅうスランプに陥ってる気が…。たまにはスカッと行きたいな。梅子〜!梅子いいぞ 、もっとやらかせ!
読了日:12月28日 著者:羅川真里茂
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Clik here to view.コランタン号の航海 ─ ロンドン・ヴィジョナリーズ (1) (ウィングス・コミックス)の感想
お話としては面白いんだけど、どうも入り込めない。はみだしコランタンが最高なんだけど、これを物語の内部に入ってるといいなぁ…。途中に入る事で流れが止まっちゃうんだよね。ということは、コミックという形式よりも、小説のがのめり込めるのかも。
読了日:12月30日 著者:山田睦月
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Clik here to view.コランタン号の航海 ─ ロンドン・ヴィジョナリーズ (2) (ウィングス・コミックス)の感想
1巻は全く入りこめなかったのに、2巻はグイグイ来ました。ドクターかっこええ(^_^)
読了日:12月30日 著者:山田睦月
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Clik here to view.コランタン号の航海 ─ ロンドン・ヴィジョナリーズ (3) (ウィングス・コミックス)の感想
ロンドン橋編終了。いい感じに終わりました。
読了日:12月30日 著者:山田睦月
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Clik here to view.コランタン号の航海 ─ アホウドリの庭 (ウィングス・コミックス)の感想
このお話面白かった。次も気になります。艦長素敵。
読了日:12月31日 著者:山田睦月
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Clik here to view.会長はメイド様! (1) (花とゆめCOMICS (2986))の感想
なんとなく「執事様のお気に入り」とか「桜蘭高校ホスト部」的なのかな?と思ってた。ピンクだし。ヒロイン斜め上だった…。碓井くんが実にひねくれ真っ直ぐでよろしい。よろしくお願いします。
読了日:12月31日 著者:藤原ヒロ
読書メーター
読書メーターで、12月に読んだ本をまとめてみました。
2014年12月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:808ページ
ナイス数:7ナイス
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Clik here to view.五匹の子豚 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
読了日:12月12日 著者:アガサ・クリスティー
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Clik here to view.陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
読了日:12月29日 著者:伊坂幸太郎
読書メーター
12月は読書よりも、映画を見る方に力を入れた月となり、2冊にとどまりました。
しかも、大好きなアガサ・クリスティーと、最近はまっている伊坂幸太郎さん。
どちらもとても面白かったです。
今月こそは、また新しい作家の作品に挑戦できるといいなぁ、と思っています。
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心のダイヤモンドを輝かせよ
壁を破る。道を開く。未来を創る。
無限の可能性に満ちた「知的幸福」のすすめ。
情報に振り回されない!
知識だけに留まらない!
アイデア、企画、戦略、リーダシップ、そしてインスピレーション―――
人生や仕事のあらゆる壁を突破する「智慧」が、この一冊に。
著者、渾身の「法シリーズ」最新刊、ここに結晶!
▽情報を知識に、知識を智慧に昇華する方法
▽良質なインスピレーションを受けるための条件
▽知的生産を生む仕事術――付加価値を創りだす秘訣
▽一日に知的時間を「90分」つくり出す
▽外国語をマスターして「新しい視点」を得る
▽ネガティブ思考を打ち破る「思いの力」
▽社会に出て10年経てば、学歴は通用しない世界
▽リーダーとは、自分のやるべきことを知っている人
▽人を動かし、事業を拡大させる2つの条件
まえがき
第1章 繁栄への大戦略
――一人ひとりの「努力」と「忍耐」が繁栄の未来を開く
第2章 知的生産の秘訣
――付加価値を生む「勉強や仕事の仕方」とは
第3章 壁を破る力
――「ネガティブ思考」を打ち破る「思いの力」
第4章 異次元発想法
――「この世を超えた発想」を得るには
第5章 智謀のリーダーシップ
――人を動かすリーダーの条件とは
第6章 智慧の挑戦
――憎しみを超え、世界を救う「智慧」とは
あとがき
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昨年は『忍耐の法』で、今年は『智慧の法』です。
「情報の法」でも「知識の法」でもなく、「智慧の法」です。
たぶん、現代の日本に普通に生活していたら、「情報」や「知識」は増えていく一方だと思いますが、ただ単に、それらを増やせばいいってものではないですわね。
「情報」や「知識」は、料理の具だとしても、それでおいしい料理ができなかったならば、得られた智慧は、ゼロということになってしまいます。
やはり、民主主義社会というものは、一部の人だけが「情報」、「知識」、「智慧」を持っていればいいってもんじゃなくて、国民一人一人が智慧のレベルまで持っていないとうまく機能していかないと思う。
例えば、隣の中国がやたらと軍事拡張している、
経済が発展しているのだから軍事費も増大するのは自然だろう、と思うだけだと情報、知識レベルかもしれない。
ただ、指導者の習近平は、やたらと内部で粛清を行って、権力基盤を確立させようとしている。
そして、外交的には反日政策を強めて、尖閣諸島、沖縄など中国のものだ、というような言動があり、防空識別圏を一方的に提示し、南シナ海でも、ベトナム、フィリピンとぶつかり合いを起こしている。
アメリカに対しては、怪しまれないように慎重に対応しているけど、影ではアメリカ本土を狙う長距離弾道ミサイルを配備して、中国近海にも米空母を寄せ付けないような軍事戦略を持っている。
これは智慧を活かせば、どう考えてみても中国は今、近隣諸国を属国化しようと狙っているとわかるものです。
当然、日本の政治やマスコミに智慧が無く、国民にも智慧が無ければ、中国の戦略は実現してしまうでしょうね。
悪知恵ってものも、こちらが本当の智慧を持っていないと見破ることができないのだ。
ま、これは一つの例だけどね。
選挙などもやはり、マスコミと国民の智慧の無さが出ているよね。
もともと2009年に、自民党の政策では日本がよろしくない、ということで民主党政権になったんだろうけど、民主党政権も智慧の無い外交政策、経済政策が続いて、かなり日本全体が危険な状態になってしまいました。
まあ、「このままではマズイ」程度の智慧は得られて、再度、自民党政権を国民は選択した。
ただもともと自民党政権はよろしくないと思っていたのでしょうが、どちらかと言えば、仕方が無くて自民党に返り咲いたということですよね。
消費増税して財政赤字を解消していくなど、まずできないですよ。
もともとここまで財政赤字を膨らませてしまったのは自民党政権ですから。
やはりここは智慧を持って、
「当選するための政策を、そのつど考えて、これは自分達に不利になるから言わないでおこう」
とする政党と、
幸福実現党みたいに、
「当選しようがしまいが、本当にこの国が良くなる方向の政策を主張する」
政党の違いを識別できないと智慧ある国民とはなれないと思うのだ。
ま、これに対しては反論する人も多いかもしれないけれど、
単なる好き嫌いや感情論だけでは、本当の智慧は得られない事は事実だと思う。
できればこの『智慧の法』
先入観や、感情論を抜きにして、日本人には、今年、一読してもらいたいものです。
iPadの
Book Live!に
入れっ放しで
ずっと
読んでなかった
本です。
記憶が曖昧
なのですが、
たぶん、
出てすぐ
DLした
気がします。
ですが、
その後文庫で
別の本を
買ったり、
夏になって
風呂読書を
しなくなったり
したせいで、
相当長いこと
放置して
いました。
ですが、
新作、
『インデックス』が
出たと知り、
これはいかん、と
一気に
読み出し、
・・・一気に
読み終えました(笑)。
the best of today。
前も
書きましたが、
この人の本は
本当に
読みやすいです。
いやぁ。
のんびり
長風呂、
のんびり読書。
正月休みって
やっぱり
最高です。
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世界の空
世界の空が
虹でつながったなら
どこへだって行ける
みんな光る友だち
泣いて笑って夢見て
夢のかけらを虹にのせて
夢を持つ君とつながってゆく
世界の空が
果てることなく
七つに彩られ
望むのは虹を見て
いっぱい笑っていること
いつの間にか
幸せでいられること
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※明けましておめでとうございます!久しぶりに詩作をし、ブログ更新しようとすると朗報!作品がブックショートアワードに掲載していただいてて、びっくり!たくさんの方に読んでもらいたいな。
※ゆきだるまを作ったら、自然に彫刻みたいに顔になってるのが不思議。
『東映ヒーロー仮面俳優列伝』(鴬谷五郎 編著 辰巳出版) スーツアクターの名のもとに、現場で戦う“真の主役”たちが語る 魂と肉体の東映ヒーロー激闘録。 『東映ヒーローMAX』で掲載した東映特撮作品に出演するスーツアクターへの インタビュー『東映ヒーロー仮面俳優列伝』全14回分に、 新規インタビューほかを加え、計20名とした大幅増補改訂本。 朝のスーパーヒーロータイムは観ているけれど、特撮雑誌とは無縁。 スーツアクターの方々の名前も、多少知っている程度。 と言うレヴェルでしたが、本当に読み応えのある本です。 いかにも昭和の大らかな、今では無理なエピソードも数あり。 最前線で演じられている方、今はアクション監督など撮る側に回った方、 時代や視点、立場の互いが出ていているのが面白くて。 彼らが演じてきた特撮のヒーロー・敵役の名称がたくさん出てくるので、 気になったらアレコレ調べてみると面白いかと。 画像を見ただけで、苦労した理由を納得してしまったのもありますから。 区切りが良く読めると言う事で、旅行に持参したのですが、 1ページ3段あって、読むのにトータル2時間以上かかりました。
今日の本 「ジョン・レノンから始まるロック名盤」(中山康樹/講談社:10年)
先日、「ビートルズから始まるロック名盤」の増補・改訂版を読みましたが、
そのオリジナル版に続きリリースされた、70年代バージョンを手にしました。
何だか入手しにくいようですので、図書館にて探しました。
著者は中山康樹氏。元「スイングジャーナル」編集長。
「マイルスにいちばん近い日本人」といわれているとのこと。
本書、50枚のアルバムにて、70年代のロックを俯瞰する内容。
60年代と同様に、一般書籍であり、有名どころをピックアップ。
70年代の後半になると、リアルタイムで聴いた作品もちらほら。
リアルタイムでなく、気になって、後年、手にしたアルバムももちろん多いです。
例えば、ルーリードやスライなど。
スライのアルバム「暴動」は、LPで持っていますが、ずいぶん聴いていないので
改めて聴いてみたいです。
また、未聴の作品で気になったのは、レナード コーエンの
「ある女たらしの死」。
『70年代版ウォール・オブ・サウンドの退廃美』と紹介されていますね。
70年代、ほんと名作が揃っています。
その後、このシリーズとしては、2011年に「伝説のロック・ライヴ名盤50」が
リリース済。
こちらも読んでみたいところ。
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他の人たちどうしの出会いを豊かにする視点を持っていれば、社会全体で出会いは広がる。target -こんな人にオススメ- セミナーの講師など、大勢の人を相手に話す機会がある人。具体的なアイスブレイクの例が多く紹介されているので、そのまま使うこともできる。 real -本音- 具体的なアイスブレイクの手法を求めている人には、かなり分かりやすい本であるが、一つの知識として、読んでみようと思った私にとっては少し味気なかった。
文脈にそって、自分の思考を深めていく作業は、言ってみればガイド付きでエベレストに登るようなもので、自分一人ではとても到達できない高みまで登っていくことができるでしょう。target -こんな人にオススメ- 私と同じく、読書にはまってきた、これからたくさんの本を読んでいきたいと考えている人。 real -本音- 読書に関する技術のエッセンスが散りばめられている。すぐに実践してみようという内容もいくつかあった。 また、重ね重ね読書の重要性を説いており、そのマインドを身につけるのにはもってこいの本と言える。
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『弁護士布施辰治』
大石進(布施辰治の孫)
西田書店(2010)
著者も布施も色覚異常
キリストの教えと墨子の教えの酷似
司法官補から将棋棋士の門をたたく
国技館でマイクなしで講演した
大声は講演者の必須条件
娼婦を救出するため救世軍の士官に何度も結婚させる
平和主義者にして死刑廃止論者
星亨からアメリカ流の弁護の技術を学んだ
夜行列車の二等車に乗るも現地に着く直前に三等車に移って降りる
依頼人に負い目を感じさせないため
天皇裕仁は天皇制の囚われ人
日本国憲法改正私案
朝鮮建国憲法草案
君は民の心を酌んで君の心とし、民は君の心を体して民の心とす。
to bring together the will of the Emperor and the will of the people
君意民意相即不二一体の日本的民主主義を実践するポツダム宣言の履行
the Potsdam Declaration will come to mean the unsurpassed unification of the Imperial wll and that of the people
他国民を愛するものこそ自国民を愛することができる。布施こそ真の愛国者だ。羅鐘一
生きべくんば民衆とともに 死すべくんば民衆のために
森正が伝記執筆中
☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5
国技館でマイクなしで講演って、
相当に声がでかいってことかな。
・今日の一言(本文より、李光洙)
朝鮮青年独立団ハ二千万朝鮮民族ヲ代表シテ正義ト自由トノ勝利ヲ得タル世界万国ノ前ニ独立ヲ期成センコトヲ宣言ス。
朝鲜青年独立团,代表两千万朝鲜民族,在取得正义和自由的胜利的世界万国之前,宣言期望的独立会成功。
조선 청년독립단은 우리 2000만 민족을 대표하여 정의와 자유를 쟁취한 세계 모든 나라 앞에 독립을 성취할 것을 선언한다.
As a representative of 20 million Korean people, the Korean Youth Independent Corps declares that we will achieve independence in front of all nations that have previously achieved justice and freedom.
「読み終わった本」リスト(忘備録)、2014年12月分です。
▼読み終わった本
*「韓国人の研究」
黒田勝弘・著、角川oneテーマ21
「ネットの自由」vs.著作権: TPPは、終わりの始まりなのか